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海蝶 海を護るミューズ
海蝶 海を護るミューズ
吉川英梨/講談社
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総合評価

14件)
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    海上保安庁初の女性潜水士を描いたシリーズ。 発売当初はスルーしたけど、「悪い女」を読んだら、まともな話を読みたくなって、今更ながら読んでみた。 父も兄も潜水士の愛は、東日本大震災の時に津波に飲まれていく母を助けられなかったことを後悔しながらも、海上保安庁初の潜水士となる。 東日本大震災の時の描写は、読んでいて辛くなるし、行方不明のままの家族を探し続けるそれぞれの家族の想いはすごく伝わる。 が。 そこは吉川作品。 何となく軽さが残ってしまうのが残念。 それに愛の技術では、まず潜水士には慣れないだろう。 と素人でも思ってしまう。 本題自体も漂流者がテロリストみたいな奇想天外な感じも受け入れ難い。 でも、まだ1作目。 2作目も出ているようなので、とりあえず2作目を読んでみよう。

    37
    投稿日: 2024.10.22
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    感染捜査と同じ作者さんかな? 設定の時点で大きな流れは読めるけど、それでも物語に引き込まれるし面白かった! 最後は色んな感情が込み上げてきて泣ける… 震災にトラウマを持つ人ってたくさんいるんだろうな。あれこれ考えると悲しくて仕方ない。 続編があるらしいのでそっちも楽しみ!

    10
    投稿日: 2024.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者初読。他の方のレビューを見て興味を持った初めての本。 面白かった! 海上保安庁の潜水士として働く女性が主人公。所謂海猿の女性版。父と兄も同じく潜水士として海上保安庁に勤務する。東日本大震災を経験し家族の心がバラバラになってしまったが、ある海難事件を通して再び家族の絆を取り戻す。私ならパニックになりそう。足が地に付かないと不安だから。途中、読んでいるだけで息苦しくなる場面もあったが、トラウマを克服できたし、めでたし、めでたし。どなたかはもう分からないけど、興味が湧くレビューをしてくれた方にも感謝でーす!

    1
    投稿日: 2024.09.19
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    海上保安庁初の女性潜水士のお話です。 一気読みでした。 とても良かった。面白かった。最初から最後まで目が離せませんでした。 途中の東日本大震災の描写はとても切なかったですが、ラストは涙しながら読み終えました。 この本を紹介してくださった方に感謝します^_^ 続けて続編の「海蝶鎮魂のダイブ」に挑戦です。

    75
    投稿日: 2024.01.27
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    男ばかりの現場で女であることの葛藤が、トラウマと共に描かれていて、好感を持てた。体の性差が社会的立場を作ることは逃れられ無い。制度、慣習など女には闘うものが男よりも多い。 何度か過去のエピソードが繰り返されが、転換かいまいちスムーズでないのが、少しばかり読みにくく感じた。流行りのお仕事小説としては良いが、それ以上ではない感じ。

    2
    投稿日: 2023.11.03
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    さすがベテラン作家さん。あんまり知らなかった海上保安庁の潜水士たちのお話しでした。しかも女性が主人公!シリーズみたいなので気にしておきます。

    2
    投稿日: 2023.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    序章の場所と日時で、少し怯む。 これからどんな描写があるのか…想像してしまう。 海上保安庁初の女性潜水士・忍海愛。 海猿ならぬ海蝶として始まる日々は、先が気になってどんどん読み進める。 ところどころで明かされる序章後の出来事は想像通りなのだが、 途中で描かれている3.11の描写は、読んでいるだけで苦しい。 潜水士として愛の初めての仕事は、釣り船転覆事故。 沈没船捜索の船外活動だった。 男性ばかりの中で、一人女性として潜水士の活動をする難しさだったり、事故と思われた転覆が、実は事件だったり、とても引き込まれて読んでいった。 ただ、この事件の犯人側の部分については、今ひとつストンと入ってこなくてスッキリしなかった(気になって読み急ぎ過ぎたからかも?)。 海上保安庁の話は、とても興味があるので、愛のこれからが早く読みたいと思う。

