
総合評価
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powered by ブクログこれ実話なんだなぁ、すごい! 高校は3年間だから 一代では終わらないんだ。 次の後輩たちへつないで、つないで やがてOBとしても協力して。 最初にハード面を整えた先生もすごいけど 衛生管理の試験を受けたりして ソフト面の努力をした生徒たちもすごい。 歯車が噛み合ったんだね。 宇宙食になった鯖缶。 食べてみたいです( ^∀^)
0投稿日: 2026.09.16
powered by ブクログ「学びを楽しむ生徒の中にビックバンがある」 探求学習で 魅力的な学校を作れたら 生徒も集まるかな 漁業や林業農業について 学ぶ人が少なくなるということは 日本は自ら資源を失うということにならないか まず大人ができる!を信じてチャレンジする どうせ無理からは何も生まれない
0投稿日: 2026.09.15
powered by ブクログ「プロジェクトX」で、このエピソードは見ていましたし、(見ませんでしたが)ドラマにもなったお話でした。 教育困難校だった地方の水産高校から、十数年の間、高校生たちがバトンをつないで、地域の人々の応援や期待を受け、さばの缶詰がついに宇宙へ飛び出す。作り話だとしても出来すぎな、でも本当の話。
39投稿日: 2026.09.02
powered by ブクログ物語になっているのかと思ったら、ドキュメンタリーでした。ものすごく月並みな感想ですが、みんなスゴイ!高校生も引率の先生も教育長も小浜市民も。これから鯖缶を開けるたびに、この作品を思いだすと思う。
1投稿日: 2026.08.17
powered by ブクログ月9のドラマを見てから、本を読む。 14年の歳月をかけ、約300人の生徒が宇宙にさば缶を飛ばすためにさまざまな困難を乗り越える。 高校時代にこんな経験ができたことを正直うらやましく思った。 教育困難校と呼ばれても、情熱を持った教師が一人でもいることでこんなにも変わるんだ!と感動。日本の教育現場は過酷かもしれないが、もっとこんな教師が増えてくれると子どもたちはいいように変わるのでは?子どもたちが自分の夢を追いかけられる日本になってほしいと心底願う。
6投稿日: 2026.08.15
powered by ブクログ生徒のちょっとした発言が宇宙食を作って宇宙で本当に食べてもらえるってすごい!指導した先生をはじめ、生徒も宇宙食を作るという夢を引き継いでいく。とっても素晴らしい事です。先生主導ではなく、あくまでも生徒が主体となって作り上げていくのがよかったです。 現在、公立高校の職業系の学科は全国的に定員割れを起こしてます。普通科では果たせなかったこの偉業が職業系の学科の選択の向上につながればいいなと思います。
6投稿日: 2026.08.14
powered by ブクログ「夢ってかなうんだな・・・・・・」 鯖街道をISSへ!を合言葉に、10年以上も研究と開発を重ねた さば缶がついにJAXA認定の宇宙食と成り、宇宙へ! 小さな水産高校で始動した夢が実現するまでの、長く険しい、 それでも楽しい道のりを辿った、ノンフィクション。 ・プロローグ 「野口さん、さば缶食べてますよ!」 第1章 「この学校、潰れるで」 第2章 「1億円はかかりますよ」 第3章 「宇宙食、作れるんちゃう?」 第4章 「缶づめは宇宙に飛ばせない!?」 第5章 「学校がなくなる!?」 第6章 「何、夢を語ってるんだ」 第7章 「5点満点の6点です」 第8章 「特に話題の宇宙食を紹介しましょう」 第9章 「鯖街道、月へ、未来へ」 ・エピローグ 学びのビッグバン 参考文献有り。 一人の新人教諭の赴任と 生徒の「宇宙食、作れるんちゃう?」のつぶやきが始まり。 発想と努力、実現への道のりは、まさに“継続は力”なり。 歴史は古いが当時は教育難関校。でも誇れる鯖の缶詰がある。 生徒と先生たちの努力。アポロ計画からのHACCP認証を得て、 生徒たちもHACCPの基本技能検定を取得するようになる。 彼らを見守り導く先生たち。地元の人々との関係。 それだけでなく、専門家やJAXAの関係者との交流も縁となる。 そして、まるで人生のような道のり。 高校再編成の流れでの統合などの混乱もある。 まさに山あり谷ありの変遷の中ではあったが、 宇宙食への夢継続は確かに繋がっていった。 10年以上、13代313人の生徒たちのバトンは、ついにISSへ。 「新・プロジェクトX」もドラマも知らずに、 書名で選んだだけの本でしたが、夢を叶えるまでの 歩みに感動してしまいました。 小坂先生が多くを抱擁する力がある方であると同時に、 それに導かれ成長してゆく生徒たちの姿も素晴らしい。 彼らの希望がISSの「きぼう」へ届いたというのも嬉しい。 宇宙は本当に果てしないけれど、夢は無限大。 更に広がってゆく可能性が未来への希望になることを 願わずにはいられない。そしてこのさば缶、食べてみたいなぁ。
19投稿日: 2026.08.12
powered by ブクログドラマを見ていた時に原作を読んでみたいと思い、図書館で検索したところやはり順番待ちだった。2ヶ月強が経ってようやく、手元にすることができた。 小説風かと思いきや、高校生だけでなく携わった全ての人の想いが詰まった内容になっていて、あっという間に読み終えてしまった。 宇宙にいくかわからない段階からライターの林さんも取材をされており、携わった全ての人が「鯖街道をのせてISSへ」に向けて取り組んだ姿勢にとても感銘を受けました。 まず、小坂先生が凄すぎて何をどう言えばいいのかわからない。ミーハーなタチやけど、今年一番グッときた物語だと思う。 JAXA宇宙日本食プロジェクトの中沢さんは、「宇宙食の知見から災害食に役立てないか」と巻末の最後に述べられていて、そこに繋がるんかと思った。 あらためて、本書に出会えて良かったです。
5投稿日: 2026.07.26
powered by ブクログ何代にもわたって少しずつ確実に進んで奇跡や偶然でもなく必然的な結果だとよく分かりました。 夢を実現するってすごい
1投稿日: 2026.07.18
powered by ブクログ「宇宙食、つくれるんちゃう」、からすべてが始まった。 高校生、導いた先生、関係者である大人たち(水産業関係、JAXA、地域の人々)、すべてが繋がり良い方向へと変化してく。 学校が荒れていて教育困難だった事実、教師の軋轢や指導の失敗までも描かれる。 生徒たちが主体的に物事を進められるようになり、加工実習で作るさば缶が宇宙食に認定されるにいたる… 生徒たちの思いが代々引き継がれ10年以上経過して実を結んだことに感動した。 真摯な思いと取り組みはいつか実を結ぶと思わせてくれた。
2投稿日: 2026.07.17
powered by ブクログ福井県の小浜水産高校(現 若狭高校)が、14年の年月をかけて開発した"サバの缶詰"。 JAXA認定の宇宙食として宇宙へ旅立ち、2020年、野口聡一さんがISSでそのサバ缶を食べる。 ドラマは未視聴で読みました。 てっきり、元々宇宙食を作る目的で、進学校が研究を重ね開発したのかと思っていました。 全国的にも少ない水産高校。漁業や水産加工が主な高校の中身も興味深いものでした。 そこへ赴任された小坂先生、当時の生徒たち、縁あって繋がっていく様々な大人たち。 全てが噛み合って、目標を持って諦めなかったからこそ、こんな壮大な夢が実現した。 何より、生徒たちが自主的に学ぶ姿、取り組む姿勢には希望がもてました。 その力を引き出した小坂先生、学校以外の大人たち、みんな巻き込んでお互いに成長していったんだろうなあ。 進学校の若狭高校と合併したことで、相乗効果も表れて、伸びていく生徒たち。 14年、約300人の生徒が関わったプロジェクト。 こんな夢のような話はないなと、読み終えて、最後のページの写真でウルッときました。 文章がとても読みやすかったので、中高生にぜひ読んでもらいたい。 ドラマも機会があれば見てみたいと思います。
24投稿日: 2026.07.12
powered by ブクログ目標である宇宙食のサバ缶を作る過程での、 創意工夫や、生徒の自立性や協調性、 熱意が伝わりました。 高校生のうちから専門性をもつ学科で学ぶことに 憧れるストーリーでした。 小浜市のサバ缶も食べてみたくなりました。 子育ての合間になかなか放送中のドラマが観られず、 小説で読んだのですが、面白くて結局ドラマが観たくなっています。
1投稿日: 2026.07.01
powered by ブクログ本を読むきっかけは、TV番組から。実際にあった話と知り、驚いた。認証の過程をこじ開けた、小説のような現実。生徒に真摯に向き合うとは、どういう事か。宇宙サバ缶食べてみたい。
1投稿日: 2026.06.29
