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北京の台所、東京の台所 ──中国の母から学んだ知恵と暮らし
北京の台所、東京の台所 ──中国の母から学んだ知恵と暮らし
ウー・ウェン/筑摩書房
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総合評価

12件)
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    日本で中華料理教室をやっている、ウーウェンさんのエッセイ本。北京出身。ごく普通の家庭で育った彼女が、日本人と結婚して日本に住み子どもを育てながら、中国の食に関する風習や日本で感じることなどを季節感を盛り込みながら紹介する。 押し付けがましくなくて、なかなか興味深かった。 日本ももちろん同じだが、中国では食事が医療と同じくらい重要視されている。季節ごとの様々な食材を工夫しながら使った豊かな食生活が想像できる。 鍋物や小麦粉料理など、とてもおいしそうである。そして、家族で囲む食卓の温かさが伝わってくる。食感の違い、中国ではもっと煮込んでクタクタにする理由とは。食材を生で食べないことにもかかわっている。 レシピもいろいろ載っていて、身近な材料でできそうである。食欲が沸いた。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    食を大事にする姿勢を大切にして行きたいと思った。 春餅とか小麦粉で作る料理が特に美味しそうで、自分でも作ってみたい。 中国の歴史にも触れられていて、文革について知識がなかったので、調べてみよう。 中国にもいつか行ってみたい

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    投稿日: 2024.06.29
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    料理研究家ウー・ウェンさんの育った北京での暮らし。 ご家族と日々の食事の記憶。 医食同源に基づいた生活については、中医学薬膳に興味がある私にはとても勉強になるお話でした。 中国ドラマの家庭の食事シーンで見かける盛りだくさんで美味しそうなおかずが食べてみたくて、中国の家庭料理を調べては作ってみているので、北京の家庭料理レシピがたくさん紹介されているのも嬉しいです! さっそく作ってみてよう。 お料理の写真に映る中国の食器もとても美しくて、大好きです。

    3
    投稿日: 2024.03.12
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    ウー・ウェンさん家族にも襲う大革の波が、読んでいて胸が痛くなるけれど、食と記憶は強く結びつくものだなぁと思いました。 縁あって日本でこうしてたくさんの北京家庭料理を教えてくれて、大変ありがたいことです。 紹介されるレシピがとても美味しそうなので、今度はレシピ本を買いたいなと思います。

    0
    投稿日: 2024.01.29
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    お腹すいたー! 今すぐにでも、北京料理を食べたい。 ウー・ウェンさんにこんな過去があったんですね。 北京の日常も知れて良かったです。 料理研究家さんの日常に興味あるし、また海外の日常にも興味があるので私にはぴったりでした。

    0
    投稿日: 2023.06.24
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    料理研究家ウー・ウェンさんが2004年に著された本。生い立ちとともにその時々にどんなものを食べていたのか、どういう時代に育ったのか、日本と中国の食や考え方の違い、国際結婚の生活など興味深い内容だった。

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    投稿日: 2022.09.16
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    ウーウェンさんのレシピはもちろん、中国の暮らしについても知ることができる一冊。 清朝時代の名残のある祖父母の暮らし、文化大革命の頃の市井の様子が特に興味深かった。 ウーウェンさんの、ご家族に対する優しい思いやりや、娘への母の思いやりは万国共通であると感じる。 最後の方の、きんかんのエピソードが好き。 中国の人にとってのきんかんは、日本でいう柚子みたいな感じなのかな。咳をすれば同僚が机の引き出しから出して手渡してくれるというのも、なんとも温かいエピソード。いまの時代の中国でも見られる光景なのかしら。 月餅はそんなに好きではないものの、蘇州のハーブが効いた月餅というのも気になった。

    0
    投稿日: 2022.07.27
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    ただの料理本ではありません。 今59歳 3歳の時に始まった文化大革命 両親が気象学者で一家がバラバラにされます。 明るいお母さんが一家の救い ウーウェンさんは 学校の先生も追放されていない学校に通う。 知的なウーウェンさんが30歳も年上の日本人とよく結婚してくれました。 子供さんも2人いて お料理は中国の深い歴史に根付いているんですね。 ウーウェンさんの人間的魅力が詰まった本です。

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    投稿日: 2022.07.19
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    北京出身の料理研究家、ウー・ウェンさんの半生や北京の食に関するエッセイ。 文化大革命の影響で家族離れ離れにならざるを得なかったエピソードもあり、その時代の辛い経験が垣間見れた。2004年に出版された本であるが、医食同源の考え方は令和の日本でも色褪せておらず、普遍的なものだと感じた。

    2
    投稿日: 2022.05.21
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    料理研究家のウー・ウェンの半生と中国の家族のもとで培われた家庭での北京料理の紹介、レシピ等を記している。 私たちが知っている中国の料理、所謂、中華料理はお店で食べるよそゆきの料理と言えるだろう。著者が紹介するのは、一般家庭で日頃食べている家庭の味である。著者が紹介するレシピは野菜が多く、また「医食同源」が家庭の中で存在しているのだと感じる。 一方、最初に紹介される日に来るまでの中国での生活は家族全員が文化大革命を体験し、文章ではかなりオブラートに包んだ柔らかい表現になっているが、辛く、大変なものだったと推察される。 この本が単行本として刊行されたのは2004年である。それから20年近くが経ち、中国という国の認識も劇的に変化した。今、北京では冬季オリンピックが開催されているが、著者はどのような感慨を持って受け止めているのだろう。

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    投稿日: 2022.02.08
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    料理の話だけと思いきや、日本と中国の文化の違い、文化大革命の頃の話など、価値観が広がった。 2004年発行の本の文庫化なので、当時と今の中国を対比できるのも興味深い。料理はは言葉に並んで、国をつなぐ文化のひとつだと感じた。 中国だと儒教文化だけれども夫婦別姓、男性でも料理を普通にするとあり、このご時世の共働きの参考にもなるかもと思った。

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    投稿日: 2022.01.29
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    医食同然を意識して書いたという意図は狙い通りに伝わりました。東京をとても評価している作者は今夏の東京オリンピックをどう思ったのだろうか

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    投稿日: 2021.12.08