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おもかげ
おもかげ
浅田次郎/講談社
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総合評価

153件)
3.8
42
45
38
14
3
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    浅田さんといえば「地下鉄に乗って」 今回も地下鉄がキーワード 死ぬ間際走馬灯のように自分の人生を一気見するときくけど、こんなふうに経験できるのかなあと 想像した 死ぬ間際に後悔しないように 生き抜こうとあらためて思う

    0
    投稿日: 2026.01.01
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    面白かったです 不遇な少年時代を過ごした主人公が コンプレックスと戦いながら ひたむきな努力を仕事に向けて みごとなサラリーマン人生を 定年退職まで勤めます しかしその送別会の帰り 電車の中で倒れ意識不明に陥ります 物語はその主人公を見舞う 友人や家族との関わりとそれぞれの感情 そして意識不明中の主人公が 不思議で魅力的な人物達との夢現の 素敵でちょっとセピア色の体験で ストーリーが進みます まず主人公の人徳でしょうか 友人や家族が良い人ばかりで 多くの場合皆どこか主人公のように 人生に足りない部分があったりするのですが それを克服する努力と前を向く姿勢が 素晴らしいと思いました ベテラン看護師の存在が面白くて 浅田次郎さんはよくこのような設定を 思いつくものですね 人と人がどこでどう繋がり 関係が生まれるのか おちおち油断も出来ませんね そして意識不明中の主人公が体験する 夢か幻か走馬灯ってやつか幽体離脱なのか 現代と過去を不思議な人物達と 電車が行き来します 自分の死がちらつく中 主人公の不思議な徘徊を謎の人物達に 誘われます そして涙のラストまで主人公に 深く感情移入したまま進めます 自分の人生を振り返ってみて 自分の人生に掛けた努力と 受けた幸せのプラスとマイナスを 考えたりどの段階ならすんなり 死を受け入れられるのか なんてテーマもあるような まだ答えなんて出ませんけどね(笑)

    0
    投稿日: 2025.12.28
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    浅田次郎さんは文章力が素晴らしい。 誰にでも分かりやすく、優しい文体。 凄い好き。 読んでて気持ちいい。 ストーリーはもう一捻り欲しいです。

    1
    投稿日: 2025.11.15
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    とても心に沁みるいい本でした。 この本に出会えたことが嬉しくなります 最後に全てがわかった時、涙なしでは読めません 今もう一度見返していますが、初めて読んだ時とはまた違う見方ができ、とても面白いです。 何かに躓きそうになった時、この本が読みたくなります。 これはおすすめしたい本です。

    1
    投稿日: 2025.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏の終わりに何か読もうかと手にしたら、人生の終わりの一冊だった。作者の作品は何冊か読んでおり、今回も安心して読み進められました。 周りに定年や退職の方も増えてきたので、自分もそう遠くない未来を意識せざるを得ませんでした。 なかなか素敵なお話だったのですが、個人的には最後にあきらかになる「女性たち」との邂逅の種明かしがあまり気に入りませんでした。 一人娘が父を想うくだりは、良かった。

    2
    投稿日: 2025.09.15
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    んなんちゅー話やー!(すごくいい意味で) なるほど、こう繋がるのかと最終章で理解し、心がとても暖かくなりました。ぜひ読んでほしい。

    4
    投稿日: 2025.09.10
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    走馬灯ってこんな感じなのかな。レールに沿った人生が本当に幸せかを問う作品を見ることが多いけど、そのレールに乗ることに苦労し、レールに乗って幸せを感じる人もいると思った。話せない状況でも聞こえてる。自分がその立場になったら思うと、いつも通り話しかけてくれる人のありがたみを疑似体験した。何か祈る時とか、相手がちゃんと聞いてくれてると思って祈ろうと思った。

    2
    投稿日: 2025.07.21
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    https://paz-library.opac.jp/opac/Holding_list?rgtn=00060225

    0
    投稿日: 2025.07.07
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    親に捨てられた過去を持つエリート会社員が定年を迎え、送別会の帰途に脳出血にて意識不明に。 過去に旅立つ主人公と、そのエスコートをする隣のベッドの老人や美しい年上の女性たち。 主人公の新生児期まで戻った最後、目頭が熱くなりました。

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    時空を超える有楽町線のメロドラマ part2(「地下鉄に乗って」がPart1か)。浅田次郎の作品にいつも登場する感じの江戸っ子キャラは本作では脇役。主役は孤児院出身、努力して国立大学を卒業して商社勤務の定年を迎えた紳士という設定。関係なさそうなエピソードが最後に全てまとまって大円団。風呂敷の回収の上手さはさすが。 荻窪在住の歳上の同僚に教えて貰ってポチったら面白くてすぐ読了した。

    0
    投稿日: 2025.05.30
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    主人公・竹脇正一は、65歳で定年を迎え、送別会の帰り道、地下鉄の車内で突然倒れてしまう。集中治療室で昏睡状態にある正一のもとには、旧友や幼なじみ、家族が次々に見舞いに訪れ、語りかける。しかしその間、正一の意識は肉体を離れ、奇妙で不思議な体験をする──。 主人公の年齢や人生の節目が、自分自身と重なる部分もあり、自然と惹きつけられて手に取った一冊です。 読み終えたあと、言葉にならない幸福感に包まれて、物語の余韻と著者への感謝で、思わず本を胸にぎゅっと抱きしめてしまいました。 心に深く残る、大好きな一冊になりました。

    7
    投稿日: 2025.05.30
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    浅田次郎作品の別作品のセット品で買ったため期待はしていなかったのですが、とても面白かった。危篤の時に周りにこんなに心配されるような人生を送りたいなと思いました。素敵な人生を観させていただきました!