powered by ブクログ久しぶりに、いい本を読んだ。高校教育のあり方を学ぶことができた。 定時制高校の『宙わたる教室』伊与原新(著)の物語も良かった。こういう本が出てくるのは頼もしい。 水産高校の定員割れの中で、水産高校らしさとは?そして大きな目標を立てる。 福井県の小浜水産高校は、1895(明治28)年に開校した、日本で一番歴史のある水産高校である。 福井県南西部に位置する小浜は、古くは大陸文化の窓口として、京の都へ文化を伝えた歴史があり、「海のある奈良」とも呼ばれる。 2001年、その小浜水産高校食品工業学科に東京水産大学を卒業した一人の新米教師の小坂康之が初出勤した。彼は、神奈川県大和市で生まれ育った。スキューバダイビングが趣味だった。 小浜水産学校は、前は福井県簡易農学校水産科で、大正時代から魚介類の缶づめの製造をしたのが原点で、サバ缶で有名だった。昭和から平成の初頭には年間1万缶ほど製造していた。サバの生の身を蒸気で加熱する。水溶性タンパク質を含む水分が出てくるので、それを捨てる。蒸煮することで、生臭さがなくなり、汁は濁りがなく澄む。 NASAが有人月面着陸をめざすアポロ計画のために、衛生管理システムHACCP(Hazard Anaiysis and Critical Control Point:危害要因分析・重要管理点)が1960年代にできた。 1993年に国連の専門機関による食品規格委員会(コーデックス)がHACCP適用のガイドラインを公表し、世界の食品メーカーに広まっていった。日本でも2021年6月から食品業者にHACCPによる衛生管理が義務付けられている。 2005年に全国の水産高校の教師を対象に、HACCPの講習会が行われ、小坂も参加した。 その時に 一般社団法人「大日本水産会」の高取直樹と出会い、小坂と協力して、小浜高校のHACCP取得を始める。HACCPを取るのが難しい。お金がかかる。大変だというハードルを越えていった。 水産高校で、HACCPが取れるのか? 高鳥は、HCCPを使って生徒に気づきの機会を与え、人材育成を行うことが目的という。 工夫して、問題を見つけて、話し合って解決法を探していく。エアーシャワーをコロコロで行う。 2006年12月、全国の水産高校で二番目にHACCPをとった。 HACCPをとったことで、小坂が生徒にHACCPの由来を説明したら、「宇宙食、つくれるんちゃう。」という意見があり、サバ缶が宇宙に行く始まりとなった。 そんな中で、水産高校の定員割れ問題が起こり、高校統合の計画が上がる。 水産高校としては、海をきれいにするアマモマーメイドプロジェクトでアマモ定植活動をしたり、エチゼンクラゲが大量発生に困っている漁師からの相談を受けて、「えくらちゃんクッキー」を開発して、販売したり、水産学校らしい地域の課題に取り組み、漁師や地域の人に評価されていることが重要だった。そして、教育困難校だった水産高校が、進学高校の若狭高校と合併することになる。若狭高校海洋科学科となった。 進学高校は、知識を覚えるのが勉強だった。探究する時間があれば勉強すべしという考え方だ。若狭高校の教育理念は、「異質なものに対する理解と寛容の精神」であった。宇宙食を目指したサバ缶の話をした小坂の話には、「そんなこと、実現するんですか?」「本当にできるんですか?」「勉強と関係あるんですか?」という質問に対して開発する楽しさを海洋学科の生徒を通じて、学ばせたのだ。 高校教育には、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を学力の3要素としている。 2014年、新たな宇宙食候補33品目に、若狭高校の「サバ醤油味付け缶づめ」が入っていた。 保存試験、そしてさらに美味しく、柔らかくをテーマに改良。葛粉は9%でとろみをつける。砂糖が味を濃くする。2018年11月12日、さば醤油味付け缶づめをJAXA宇宙日本食として認証する式典が行われた。 2020年11月16日 野口飛行士を載せたクルードラゴン・レジリエンス号が、サバ缶と一緒に宇宙に飛び出した。11月27日 野口飛行士が、サバ缶を食べて、美味しいとYouTubeで配信。宇宙で、サバ缶が初めて食べられることになった。 サバ缶を宇宙に届けるのに、14年かかっている。高校という世代交代していく中で、伝承することの難しさがあり、それを乗り越えていった。それは大きな夢のある目標を掲げたことが、つなげることができた。先輩たちの夢と研究データを後輩たちが受け継ぎ、さらにブラッシュアップしていく「世代を超えた協働」と、それを伴走者として支え続けた教師の情熱が見事に本書の中に凝縮されている。 「サバ缶製造」という地元の伝統技術。それをただ守るだけでなく、最先端の衛生基準のHACCPを知恵と工夫で導入し、さらに「宇宙食」という最先端のフィールドへと昇華させた。食品物語としても卓越している。宇宙の無重力空間でも飛び散らないための「葛粉による絶妙なとろみ」や、宇宙空間での味覚変化に対応する調味、濃い味が欲しいという宇宙飛行士の気持ちになって作り上げる。「本当の学びとは何か」という問いから、利他的精神の発揮。日本の高校も素晴らしいものを持っている。 小坂康之先生は、生徒の変化を正確につかみ、言語化していく能力がある。
2投稿日: 2026.06.21
powered by ブクログ2026年春季のフジテレビ系月9ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」の原作本 福井県立若狭高校(旧・小浜水産高校)の生徒たちが、14年かけて地元名産のサバ缶を宇宙食にするため挑戦を続けたノンフィクション 廃校寸前だった課題校を小坂康之先生が生徒の心に火をつけて、若狭の名産のサバを宇宙食にしてしまう内容にただただ感動 また何年も何年も、学校の統廃合を経て、生徒達がバトンをつないで14年かけて実現したことにもまた感動 そして小坂先生が行った指導が、今は全国的に標準となっている「探究的学び」であったことに三度感動した 教育の神髄とともに人間にとって地域にとって大切なことに気づかされた それとともに歴史的な鯖街道が宇宙にまでつながっていったことに心震わされるとともに高校生の活動を表面ではなく本質を捉えて、受け止め応援してくれたJAXAの皆さんにも感動した 全国の学校関係者や高校生必読の一冊
1投稿日: 2026.06.19
powered by ブクログ読書会の課題本。 今ドラマ化されているが、ドラマは2話で脱落。 教育困難校とされた荒れた高校が宇宙食を作る話。 大人も子供も、主体的に動くことの大切さを感じた。 小坂先生が子供たちを誘導した賞を取ってしまったという経験と罪悪感から、生徒を信じて、生徒から動くのを待つ姿勢、大事だよなぁ。 仕事でも、若手に手取り足取り教えたらすぐ終わるけど、若手が自分で悩み、考えて動くことが大事だ。それがわかっていても心配で手助けしちゃう自分に反省。 ドロドロ系の小説を中断して、この本を読んだので心が洗われました笑
8投稿日: 2026.06.06
powered by ブクログドラマの原案になったということで読んでみた。 問題点や悩みを聞いて、課題を設定し、問題解決の方法をいくつも考え、数値を測り、模索する。これはAIでもまだ苦手なことではないだろうか。 私は、テストでできるだけ早く正解を出す、詰め込み型の勉強しかしてこなかったので、課題設定して模索するのは苦手だ。 こんな学校が増えたら、頼もしい人材が増えるだろうなと感じた。
2投稿日: 2026.06.03
powered by ブクログドラマの原作本! 気になりすぎて購入しました。 高校生の秘めた力を引き出して、宇宙までさば缶を届けた先生の姿には、教えられるものがたくさんあって、自分もこんなふうな仕事をしたいなぁと思いました。 ずーっと繋がれてきた研究のバトンのそばに、たくさんの人の愛と応援が詰まっていたことに感動しました。
14投稿日: 2026.05.31
powered by ブクログ夢を見ることを諦めない。やらされるのではなく心から実現に向かっていける夢。こんな高校生になりたかった。こんな先生に出会いたかった。心が震えて渇望する夢を見つけたかった。爽やかな気持ちになった。ありがとう。
9投稿日: 2026.05.26
powered by ブクログずっと気になって読みたかった一冊。ドラマも始まったので「読まねば!」と思って開いてみた。 誰かが言った「宇宙食、作れるんちゃう?」のひと言から始まって14年後、若狭の鯖街道が宇宙まで延びたという実話。水産高校に勤務したことのある私には、とてもリアルで「うんうん」と光景が簡単にイメージでき、頷きながら読むことができた。一つの課題が代々繋がれていくことがこれほどのビックバンを起こすとは…やっぱり高校生のパワーはスゴい!やんちゃさんでもちゃんと大人を見ていて、授業に向かい合い、自主性を尊重してくれるけどちゃんとしかることができる線引きが上手な先生にはついていくという言葉には大きく頷いた。私自身も高校生に関わる大人として、そうでありたいと思う。 切実今な問題になっている学校の統廃合にも一石を投じてくれる。小浜水産高校だけではなしえなかった…若狭高校との統合も、宇宙までの鯖街道には必然だったと思える。 感想文の課題図書になった本なので高校生に読んでほしいし、先生方にとっても必読の一冊になってほしいと思う。
7投稿日: 2026.05.20
powered by ブクログ一部をドラマで見ていたので、それに比べるとかなりサラッとな印象だった。ドラマ見ていなかったらもっと驚きながら読めただろう。 シンプルにこの蒸し煮されたサバ缶食べてみたい。 ロケットの発射音は人間が作る音の中で最も大きいものらしい。 宇宙飛行士が宇宙で日本食を食べて日本を思い出してホッとする話、好きだな。
1投稿日: 2026.05.15
