
神田橋條治 スクールカウンセラーへの助言100
神田橋條治、かしまえりこ/創元社
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(3件)4.3
| 1 | ||
| 2 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログタイトルの通り、良い助言を授けてもらった読後感です。 スクールカウンセラーでなくても、教育業として子どもたちをケアする立場の人なら、この本から何かしら受け取ることができると思いました。 どうしたって子どもと関わることのメインウェポンは言葉になるのだから、それに敏感になることを忘れてはならない、明確な論理を組み立て扱わなければならないということを受け取りました。
0投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ2008年から始まった創元社セミナー「かしまえりこのスクールカウンセリング・ケースカンファレンス」の宿泊研修で、著者の一人神田橋條治が受講者の質問に答えるかたちで語った助言の数々を、セミナー講師であるかしまえりこが「カウンセリングの技法」「治療論」「問題とされる行動」「発達の課題」「医療と薬」などテーマごとに分類し、それぞれの言葉によって連想される現場からの考察を解説として追加し、まとめたもの。 卓越した治療観と臨床技法、子どもたちやその家族、教師に対する深い洞察が、学校という現場でこころの支援に携わる人たちに向けてやさしい言葉で語られる。そしてそれらの言葉を、まずは「こころの臨床」全般から広く受けとめ、さらに「現場から」というフィルター通して見事に捉え直した解説が、輻輳的な理解と多くの気づきをもたらしてくれることだろう。 私はこの立場ではないが、心に残る助言が多数あった。
5投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログ神田橋先生の患者さんに対する診かた、言葉は、いつも心を揺さぶられ、改めて現場の臨床に生きる気がする。そして、その言葉からのさらに深い連想をされる著者の言葉に心が開かされる。良い読後感を久しぶりに味わった。
0投稿日: 2022.10.07