    0
    投稿日: 2025.05.07
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    定年退職、自らの送別会の帰りに意識を失い 病院に運ばれる主人公。 彷徨う意識の中で、主人公は色々な人と時間を共にし、近しい人たちの話し声を聞く。 わたし的には、あまりしっくりくる物語ではなかったです。 自分の生い立ちの悩める部分、苦しかった部分を許すための自分が願ったストーリーを見ていたのか?真実がそうなのか? どちらにしても、イマイチでした

    7
    投稿日: 2025.04.09
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    孤児の主人公。定年を迎えた日に倒れ生死を彷徨う間の物語。過去のトラウマが紐解かれていく不思議な体験。生まれは関係ない、生き様だ❣️と感じれる。

    5
    投稿日: 2025.04.05
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    著者の歴史物と違いストーリーが分かりにくく戸惑った、段々馴れてきたが。65歳で突然斃れるとこんな風なのか。終盤に出生と赤子で捨てられる秘密が明かされ、母親の面影のような記憶、首にまいた風呂敷、を意識下で回顧するシーンが印象的だった。私の母親の死に重なった。

    1
    投稿日: 2025.03.23
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    人は皆、最適な選択を探しながら生きているのだと改めて感じた。他人からは「何も考えていない」「やる気がない」「悪だ」と罵られることがあったとしても、その人なりに最善を尽くし、時には自分だけでなく他人の幸せも考えている。それこそが本当の意味での最適な選択なのだと、この作品を通じて強く実感した。 他者の視点からは理解できない選択でも、その人の人生においては意味があり、誰もが懸命に生きている。そう思うと、軽々しく他人を批判することの無意味さが浮き彫りになる。むしろ、この物語は、そんな自分自身の偏った考え方を見つめ直し、改めるきっかけを与えてくれた。 読後、他者の生き方を尊重しようという気持ちが強くなった。誰しもが背負う「おもかげ」の深さに想いを馳せながら、これからの人との関わり方を考え直したくなる、そんな読書体験だった。

    0
    投稿日: 2025.03.09
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    メトロなのか、以前読んだ雰囲気が似てる。これも自分の親を思う気持ちが現実になって出会いが生まれた。自分の一方的な想いではなくて相手の想いも書かれていて、心に染みる。武骨なイメージが大好きで、色々読んだなあ、プリズンホテルなんか何回読んでも楽しいし何回でも読めるし読みたい

    16
    投稿日: 2025.01.21
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    本の帯に「涙なくして読めない!」と書かれていたが本当にラストは泣けた。 私は仕事柄、人の生き死に関わっている。 その仕事の中で何度も感じたことは「人生の最後は呆気なく終わっていく」だった。 亡くなっていく人の人生を知らず、死に立ち会った時に心が震えることもなく、ただ淡々と送り出していく。 冷たい心だなぁと思いながら、 仕事だからしょうがないと思いながら。 ただ本書を読んで泣けて良かった。 命にはそれぞれの人生があって、歴史がある。 亡くなる人を知らないなりにも「よく生きたよ!」って送り出していきたい。 そうできるように私の心を育てていきたい。 とてもいい本でした。

    0
    投稿日: 2025.01.06
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    久しぶりに浅田次郎さんの作品を読んだ 様々な登場人物から、危篤状態の主人公との思い出や今の思いが語られる 設定や感情が昭和世代向けのように感じ、なじめなかったけれど 途中、浅田さんらしい、ジーンとさせる展開もあった

    0
    投稿日: 2024.12.12
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    最後に正一が会っていた女性達が誰なのかわかった時、そう言うことか!と一気に物語が繋がる感覚と暖かい気持ちになった。

    0
    投稿日: 2024.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    定年退職の送別会の日に地下鉄で倒れ病院に運ばれた初老の男性の生い立ちを遡っていくお話。 生と死の狭間で出会う、80歳60歳35歳程の謎の魅力的な女性の正体に驚き、温かい気持ちになる。 捨てられたのではなく愛されて生かされたことがわかったことで、これまでの人生が不幸ではなかったと証明されたような気持ちになった。 忘れざる人々のおもかげをかかえて帰って行く姿に幸せしか見えない。

    1
    投稿日: 2024.11.21
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    孤独の中で育ち、温かな家庭を築き、定年の日の帰りに地下鉄で倒れた男。 切なすぎる愛と奇跡の物語。 エリート会社員として定年まで勤め上げた竹脇は、送別会の帰りに地下鉄で倒れ意識を失う。家族や友が次々に見舞いに訪れる中、竹脇の心は外へとさまよい出し、忘れていたさまざまな記憶が呼び起こされる。孤独な幼少期、幼くして亡くした息子、そして……。 読んでいてとても不思議な気持ちになる内容でした ファンタジーっぽいからかな? 自分が竹脇になったような気がして フワフワした気持ちになりながら読んでいた 途中までちょっと内容がよくわからなかったけど… 子供の頃は不幸だったかもしれないけれど 大人になってからの竹脇は 仕事をして結婚をし子供を育てるという希望通り人生を生きてこられて とても幸せだったんじゃないのかなぁと感じました 全くの他人の娘婿さんに こんなに思われて素敵なことだと思います 人生の最期はこんな風に感じているのかなぁ〜

    10
    投稿日: 2024.11.16
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    死を前にして走馬灯のようにめぐる何かがあるのだろかとも思うが、主人公の極端に不幸な生い立ちの中にも仄かに共感できる想いがあった。物語が進むにつれリアリティを欠くようにも思ったが、これはこれで良いのかなと読み進め読了した。

    0
    投稿日: 2024.11.11
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    2024.10.13 涙無くして読めない傑作!という帯の表現は間違いないが、私は終わり方がどうにもスッキリしない。

    0
    投稿日: 2024.10.13
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    最初は退屈な物語だと思ったが、読み進めていくと、子供の頃の記憶が浮かんで、とても懐かしかった。 最後の母が赤ん坊を捨てる場面は心うたれた。

    10
    投稿日: 2024.09.30
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    終盤、ため息が出るほどの見事な展開。   悲しい捨て子の記憶が、暖かな光に包まれて祝福される場面は、オセロの黒が白へ変わっていくような驚きと多幸感に包まれていて。 戦後の人々の心情、捨て子への優しい眼差しに 胸がいっぱいになりました。 ほんの数世代前にこんな時代があったなんて、史実として知っていても、分かってはいなかったと気付かされます。 読後、思わず東京大空襲の歴史を調べました。 啓発本とかじゃなく、人を動かせる本は本当に素晴らしい。。 時間が取れず、細切れ読みだったので いつか一気読みできる時を楽しみにしています!

