
総合評価
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powered by ブクログ軽い気持ちで手に取ったが、なかなかに重い作品。話の先も知らないので、ハラハラする。 デジタルタトゥー、SNS、アウティング、デートDV、肖像権、芸術観、欺瞞、美談化…。 過去の純情を現在の理性から断罪することはありなのか? 私のこれまでも、過去の様々な恋愛の中で互いに想いを繋ぎ合い、ぶつかり合いながら、ゆるやかな関係性に落ち着いたり、決別したりと、様々な今につながるのだが…。 (作中は年齢的に犯罪だけど) 「本音とか大切なこととか感情とか、 その時に言わずに溜めまくって、 後になってぶちまける」ことへの違和感が先に立つ。 線引きが難しい…。
5投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ最後までいっきに読みました。 爽快な読後感と、ざらりと残る気持ち悪さ、言葉に出来ない怒り。 性加害に立ち向かっていく作品はあまり見たことがないかもしれないな、もっと世の中にこのようなストーリーが溢れて欲しいなと感じました。 特にこの漫画は、「こどもへの性暴力」がテーマです。 被害者自身が主人公でなく、中学時代の同級生という、性加害を他者の目線で見る構成が印象的でした。 (やや冷静に客観的かつ俯瞰的に出来事を辿る一助となる。私ならどうするだろうと考え続けた。) 被害を被害と認識するまでに、とても長い年月がかかる。 重く暗い澱が心の中にずっと残っている。 記憶は消せない。 ベリーショートにしている理由。 14歳の自分を救いたいと動く被害者の心理描写や、葛藤しながらも共に闘おうとする友人、多感な高校生の子供たちも其々の考えを友人とぶつけ合い、加害者の妻の心情の移り変わりなど、女性達の描き方はとても丁寧で良かったです。 子供の様子を目の当たりにして、加害者の妻(性被害に遭った子の母)が一緒に髪を切るシーンは泣きました。 しかし、加害者の最後がいまいちでした。 女性達とは対照的。 他人事のように終始ぼんやりしている(ように見える)のが、妙にリアル。 自覚も反省もあまりないのではないかと。 絵画教室などで再発があるのでは…と恐ろしくなります。 改心した風で、妻とも子供とも変わらず過ごす。仕事も続ける。 離婚して、裁判して…くらいの流れにいって欲しかったです。 なんだか悔しい。 被害を受けた側は人生を歪まされているのに。 当時の犯罪は問答無用で許せないが、 中年になっても、ずっと20数年前の少女の幻影を追い求めているくらいなので、治療が必要なレベルでは。 凄まじく気持ち悪い。 「恋愛」では絶対にない。 自分達に都合よく認知を歪ませ、正当化するのは辞めて欲しい。 終盤の呑みながら話す加害者の友人が、世の男性の声ではないかと思うと、薄ら寒い。 「暴力」「支配」「強要」だと明確にしなければいけない。 先生と生徒の恋愛漫画とか、全部なくなって欲しい。 どうしたら防げるのかを考えたい。
3投稿日: 2025.05.25学校の図書室に置いてあってもおかしくない
『芸術』なら何しても良いの?から始まり、大人が子供に恋愛感情を持つと言う事。娘だからと介護要員にされる事等等社会問題を分かり易く漫画に散りばめられています。重くてゲラゲラ笑えるような漫画ではないですが、とても良い漫画だと思います。
0投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ40代の女性が主人公 昔の親友との確執を解いていくようなストーリー? 主人公のイタさがなんとも言えない不穏さがある… この物語の結末はどこに向かっていくのか、まるで見えてこない
0投稿日: 2023.05.25
