
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【2024年4冊目】 日蓮が晩年を過ごした身延山久遠寺に旅行した際、休憩室にて見かけた1冊。 (サラッと目を通すつもりが、面白くて思わず最後まで読んでしまいました。) 南無阿弥陀仏(後世や死後の世界が幸せであるように祈る)が流行っていた時代に、今生きている"この世"を大切にしようと説いた日蓮の生き方を描いた本です。 漫画ベースでのお話パートと文章ベースの解説パートに分かれていて、構成としてもとても分かりやすかったです。 なぜ辛くても、いつか誰もが死ぬ運命にあるのに今を生きないといけないのか 難しい問いだし、明確は答えは無いと思いますが過去から繋いでもらった命を今より少し大切にしよう、そんな気持ちにさせられました。 また自分とは違う意見を否定しないだけでなく受け入れる姿勢であったり、日蓮の生き方には学ぶことがとても多かったです。
0投稿日: 2024.09.09
powered by ブクログいわゆる『宗教の本』のようなものから解脱して、偉人譚の読み物として興味深い。漫画とコラムが交互に綴られて読みやすく、飽きない。現代人に即応したエピソードに置き換えられているのも親切。読み終わった今、やはり、人は一貫性のある道徳や倫理観を身につけるためには、経典のような拠り所が必要なのではないかと感じる。都度都度判断するのでは、一貫性が保てないのではないだろうか。私がそうであるように。
0投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログ原始仏教は“自我”の存在すら否定する究極のニヒリズムによる解放=自由の獲得を説いたが、仏滅後百年、印度統一したアショーカ王治世に最盛期を迎えたのち印度では衰退し、(敬称略)釈迦の言いたかったのは一般大衆の救済(のはず)という大乗仏教が興起し本国を追われた月氏国人が今のイランに当たる場所で阿弥陀如来信仰をはじめた/「諸行無常…寂滅為楽」の小乗教と国家鎮護のナショナリズムが日蓮のなかでは一体となった不思議/作者は、「あなたは尊い」と迫害にめげずに妙法蓮華経唱題を勧め続けた不屈の使命感に矛盾を超えた人間性を見る
1投稿日: 2023.11.02
powered by ブクログ「日蓮上人」の教えをちゃんと知らなかったので購読。 エッセンス把握するにはめちゃくちゃ役立ちます。と同時に漫画と法話のバランスを持ってして、理解しやすくなる法華思想の難しさも感じます。
0投稿日: 2022.04.28
powered by ブクログ仏教の考え方が、こんなにも人に寄り添っていたことに驚きました。 池上本願寺に行ってみようと思った。
0投稿日: 2022.03.16日蓮でも何でも良いただの話
歴史上のエピソードがあるわけでもなく、また日蓮である必要も全く無く、作者がキャラクターを考えるのすら放棄して『日蓮』というキャラクターに言わせたいことを言わせているだけと思いました。 作中の人物も全部そうでした。 実在する人物を使うのなら歴史的な背景や逸話をちゃんとして人物像を寄せないと自分の考えをいわせているだけのスピーカーになってしまいます。 漫画に出てくる『良い言葉』『良い態度』は全部その人物じゃなくても成立するものばかりでその良いエピソードも創作なので舞台装置に過ぎないという印象でした。 日蓮が好き、仏教の入門…等をお考えでしたら手に取るのはオススメしません。
0投稿日: 2022.03.15