    2
    投稿日: 2024.09.24
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    この作品は「凄い」です。(文句なしに☆5です!) このような「傑作」を読むと、作家さんに畏敬と同時に畏怖の念を抱きますし、読書好きで本当に良かったなと改めて思います。 ミステリー小説には分類されない作品だと思いますが、「伏線」と「回収」、それに加えてラストの余韻があまりにも見事であり、とてもとても感動しました。 (『かがみの孤城:辻村深月』を読んだ方であれば、お分かりになると思います) とりわけ最終章の第六章は、驚愕の真相と感動で涙なしに読むことは不可能でした。 くどいようですが、このような作品が大好きなんです‼️ さて、本書は、定年を迎えた一流企業のエリート社員(本社の部長職⇒関連会社の役員)である主人公の竹脇正一が、送別会の帰りに地下鉄で倒れて病院に搬送され、そのまま危篤の状態となり、そこに、 堀田(竹脇と同期入社で、本社の社長) 節子(竹脇の妻) 武志(竹脇の義理の息子) 永山徹(竹脇の幼なじみ) が次々と病院に駆けつける場面から始まります。 竹脇と銘々の関係性や過去の経緯など、物語は現実的な内容で進んで行きます。 ここまでが第一章です。(いわゆる「発端」部とでも言いましょうか) 第二章以降では趣がガラリと変わり、どこまでが現実で、どこまでが夢の世界、はたまた幻影なのか、それとも?と思わせる場面・文章が続きます。 これからの文章は、ネタバレになるかもしれませんので、未読の方はご注意ください。 主な登場人物といくつかの文章をランダムに書いていきますが、伏線の一部も含んでいますし、読まれた方は真相の一部に気が付かれるでしょう。 竹脇正一 昭和二十六年のクリスマス・イブに、地下鉄の車内で発見される。 いわゆる捨て子として、施設で育てられる。 施設を出てから新聞販売店に住み込み、苦学の末一流大学に合格。 その後、一流企業に就職。 節子と結婚し、二子(長男と長女)をもうけるが、長男を四歳で亡くしてしまう。 自宅は、幼なじみで大工の永山徹に建ててもらう。 ・あのころの僕らは、まだみずからの不幸を信じていなかった。  たとえば、何らかの手ちがいで子供を手放してしまった両親が、ある日ふいに運転手付きの外車を施設に乗りつけて、迎えにくることを夢見ていた。 ・最も憎むべき父と母の、顔も名前も知らない。それは同時に、最も愛すべき人々の顔も名も知らないということだった。 ・親の顔を知らない子供より、親の顔を忘れた子供のほうが、ずっとかわいそうだ。 ・(地下鉄の)ドアが閉まって座席に腰を下ろしたとき、僕はかつて知らぬふしぎな安息を感じた。 ・愛すればこそ棄てる。そんな理屈のあろうはずはないが、きっと僕を産んだ人はそう考えたのだろうと、僕は信じたかった。 マダム・ネージュ(80歳?) 竹脇(65歳)を病室から連れ出し、ディナーを共にする。 別れ際、いくらかなごり惜しそうに「あなたは、がんばったわ」と言う。 入江静(55歳?) 真夏の海水浴場で竹脇(40歳?)に声をかけ、ランチを共にしながら会話をする。 竹脇には、マダム・ネージュと同じ空気をまとっているように思えた。 峰子(38歳?美人) 地下鉄に乗っている竹脇(23歳?)に声をかける。 竹脇「いろいろ大変でしたね」 ・・・ 峰子「君のほうが、ずっと大変だったはずよ」 竹脇「そんなことはありませんよ。高度経済成長の申し子ですからね」 ・・・ 峰子「それはちがうわ。みんなが不幸なときの不幸と、みんなが幸福のときの不幸はちがう」 峰子は竹脇を抱きしめ、唇を交わしそこねて、ぴったりと頬を合わせた。 竹脇「本当のところを言うと、大変でした」 峰子は頬をこすり合わせて肯いた。 峰子(34歳?美人) 竹脇(19歳?)を地下鉄に誘う。 竹脇「地下鉄に乗って、どこへ行くんですか」 峰子「どこでもいいの。君と地下鉄に乗りたい」 ・・・ 竹脇「僕の夢を聞いてもらえますか」 峰子「聞かせてちょうだい」 竹脇「大学を出てサラリーマンになって結婚をして家を建てて子供を育てたい」 ・・・ その夢が叶ったなら、いつ死んでもいい。 峰子「君ならできるわ」 ・・・ 僕は唇を引き結んで肯いた。そうだ、だからもう、いつ死んでも悔いはないのだ。 ・・・峰子は秘めやかに、しかし思いのたけをこめて唇を重ねてくれた。 峰子(15歳?美少女) 男の赤ちゃんを抱いて、地下鉄に乗っている。 峰子に残された道は二筋しかなかった。 死ぬか。生きるか。 死ぬにしても三通りある。 子供と一緒に死ぬか。ひとりで死ぬか。子供を殺すか。 生きるにしても三通りある。 一緒に生きるか。子供だけを生かすか。自分だけ生き残るか。 ・・・ 一瞬の闇が峰子に教えてくれたのだ。死ぬか生きるかのほかに、もうひとつの道があるはずだ、と。 別れる、という道が。 ・・・ 赤ん坊はご機嫌だった。生まれてからずっとぐずりっ放しで往生したのに、地下鉄に乗ってからはぴたりと泣きやんだ。 ・・・ 君はよっぽど、地下鉄が好きなのね。 ・・・ 貧しい家の子が金持ちの子に負ける理屈はない。親のない子が親がかりの子に負ける理屈もない。だから君は、誰にも負けないで。 ・・・ 首に結んだ風呂敷をはずして、赤ん坊のおむつと自分の下着を分けた。迷いも悲しみも、石のように固まってしまった。もう涙も出やしない。 地下鉄が速度を緩めた。轟音が金切り声に変わり、光と闇がくり返された。 くちづけをかわしてから、峰子は立ち上がった。 本書を読了後、改めて「おもかげ」の意味を辞書で確認すると、 記憶によって心に思い浮かべる顔や姿。 実際には存在しないのに見えるように思えるもの。 とあり、まさしくタイトルどおりの作品でしたね。 次に読む浅田さんの作品は、『地下鉄に乗って』に決まりました。

    21
    投稿日: 2024.09.04
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    よく練られた作品である。 定年退職の送別会の日に、意識を失い病院に運び込まれた主人公。生死の境を彷徨い、見舞いに訪れる家族や知人の語りかけから主人公の人となり、人生が炙り出されてくる。語りかけへの反応がないなか、瀕死の主人公は身体から離れて独白とともに、非現実的な体験を重ねていく。次から次へと現れる夢想のなかの謎の女性たち。主人公は彼女らと会った記憶がないなか、打ち解けていく。主人公は両親を知らず、名前もわからないなか、施設で育ったあと、一流企業に入り、家庭を築くが、最初の息子を幼くして亡くす。同じ病室に入院していた男性と、やはり同じような非現実的な体験を通して、その人を知るが、その人はほどなくして亡くなる。夢想の体験で語られる登場人物たち、互いに無関係と思われるなか、物語はどこに行き着くのか、夢想が意味するものは何か、謎は深まっていくが、最後には驚くべき仕掛けが待っている。謎の一つ一つが氷解していくともに、悶々としていた思いが、救われていく気がする。主人公の行く末そのものは、読者の判断に委ねられているのだろうか。