powered by ブクログ現在、月9でドラマ化されていて、ちょうど半ばほどになるところだろうか… ドラマ化される以前から注目していた一冊で、いつか読もうとしていて、今になった。 「宇宙食、作れるちゃう?」という生徒の何気なくもらした一言から福井県立水産高校に赴任してきた新米教師が、「宇宙へさば缶を飛ばす」という奇跡に向かって扉を開く。 予算不足から開発の難航、そして学校は統廃合の危機に…。 14年間に渡り、毎年生徒たちが代替わりをしていく中で、地道に繋げていくという苦労は、凄いとしか言いようがない。 生徒だけじゃなく、教員たちも地域の人たちも巻き込んでの改革が良い方向に向かったのかもしれない。 何年かかっても自分たちで課題を見出し、次の代へと引き継いでいくのは、大切なことであると感じた。 今日もテレビで見なければ…。
75投稿日: 2026.05.11
powered by ブクログキッカケはドラマ原作だったので読み始めたけど、ロマンのある話で良かった。 今年のOBAMA若狭マラソンへ走りに行った時に、小坂さんが教育長としてスタート台に居たのは印象的でした。
1投稿日: 2026.05.05
powered by ブクログ鯖街道を伸ばせ国際宇宙ステーション 2026年春ドラマの原作本。福井県の水産高校の生徒たちの作る鯖の缶詰。学校崩壊直前だった高校に赴任した一人の教師。生徒たちと共にサバ缶の宇宙食化を目指し奮闘する、10年以上にわたる夢のリレー。 京は遠ても18里。約72kmISSまでは約400km。たったの2往復半街道を伸ばすというコンセプトがよい。ドラマでもキーワードとなっている。 子どもたちの未来、夢に大きな感動の一冊。
1投稿日: 2026.05.02
powered by ブクログサブタイトルは『鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち』だ。いま放送中の月9ドラマ『サバ缶、宇宙へいく』の原作本。このドラマ、TVerで2話までまとめて視聴したら、見事にハマりました。そして、事実を元にしたノンフィクションであることを知り、原作を読まなきゃいかん!という僕のいつもの流れになったわけだ。 本書は、福井県立若狭高校(旧・小浜水産高校)の生徒たちが、地元名産のサバの缶づめを宇宙食としてJAXAに認証してもらうまでの、約12年にわたる挑戦を描いた話。 地方の潰れるという噂のある水産高校にある教師(ドラマでは北村匠海が演じる)が赴任してくるところから、壮大な宇宙へつながる夢が、やる気の無かった地元高校生たちに湧き起こる。 そして高校生たちの情熱と奮闘ぶりが可愛くて愛おしくなってくる。 この話がリアルなのは、高校生は3年間しか在学できないこと。夢の実現がこの学校の生徒が何学年にもわたり、先輩たちの意志を汲み、タスキを繋ぎながら叶えていくのが素晴らしいのだ。(思わず電車の中で泣いてしまいました) 正直言えば、ドラマは事実をベースにセリフは感動するような言葉で作られてるだろうし、演出やストーリー展開も次々に起こる問題や、胸がスッキリする解決方法など『ドラマ仕立て』で作られているだろう。(それでハマっている僕がいる) だが、本当にこんなふうに夢が実現していったのだなあ…と本を読むことで検証できることが面白みに繋がった。 実際に少子高齢化などを背景に福井県の教育委員会での議論の末に2013年に水産高校は高校統廃合で無くなってしまい若狭高校となり、その高校の中の『海洋科学科』として研究が継続されてゆく。 ドラマは昨日3話が放送され、最初に夢を描きHACCP(NASA が提唱する国際的な衛生管理手法)を取得した学年が卒業していく話だった。 来週から、次の世代の高校生たちがその夢を受け継いでゆくことになる。 ラブロマンス中心だったフジ月9のドラマ枠が面白くなっている。
3投稿日: 2026.04.28
powered by ブクログ実家に帰ったら、姪っ子から返された。あ、月9でやるらしいから貸してくれと、お正月に読んでいたら取り上げられ持って帰られた本。 まあノンフィクションだし、これはよく知ってるし、この先生が凄いことも知ってるし、この話の土地勘もちょいあって結構流して読んだ記憶が(笑)多分、年末、サバ缶と本一緒にもらったんかな。たぶん買わないたぐいの本で。 荒れてた高校は廃校になって。先生よく知らない土地に来てよく頑張ったわ。 月9は始まったみたいだなあ~ ドラマがどうなのか、皆さんの感想かどうなのか気にはなる(笑) 久しぶりにかの地を歩きたくなった
31投稿日: 2026.04.26
powered by ブクログいわゆるこの本は実録ものである。 水産高校の生徒たちが、十余年をかけて自分たちが作った鯖の缶詰を宇宙食にするという実話をまとめたものだ。 ゆる言語学ラジオ系列のゆる天文学ラジオで紹介されていたのをたまたま知って読むことにした一冊である。 今シーズンの月9でドラマ化されていることを紹介していたのだが、もう設定だけでなんか胸に来てしまった。 舞台は水産高校、いわゆる底辺校と評される学習困難校だ。私事であるが、私の息子はいわゆる職業高校に通っていた。この水産高校と同じく底辺校と揶揄される高校である。勉強があまり得意でない生徒たちが集まる高校であったから、本書でとりあげられている話が、まるっきりの他人事ではないため、実に身につまされた。 こんな夢のような展開は、現実にはないのだと考えている反面、上手くことが数珠つなぎになれば、良い形に結実するということもわかっている。あいにく息子は、ここまで劇的ではなかったが、それでも卒業するまでに色々な山を越えたし、それを糧にもしていた。 前へ前へと進む姿勢と、その前に進むための知識を得ようとする貪欲さに胸がすく。さばの缶詰を宇宙へ届けるというゴールの次、その先を見ている彼らのたくましさに感動した。 面白かった。
5投稿日: 2026.04.25
powered by ブクログ高校生が宇宙食のサバ缶を作った話し。14年の歳月と貢献した生徒は約300人というのが、プロジェクトの偉大さを物語る。宇宙食を目指したきっかけや、試行錯誤の開発など、事細かく描かれている。とにもかくにも、先生や生徒の情熱や、行動力が半端ない。何かの文化や伝統を守る、発展させるには、共同で創り続けることの重要性を感じた。サバ缶が更に好きになりました。
2投稿日: 2026.04.20
powered by ブクログAmazonの紹介より 「宇宙食、作れるんちゃう?」 はじまりは生徒の一言だった。数々の困難をのりこえる大気圏突破ノンフィクション! 地域の名産「よっぱらいサバ」の缶づめが、宇宙へ旅立った! そこには12年にわたる物語があった。一筋縄ではいかない開発、学校統廃合の危機。葛藤の中で一人一人が力を合わせたとき、宇宙への扉が開いた──。 「大きすぎる夢は、一人で実現するのは難しい。でも長い年月をかけて、一人一人が力を合わせた時、信じられないことが現実になることがある」 2022年発行高校英語の教科書(三省堂刊)でも紹介! 小浜水産高校から若狭高校へ引き継がれた、宇宙食開発のもようを、宇宙ライターの林公代氏が詳細な取材で迫る。 月9ドラマの原作本ということで読んでみました。 元々、「奇跡体験アンビリバボー」で放送されていたエピソードで知るようになったので、大体の内容はわかっていたのですが、本作を通じて、宇宙食に至るまでの様々な苦難と努力をじっくりと味わうことができました。 小説仕立てとインタビュー形式を交えたノンフィクション作品で、ドキュメンタリーではあるものの、様々な苦難の場面をさらりと描きつつ、躍動感ある表現だったので、普通に小説としても楽しめました。 小浜水産高校というヤンチャな人たちが多くいる学校で、新任として入った小坂先生。 そこから、生徒とともに奮闘していくのが、先生の熱意が半端なかったです。 いわゆる熱血先生というわけではありませんが、生徒が主体となって、先生がサポートしていく姿は、素晴らしかったです。 まさか、サバ缶が宇宙へ行くとは。当時の現場にいたら、自分も無理だと思ってしまいます。 それでも、一つずつ「壁」にあたりながらも、不可能から可能へステップアップしていくことに、夢への実現の可能性が拡がったようで、勇気づけられました。 といっても、当の関係者達は、様々な困難にぶち当たって苦労されたと思います。それでもあきらめなかった先生の情熱と生徒の好奇心が胸を打ちました。 約20年という長い年月ながらも、先輩から後輩へ、間接的にバトンを繋いでいく光景がエモく映りました。 一瞬、フィクションかと思ったのですが、れっきとした本当の話。まるで小説を読んでいるかのようなアップダウンのある出来事の連続で、読みごたえがありました。 そして、幾多の困難を乗り越え、宇宙飛行士が口にしたサバ缶を見た時には、感動があふれていました。 冒頭ですでに描かれているのですが、詳細を知っていくにつれて、さらに深みが増していくので、後半では、より感動が増しました。 先生もそうですが、生徒の好奇心と実現していく力にも感動しました。生徒の努力があってこその賜物であり、当事者にとっては、宇宙飛行士が食したときには、言葉では言い表せない思いがあったかと思います。 実験といったものの詳細はさらりと紹介しただけなので、その辺りは気になるところでしたが、総合的に壮大な話になっていて、面白かったです。 月9で放送されているということで、どう仕上がっているのか見たいと思いました。
3投稿日: 2026.04.20
powered by ブクログまもなく(2026年春)に北村匠海主演、フジテレビ系で放送されるドラマの原案。実話らしいが、面白い。ハマスイ、素晴らしい!
