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なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論
なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論
野村泰紀/講談社
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総合評価

36件)
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    内容面白いが、3章以降難しくなる それぞれが繋がってるんだなと言うことまでかな!次はもう少し簡単に漫画を入れてお願いします

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    投稿日: 2025.08.11
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    現代物理学の基礎研究・理論についての分かりやすい解説書。一般向けに丁寧に順序だてた記述で、「宇宙」を解説してもらえます。読みながら「ちょっと待って、どこまで突き詰めてくの?」と言いたくなるくらい、自分の漠然とした聞きかじった宇宙・物理学の知識がいい意味で壊されていく。「カミオカンデでニュートリノが観測」とかニュースの字面では分かったつもりになっていたけれど、素粒子論と宇宙論がこんな風に同じ領域のものとはね。SF好きを自認してた自分が恥ずかしくなるくらい、この分野について無学だったことがわかりました。ビッグバンすら「宇宙」のほんの一コマでしかないって、扱ってる範囲が広すぎでしょう。ダークエネルギー、場、泡宇宙、マルチバース・・わかった気にさせてもらえました。 本書を読んでるとSF読んでるみたいです。『三体』を読まなかったら、おそらく手に取らなかった本書。本好きって楽しい♬

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    投稿日: 2025.08.08
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    我々が住む宇宙がなぜ存在しているのか、どのように生まれたのかということについて焦点を当てている。 導入部で示されているように、まるっきり初学者向けというわけではないため、そこそこ難解だった。 特に後半部(インフレーション以後)は唸りながら対面し、なんとなくの理解で読み進めた。 この分野の人々は天才だなと。 あとがきの、学者としての仕事に対する愚痴(?)がなかなか痛快だった。この場で「頑張れ!」とエールを送ります。

    0
    投稿日: 2025.08.06
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    めちゃくちゃ面白かったです!! 現在の宇宙物理学がどこまで進んでいるのか、 どこまで解明できていて(理論と観測の一致が確認できていて)、 正直ベースでどこが未解明で、その未解明な部分を説明しようとすると、どのような追加理論が必要となって… ということを、僕のような素人にもとても分かりやすく説明されています。 きっと想像を絶するくらい難解な宇宙のことを、 ここまでかみ砕いて説明されるのは、本当に苦労されたと思いますし、 本質を理解出来ていないと出来ないことだと思いました。 そういう意味で著者の野村さんは凄いと思います。 (当然本業の研究分野でも凄いのだと思いますが) はじめにやあとがきで触れられている「宇宙科学者のリアル」についても、 とても面白かったです。 (壮大な宇宙の研究していても身近な小さいことにくよくよ悩むのは普通の人と変わらない、など笑) 宇宙にがぜん興味が湧きました。 (先日JAXAに行ったくらい…笑) ありがとうございました!

    22
    投稿日: 2025.07.16
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    ワクワクしながら読んだが、私立文系には理解困難な部分も多々。 ただずっと読んでみたかったブルーバックスを読めたのと、宇宙の面白さに気づけたので満足とする。 •宇宙に存在する全物質の質量の大部分はダークマター。私たちが宇宙といったときに真っ先に思い浮かべる銀河や星は宇宙にとってはある意味不純物のようなものである。 •ウィンプ→ダークマターの有力候補 •私たちの宇宙は、初期には完全に一様で超高温高密な世界だった(BIGBANG)。そして今私たちを構成する通常の物質は、反物質との対消滅を逃れたわずかな残りカスであり、現在の宇宙のエネルギーの数%を占めるに過ぎない。 •宇宙は大きく見れば一様であり、その超初期にはインフレーションからビッグバンに繋がる再加熱が起こった。そしてそれ以降の宇宙は時間と共に冷えていき、温度が十分に冷えて光が自由に伝搬できるようになった時刻(宇宙の晴れ上がり、宇宙誕生から38万年後)があり、そこから放たれた光が138億年後の私たちに伝搬してきている。 •宇宙に関する常識は時代を追うごとに変化している。見えているものや直感的に感じられるものを常にそのまま信じ込むことにはリスクがある。 •マルチバース理論→私たちの宇宙は、無数にある宇宙たちの一つに過ぎない。その周りには、性質(空間次元の数、真空のエネルギー値、素粒子の種類や質量等)の異なる宇宙が無数にある。