    5
    投稿日: 2024.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〝捨て子です。昭和26年のクリスマス・イブに捨てられました。12月15日いう戸籍上の誕生日は推定です。誰が、何処に捨てたのかも知りません。知る必要もないでしょう。...最も憎むべき父と母の、顔も名前も知らない。それは同時に、最も愛すべき人々の顔も名前も知らないということだった...〟孤独の中で育ち、温かな家庭を築きあげ、65歳の定年まで勤め上げた男(竹脇正一)は、送別会の帰りに地下鉄で倒れ意識を失う。家族や友が次々に見舞いに訪れる中、竹脇の心は外へと彷徨い出し、過去の記憶が呼び起こされてゆく哀哭の物語。

    6
    投稿日: 2024.07.28
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    1人の人の人生を覗き見ているかのような、一緒に振り返っているかのようなそんな不思議な物語でした。 親が居ないがゆえに、人並みの幸せを渇望していました。でも振り返っていくうちに、親から愛されていなかったわけではないということが分かり… また家族にも恵まれ、幼なじみにも恵まれていました。 あの人の人生は幸せだったのだろうか。多分幸せだったんじゃないかなと私は思いました。 自分も死ぬ時には、幸せだったと思えるように、周りの人達を大切にし、今を精一杯生きようと思わせてくれました。

    21
    投稿日: 2024.06.04
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    いつもの様に電車で通勤中に読んだので時間が掛かってしまったけど面白かった。 確かに電車の中で泣いてしまい、鼻をすする音は大きかったから、他の乗客に迷惑を掛けていたかもしれない。 自分自身が定年を迎えて再雇用ということもあり、何やら背景からして身近に感じたな。 自分同様定年を迎えるということも重なっているからなのか、この年齢になって知り合いの母親が倒れたり、別な知り合いの父親が亡くなったりと続いているからなのか、再読はしたくない。 同じ様な状態で倒れてしまい、意識だけがハッキリしてたら、まだやり残したこともあるから生きたいと思うだろう。 ん、で何から始めるかな。

    0
    投稿日: 2024.05.09
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    浅田二郎って ほとんど読んだことのない作家なのだけど なんとなく手に取ってみた 全く面白くないのだが 縁の薄い家族の話しのくだりを読むたびに 思い耽るので、なかなか先に進まない 大事な家族がいる人と むしろ居なくなってほしい家族をもつ人がいる。 家族の概念は自分の立ち位置によって変わってくる ともかく、設定は悪くないけど 途中で脱落したくなる本

    0
    投稿日: 2024.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょうど入院していた時に読みはじめました。 生死を彷徨う主人公、心配する周囲の人達、母とのエピソード、泣ける展開なのだろうが、ちょっと私にはハマらなかったかも。

    2
    投稿日: 2024.04.23
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    主人公に近い年齢ですので、自分の死に際もこんな風なら怖くないと思いました。何より泣かされました。 とても心温まる思いでした。浅田次郎さんの本はジーンとさせられるので、移動中に読むのは憚れます。

    0
    投稿日: 2024.04.21
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    時代を超えて胸を打つ不朽の名作『地下鉄(メトロ)に乗って』から25年。鉄道屋などが好きならぜひ読んでほしい。 孤独の中で育つたが温かな家庭を築き定年の日の帰りに地下鉄で倒れた男の物語。 幼少期の思い出や自分を捨てた見知らぬ母のおもかげを、不思議な経験で追憶していく最終的には泣かせる浅田次郎作品。 メトロでは父親だったが今度は母親で泣かせます。 エリート会社員として定年まで勤め上げた竹脇は、送別会の帰りに地下鉄で倒れ意識を失う。家族や友が次々に見舞いに訪れる中、竹脇の心は外へとさまよい出し、忘れていたさまざまな記憶が呼び起こされる。孤独な幼少期、幼くして亡くした息子、そして……。涙なくして読めない至高の最終章。

    0
    投稿日: 2023.11.29
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    浅田さんは本当に地下鉄が好きなんだね。帯に涙なくして読めないと書いてあった割には全く泣けなかったけど、一人の男の人生をたどる、なかなかいい話だった。

    0
    投稿日: 2023.10.22
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    主人公は戦争孤児。65歳定年直後に倒れてからの臨死体験。過去の自分に戻って、その時の感情を沸き起こさせてくれる。臨死体験のナビゲーターのキャラが特徴的なのかな?自分は面白くなかった。

    7
    投稿日: 2023.10.14
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    死にそうな竹脇正一さんの夢のオムニバス。 不幸な生い立ちの人ばかりが登場するのはどういう意味があるのか⁇ 全体的に暗い感じで、あまり共感できなかった。 流星ワゴンのパクリのような気もする。

    0
    投稿日: 2023.10.08
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    65歳で定年を迎え、多くの人に惜しまれ送られた会の帰りに長年乗り続けた地下鉄で倒れた正一。次々と見舞客が訪れそれぞれが語り手となったあとで、自身で身体を離れて漂っていく。魅力的な女性に出会うけど、やがてその女性が誰なのかにたどり着く。棄てられたことはお互いにとって唯一の最善の手立てだったと恨まない。幼くして亡くした最初の子とも出会うけど、、、、。 描かれはしないけど、戻ってきて良かった。

    7
    投稿日: 2023.09.30
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     定年退職直後に地下鉄車内で倒れた男性は、昏睡状態となりICUで眠り続ける。「ふつうの人」になりたくて、努力し続けてきた男性に次々に訪れる見舞客。  物語は見舞客視点の男性との思い出や、男性への想いと、ICUを抜け出して過去を巡る男性視点が交互に描かれて進んでいきます。  『地下鉄(メトロ)に乗って』を読み返したくなるような、素敵なお話でした。

    1
    投稿日: 2023.08.06
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    悲惨な幼少期をすごしたエリート商社マンの定年の日に起きた脳梗塞による救急搬送 から始まる自分のルーツを辿るファンタジー体験

    0
    投稿日: 2023.07.11
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    不思議な話 地下鉄に乗ってを思い出すような 浅田さんの世界に引き込まれました。 本の帯に書いてある、 「涙なくして読めない最終章」 本当です。 マスクがびしょびしょになりました

    1
    投稿日: 2023.06.11
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    浅田さんらしい、何か境地に辿り着いたような物語だと思いました。 言葉のひとつひとつが沁みてきます。 竹脇正一は命を取り戻したのかな。