2投稿日: 2026.04.04
powered by ブクログドラマ化すると聞きまして。まあまあ近くの市なのに存じ上げずお恥ずかしい。個人的に魯山人とレジリエンスがセレンディピティ…って意味ちょっと違うか。たまたま興味持ってた事柄が出て来たってことです。
1投稿日: 2026.04.01
powered by ブクログ小坂先生の指導方法もユニークでとても良いが、あくまでも生徒主体で進めていく過程が凄い。 企業とは違って同じ人がずっと作れる訳でなく3年間だけなので下の世代にバトンを繋げていく。 生徒の試行錯誤の経緯を知ると認定後、ISSで野口宇宙飛行士が鯖缶を食べる場面では胸が熱くなった! 自分もこんな夢中になれる何かがある高校生活を送ってみたかったなぁ。 読み終えて以前買っておいた若狭宇宙鯖缶を食べるのも、4/13〜のドラマも楽しみ。
1投稿日: 2026.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本作は、福井の高校生が作ったさば缶が宇宙食になるまでの物語である。 「宇宙食、作れるんちゃう?」 この言葉ですべてが始まった。 この14年間にわたるサクセスストーリーは、本当に周囲の人たちの支えによって成り立った。 小坂先生の熱意が周りに伝播していったように思える。 気になったことは、どんどん調べて探究する探究活動の面白さがわかる◎ 私も、気になったことはどんどん突き詰めていきたい!と抑えられないほどの探究心が湧いてくる1冊。 実際、さば缶が食べられた時の興奮はまだ残り続けている。 その時は、感動で涙が出てきた。 4月からドラマ化される本作! ドラマも今から楽しみ! 絶対観てほしいドラマです!
1投稿日: 2026.03.05
powered by ブクログ前々から読みたいと思っていた本。4月からこの話がドラマになるらしいと聞きつけ、この機会に読みました。もっと早く読めばよかった! 同じ教職、しかも実は水産に携わる生徒を育てる学校に現在勤めているので、共感しながら、かつ感嘆しながら読みました。 夢を持ってやってきた水産高校。 最も古い歴史を持ちながら、教育困難校になってしまった小浜水産高校への赴任からお話は始まります。 まず、新任の先生が生徒たちと気持ちをかよわせるのも難しいという状況が、個人的に共感ポイントでした。自分もむちゃくちゃな高校に行ったことあったなぁ…。 しかし、小坂先生はそこから徐々に生徒たちを変えていくのです。教育者として手本となるお話が多く、どんな生徒もチャンスを与えて、主体的に行動させることが大切なのかも…と感じました。 わたしも間近で水産を学ぶ生徒を見ていますが、普通科だったら落ちこぼれで終わるかもしれない生徒たちが研究活動で成果を上げる姿はいつ見てもすごいと思います。 そして本題の宇宙にサバ缶を…!のお話。 もともとHACCPがきっかけらしい。HACCPとは、もともとNASAが宇宙食の安全管理のために作った食品衛生管理システムのことです。 NASAが関係していることを学び、生徒の「宇宙食、作れるんちゃう?」の一言から運命が動きだします。 わたしは学校現場をよく知っているので断言します。この一言を言った生徒も素晴らしいですが、この一言を活かす環境を整えた先生はさらに素晴らしい。 学校って保守的なんです。 チャレンジがしにくいし、教育困難校ならなおさらで、生徒を管理監督しようとするのがふつうです。 ですが、小坂先生はこの一言を忘れなかったし、生徒たちにどうすれば宇宙食として採用されるのか考えさせようとした。 なかなかできることではありません。 この話は読む前はもっと生徒目線の話なのかと思っていましたが、読んでみると、教育者としての心構えを教えられることが多く、単なるサクセスストーリーではないと感じます。 人と繋がり、人を育てて、不可能を可能にする。 どんな学校でもバトンをわたし、挑み続けることで夢につながる。 サクセスストーリーは1人の人間が夢を実現することが多いのですが、この話は小坂先生だけではなく、周囲の先生、生徒たち、たくさんの大人が真摯に課題に取り組む姿が印象的です。 廃校寸前までいき、知恵を絞って希望を残し、やっとの思いで宇宙食として認められる過程は胸がいっぱいになります。 野口聡一氏が缶詰を食べるシーンでは、思わず涙ぐんでしまいました。 ドラマではもっと劇的に描かれるのかもしれませんが、この本だけでも十分に感動的でした。 水産高校に勤めるなか、もっと水産高校を知ってほしいという思いをわたし自身抱いています。 きっとこの本や、ドラマが知ってもらう機会を作ってくれるでしょう。
14投稿日: 2026.03.04
powered by ブクログ「宇宙食作れるんちゃう?」の生徒の一言で始まった新任教師と300人の生徒との苦節14年のドキュメント。福井県の水産高校で「鯖街道を宇宙へ」と宇宙飛行士に学校で作ったサバ缶を届ける思いが熱い。NASAの衛生管理システムHACCPを取得、その後JAXAの支援と地元住民の繋がりを得て目標に進む。そして、14年の際月を経て野口飛行士の元に。生徒も勿論だが小坂先生の情熱にも感動した。青春を掛けて取り組み、何よりも楽しみながら夢を叶えたということに意義があると思う。近隣校に統合されたが学科だけは残った。
1投稿日: 2026.02.23
powered by ブクログ福井の高校生たちが作ったサバ缶が宇宙食になるまでの軌跡。 冒頭から涙腺緩みっぱなしであった。 生徒たちは、一気に宇宙食を作り上げたわけではない。まずは宇宙食に関わる認証資格の取得から始まる。いや最初は新人先生がとある高校に赴任するところから始めると、十数年の年月をかけて、奇跡のようなリレーで代々の生徒に宇宙食づくりが受け継がれていく。その過程の、登場する生徒たちの節目節目の気づきと達成の喜び、生徒たちを見守り支える周囲の大人たちの想いに、いちいち涙腺が刺激された。 この学校がある福井の街にも感銘を受けた。学校の統廃合や、生徒の活動を支えるための議論や会合が熱く繰り返されていて、地域を支える熱い意識に感心した。私はこんなに地域や地域の子どもの未来を真剣に考えたことはなかった。地域性にもよるとは思うが…。 事実は小説より奇なり、もとい、ハートウォーミング。登場人物は標準の小説よりちょっと多いかもしれないが、そんじょそこらの小説より断然心がぬくぬく、面白かった。日本の、そして子供達の未来のために何が出来るか、考えさせられた。 余談。宮下奈都のエッセイにも福井が舞台になっているものがあり、豪雪で身動きがとれない描写があった。この本の中にもそんな一文があったが、宮下家もこの本に登場する学校と関わりがあったりするのかしら。繋がりを想像すると楽しい。 追記 なんと、ドラマ化するという!そりゃこんなに楽しくてドラマチックなお話だもの。本みたいに泣けるかな。とても楽しみ。
