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江ノ島は猫の島である
江ノ島は猫の島である
鳩見すた、二ツ家あす/マイナビ出版
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総合評価

5件)
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    「ワガハイは猫である」 花泥棒は誰なのか。 下手に知識をつけてショックな結末を迎えるよりも、誰かから教わって素直に聞き入れた方が少しはマシだろうな。 「女心は複雑の極みである」 家出を繰り返す訳。 誰かがミスをした訳でもなく、首が回らなくなったのは社長としての判断ミスもあるだろうが優しすぎたのかもな。 「走ることしかできないのである」 家族なら皆一緒に。 偶然話を聞いていなければ訪問などしなかっただろうし、必死に向かった先で出会わなければ死んでいただろうな。 「のんびりすればよいのである」 何故島に来たのか。 価値観が違えばすれ違うのは当たり前のことだが、そこで話し合いをしようともせずに打ち切ったのはダメだろう。

    0
    投稿日: 2025.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ワガハイは猫であるから始まる作品 内容自体はそこまで堅苦しくなくて人間社会から江ノ島に逃げてきたコミチが主人公で猫の言葉が分かる能力を使って地域猫と住民その橋渡しを行う心が温かくなるタイプのストーリーでした。 根本的に猫の方が精神年齢語彙力が高いのが良かった。猫の手も借りたいを地で行く展開が多く、とある猫の伏線回収は成る程…と唸ったw

    3
    投稿日: 2024.11.08
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    猫の声が聞こえるようになった青年と、家主を亡くした地域猫。しらすカレーパン、たこせんべい、サムエル・コッキング園など江ノ島の観光情報が出てきて読んでいると江ノ島に行きたくなる。最近ちょうど行ってきたところなので、なんとなく雰囲気がイメージできた。

    0
    投稿日: 2023.11.13
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    2作目から読み始めてしまったのだけど、1作目が気になってこちらを探してGet。 うん、これは、順番に読んで正解だったみたい。 コミチが江ノ島に越してきて、出会った猫たちとの経緯が分かって2作目の流れについていける。 ずっとコミチの頭上にはりついている子猫ツムジのことは、やっぱり、だったw シチリとクラベル、おっさんとニャイチなど、猫を通じて飼い主とも関わってコミチも変わっていく。 コミチが猫と話せるのがすごく羨ましい。 ニャイチには猫人間って呼ばれて警戒されまくるけどw 江ノ島って、本当にそんなに猫がいるのなら、1度は訪れてみたい。

    0
    投稿日: 2023.04.01
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    江ノ島の猫の中でも顔役のワガハイは、奇妙な青年と縁を結んだ。青年は何やら傷心で、亡くなった祖父の家に引っ越し、頭の上には何故か仔猫を乗せ、そして何故か猫の言葉を解していた。好都合とばかりに、気掛かりだった事の解決を青年に手伝ってもらうことにした。 別にファンタジーではない四本。

    0
    投稿日: 2022.09.03