    1
    投稿日: 2023.06.04
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    浅田次郎初体験になった『椿山課長の七日間』と似てる作品。脳梗塞が脳出血に置き換われば、いまのおれだよ。生死の境は彷徨ってないけど。 状況を比較しながら読んだ。 浅田次郎ほど地下鉄に思い入れはないのだが、拘りポイントは共感できる。銀座線の灯が消えるのとか、丸の内線のデザインとか。古き良き東京の面影が無くなって行くのは寂しいなぁ。 2022年の東京オリンピックがコロナの影響を受けたのはクソ与党に天罰が下ったと思いねぇ。 今更、後悔はしないが、医者いらずだったおれにも天罰が下った。そして入院した病院に置いてあった浅田次郎を手に取ってハマった。 まぁ、そんな出会いもある。 不幸中の幸いと言えるのかどうか分からんが、入院してなかったら出会うことはなかっただろう。 そのうち、ふりかえって思い出すこともあるのだろうか。未だ渦中にある身としてはもがくのに精一杯で俯瞰することなんてできないけれど。

    1
    投稿日: 2023.05.25
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    親のあり方によって子供の心情や生き方は左右される。しかし、親子の絆というものは本人達が意識できないところで既に結ばれている。最後にはそういった感情が込み上げてきた。思わず自分自身のことを振り返ってしまった。浅田次郎さんらしい泣かせる作品だと思った。 世代も家族環境もそれまでの人生も全く異なるのだけれど、浅田さんの文章を読んでいると自分自身の人生と主人公の人生を重ね合わせて、主人公を通した喜怒哀楽の感覚がじわじわと脳細胞を揺さぶってくる。 浅田さんご自身の経験を踏まえた戦後のゴタゴタした雰囲気。そして団塊の世代の方々が幼少期から高度経済成長を経て成長して活躍する日本。時代の象徴として地下鉄がストーリーを紡ぐ手段として走っていく。これらの社会環境を背景に1人の男の65年の人生が語られる。死の間際の幻想の中で自分が孤児になった経緯を知ることとなる。 作品の終わり方が憎い演出だった。自分の出自が明らかになったところで主人公が再生出来たのか?気を揉ませるところが浅田さんらしい。

    7
    投稿日: 2023.05.07
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    生みの親も知らず小さい頃には、児童施設で育った竹脇正一。 エリート社員として、65歳の定年を迎え、送別会の帰り、地下鉄で意識を失い、そのまま、病院に担ぎ込まれた。 家族や友人達が、見舞いに訪れるが、竹脇の意識は、戻らない。 そんな中、竹脇は、不思議な人達に誘われ、パラレルワールドに迷い込む。 優雅で貴族のような「マダム・ネージュ」と名乗る、老女。 自分自身人生は、何一つ語ろうとしない、秘密主義者の「入江 静」と名付けた60歳ぐらいの女性。 35歳ぐらいの、かつては戦災孤児達のカリスマだった「峰子」 彼女達と話し、出かけるうちに、孤独な幼少期、初恋の人、幼くして亡くした長男、様々な記憶が呼び起こされていく。 そして、3人の女性の正体が、ようやく理解できた時、涙が溢れ出した。 竹脇は、生死の狭間を彷徨っている時に、愛娘の事を、天使と呼び「その天使がもう一人の天使を連れてきてくれた」と言った。 娘婿を天使と呼べる関係は、とても素敵だと思えた。

    46
    投稿日: 2023.03.10
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    退職の送別会をしてもらった帰り、地下鉄の中で倒れ集中治療室へ運び込まれる。ベッドには瀕死の自分が眠っている中、ディナーや海に出かけたりと現実としか思えないほどリアルな体験をする。主人公の生い立ちは妻にさえ話したくないようなもので重い展開になりそうなものだけど、登場人物はみんな良い人で、読後はじんわりとくる素敵なお話でした。

    3
    投稿日: 2023.01.28
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    戦争孤児、戦後日本の実情、高度成長期の影に追いやられた弱い立場の人々 そんな厳しい現実が事細かに書かれていそんな時代を生きた主人公と周りの人たちの温かさに涙なしじゃ読めなかった..

    6
    投稿日: 2023.01.26
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    エリート会社員として定年まで勤め上げた竹脇は、送別会の帰りに地下鉄で倒れ意識を失う。孤独な幼少期、幼くして亡くした息子、そして…。涙なくして読めない至高の最終章。(e-honより)

    0
    投稿日: 2023.01.17
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    誰か自分が知っている人が死ぬ時を考えさせられる物語。目に見えるものが全てじゃないなって思える。それぞれに過去があるもんなってじーんとする。

    1
    投稿日: 2022.12.30
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    読んだことがあるのではないか、そう思いながら最後まで読んだ。2度目でも切なくて、読んでよかったと思った。 親の顔を知らずに生きてきた。そのことを負い目に思いながら生きてきた。病院で生死の境にいながら、不思議な体験をし、母を知る。捨てられたのではない。大切に思われたからこそ、置いていかれた。何とも切なかった。 浅田次郎らしい暖かい話だった。

    1
    投稿日: 2022.12.21
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    自分の周りの人、環境に 改めて目を向けて感謝することが出来ました。 歳を重ねた時、また読み返したら 違っ視点で違った気持ちが込み上げてきそうです。

    1
    投稿日: 2022.12.07
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    静かに、じんわりと。生きる希望が湧いてくる小説だ。 人はルーツに頼らなくとも、生きていける。 今、そばにいない人たちも、生きる支えとなる。 生きるために、最も大切なものを手放すことは、やはりある。 そして、みんないつかは、救われるのかもしれない。 読んで、確かめてほしい。

    0
    投稿日: 2022.12.03
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    年配男性に共感されそうな世界観だと感じた。また、アダルトチルドレン要素がある方には、主人公の思考回路に共感できる部分が多いかもしれない。

    0
    投稿日: 2022.10.03
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    美しい日本語で綴られる、美しいだけではない人生や人の心がそこに。しかしやはり"命は輝きに満ちている"と叫びたくなる、そんな本でした。人を想うとは何か?に一つの解を授けてもらいました。いやーすごいw さすがとしか言いようがないです(*´-`)

    0
    投稿日: 2022.09.26
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    普通。 ファンタジー感がかなり強め。故にところどころついていけないところもあった。 ただ、最終章はよかった。

    0
    投稿日: 2022.09.08
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    映画にはない小説の面白さは人の頭の中が筒抜けなところにあると思ってるので、こういうひたすら回想を巡らせていく展開の小説は結構好き アガサ・クリスティの『春にして君を離れ』は回想を巡らせた結果ホラーとも捉えられるような結論に辿り着いたが、本書はそんなことは無論無く安心して読める 浅田次郎の本は初めて読んだけど表現がなかなか素敵 他の本も挑戦してみたい ✏労苦が容姿に顕れず、むしろそれを肥として洗練される人間のいることは知っている。能力や性格ではなく、客観的な幸不幸とも関係なく、今かくある自分が幸福であると信ずることのできる人間である。 ✏みんなが不幸なときの不幸と、みんなが幸福なときの不幸はちがう。 ✏たとえば二人がカルネアデスの舟板に縋ったとしたら、僕は何のためらいもなく、無条件に、みずから死を選んだだろう。 ✏合理性よりも審美性を優先できる人間は、そうそういるわけがない。 似合えばいい。そんな生き方をしているにちがいない彼女を、僕は羨んだ。