1投稿日: 2026.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説じゃなくて化学本? セリフもあるが、基本的に事実通り、どんな課題があったどういう風に乗り越えたかを、取材して記録みたいなもの。 中高生向け。 先生が引っ張りすぎない。課題研究はあくまで生徒が主体的に行うもの。 でもJAXAに行ったり、先生もちゃんと行動して大きなチャレンジをしている。 読んだ人に、好奇心と積極性みたいなものが湧き上がってくると思った。 高校生はもちろん、先生に感情移入できる。 たった一人で何かをやるのではなく、生徒の発言などがきっかけになったり、あくまで主体は生徒たち、でも自分の役目は果たしているような姿って感銘受ける。 自分も、時間がかかってもいいから何かやってみようかなと思えてくる。 こういう学びをしてほしいから、高校生に見てほしい! 言い訳とか、言ってられないな
1投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログHACCPって、工場じゃなくても出来てしまうのか!というのがとても驚いた。 自分が学生時代とても苦手だった探究学習が、ここまで楽しく、そして実りあるものになるのだというのが読んでいてとても楽しかった。 物語として書かれているのでとても読みやすい。
1投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログ13代に渡る高校生たちの奮闘記。 底辺高の福井県立小浜水産高校に新任教師小坂が赴任。小浜水産高校は国内で最も歴史のある水産高校だったが、その頃は荒れていてヤル気のない生徒が大半の高校だった。 授業の一環で鯖の缶詰作りがあって、その鯖缶は臭みがなくすぐに売り切れる逸品。これを世界基準にしようとHACCP認証を取る。これは宇宙食のためにJAXAが開発した認証で、生徒の誰かが「この鯖缶も宇宙に行けるんちゃう?」と言ったことが開発が始まる。 学校の存続の危機や統廃合のたびに計画は頓挫しそうになるが、乗り越えてついに栄光の時を迎える。
17投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログ本書は、高校生が作った「さばの缶づめ」が宇宙に届くまでの14年間を追ったノンフィクションで、2025年5月放送のNHK新プロジェクトX「廃校寸前からの逆転劇 高校生と熱血先生の宇宙食開発」の原作本(2022年1月初版)です。 コロナ禍真っ只中の2020年11月27日、ISS(国際宇宙ステーション)に滞在する野口聡一宇宙飛行士が、YouTubeで宇宙食の食リポを配信しました。紹介されたのは、福井県立若狭高校が開発した「サバ醤油味付け缶詰」。宇宙食としての認証は審査が厳しいゆえ、名だたる大企業が名を連ねる中、高校生の認証は世界初の偉業でした。 高校生たちがいかにして認証を受けるに至ったのか? ぜひ本書を読んでその軌跡を辿り、感動に浸ってみてください。足かけ14年、約300人の生徒たちがつないだバトンは、波乱万丈で紆余曲折があったものの、先生や生徒たちの想いが結実していきます。その驚きの展開に目頭が熱くなります。 TV(新プロジェクトX)は、かなり簡潔に上手くまとめたドキュメンタリーでしたが、お馴染みの、田口トモロヲさんの哀愁漂う語り、中島みゆきさんがアレンジし、キーを上げて歌う主題歌「新・地上の星」が脳内に響き高揚します。 風の中のす〜ばるぅ♪ あぁたまりません…。でもやっぱり原作の本書は外せません! 可能ならNHKオンデマンド220円で視聴できます。原作とのセットがおすすめ。泣けますよ! 教育関連本として扱う以上に、地域や大人と連携して工夫やアイデアを重ね、困難を乗り越えていく様子は、ものづくりという創造活動の喜びが詰まっています。スタンディング・オベーションです!
92投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ野口さんがサバ缶食べてますよ。水産高校の生徒が宇宙日本食としてサバ缶を作る。きっかけはある生徒の一言から始まった。教育困難校といわれた小浜水産高校で、生徒主体の授業で自主性を育てる。とてもおもしろい本でした。
16投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログこれから頑張ろう!という明るい気持ちになれた。励まされたり、背中を押された気がした。 まずは、自分から変わらねばならない。 気になったところ 課題研究はあくまで生徒が主体的に行うものだ。まず課題を自分たちで見つけ出し、目標を定め、思考し、考察し、様々な人とコミュニケーションをとっていく。教師にとって最も大切なのは見取り。生徒の変化を見逃さず、想いや考えを認めて成長を支援する(伴走者) 高校時代の経験はその後の人生を左右する。だからこそ、決して焦ってはならない。 日本の若者も、大人も、教育も、捨てたもんじゃない。 学びを楽しむ生徒の中にビックバンがある。 詰め込むのではなく、自分で課題を見つけ試行錯誤してうまくいかなくても協力して学んでいく 全ての授業でできずとも必要な時間だと思う
2投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ面白かった 小浜の水産高校の人たちが 色々な人の力を借りて 自分たちで考えて缶詰を作り宇宙に飛ばす 宇宙に飛ばした缶詰については知っていたが 裏にはこんな壮大な話があるとは思わなかった。 自分が知らないだけでこの話のような 壮大な話がみじかにもあるのかなーと思えた
2投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ高校生の娘に面白いよと薦められて読んだ本。確かに面白かった。 一昔前の普通科以外の高校は教育困難校が多かったですが、舞台となる水産高校もそこからスタート。そこに熱血先生が赴任して、というドラマになりそうな設定です。 先生が指導を進めて生徒が手を動かす、のではなく、あくまでも生徒たちが自分たちで考えて一歩一歩進んでいく姿と、この活動を通じて教育を実現したい先生の努力には、素直に感動します。 ただ、これ実現するまでには、やはり現実の壁は高く、かなりの年数を要しています。むしろ、何代にも渡ってこの夢の火が消えずに繋がったことに驚嘆します。 惜しむらくは、文章が誰の目線で書かれているのか混線しているような違和感を持つところですね。生徒なのか先生なのかはたまたという所に、いきなり著者の感想文的な文章が入って来たりして、物語にするかドキュメンタリーにするか寄せてしまえばいいのにと何度か感じました。
1投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログノンフィクションだが、人物が生き生きしていて面白い。高校3年間という短い期間をどう繋いでいくのか、地方活性に残された手段は、等々、これからの地方創生や地方の教育を考える際のヒントがたくさんあって涙なくして読めない本だった。 若狭高校のサバ缶宇宙へというのは実は何処かで見たことがあったのだが、話題性のために高校生を引っ張り出したのかくらいに思っていた自分を深く反省。いやあこんな先生や探究目的に出会える高校時代を過ごしてほしいな、どのわかものにも!!
