
沼の国
宮田光/二見書房
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総合評価
(4件)3.3
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終わりよければ全てよし。 とは簡単に納得できないけれど、とにかく兄弟が無事なこと、井岡以降に痛くて悲しくて絶望的な思いをしなかった世界は良かったような。 お母さんの育成環境には同情するけど、やっぱり数々の悲劇の源はお母さんだと思う。私も。 まさかのパラレルワールド的なお話だとは思わず、途中こんがらがったけど楽しく読めた。
0投稿日: 2023.04.25
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ホラー味はあまりない…というかホラー的な意味で怖いシーンはほとんどない。 とにかく男たちと母が不快でしんどい。 結末としてはそこを切り捨てる以外に道はないのかと思うとやるせないけど、とにかくハッピーエンドでよかった…。
0投稿日: 2023.04.24
powered by ブクログ内縁の夫から虐待され施設で暮らしていた亮介と瑠奈。 夫と別れた母が迎えに来て古い曾祖母の家で暮らし始める。家の傍には底の見えない沼があり「ぬまんぼ」という怪物が現れると言う。 すぐに男に依存し無計画に子供を産む母親。子供が増えるほど生活は苦しくなっていく。虐待の連鎖。 ホラーというより親に翻弄される姉弟の物悲しいストーリーだった。母の台詞とこの終わり方は結構好き。
0投稿日: 2022.07.28
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後半のあるところで「なるほど。」と思い、はじめから読み直した。 ホラーというよりは、タイムリープものってかんじ。 全体的に悲しいお話だった。最後だけはよかったなと思えたけど、それまでが胸くそすぎてあまりすっきりできなかった。 沼には胸くそと、悲しい世界線の産物が眠っている。 赤いものを投げるおまじないをやったから、亮介はタイムリープできるようになったのか? ぬまんぼになって、お母さんを迎えにいってあげた亮介…お母さんにはそれが一番よかったとおもうよ。
0投稿日: 2022.02.17