    0
    投稿日: 2025.06.22
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    超弦理論やマルチバースなど、断片的に聞いた事があるキーワードが宇宙論全体の中でどのような位置付けで何を説明しようとしているのか大枠が掴めて良かった。 著者が書いているように宇宙論などに興味を持っている人を想定していて色々な専門用語が出てくるが、数式はほぼ使わず言葉や例えを駆使して概念の説明に徹されている。既存の理論に基づいた仮説を実験で検証し、そこから得られた結果の解釈からまた新たな概念や理論を打ち立てて新たな宇宙像を描いて行く果てしない取り組みが垣間見れる。

    0
    投稿日: 2025.06.14
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    古い知識のまま止まっていたが、最新宇宙論の「マルチバース理論」が、こんなに刺激的だとは思わなかった! 野村泰紀教授が出演している動画「ReHacQ」を偶然見たところ、内容のあまりの面白さにハマってしまい、教授が出演している動画を探しては見まくってしまった。 私自身は完全に理系から脱落した人間。 文系にもなりきれず、今でも中途半端な感じでいるが、とにかく物理がダメだった。 高校の時に物理の授業を聞いていても、全く理解できず。 テストで0点を取ったこともあるくらい、完全に肌に合わないのだと思っていた。 しかし、こんな大人になってから教授の説明動画を見たら、メチャクチャ分かりやすいじゃないか。 そもそも宇宙には興味を持っていたし、子供の頃だって「学研の科学」を定期購読していたくらい、科学好きだったのだ。 改めて物理0点の私だが「高校の時の先生の教え方が悪かっただけじゃないか」と思い直して自分を慰めた。 今さらながら歴史を追って物理学を学んでいくと、こんなに頭に入るのか。 「なんだ、そういうことか!」と腹落ちする感覚は、大人の今だからこそ、余計に心地良い。 難しい数式は相変わらず理解できないが、こんなところで学ぶコツが見つかるとは、良い時代になったものだと思う。 学校の授業で良い先生と巡り合わずとも、こんな素敵な動画に出会えれば、それだけで勉強するきっかけになる。 調子に乗って今回教授の書籍を購入してみたのだが、すでに動画で概要を見ているだけあって、「これは面白い」とすんなり入った。 予備知識なく本書を読むと、少々難しいかもしれない。 しかし、私個人としては本当にお薦めの書籍である。 仕事に直接役立つものではないかもしれないが、充分に知的好奇心をくすぐられる内容だ。 本書を読んで宇宙に思いを馳せ、人生が豊かになるなんて、すごく素敵なことじゃないか。 改めて本書内で、読み応えを感じるのは、後半に設定された第5章と第6章。 我々の住む世界が、あまりにも良く出来過ぎているという話と、マルチバースに関する部分だ。 この2章分については、ワクワクしながら何度も読み返してしまった。 今になって子供時代に読んだドラえもんだったり、SFの世界の話を思い出してしまう。 人間の想像力は果てしないし、分からないことを探求する力も素晴らしいと思う。 宇宙については、今でも分からないことが大半で、その壮大な難問を何とか解き明かそうと日夜努力している人がいる。 それだけで、大きなロマンを感じてしまう。 東京で空を見上げても、星空はほとんど見えないが、空の遠くに宇宙があることは実感できる。 これだけ広くて大きな宇宙だから「そこに存在して当然」と思ってしまうし、変化がないものだと勝手に思っていた。 改めて、宇宙が誕生して約138億年。 今現在も加速膨張を続けているのだそうだ。 加速し続けているのだから、いつかは光の速度を超えてしまうらしい。 (加速膨張によって、光の速度を超えるのは、相対性理論と矛盾していないとのこと) そうなると、宇宙の端から出された光はいつか地球に届かなくなり、宇宙がどこまで拡大しているのかも観測できなくなってしまうということだ。 そんな未来は何億年も先らしいので、我々人類がすでに消滅しているかもしれないのだが、そんなことを想像するだけで面白い。 こうして今でも、宇宙は大きく動いている。 そんな宇宙の存在自体が、そもそも奇跡的だと聞いたら、どういう印象を持つだろうか。 我々が暮らす「宇宙」は、実は「あまりにも良く出来過ぎている」のだという。 このことは、私自身本書を読むまで(教授の動画を見るまで)、全く知らなかった。 そもそも「地球はあまりにも良く出来過ぎている」というのは、良く聞く話で、理解はしていた。 太陽との距離がたまたまバッチリで、衛星としては大きな月が地球の自転を安定させ、温度的に熱くも寒くもなり過ぎずに、水で満たされた星として存在するなんて、それだけでとんでもない奇跡なのだ。 それと似たようなことが、我々の暮らす宇宙でも起きているらしい。 宇宙の構造や膨張を記述する理論モデルがあり、そのモデルの振る舞いを具体的に決める数値(パラメータ)が、設定されているのだが、このパラメータをほんの少し変えてしまうだけで、我々の宇宙の形にならずに、全く違う宇宙になってしまうのだという。 具体的には、我々の宇宙が誕生した時は、物質・反物質が半々だったはずが、なぜかCP対称性が破れて(こういう表現で説明するらしい)、我々が住む「物質の宇宙」が出来上がったのだという。 これだけ聞くと「なんのこっちゃ」だが、我々の常識(21世紀の知識)では、宇宙には天体があり、それらが銀河や銀河団を形成しているということだが、それ自体が本当に針の穴を通すかのごとく、偶然に出来上がっている世界なのだという。 ほんの少しパラメータを変えるだけで、「物質の宇宙」が出来上がらないはずなのに、なぜ我々の宇宙だけがあまりにも都合よく「物質宇宙」となっているのか。 さらに言うと、そんな宇宙になぜ我々のような人間が地球に生まれたのか。 (人間も当然「物質」で出来ている) 考えれば考えるだけ、「あまりにも良く出来過ぎている」のは間違いない。 この「なぜ」は未だに解明されないのだが、これも世界の天才物理学者たちが、科学的に解き明かそうとしている。 それだけで尊敬してしまう。 我々凡人に在りがちだが、目の前のほんの一部を見ただけで、それが世界のすべてだと思い込んでしまうのは、本当に勿体ないことだ。 本書内でも「とらわれている常識を外してみることが大事」と説かれているが、大きな視点で物事を捉え直してみることが大切なのだろう。 そうでなければ「我々の宇宙は無数に存在する泡宇宙の一つに過ぎない」などとは思えない。 マルチバース理論はメチャクチャぶっ飛んでいる。 単なる想像の世界ではなく、科学的に論理立てた上で仮説しているのが面白い。 どうやってそれらを証明していくのか、解き明かしていくのか、本当に興味があるのだが、我々の世界があまりにも良く出来過ぎていると感じる一方で、これからのAIの進化含めた未来がどうなっていくのか、本当に興味がある。 自分自身、どうやってこの先の人生を生きていくのかを、真剣に考えなければならないのだが、そんなことよりも、「子供の頃に想像した未来世界」が訪れることに興奮してしまう。 宇宙の存在が奇跡であれば、地球の存在も奇跡そのもの。 そんな地球に我々はたまたま知的生命体として生まれ、そしてたまたま世界の謎を解き明かそうとしたり、AIの進化も含めて、人類の存在意義が問い直される時代に生きている。 時代がほんの数百年ズレて生まれていたら、私自身まったく異なる人生を送っていたのだろう。 数百年なんて、宇宙の歴史138億年からしたら、ほんの誤差の範囲だ。 本当に「あまりにも良く出来過ぎている」と思ってしまう。 その奇跡に感謝して、知的好奇心を大いに刺激していきたい。 50代の今になって、素敵な書籍に出会えたことに感謝している。 (2025/3/9日)