    5
    投稿日: 2023.01.15
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    女性初の潜水士「海蝶女性初の潜水士として注目を集める、横浜海上保安部所属・忍海愛。 兄は特殊救難隊、父もベテラン海保潜水士。 新米で女子の愛は、現場には気を使わせるお荷物的存在だったりするけど、持ち前の観察眼で事件解決の糸口を発見したりもする。 出だしの舞台が気仙沼だったので、あーこれは…と思ってたらやっぱりきた。地震だ。 で、一瞬読み始めるのを躊躇う。 でも、吉川英梨さんならきっと…と思い直して読む。 事故から事件へ、そして過去も事故も絡んで、震災と、その傷痕の深さと、家族の繋がりも…関係も複雑だし、読んでる気持ちも複雑で、ドキドキとハラハラとザワザワ…。 でも、良かった!次も一気に行きます!!

    1
    投稿日: 2022.12.31
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    不可解な沈没、海底の義足、救助を拒む女。 日本初の女性海保潜水士が海に潜む闇に挑む! 手に汗握る長編サスペンス 海上保安庁初の女性潜水士・忍海 愛。 男性の同僚に比べて体力も技術もまだまだだが、誰にも負けない観察力の持ち主だ。 釣り船転覆事故の知らせを受け、潜水班を乗せた巡視船ひすいが八丈島沖へ急行。 初めての海難対応の焦りで命の危機にさらされる中、愛は沈みゆく船に奇妙な違和感を覚える。 それは海保を震撼させる事件の始まりだった。

    1
    投稿日: 2022.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    吉川英梨の新シリーズ、女性海上保安官で初の潜水士 忍海愛、つけられた名前は「海猿」ならぬ「海蝶」 父も兄も海上保安官の潜水士 東日本大震災で母を亡くし(遺体は見つかってない)、3人の関係がギクシャクしていたが、愛の最初の出動で最後には3人の絆が確かなものになる。 それにしても、吉川英梨の小説はサクサク読める!

    1
    投稿日: 2022.09.10
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    日本初の女性潜水士、忍海愛を主人公としたシリーズ第1作目。 水難事故で救出した人がどうやら訳ありで、事件の匂いが… 後半、事件の真相がわかってきてからが面白かった。 男性だけの職場に女性が働くことの大変さだったり、葛藤だったり。 家族の在り方だったり。 色々盛沢山だったけど楽しめた。 愛の今後の活躍も気になる。

    1
    投稿日: 2022.07.29
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    海上保安庁初の女性潜水士・忍海愛。男性の同僚に比べて体力も技術も劣るが、誰にも負けない観察力の持ち主だ。初めての海難対応の焦りで命の危機が迫る中、愛は沈む船に奇妙な違和感を覚える。それは海保を震撼させる事件の始まりだった。(e-honより)

    1
    投稿日: 2022.07.14
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    海保を舞台にしたサスペンスということで珍しいなと思って手に取った。フィクションとして楽しめたものの、やや犯人の動機や背景のインパクトが弱いなと思った。どんでん返しというほどでもないし。ただ主人公の愛の描写は良かったと思う。彼女の活躍が見たいので続編に期待。

    1
    投稿日: 2022.05.04
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    吉川英梨『海蝶 海を護るミューズ』講談社文庫。 日本初の女性海保潜水士・忍海愛を主人公にした新シリーズ。 プロローグから気仙沼市が描かれ、少し期待したのだが、恐ろしくつまらない。父親もベテラン海保潜水士、兄も特殊救難隊というあり得ない設定の中、弛いストーリーが展開する。2年の取材期間を経て、仕上げたようだが、気合が空回りしているような気がする。東日本大震災もこんな風に軽々しく扱って貰いたくないものだ。 定価924円 ★★

    8
    投稿日: 2022.05.02