3投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ内容の骨子はタイトルの通りですが、そこから想像されるそうな、頑張ったら報われる的な感動青春モノというだけではありませんし、カリスマ先生によるプロジェクトXという訳でもありません。 (もちろん生徒、先生の努力の継続に大感動するのですが、それは言うまでもないので) 様々な世代、様々な立場の人々の群像劇でもあるし、まさに今の時代の教育論でもあると感じました。 子供の探究活動のモチベーションアップや読書感想文のネタにもよさそうだし(先生に喜ばれそうなテーマだしね) 大人が読んでも気づきの多い一冊でした。 文章は案外あっさりしていて、 一人一人の登場人物をもっと深ぼったり、エピソードを感動的な演出で装飾したり、 そんなこともできそうですが、 10年以上にわたる活動でそれをやると大河ドラマになってしまうので、これぐらいがちょうどいいのでしょう。
1投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ図書室本。この本は以前から知っていたものの未読で、プロジェクトXで取り上げていたから読みました。中身は感動物で、教師と生徒の長年の努力が実りました。出会いって大切。経験って目に見えない財産!羨ましいです。
6投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ12年にも渡る宇宙食開発の過程を綴ったノンフィクション。 地元産のサバを使い、生徒たち自らが開発した缶詰を“宇宙食”として宇宙へ届けるという試み。 生徒が次々と卒業していく中でバトンを繋いできたことも、数々の困難を乗り越えてきたのも本当にすごい!!! よくぞここまで……。 宇宙食認定食品のなかで、企業ではなく高校生が製造しているものは世界唯一とのこと! 生徒、教師、地域の人たち、JAXA職員…関わってきた人たちすべての思いの結晶。 熱い!! 鳥肌が立ちます。 本書を読んで初めて知った、食品の安全性を確保するための衛生管理手法 「HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)」 サバ缶の宇宙食認定を目指し、そのときどきの生徒が、今目の前にある課題をひとつひとつクリアにしていくーー。 地道な努力の積み重ねがもたらした偉業。 「まさか」を「現実」にした高校生たちに、盛大な拍手を送りたい。 作中で生徒たちとずっと伴走していた小坂先生が感じた、ある言葉が心に刺さり、残りました。 小坂先生の生徒と向き合う姿勢が素敵。 自分たちが製造に関わった缶づめを、宇宙で宇宙飛行士に食べてもらえるなんて…! 夢みたい…。 読みやすい文章で、読み応えがありました。 〈引用〉 『大きすぎる夢は、一人で実現するのは難しい。でも長い年月をかけて、一人一人が力を合わせた時、信じられないことが現実になることがある』 『教師にとって最も大事なのは「見取り」。 生徒の変化を見逃さず、思いや考えを認め、成長を支援すること。』
14投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログがんばる探究活動は感動をよぶ。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に携わっていた一員としてもうれしい。結果がでるまで、14年。長い年月の間に起こったいろいろなこと。さまざまな人。引き継がれた研究はもちろん、小坂先生の心の揺れや成長、粘りにも魅力を感じたお話でした。
1投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログ教育困難校だった小浜水産高校が、1人の熱い先生=小坂先生が赴任してきたこと、元々職業訓練の一貫で有していたサバ缶加工施設があったこと、地元の海をきれいにしたいと思い、地域を巻き込んだ活動をするような生徒たちがいたことなど、色々なタイミングも合って学校が変わり始める。 宇宙食がいかに厳しい条件の下で作られるか、認められるまでの年月の長さにも驚くが、それを乗り越え、発想から、高校生が作ったサバ缶が宇宙に届くまで、14代もの生徒が(途中で中断していた時期もあるが)たすきを繋いで、夢を実現させた生徒たち、それを応援した大人たちに頭が下がる。 途中で学校統合もあり、教育のあり方を当事者の学校だけに止まらず、地域ぐるみで議論したというのもスゴい。日本の教育、地方の力は捨てたもんじゃない、と元気をもらえた一冊。 途中何度もウルウルきた。
30投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログ13年かかって鯖街道は宇宙につながった。その夢は、先生が一方的に導くのではなく、歴代生徒達の試行錯誤によって、半歩ずつ進み、目標を達成した点に感銘を受けた。 生徒の努力はもちろんのこと、大人たち、小坂先生、宇宙飛行士の方々、JAXAの方や、地元の市民の支援や交流があったからこそ成功した。大人の熱量もすごい。 その後の生徒達が書かれているが、成功も失敗も含め、経験している子どもたちは、やはり前向きだ。
5投稿日: 2024.05.02
powered by ブクログ中学生の頃の自分に伝えたい。人生は一度きりだよね。だったら試してみてもいいんじゃないかな。今、将来を迷っているんだったら、どのみち高校普通科でも迷うよ。だったら、職業系高校で試してから大学を選んだらいいじゃない。 この本読んだ今の自分なら、絶対そうする。その方が、忙しいかもしれないけど、楽しそうと。 本書が図書館の「ティーンズ」コナーにあったので、つい、こんな感想がでてきます。 著者の一人、小坂康之先生が東京水産大学を卒業し、福井県の小浜水産高校に赴任したところから物語は始まります。 本のタイトルのようにサバ缶が宇宙に行って、盛り上がりもありますが、だいたい地道です。 まず、小坂先生は新卒教員なので授業のスキルアップに取り組みます。 そして食品加工の教員として、小浜水産高校伝統のサバ缶工場の、食品安全の「HACCP認証」取得を目指します。 金属検出機が買えなくても、サバを切る包丁の刃こぼれ危害を防ぐため、10分ごとに包丁を点検して記録を残します。素晴らしい教育です。感動で涙がでました。 今は金属検出機はあるそうですが、10分ごとの点検はあえて残しているそうです。こうして、生徒さんたちは、HACCPの本質を体得されるんですね。 そして、小浜水産高校の統合問題を、小坂先生は他の先生方と、そして、地域の方々と共に乗り越えていきます。何でも統合するのは大変ですよね、みなさんがんばりました! そこから小坂先生は、探究学習を究めていきます。学校は全国1位にも選ばれています。 探究学習では、最初の課題設定に力を入れているそうです。生徒さんたちの、好きなこと探しに時間をかけます。これは以前読んだ『リサーチのはじめかた』と同じだ。 小坂先生はじめ先生方の考え方は、生徒さんの成長が第一ですね。宇宙日本食サバ缶は学習課題の1つであり、学習を深めていった先の、当然の帰結であることがよくわかりました。 宇宙日本食サバ缶について、ぜひ本書を読んでみてください。
80投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログ主役の生徒達は言わずもがな、彼らを支え続けた大人達の情熱にも感動した 何世代にも渡って先輩達が後輩達へ夢のバトンを繋いでいく様は、個人的に好きな某漫画の"人の想いこそが永遠であり 不滅なんだよ"のシーンを想起させて思わず胸が熱くなった
3投稿日: 2024.03.26
powered by ブクログ成功にに向かっているのが分かるから安心して読み始める どんな所でどんな風に進めていったのかなー?なんてね 最初のHACCP取得が面白い やってみることに勇気がわく 生徒や周りの大人たち沢山の人々が関わって このプロジェクトを宇宙まで届けたんだと分かる 時が止まったように思えて苦しかった事もあったと思う それだけ時間がかかっている 新幹線が開通すれば風通しが良くなるかもだが 小浜といえば日本海の遠い街な訳で 分からない人も多いだろう 多少の誇張もあるかもだけど ここでこんなドラマがあったんですね
1投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ本当に専門性のある高校は凄いなぁ。 世界と直結してる。 地元の名産を宇宙飛行士に食べてもらいたい、と考えた高校生たちの記録です。 2023/07/27 更新
1投稿日: 2023.07.23
powered by ブクログ教育って、すごい。 教えるだけじゃなくて、育てていく。 それは、生徒だけじゃなくて先生も、学校も、地域も。 実現した夢はドラマみたいなのに、それぞれの日常には、きっとドラマみたいなことは起こっていなくて、ただ、一人一人が自分が良いと思うことをして、せっせと自分の手の回せる範囲で頑張ってきた。 そうして繋げて、繋いできたことをもっと先へ繋ぎたくなって、ふと振り返ったら、実現していた。 こんなにも多くの人が同じ方向を見ていた。 そんな感じなのかなって。 そこがまたとてもリアルで、ホントにすごいと思うし、結果として「誰にでもできることじゃないよね!」ってなるんだと思う。
3投稿日: 2023.07.01
powered by ブクログ仕事上、たまたま読んでみましたが どの観点から見ても突き刺さる内容でした。 これは、「最近、自分の仕事が味気ないな…悪くはないけど」という、微妙なモヤモヤを抱える社会人は是非読んでもらいたいです。 「青春っていいなぁ」みたいな単純な読後感ではありません。 明日が来るのをもう一度楽しみにしてみようかな、と思える一冊。