    5
    投稿日: 2025.05.12
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    図書館に無し 私のリクエストを受けてなのか、令和7年5月18日に購入された。 初期の宇宙は非常に高エネルギー密度の状態にあったので、素粒子物理学の知識を用いないと調べることが出来ない。 2022年に執筆され、とても新しい。 ダークマターの候補として、「ウインプ」を提示したりしている。 ただ、内容がとても難しい。 インフレーション理論のうち、スローロールインフレーションについての説明がかなり難しい。 著者は簡単に「宇宙の外側」という言葉を使っているが、何の説明もないため、宇宙の外側とは何かが全くわからない。 この本を理解するためには、かなりの量の宇宙物理学、相対性理論、量子力学の本を読んでおく必要がある。

    0
    投稿日: 2025.03.11
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    まえがき 第1章  現在の宇宙 第2章  ビッグバン宇宙Ⅰ ―宇宙開闢約0.1秒後 第3章  ビッグバン宇宙Ⅱ ―宇宙開闢約0.1秒後「以前」 第4章  インフレーション理論 第5章  私たちの住むこの宇宙が、よくできすぎているのはなぜか? 第6章  無数の異なる宇宙たち ―「マルチバーズ」 エピローグ~私たちの宇宙の将来 あとがき さくいん

    0
    投稿日: 2025.01.11
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     宇宙の始まりや高速よりも早いスピードで膨張している理由がわからなくて、読みました。ビッグバン宇宙とギリギリインフレーションまではなんとかついて行ったのですが、真空のエネルギーから苦しくなりまして、マルチバースになると歯が立ちませんでした。

    70
    投稿日: 2024.11.10
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    めちゃくちゃ難しいのにめちゃくちゃ読み易い。 そしてワクワクする。久しぶりにページをめくる手が止まらない本に出会えました。

    2
    投稿日: 2024.10.18
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    激ムズだったので、とっかかりやすいところだけピックアップして読みました。来週ロングフライトがあるからそこでリベンジしよう...

    1
    投稿日: 2024.10.12
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     本書の内容は、副題にあるように現代宇宙論の初心者むけ解説書である。初心者といっても、宇宙に関心がありこの手の本を何冊も読んでいる人を対象にしていると思われる。  平易に書いてあるが、内容を理解するのは容易ではない。特にページが進むにつれ説明が早くなる気がする。より難しい最新の解釈のところほど、丁寧にゆっくり説明してほしいところだ。ブルーバックスは昔からそのような傾向がある気がする。  難解な本書だが、マルチバースがストリングスやダークエネルギーなどの理論や観測結果と矛盾しない・或いはそれらから導けることを説明したようだ。その解釈の中に本書の題名の回答がある。  将来、この解釈がどれくらい正しいと認知されるか、10年後のブルーバックスが楽しみである。

    0
    投稿日: 2024.08.24
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    インフレーション、ビッグバン、ダークマター、ダークエネルギー、マルチバース理論などを初学者向けに紹介。と、いっても、かなり読みごたえがある。宇宙の開闢の際は1マイナス38乗から1マイナス26乗ほどの間でインフレーション、更にはビッグバンが起こったそうである。この悠久に思える宇宙誕生のこの極微の時間での激烈な作用と言ったら!宇宙のことをもっと知りたいと感じさせてくれる好著と思う。

    0
    投稿日: 2024.03.24
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    UCBの野村教授による一般向け宇宙解説本。語り口が変に読者に媚びたり、反対に専門用語連発で突き放すようなことをせず、極力平易な言葉、ニュートラルな表現で現代宇宙論が解説されている。宇宙専門でなかった物理出身としてはレベル感がちょうど良くとても面白かった。ダークエネルギーは要は真空のエネルギー(そう言われたらまあそうか)、ダークマターの候補として考えられているWIMPなど知れてよかった。あと超弦理論の10とか11次元とかいう空間+時間以外の次元の概念について、それらの次元軸はドーナツみたいに輪になっていてかつそのスケールが見えないほど小さいから存在しないように見えるという解釈が、素人なりに初めて腑に落ちた気がした。 自分が生きている間にダークマター・ダークエネルギーの正体は分かるのだろうか…ビックバン以前の状態は…

    0
    投稿日: 2024.02.21
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    めちゃくちゃ難しい。それでも興味深さは半端ない。 YouTube の PIVOT で見て、気になって本を読んでみた。 前提知識が多少あるからかほんの少しはわかるが、それでも相当難しい。 多元的宇宙論はフェルマーの最終定理の本か何かで読んだが否定的にとらえられていたかと思う。しかしながら、宇宙論では肯定的に捉えられていることに驚きだった。宇宙は人間であるべき形で作られているのではなく、結果として人間に沿ったものが残っているというだけ。そして他にもあるというのは大変興味深い。

    0
    投稿日: 2024.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最新の宇宙論が丁寧に説明されている。 用語を正しく使わないといけないことがよく分かった。 それにしても理論物理学の進歩・進展は凄い。