    1
    投稿日: 2022.07.26
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    浅田次郎さん初挑戦でした。初挑戦がこの本で良かったかは分からないけど、半分くらい読んで挫折しそうになりました。色んな人の目線で語られるところ、それぞれの過去の話、意識だけの旅など、少し飽きてしまう内容でした。 心にじわっとくるお話なので、ワクワク感やスピード感を求める人には合わないと思います。

    0
    投稿日: 2022.07.11
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    読まずにほっておいた本でしたが、ある雑誌に紹介されていたので読んでみました。良かった! 自分もリタイアが近づく中、残りの人生を周囲との関係の中でどう充実させて生きていくか、共感しながら、涙しながら一気読みでした。

    1
    投稿日: 2022.06.18
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    定年退職の送別会後 地下鉄で倒れ 夢か現実かわからない時間の中で 生い立ちなどを認識していく話 読んでいる途中 生きている時の父が 帰る時 手を振っていた情景が浮かんで 涙がら止まらなくなった エピソードが悲しいとかではなく 色々なことを想い出してしまう話 人生の後半の人の方が沁みる話だと思う 家族の死など思い出して悲しくもなるが 最後は良かったなと思う 良い人生を生きてほしいと思った

    0
    投稿日: 2022.06.04
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    しみじみ沁みるストーリー。時代背景や登場人物の心情が丁寧に描かれていて惹き込まれた。少し盛り上がりに欠ける内容ではあったけど、エンディングも希望が感じて読了感もよかった。3.4

    0
    投稿日: 2022.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うーむ。なんというか色んな人が出てきてピンとこなかった感じではあった。特に、お母さんが子供を捨てたところがピンとこなかったのかな。

    0
    投稿日: 2022.05.23
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    お勧めされて読みました。主人公が自分とは違うので割と最後の方まで淡々と時間がかかりながら読みました。 読み終わった後は、それからの幸せな人生を想わずにはいられませんでした。

    0
    投稿日: 2022.05.19
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    一気に読み切ったが浅田次郎作品の中では感動するほどではなかった。 現実とあやふやにする形で、非現実を混ぜ込む手法があまり好みでないのかも。

    0
    投稿日: 2022.04.10
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    「地下鉄に乗って」が父を追うのに対して、本作は母を追う。 終盤までそれに気づけず、わけわからないまま読んでいた。わかるひとにはわかるのでしょうが、わかった上で読みたかったと思ったので、敢えて書きました。解説にも書かれているので構わないてましょう。

    0
    投稿日: 2022.03.29
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    うーん、うーん。いつ面白くなるんだろうと思いながら読み進めていたけれど、本当に最後の数ページでようやく話が繋がり、面白くなってきたぞー!というよりは、なぜかホッとしました。 古い男の人の幻想だ、と嫌悪する場面や言い回しもいくつかあったけど、それも含めた時代的な背景が話の重大な構成要素だった。

    3
    投稿日: 2022.03.07
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    最後のドン!がえぐかった。 これだけ自分の人生を振り返ったことはなかった。自分は幸せな人生なのだ、と思えた。

    0
    投稿日: 2022.02.25
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    最後、こうゆうふうに繋がってたのかと、ほのかな感動。母親の気持ちが知れて、少し救われたような気がした。

    0
    投稿日: 2022.01.28
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    出自を知らずに生きてきた主人公。死に際で記憶の欠片が組み合わさり新たな旅を始める。 旅の友は家族。家族を知らない主人公が家族に囲まれた人生を送る。

    0
    投稿日: 2022.01.27
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    竹脇正一は無事定年を迎え、送別会の帰りの地下鉄で倒れ、病院に運ばれる。 手術もできないほど悪い状況で、寝たきりとなった。 妻や幼なじみ、義理の息子が看病にくる。 周りの声は聞こえるが、話すことはできない。 そんな竹脇に不思議なことがおきる。

    0
    投稿日: 2022.01.22
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    知り合いの勧めで読みました。帯に「最終章が泣ける」と書いてありましたが、その通り泣けました。ただしそれまでの各章は若干盛上がりにかけるかなという印象です。主人公が周囲の人間に愛されていたのがよく伝わってきて、温かい気持ちになれたのは良かったです。

    1
    投稿日: 2022.01.22
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    初めましての浅田次郎さん。浅田次郎さんといえば『地下鉄(メトロ)に乗って』や『鉄道員(ぽっぽや)』が代表作ですかね。今作でも地下鉄がお話の軸になってました。 エリート会社員として定年まで勤め上げた竹脇正一は、送別会の帰りに地下鉄で意識を失い病院へ運ばれる。集中治療室で意識不明のまま家族や親友たちが次々と見舞いに訪れる中、竹脇の心は外へとさまよい出し、忘れていたさまざまな記憶が呼び起こされ…生と死の狭間で65年間の人生を振り返っていく。 生と死の狭間で体験するエピソードが、最初のうちは???がいっぱいで…ちゃんと最後には伏線も回収されてすっきりするんですが…う〜ん、いまいち私の好みのお話ではありませんでした、残念。でもとても読みやすくて、現実の家族や親友たちとのお話は、主人公の真面目で誠実な人柄の良さが伝わりとても良かったです。

    0
    投稿日: 2022.01.08
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    正一の真面目で誠実な人柄を慕う周囲の人達の思いが温かく響き、自分でも知らない正一の生立ちが次第に解明されていくミステリー的な面白さに引き込まれる すごく濃密な世界を抜けてきたような読了感でした

    0
    投稿日: 2022.01.07
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    最初の、勤めていた社長が病室を訪ねてくるエピソードにインパクトを感じ、続きを待ちながら読み進むが物語はだんだん違う方向にそれていき、全体として散漫な印象を受けた。地下鉄で倒れ、昏睡状態に陥った竹脇は社長が感じている印象である、誠実だが損な役回りの人をもっと読みたかった。 同じ世代ではないはずだけど、どこか懐かしくなるような過去の描写がとても印象的。

    0
    投稿日: 2022.01.06
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    此岸と彼岸を挟んだ物語。 ちょっと切なくちょっとホッコリ。人間関係だけを言えば幸せな人生。心配したけど、最期はホッとした。

