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敵は家康
敵は家康
早川隆、獅子猿/アルファポリス
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総合評価

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    司馬遼太郎以上にリアルな戦国時代小説! という衝撃。 その視点は天から地へ、政治から地面へと解像度を上げ、戦場の松明や汗が匂い、槍の煌めきや砂埃が目を射て、喧騒が耳を覆う。 「親のない子」が生きる目的はただひとつ、生き残ること! ムラを敵にまわす恐怖と、それでも情けをかけてくれる異性への淡い恋心… リアリティを緻密に描きながら文体はあくまで格調高く、時代を超えた修羅場感や情感が心に飛び込んでくる。 この説得力と筆力、ただごとではない。 若き秀吉や家康の非常さはリアルすぎて背筋が凍るが、まさに見てきたような話… さらには謎多き桶狭間の秘密にも一石を投じる、というファンにはなんともお得な趣向

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    投稿日: 2025.06.08