    1
    投稿日: 2024.01.19
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    前提知識があまりに不足していたため、内容を全て理解するのは難しかったがとても面白かった。マルチバースなど、SFでしか存在しないと思っていたが科学的に証明されようとしているのは興味深い。私たちは全エネルギー密度のうち5%しか理解できておらず、残りの95%は解明されていない。生きているうちにダークマター、ダークエネルギーについて解明されることを願う。

    3
    投稿日: 2024.01.14
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    2023-11-26 ぼんやりと知った気になっていたインフレーションやマルチバースの理論的背景をちゃんと知ることが出来た。理解出来たかは別にして。 少なくとも、マルチバースと並行宇宙(多世界解釈)の違いはわかった気がする。

    0
    投稿日: 2023.11.27
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    かなり、興味深い内容だった 僕としては真空のエネルギー密度が、「見積もり」より120桁小さく、この値でないと人類は成立しない、という事実がとても印象的 文面では、「誰かが人類に有利になるように設計したのでなければ、マルチバース、10^120の泡宇宙が生成されていると考えるしかない」と書かれていた 僕は、そう、前半の記述、「神が人類のために設計したから」と考える ただ現時点で謎のダークマターやダークエネルギーが解明されれば、その理論の中で、なぜこのような都合の良い値になったかは分かるのではないかと考えている

    0
    投稿日: 2023.07.26
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    かなり平易に書いてあるとは思いますが、やはり一部は難解です。私の場合は、毎回、「時間」で躓きます。著者が述べているように、本書で書かれてあることは「ほぼ確定」しており、「ここしばらく変わることはない」というのが凄い。そうなんだ〜。理論が先でその証拠がずっと後になって判明する。どうやって確認したんだろう。人間の頭脳って凄いなぁ、と。本書で改めて認識できたのはマルチバース、泡宇宙の考え方。何となくストンと理解。エピローグがまとめとしてしっくりきました。

    0
    投稿日: 2023.05.15
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    2022年4月出版ということで最新の宇宙論を知ることができます。が、著者自身も言っている通り宇宙論や量子論にかなり触れたことがないとなかなか難しい。副題の通りに本書を「はじめて」に選ぶと挫折する方も多いかと(類書を何冊も読んでいても相当に難しかったです) とはいえ特にマルチバース理論が現代宇宙論においてどのように発展しているのか漠然とでも学べたのは良かった。宇宙の途方もない広がりに思いを馳せると頭がクラクラする思いだけど、まだまだ勉強を続けたい。最新の科学知識を仕入れることで最新のSFも楽しめるし自分なりの空想や思考もまたはかどる。

    0
    投稿日: 2023.01.18
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    ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC14088482

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    投稿日: 2023.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ●宇宙論の対象 ・宇宙のより全般的な性質、たとえば宇宙全体の「形」はどうなっているのか、宇宙はどのようにして始まり、どのように終わるのか、といった問い →一般にイメージされる惑星系、銀河、銀河団等を調べるのは天文学、天体物理学の分野

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    投稿日: 2022.10.30
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    決して簡単に理解ができる内容ではない為、果たして自分の理解が何%程度なのかすら自覚できないものの、宇宙を考えると言うことの壮大さや日常の小ささ、地球であり、人類ができたことの奇跡的な偶然などを考えざるを得なくなる。後半に出てくる超弦理論、マルチバースのテーマはそのタイトルはよく目にするものの、内容の濃さ、複雑さに改めて驚愕した。

    0
    投稿日: 2022.10.23
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    展開する理論について行ってるとはまったく思わないが、無茶苦茶面白かった。この宇宙の始まりのところや、ダークマター、人間原理、マルチバースなど、変な表現だけど、解らんなりに腑に落ちた(^^)。ああ、宇宙論もここまで来てるんだ、との感慨深い本です。作者の筆力に感謝。

    1
    投稿日: 2022.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

     新聞の広告で見て通販即買いで手に取った。  なるほど、最新の宇宙論ってそういうことが議論されているんだ。  数式は一切使用しないで最新の宇宙論を解説してくれている。最新の研究では、超弦理論をもとに「マルチバース」の存在を前提とした理論的な解決仮説が主流であること。  なるほど、たいしたものだ。

    0
    投稿日: 2022.09.24
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    宇宙論は好きなので何冊も読んでるけど、これは最近出た本だけあって最先端の話もあり、またとても丁寧に書いてくれていて、今までいまいち理解できてなかったこともよく理解できた。とても良書。