    0
    投稿日: 2022.01.06
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    数日かけて読むつもりが1日で読み切りました。 それくらいどんどん読み続けたくなる文章と構成で綴られており、そこは浅田次郎さんのお上手なところだなあと感じます。 主人公による語りだけでなく、主人公の周りの人々の視点からの語りがあることで、主人公の人生の物語としてだけでなく、本人と他人からみたその人での見方、感じ方の違いみたいなところにも面白さがありました。 ただ、最後まで読んでの感想としてはどうも腑に落ちないと言うか、スッキリし切れない部分もあり、読了後の後味はあまり良くなかったです。 内容としても割と『地下鉄に乗って』と通ずるところが多いように思いますが、個人的な感想としての面白くてスイスイ読み進めてしまったんだけど最後の方でモヤモヤが生まれてそのまま終了、という部分でも共通していました。。 今作ではラストのラストで希望の光が見えた点は良かったです。 モヤモヤしたポイントとしては、主人公や妻の考え方に一貫性がないように感じたところ(特に最後の方言ってることがコロコロ変わっていたような気がした)。 結局峰子が子を棄てた理由にイマイチ納得できなかったところ(峰子なら助けてくれる人を見つけることが出来たと思う、誰でもいいわけじゃないのは分かるけど棄てること無かったんじゃないか)。赤ちゃん視点になった主人公の言動に若干の気持ち悪さを感じたところ(これは完全に個人的な感想)。等がありますが、やっぱり著者と自分との世代間ギャップが大きいのかもしれません。 そもそも主人公が60代男性なので当たり前の話にはなってしまうのかもしれませんが、全体的に昭和的な考え方だったり、根っこに男尊女卑的な価値観があるのが浮き出てきてしまっているような印象はあります。これは地下鉄に乗ってでも感じたと思います。 あとは、最初は素敵だなと感じるロマンチックな文章や内容が、最後の方になってくると若干くどくなってそれが気持ち悪さみたいなものに変わってくるのかもしれないです。タルト食べ放題のときと同じ感じ。 個人的には5章までは好きでした。 なんか、不幸とか不遇とか悲劇的なものが最終的に美化されていくような内容で、シェイクスピアとかお好きなのかな?とか思ったり。もっとも、私はシェイクスピアを文章で読んだことは無いのですが…。 浅田次郎さんはおそらく東京が大好きで、地下鉄には特別な思いがあり、戦後辺りの時代に相当思いを馳せていらっしゃるのだろうなあ、と『地下鉄に乗って』と今作しか読んでいない私は思いました。 この方が思いっきり現代の日本に目を向けた作品とかを読んでみたいですね。文句だらけでも良いので…笑

    0
    投稿日: 2021.12.07
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    一生懸命に生きた男の物語。謎の女性たちは全て地下鉄の中でつながる。それがわかった時、涙が溢れ出てしまった。

    0
    投稿日: 2021.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 棄児という辛い過去や幼い息子を亡くした悲しみを内に秘めながらも、エリートとして生きてきた竹脇正一。彼は定年退職の日に地下鉄で倒れ、生死の境を彷徨うこととなる。病床に横たわりながらも、竹脇の意識は3人の魅力的な女性たちと幸福に満ちたひとときを過ごす。そして自らの出自に触れる。地下鉄を中心として、竹脇、そして彼をとりまく人々の想いが交錯する。 【感想】 流れるようなストーリー展開で、スーッと読めた。最後は泣けた。竹脇が女性たちやカッちゃんと過ごす描写が、現実と非現実の間を気持ちよく揺られされているような気分になった。最後にこのストーリーが地下鉄を中心として展開されていることに気がついた。人生は、幸不幸に二分されるものではないなと感じた。

    1
    投稿日: 2021.11.29
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    孤児ながらも努力を重ねてエリート商社マンとなり、定年退職した主人公が、送別会の帰りにメトロで倒れてしまう。 主人公は入院先では生死を彷徨う中で、それまでの人生を振り返る、夢か現実か分からないような不思議な体験を、メトロに乗りながら過ごします。 最初は主人公の悲哀ばかりが目立ち辛いですが、まさかの結末もあり、最後にはホッコリとした気持ちになりました。

    0
    投稿日: 2021.11.25
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    少し自分にとっては難しい内容ではあったが、1人の60年間の生き様を読みながら覗くことができて面白かった。 特に最後の部分は一気に伏線回収ができてずっと物語全体を理解することができた。

    0
    投稿日: 2021.11.12
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    3.8 人の営みは、命を繋ぐこと。過去を封印して来た男の出世の秘密が明らかになっていく。伏線は、結末に向けて回収されて行きます。浅田次郎は、女性の一生を描くのが上手いね。

    0
    投稿日: 2021.11.09
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    これは誰にでも起こりうる事なのだろうか?それとも正一だけに起こったクリスマスの奇跡なのか?(゜゜;)どちらにしても、真っ当な人生を送った人にしか起こらないんだろうな(^^;)中江有里さんの外切が嬉しい♪

    0
    投稿日: 2021.10.13
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    ぐっとくる物語 浅田ワールド全開のファンタジーストーリ これまた、地下鉄がキーワードになっています。 ストーリとしては、 エリート会社員の竹脇は定年の送別会の帰り、地下鉄で倒れて意識不明の状態に。病院には家族、友達が見舞いに訪れますが、そこで徐々に明かされる竹脇の人間関係、生涯。 さらに、竹脇の心は幽体離脱のように、この世と幻想?の世界を彷徨います。 その世界で出会った様々な人たち。交わされる会話から、自身の幼少期から人生を振り返ることになります。 そして、語られる最終章はずるい! 今までの伏線がすべて回収され、エンディングに向けて昇華されます。 熱いものがこみ上げます。 これまた、切ないながらも暖かい! とってもお勧め!