2投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
福井県の若狭高校の先生や高校生たちが、宇宙で食べられるサバ缶を開発したノンフィクションです。 さば缶、といえば、保存食としてだけでなく、料理の食材、ぱかっと缶を開ければ一品に、、DHAなどの栄養価も高く カレー味やチョコレート味などいろんな缶も発売されていますね。 福井県にはもともと「鯖街道」という若狭地方と京都を結ぶ街道がありました。その「鯖」の道が宇宙まで続いて しまうなんて、すごいですね。さて、その宇宙に持って行くため工夫したのは? ① 汁が飛び散らないようにした ② 骨を全て取り除いた ③ ケチャップ味にした
1投稿日: 2023.04.14
powered by ブクログ純粋に面白かった。「教育困難校」「底辺」などと言われている学校であっても、好奇心と諦めない心があれば、何だってできるんだという、シンプルな楽しみ方もできる。同時に、生徒のやる気を引き出し、かつ自主性を重んじ、必要な支援を適切に提供することが成功につながるということや、予算や実績がなくても工夫次第でなんでもできるという大事なことも思い出す(大人は忘れがち)。探求の時間などで苦労している先生方にも参考になるのではないかな。本編も面白いのだが、個人的には「後書き」での心情の吐露が刺さりましたよ。
1投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いや〜、これは面白いです! まさに一気読みの世界! 福井県立小浜(オバマ)水産高校(後に、学校統合となり、現在は「福井県立若狭高校」)の生徒たちが、自分たちで作った「さば缶」を宇宙(ISS)で使ってもらおうと発案し、著者(小坂氏)が陰に日向に応援して実現させるというもの。大手食品メーカーばかりの中で、高校生中心に14年もの歳月をかけたそうですが、実際に、野口聡一宇宙飛行士が以下のYouTubeで、このさば缶を配信しています。 Real Life on ISS 001 https://youtube.com/watch?v=J9-Mu22EuCc&feature=shares 若狭は鯖街道でもあり、さばの養殖・調理、缶づめの製造工程、もともとNASAの食品基準であったHACCP認証の取組み、宇宙での生活に求められるものや宇宙食の変遷などの知識が満載。何より、教育困難校であった小浜水産高校の生徒たちが変容する姿と、それを見守り支援する大人たちには感動すら覚えます(かつての青春ドラマ的)。教育とは、本来こうあるべきなんだろうな〜とワクワクしながら読みました。 出版は2022年1月とちょうど一年前なのですが、とにかく読んで明るく元気になれる1冊です。
1投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校生の作った鯖缶が宇宙へ! その軌跡だけではなく、学ぶとはどういうことか、人生に生かすとはどういうことか、そういうことも記されていてよかった。
1投稿日: 2023.01.29
powered by ブクログ基本的な文章構成を取っており、そうである以上仕方の無いことなのだが、イントロダクションが本書のまとめであり、ピーク。 水産高校の教師と生徒が宇宙食の鯖缶を作るという実話は凄いが、そこからが広がらない。 むしろ、この題材で一冊本を出版したというのは凄いのかもしれないが、やはり何回も同じような文章が目立つ。 実際の話としては面白いが、本として見るとどうだろう。 最初と、学校の統廃合の話だけ読めばいいかな、と思ってしまう。
2投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログ高校生が一言「宇宙食、つくれるんちゃう?」と言ったことがきっかけに何年もかけて宇宙食の鯖缶を研究し、開発 高校生が主体的に考えて鯖缶を作っていく、その過程が丁寧に書かれています 先生たちがとても良いです。他の教員、地域も巻き込んで生徒のためにどうしたらいいのかを考えてくれています 勉強とか学ぶことって楽しくないと続かないですよね。これが高校生で実体験できるなんて羨ましいにも程がある
3投稿日: 2022.12.28
powered by ブクログ今度小坂先生の講演会を聴きに行くので、その前に読んでおこうと。 工業系水産系の高校って、昔のイメージは教育困難校って感じですが、今はどの学校も資格を取ったり、就職で即戦力となる技術を身につけたり、大学院進学してさらに専門性を身につけたりと生徒の姿は素晴らしいところが多いです。 小浜水産高校での生徒の成長の姿もまさに素晴らしく、勉強ができる知識に負けない技術を手に入れていった。それを支えたのが小坂先生の生徒への愛情と教員としての器。 最近は「探究科」がある高校が増えてきた。そこに進学する子はすでにやりたいこと興味があることが明確になっている子が多いが、その他多くの子はやりたいこと興味があることがない、わからない。それに時間をたくさんとって本当にやりたいこと興味のあることを見つけていく探求学習がどの学校でもできるといいな〜。
16投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログ福井県の若狭地方の名産であるサバを使ったサバ缶を宇宙食にするという14年越しの夢を、地元の高校生たちが代々受け継いで、プロジェクトが始まった頃は新任だったある1人の先生の成長とともに叶えるまでのお話。
3投稿日: 2022.11.12
powered by ブクログ子供も大人も、頭は柔らかくしていろんな意見を一度は聞いて、考えるのが大事。失敗したら原因を考える。一人だと煮詰まったりするから、他の人と話すのも大事。みんなで夢のバトンタッチ、出来るのね。
1投稿日: 2022.07.19
powered by ブクログ2020年11月27日、野口聡宇宙飛行士が国際宇宙ステーションから一本の動画をYouTubeに投稿しました。その動画で、宇宙食について語る野口飛行士が取り出したのは、1つのさば缶。そのさば缶を開発したのは、なんと福井県立若狭高校の宇宙食さば缶チーム。チームの発足は2006年、13年間300人にも及ぶ生徒たちが繋いださば缶は、どうして宇宙まで行ったのか。一人の生徒のつぶやきから始まったこのプロジェクトですが、成功までには多くのドラマがありました。
1投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰か一人の成功談ではなく,一つの学校が色々なことに揺られながら進んだ結果が,大きな果実を手に入れたということに心打たれる。 それにしても、頭の中だけで組み立てる「探究」学習が,なぜ薄っぺらで、似通ったものになるのか,その答がある。 「本当にやりたいこと」と「それを裏付ける具体的な経験」が無い。
1投稿日: 2022.06.01
powered by ブクログ高校生たちが学校で作ったサバ缶が、厳しい条件をクリアして、宇宙食に採用された本当の話。いわゆる落ちこぼれ、教育困難校だった福井県立小浜水産高校(現・若狭高校海洋科学科)は、いかにしてこの快挙を成し遂げたのか。新卒で着任した小坂康之教諭が、徐々に生徒を変えていき、それに応えた生徒たちが、自主的に研究開発に取り組む姿が実に感動的。企業でもなかなか取れない食品製造の国際規格HACCPをアイデアでお金を掛けずに取り、代々の生徒300人が研究を引き継いで、14年掛けての快挙。こんな素晴らしい教育成果があるだろうか。
1投稿日: 2022.05.30
powered by ブクログ面白い! なぜこの本に行き着いたのかは、忘れたが、出会えてよかった。そして若狭の高校教育、素晴らしい! 潰れてかけていた水産高校を立て直し、宇宙食という前代未聞に14年かけてチャレンジしていく。そのドラマが面白く描かれている。 子どもが読んでも、大人が読んでも楽しめる。 教育関係者にも勧めたい。 1億の費用でHACCPを導入するのではなく、100均で作ってしまおう。 認証後の生徒の一言、宇宙食、作れるんちゃう? 生徒の自主性を重んじる小坂先生
5投稿日: 2022.05.12スペースシャトル退役が思わぬチャンスに
どちらかというと宇宙食としてのサバ缶に関するテクニカルな内容に寄った本かと思いきや、社会課題・中等教育・探究学習・人情・継続教育・コミュニティ形成etc.と多くの要素が濃厚に詰まった一冊でした。 小坂先生の巻き込み力と縁に感動しました。
0投稿日: 2022.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
鯖街道を宇宙へ。これは大きな夢の物語。 水産高校で長年取り組まれていた缶詰作り。その衛生基準を世界標準にすることから始まった。統廃合を乗り越えて、とうとうサバ缶は宇宙へ行く。しかしそこはゴールではなかった。代々研究を受け継ぐ生徒たち。教育とは何かを考え抜いた教師たち。地元のために奔走した大人たち。誰もが本気を出したから、宇宙食が完成し、またレベルアップを目指す。 反対もあったし、失敗もあったし、ピンチもあった。時間もかかった。探究とはそういうものだ。けれどここまで本気で探究するには、生徒も先生も興味を持って始めないといけない。それっぽいテーマでは続けられない。しかも長い時間とたくさんの困難を乗り越えないと。でもここには真剣に育てたい生徒の姿を求めて、見守り続けた教師の姿がある。 教育困難校と言われ統合対象になる水産高校、かくたる名産品がなく苦心した地方都市、そういう起死回生をはかる土壌が本気を産んだとも思った。生徒も教師も大人たちも危機を正しく見つめ、失ってはいけないものを選び取った。これを読んで、では自分たちも宇宙食開発を、というのは絶対に違う。まず自分と自分のいるところをしっかり見つめよう。 教師には「見取り」が大事というのが印象的だった。生徒の一瞬を見逃さない教師になりたい。
