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夏井いつき、俳句を旅する
夏井いつき、俳句を旅する
夏井いつき/悟空出版
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    2023年65冊目『夏井いつき、俳句を旅する』夏井いつき 読了。 やはり四季折々の美しさを僅かな音数で表す俳句というものの素晴らしさを改めて感じる。 #読書記録2023

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    投稿日: 2025.08.25
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    四季それぞれ俳句を集めた、俳句の読み解き方を楽しむ本。いつき節はかなり抑えめに、この句はこのように感じられる、このように楽しめるのではと短い文章で綴られている。 良い句を読む、良い句を楽しむ事が良い句を作る一つの道であるのだと強く感じる。 読むだけでは、ああそうねとか、何を言いたい?などと思うけれどそれを少し紐解いて貰うと、自分の中に映像がぼんやりとだが絵を結ぶ。 作者が自分の外を見て書いた句が、自分の中で絵になる時受け手にも楽しむだけの下地が必要なのだと感じる。俳句を作るための自然を楽しむ目は俳句を読んで楽しむ目と同じなのだろう。 好きな句は 高々と蝶こゆる谷の深さかな あるけばかっこういそげばかっこう もう敵機も来ない菜虫をとっている 蝶堕ちて大音響の結氷期

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    投稿日: 2025.01.21
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    俳句って季語が入っているからかとても綺麗だなぁって思った。 ひとつひとつの俳句を短く簡潔に、そして夏井さんの感じたことをさらっと混ぜながら解説してくれる。 俳句の魅力が伝わってくる楽しい本でした。季語をもっと知りたいって思った。

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    投稿日: 2024.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「プレバト!!」は毎週視聴し、夏井いつきさんの書籍も何冊か読んでいます。 季語とともに季節をたどり、俳句を鑑賞する本書。あらためて、四季というもののうつろい、日常の発見について考えました。 私たちは我儘なもので、夏の盛りにはさっさと涼しくなってほしいなあと思い、寒くなったとたんに頼むから早く春がきてほしいと願ってしまいます。つねにないものねだりをしているようで、もったいないことをしているのかもしれません。今日の風、今日の花、今日の自分自身を観察し、鑑賞することがよい俳句を切り出すきっかけを生むのだと感じました。 また、夏井先生の鑑賞の手際、筋道などが垣間見え、今後自力で俳句を鑑賞する際の手助けになると思います。 以下は夏井先生の鑑賞文も含め、忘れずにいたいと感じた句です。 ・椿落てきのふの雨をこぼしけり 与謝蕪村 ・車椅子は置いていく白靴と杖を ぐでたまご ・鳥類に小さき頭骨日雷 加根兼光 ・満月やアリクイの子の仁王立ち 幸の実 ・をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏 ・あなたなる夜雨の葛のあなたかな 芝 不器男 書き出したらキリがないですが、句そのものの良さに加えて、夏井先生の解釈を綴る言葉えらびもさすが、情景が美しくみえ、圧倒されます。 ちなみに、「鳥類に~」の句が一番好きです。私は鳥が好きでたびたび飼育しています。この小さくて賢い生き物の、フカフカ、ときにチクチクする羽毛と薄い皮膚の下にたしかにある小さくささやかな頭骨に思いを馳せ、かなしくなってしまいます。ここまでは私にも想像できます。ここに季語「日雷」を置くことによって、どういう効果があるのか。 夏井先生の言葉もいとおしく、何度読んでも涙が出ます。 また、私は松尾芭蕉も好きなのですが、辞世の句になった一句についても触れられています。こちらもちょっと泣けてしまいました。

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    投稿日: 2022.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テレビの「プレバト!!」を見て知りました。 愛媛は俳句が盛んだとか。 正岡子規のふるさとですもんね。 有名な俳人、現代の方、分け隔てなく解説を その解説もまるでエッセイを読むような ふーん、なるほど、なんて読みました。 ちょっとつくってみようかな なんて ≪ 十七音 奥に広がる この世界 ≫

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    投稿日: 2022.06.26