    16
    投稿日: 2021.10.10
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    職場の短い昼休みに細切れに読んでしまった。最もふさわしくない読み方をしてしまった。大泣きしたかったのに。せつなすぎた。 明日は休日だ。ゆっくりと美しい日本語をひとつひとつかみしめて読もう。

    0
    投稿日: 2021.10.09
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    どういう内容なのか?SFなのか?ミステリーなのか?わからずにずっと読んでいました。 結局、読むのが楽しくて最後まで読み通しました。 人の記憶や、命について、いろいろと考えながらも、自分も他人を大事にして生きていけてるかな、とふと考えたりしながら読書を楽しみました。 「読む」という行為を楽しみたい方に、おすすめしたいです。

    0
    投稿日: 2021.09.25
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    最後のシーンにまで続く回想と無言の対話。これが終盤にあらゆる想像へと導く仕掛けとなって、涙が出る。泣いた。 主人公は死んだのか。ぼくは良い方向に考えたい。

    0
    投稿日: 2021.09.15
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    定年の送別会の帰りに地下鉄で倒れ、病院に運ばれた竹脇。 眠り続ける竹脇のもとに現れた正体不明の女性。孤児として育ち、孤独を隠して生きてきた、その過去が徐々に紐解かれてゆく。 孤独だと思っていたけれど、たくさんの人に愛されて愛されて生きてきたのだ。祝福されて生まれてきたのだ。

    0
    投稿日: 2021.08.09
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    瀕死の重体から見たファンタジーの世界だった。主人公含め周辺の人々の生い立ちも不幸というか、当時は当たり前というべきか。時空が行ったり来たりして読み進めが難しかった。最後まで来て全てがやっと繋がったのだが、不治の病から生き返ったようにも取れるし、そんなわけはないだろうし。一度読んだだけでは理解不能?

    11
    投稿日: 2021.07.21
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    浅田次郎らしい作品 定年を祝う会の帰りに倒れ病院に担ぎ込まれた主人公。お見舞いに来る人の視点、意識の無い主人公の不思議な体験。 生い立ちにまつわる物語を中心に進んでいく。 とても素敵な人々に囲まれて、生い立ちは切ないけれど幸せじゃないか?と思わせる。 だけど、そこで地下鉄の登場! 浅田次郎、地下鉄、もう切ない。 主人公が自分の夢をある人に話す部分が とても良い

    3
    投稿日: 2021.07.11
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    定年の日に倒れた竹脇の元にお見舞いに来た人や、看護師や同室の患者、思い出の人、いろいろ出てきて、ファンタジーのような違うような。浅田次郎さん、初読みの私は、なかなか入り込めずに大変だった。

    2
    投稿日: 2021.07.06
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    父も母もどこでいつ産まれたのかも分からない。孤児院育ちだが、大学にも入り、一流企業にも就職し、関連会社の役員で定年を迎えたその送別会の帰りに地下鉄で倒れ、危篤状態になる。危篤状態の中で夢現か母に会い、自分の生い立ちを知る。真っ白な戸籍謄本に涙を流す妻、危篤の父にメールを繰り返す娘、同じ孤児院で育った友、同期の親友、実の父とも慕ってくれる娘婿、人に迎合せずひたすら誠実に生きた主人公。誰にも父と母が居て、その有り様は、この物語りの様に人それぞれ違うが、その存在の上に自分の存在を織り上げて行く事実を考えさせられました。

    1
    投稿日: 2021.06.29
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    そ僕がかなり鈍感だったことは否めない。第六章でようやく分かったことが多くある。ページを前に戻り確認して、ようやくこの物語を理解できた。それにしても、ウラスジほどではなかった。浅田次郎の傑作は他の作品に譲るのではないだろうか。

    0
    投稿日: 2021.06.22
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    "僕もあなたも、幸福にならなければいけない。 誰から見ても最悪の選択だが、僕らにとってのみ最善であったこのどうしようもない夜を、せめて僕たちだけの聖夜にするために。" 自分の人生は自分で正しくしてきた。ちゃんと。 人生最期に何を思うのだろう。

    0
    投稿日: 2021.06.19
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    妻へ 子どもたちへ 母へ 出会った人たちへ どこかですれ違っていた人たちへ いつかどこかで出会う人たちへ ただ ひたすらに ありがとうと言いたい

    0
    投稿日: 2021.06.06
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    【ネタバレかも…】 ザ、浅田次郎の作品って感じでファンとしてとても楽しめた。主人公がいろんな場所を彷徨うなかで、「親子の愛」っていうテーマ(正しいかわからんけど)がうっすら浮かび上がってくる。最初は読みながら分からないことが多くていまいち入り込めなかったが、最後の最後での種明かしからは今までの話が全部繋がって一つの世界が完成した。ハッピーエンドだとベタだし、バッドエンドだと救いがないし、どうなるの?と思いながら手が止まらなくなる作品でした

    0
    投稿日: 2021.05.30
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    人々の"おもかげ"が重なって人生は動いていく。 周りからすれば「可哀想。頑張ったんだね」と言われるが、自分としては自分のことを可哀想とも頑張ってるともちっとも思っていない。 ただ、みんなとは少し出自が違うというだけである。 都会で生きる人々にとっての花鳥風月とは、地下鉄やデパートや高層ビル群などが、それに当てはまるかもしれない。 小鳥のさえずりや小川のせせらぎを浴びるかのように、彼は地下鉄のレールの轟音を感じているのかもしれない。

    0
    投稿日: 2021.05.25
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    浅田次郎は泣かせにくる技があざといと言う意見をよく耳にする。 しかし私はそのあざとさが嫌いではないんだよなぁ。 職場を定年退職し、送迎会の帰りの地下鉄で倒れ意識を失う65歳の主人公。 意識は戻らず、そのまま病院の集中治療室へ。 夢のような幻のような体験をする主人公。 最後に全てが繋がり、またもや浅田氏に泣かされた私。 そうか、地下鉄だったのか。

    4
    投稿日: 2021.04.29
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    倒れた主人公の病床に駆けつけ 「あー、何だってよォ、タケちゃん」 という親友のセリフ。 刺さりました。 親交途絶えて久しい2人が当時の関係にぐっと戻る瞬間の、リアルな描写が切ない。 ここから一体どんな展開になるんだ…と思いきや。 ファンタジーなふわふわした話になり、しかも進行が緩やかなため、途中何度か挫折しそうになりました。 最後になってやっと繋がり、読了した甲斐があった…とほっとしました。 2回読んだら印象が変わる気がするので、星はとりあえず3つ。

    0
    投稿日: 2021.04.25
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    切ない話でした。 通勤・通学同じ時間にいつも会う人って居るけれど、その人がどんな人でどんな人生を歩んできたのか、知る由もない。ただの通りすがりの人にもいろんな人生があり‥‥という。 そして、親、兄弟、姉妹、親戚、すべていない人の人生。これは、本当に、怖いくらい死ぬまで呪縛としてまとわりつくものだって思い知らされました。

    1
    投稿日: 2021.04.25
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    「地下鉄に乗って」を読んだあと、この作品を読んだ。 最初は読み進めるうえで世界観がわからなくて、戸惑ったが、いつのまにかのめり込んで一気読み。 ノスタルジックな世界観がよかった。 全てがわかったうえで、再読したい一冊となった。

    0
    投稿日: 2021.04.25