1投稿日: 2022.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
〇子どもたちの成長物語と思っていたら、大人たちの成長物語でした これから教職を目指す人、現役の人、おすすめ また、地域の活性化なんかも 〇子どもたちもすごい 子どもたちに引っ張られる感じで大人たちに火がついた プロローグ ・2020年、野口聡一宇宙飛行士が、I SSで若狭高校の『さばの缶』を食べる動画をYouTubeに流す 1:「この学校、潰れるで」 ・統廃合が噂され、教育困難校である福井県立小浜水産高校に小坂康之教諭が赴任する …教育に悩む、試行錯誤 …教室の外へ 2:「1億円はかかりますよ」 …さばの缶詰工場への疑問 …HACCP の導入 無理を工夫で 3:「宇宙食、作れるんちゃう?」 …コンタクト JAXAと地元の応援 …ハートに火をつけろ 「鯖街道」を宇宙までつなげてほしい 4:「缶づめは宇宙に飛ばせない!?」 …宇宙食の専門家が講演を行う 小浜水産の缶づめはサイズがダメ …宇宙食チャレンジ1回目 キャラメルとの格闘 5:「学校がなくなる?!」 …小坂先生、同僚と話をする …高校再編成 浜水の危機 地域の人たちの応援 …311と民主主義と教育と地域の未来 …小坂先生、生徒との向き合い方を変える …宇宙食、宙に浮く 6:「何、夢を語ってるんだ」 …若狭高校海洋学科 一期生「さば缶で宇宙食を作りたい」2014 …海洋学科VS進学校 …宇宙食の粘り気 コーンスターチ、ゼラチン、くず粉 …宇宙日本食候補になる 缶づめがOKになる 7:「5点満点の6点です」 …さば缶、保存検査と官能検査に合格 2018 …2年生、13代目アンカーのバトンを託される 宇宙で美味しく食べられる味と大量生産用の調味料レシピ …もっと美味しく もっと軟らかく …よっぱらい鯖と神経締め …宇宙日本食に認証 若狭高校「サバ醤油味付け缶詰」 高校生開発食品の正式認証は世界初 …種子島宇宙センターで出発を見送るが、トラブルで中止 鯖街道が宇宙に繋がった日は二週間後 8:「特に話題の宇宙食を紹介しましょう」 …高校のさば缶製造現場 …軟らかさへの挑戦 …野口さん、宇宙でさば缶を食べる アメリカの宇宙食とサバ缶のレシピ …宇宙にファンレターを届ける 9:「鯖街道、月へ、未来へ」 …金井宇宙飛行士 骨まで食べられるサバ缶の栄養素のデータがあると良い …野口宇宙飛行士 シーフードは少ないので、フレーバーを増やしてほしい 切り身のサイズを小さめにしてほしい …なぜ宇宙日本食さば缶は実現したのか 約300人の生徒たち エピローグ ・学びのビッグバン
3投稿日: 2022.04.22
powered by ブクログ高校生が作ったさばの缶詰が宇宙へ旅立った❗️小坂先生の指導のもと、13年間、300人の生徒がつないだ、大気圏突破ノンフィクション。
1投稿日: 2022.04.06
powered by ブクログ日本一歴史のある水産高校1895年開校小浜水産高校で始まり、終わるときには統廃合後のスーパーサイエンスハイスクール若狭高校になっていました。12年経過すれば、4世代まるごと生徒が入れ替わる中で、サバ缶宇宙食が脈々と高校のテーマであり続けたことが面白いです。日本人宇宙飛行士から味付け、一切れのサイズ、クルーにとっての食事時間の重要性など、地上で生きていては理解が及ばないポイントを聞き出し宇宙での食事を考え続ける高校時代とはなかなか体験できないことだと興味深く読みました。
2投稿日: 2022.04.02
powered by ブクログ宇宙食になったサバ缶(元水産高校で作られたもの)のノンフィクション。 漫画の『宇宙めし!』と合わせて薦めたい(どっちもJAXAの宇宙日本食の話が出てくる)。
2投稿日: 2022.03.31
powered by ブクログ3月30日新着図書:【福井県の公立高校である若狭高校で考案された「さば缶」が、10年と言う歳月の中で、いかにして認証された宇宙食となったのか。その苦労とサクセスストーリーを描いた1冊です。】 タイトル:さばの缶づめ、宇宙へいく : 鯖街道を宇宙へつなげた高校生たち 請求記号:660:Ko URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28198042
0投稿日: 2022.03.30
powered by ブクログ福井県の水産高校の話。泣ける。 14年の歳月をかけて、夢を叶えていく姿にジーンとくる。 ずっつくられていたサバ缶の開発。 宇宙食として認定されて、 宇宙飛行士が実際に食されたところまで。 周囲の人に協力をお願いして、 結果を出すということを学べた。 娯楽があまりない宇宙生活に、 食事が潤いを与えてくれる。 日本食のお米や魚を食べると元気になる。 宇宙での楽しい思い出は、 全て食と関わっている。 夢って叶うと思う! 小坂先生の生きた教育。すごい。 ワクワクした。 野口飛行士からのアドバイス、大きさについて、サイズを小さくした方がいい。 重力がないので、食べ物をちょっとつかんだだけでごそっと全部とれてしまう。 だからカップヌードルの麺やからあげクンは、ひと口サイズだそう。消しゴムサイズくらいだと、つかんで食べやすい。と。 サバ缶が食べたくなった。
6投稿日: 2022.02.23
powered by ブクログ情熱は伝染する。最初はたった1人の情熱だったかもしれない。でもそれが周りにどんどん広がっていき、やがて大きな偉業を成し遂げる。 さば缶を宇宙食へ。 かつて教育困難校とも言われた学校で、それはただの夢物語だった。一人一人の力は小さくて、とてもそんな大きな夢を叶えられるわけはなかった。 でも、たくさんの生徒たちが少しずつ前へと突き進むことで夢は現実へと変わる。 子どもというものは、やはりどこまでも純粋で真っ直ぐなんだろう。学校の雰囲気が悪ければどこまでも悪くなるかもしれないし、逆に良ければ自発的に一生懸命努力をしてくれる。 人生経験の少ない彼らは自分の力だけで道を探すことは難しい。だからこそ周りにいる大人がどれだけ彼らを見てあげられるかでその先の伸び代は違ってくるのだろう。 本書で何度か出てくる「見取り」という言葉がすごく心に残っている。生徒が変わるきっかけとなる瞬間。それはとても些細なことで、注意深く見なければ見逃してしまうほどのこと。 しかし、その瞬間を見逃さずに捉えられるかどうかでその後の人生が変わってくるのだと思う。 さば缶を宇宙食にしたいと13年もの時間をかけてバトンを繋いできた生徒たち。その想いはもちろんだか、周りにいる大人たちの情熱がとても良かった。 教育書として良書。 エピローグでやられた!
6投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログ先生と生徒と環境、うまくいく時は、本当に『歯車が全てかっちりとはまる』時ですよね。 みんなが凄い! 日本には教える勉強が多すぎる。 自分で考えるって大切。学力じゃない。
6投稿日: 2022.02.09
powered by ブクログ人間、食べなければ生きてはいけない。 それは宇宙であっても同じ。地球と異なる環境で、栄養を摂るために、どう工夫するか、それらの集大成が宇宙食であり、宇宙食で思いつくのは、子供の頃に見た、フリーズドライの食品たちだった。 この本のタイトルを見て、確かに缶詰なら宇宙に飛ばせるのではないか、とページをめくったが、話はそれほど単純ではなかった。 宇宙食でも用いられるHASSPの取得から、『宇宙食、作れるんちゃう?』という一言をきっかけに始まったこのプロジェクト。 学校の統廃合や、そもそも缶詰類が、廃棄物の問題で宇宙に持ち込めるかどうかなど、向かい風は吹き荒れる。 それでも、14年もかかって最終的に実現できたのは、代々引き継がれてきた研究と、幸運と、そして、「楽しさ」があったからとこの本は述べている。 「楽しさ」といっても、気分が高揚するばかりの楽しさでは決してなく、「やりがい」や「達成感」、そして「報われることの喜び」の集積が、振り返ってみると「楽しさ」があったと、要約されてしまうが、決してそんな単純なわけではなかったことが、この本の節々に語られずとも現れてくるような気がした。 宇宙食に限らず、同じ制限された中で食を摂るという意味で、災害食に応用できないか、という研究も社会的に進められているそうだ。 宇宙食と災害時の食糧は、どうしても日常からかけ離れたイメージがある。しかし、それらも見えない創意と工夫で、いつか日常食べるものと一緒に、食卓にのぼるようになるのかもしれない。 「いつか」は、もっと近くにあるのかもしれない。 そう、希望に満ちた気持ちになることができました。
16投稿日: 2022.02.07
powered by ブクログ高校生たちが14年かけて伝統で作り続けた鯖缶を宇宙食としての基準をクリアして野口宇宙飛行士が宇宙で食した物語。教育って何かとういう大切なポイントが散りばめられたドキュメンタリー。周囲を巻き込みながら生徒に伴奏し続けた小坂先生とその他の高校、大学の教員、地域の方々。そしてワクワクしながら地道に研究を続ける生徒たち!こんな勉強してみたかったなぁと思う。
6投稿日: 2022.02.03
powered by ブクログあっという間に読み終えてしまった。きっともっと文章では表現しきれないほどの苦労があったと思うし、生徒たちはTRY & Errorを繰り返してたどり着いた道のりだったのではないだろうか。「探究」は総合選抜入試などで求められる活動の一つであろう。きっと農業科や水産科という分野は、この「探究」という活動を日常から行い、生徒たちの力になってきているのだろう。
6投稿日: 2022.01.29