    0
    投稿日: 2022.08.21
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    面白い。 最新の宇宙論はどの辺まで来ているかって言うのを紹介していて非常に面白い。 今まで量子力学や宇宙論の本を読んだことのある方に適していると思う。 カバーしている範囲は広いがそれぞれ少し掘り下げて説明してあるので理解しやすい。 今までキワモノ扱いだと思っていたマルチバース論も理論の帰結として相当有力になっていると言うのも驚いた。

    0
    投稿日: 2022.08.21
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    ある程度の素養を持つ人(≒ブルーバックスの宇宙論の本を 読む人)に対し現代宇宙論をわかりやすく説明した本。大体 今までに目や耳にした説・内容であったが、その当時議論の 最前線であった説が、ほぼそうではないかと言っていい説に なっていたりして、時の流れを実感することができた。

    0
    投稿日: 2022.08.14
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    オーディブルで一度聞いたが、途中ででてくる図表が気になり紙本を買った。 量子力学とマルチバース理論がわかった。真空のエネルギー、ダークマター、なども。これら最新理論をわかりやすく解説するのは骨の折れる仕事だったと思う。労作。

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    投稿日: 2022.08.13
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    なぜ宇宙は存在するのか ・・・宇宙は「ユニバース」ではなく、「マルチバース」かもしれない・・・ 本書は、宇宙に関する近年の理解を、一般の人向けに解説しています。一般の人向けと言えども、高校生の物理くらいは理解していないと、すぐに眠くなってしまうかもしれません。私も理系の人間ですが、表面的にはわかったような気になっていますが、人には説明できないです。 宇宙が何で構成されているのか、宇宙のはてはあるのか、その先には何があるのか・・・ 個人的に印象深かったのは、 この広大な宇宙の中で、それこそ天文学的な確率の偶然で人類がうまれ、その人類が宇宙全体の謎を解こうとしている、という部分。 また、非常に大きな単位と小さな単位が混在する所も神秘的。広大な宇宙の謎を解くためには、微小な粒子・波・エネルギーを観測する必要があるんですね。 私にとって、この本の効用は3つ。 自分の悩み・ストレスが小さく感じられること、 周りの人々や自分の存在が貴重だと感じられること、 そして、頭がよくなったように錯覚すること

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    投稿日: 2022.08.07
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    面白かった しかしとても難しかった 正直に言って本質的な理論の部分(公式等)は全くといって理解できなかった為 ふんわりとした表層だけを撫ぜた様な物だと思う それでも現在考察されている宇宙の姿が朧げながら感じられ たった長くても百年程度しか生きられないこの身で想像もし難い果てしない時間空間に触れられた様な気持ちになれる楽しい書籍だった 今後の宇宙論の発展を願わずにはいられません

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    投稿日: 2022.06.16
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    久々によく分からん内容だが、何だか面白いものを読みました。 こういうのはやっぱり定期的に読まないとダメですね、生きるリズムの一つとしての好奇心のバロメーターですし。 しかし、こういう世界に浸かっているのも想像してはいましたが、大変みたいですなぁ。結びが急に現実に引き戻された感じで、凡民が急に理解できる内容になってます。。。

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    投稿日: 2022.06.03
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    いま宇宙を研究している人たちの間で何が分かっていて、何が確からしいと思われていれ、何が分からないかを知ることができる。 スケールが超絶にでかい話ばかりなので、楽しい。宇宙、他にもあって、ぶつかるのか。

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    投稿日: 2022.04.24
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    誰でも一度は考えたことがあるだろう。  宇宙の外側はどうなっているの?  宇宙が始まる前には何があったの? こうした問いへの答えが、最新の理論を説明しながら、読者の前に提示されていく。実は、この2つの問いは、同じ答えに帰着しているという、驚くべき理論から導出される。 基本的な事柄を、丁寧に説明していく序段。 この平易さに心地よさを感じていると、中盤から難度があがり、頭の中にわだかまりのような曇りを残したまま、終盤のクライマックスにいく。 最終章は、謎の本質に迫る内容で、ぐいぐいと引き込まれていくが、かなりの素養がないと、この醍醐味を味わうことができないのでは、と思う。 人間の脳内活動だけで、どこまでも突き詰めていくことができる、その能力の不思議さも、本書のテーマの不思議さに匹敵すると、改めて感じさせられた。

    3
    投稿日: 2022.04.24