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総合評価

16件)
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    自衛隊の描写が細かく、興味ある人にはとてもよいのでは。それほど興味がなく、ジャングルをかき分けて読みすすむ感じでした。 これは三部作の二作目でした。読む順番間違えた!植木を追って他も読んでみよう

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    投稿日: 2025.08.02
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    装備品の開発評価を担当する赤川1佐が74式戦車の車内で遺体となって見つかった。遺書もあり初見で自殺として処置されそうな事件に自衛隊の警察、中央警務隊から警務職種の甲斐和美3等陸尉が派遣された。 甲斐3尉は違和感を感じつつも自殺の線を崩すほどの証拠を見つけられないまま結論づけられようとしていた。 一方自衛隊生徒として青春時代を送った坂本孝浩は退職し、プログラムの会社を経営していたが、防衛省の戦車のプログラムを請け負った親会社から一方的に契約を打ち切られ、会社の存続に絶望していた。坂本は機甲科の戦車乗りとして亡くなった赤木と青春時代を過ごしていたのだった。

    0
    投稿日: 2023.12.04
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    自衛隊内の犯罪の捜査および被疑者の逮捕を行なう部署である中央警務隊。 隊長・大曽根より、突然の命を受けた甲斐和美三等陸尉は、富士駐屯地に向かい、 第百二十八地区警務隊の捜査に協力することになった。 それは単なる自殺と思われた事件だったが、内部からの告発により、殺人の可能性があるという……。 完全密室である七四式戦車(ナナヨン)の車内で見つかった遺体。 自殺したと思われる人間の執務席の内線電話機から、自殺ではなく殺人との内部告発。 甲斐和美は富士駐屯地に急行し、自衛隊組織の暗部に迫っていく――。 元自衛官&『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作家が描く、ミリタリー捜査サスペンス! 読み手を選ぶと思います。陸上自衛隊に関する説明が、小説の半分くらいあります。ボリューム満点です。いつも誰かがコーヒーやカフェオレなどの飲んでいたのが印象的でした。

    0
    投稿日: 2021.09.20
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    陸上自衛隊少年工科学校、富士学校を経て戦車部隊に配属された経歴を十二分に表現した作品だと感じました。資料や文献に基づいて書いたものとは違いリアリティと臨場感に引き込まれました。国内では戦争による活動はないので前作の深山の桜のように海外派遣が舞台の作品が多い中、国内が舞台でここまでスリルとワクワク感がとまらないストーリーは秀逸です。

    0
    投稿日: 2021.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作の『深山の桜』で少しだけ登場する甲斐が主人公です。前作ではいまどきの若者風に描かれていたのは多分作者の狙いで、今作では一転、人間としての深み、重厚な過去が描かれます。前作から引き続き登場する人物や共通のセリフ回し、小道具も嬉しいところです。 前半は戦車内の描写や、過去と現在を行き来するので、ややとっつきにくいところもありますが、後半に向けての伏線があちこちに張られており、後半にはそれらを一気に回収しながら、自衛隊ものではあり得ないようなアクションが待っています。 そしてこれも前作同様、最後に驚くような種明かしと共に大きな感動が待っています。

    0
    投稿日: 2020.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自衛隊同期の5人、それぞれの道、隊内に巣食う他国の諜報。 それを暴く甲斐和美3尉と植木礼三郎二佐の物語。 シリーズモノとしては、深山の桜>七四>桜と日章の順。 毎回登場するのは、オネエ言葉で話す男前で切れ者の植木礼三郎二佐。 この人物アイデアが物語を楽しくさせている。 ただ、シリーズで必ず在日韓国朝鮮人が絡むのはどうかと思う。 今回なんか坂本の妻が韓国人という設定にする必要あったのか?と疑問に思った。 あと物語の中で、この人怪しいんじゃないの?という人が、しっかり犯人だったのが残念。 でも楽しく読めた。

    5
    投稿日: 2020.06.25
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    植木シリーズの第2弾にして神家さんのデビュー2作目。 【深山の桜】より更にボリューミーな内容。 ドンデン返しもドンデン返し。 そして張り巡らされた伏線を見事に回収していく爽快感。 神家さん元自衛官ということもあって登場人物の信念の強さがひしひしと伝わってきた。

    0
    投稿日: 2020.05.04
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    自衛隊の警察組織、警務隊の女性隊員が主人公の異色のミステリー。 クライマックスは圧巻ではあるが、物語の流れに必要ではあるのだろうが、自衛隊の組織、構造の説明、勉強になったがもう少し簡潔でもよかったのでは?

    1
    投稿日: 2019.04.27
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    組織と個人、上官と部下、昔と今、静と動、忠誠と裏切りなど、いろんな2項の微妙なバランスの上に成り立っている物語。細かく張られた伏線が、丁寧に回収されていて、気持ちいい。是非とも映像で見てみたい。

    1
    投稿日: 2018.11.22
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    面白かった。後半の対決シーンの描写は迫力、緊張感ともに十分。自衛隊員の研修体系、階級なども興味深かった。ただ、自衛隊出身の作者の自衛隊に対する熱い想いはもう少し抑えて描いた方がよかったかもしれない。

    1
    投稿日: 2018.10.02
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    自衛隊の警務隊を描いた作品は少ないので、中々興味深かったです。加えて、主人公が女性幹部と言う事と、主人公の上官の幹部がなぜか言葉遣いが・・・?と言う所も、興味深い(笑)いい舞台設定です。 舞台設定はどこかしらコミカルですが、内容は中々シリアス。自衛隊の動機の繋がりが、悲劇につながると言う感じです。そこの描き方も良かったです。 上官の言葉遣いについては、伏線が張られているんですが、その伏線の回収はされていないんですよねぇ。幹部自衛官は、異動が多いので、中々一つのところを舞台にした物語は書きにくいかもしれませんが、少なくとも、伏線の回収を込みにした続編は期待したいです。 《追記》 ふと気になって、著者の前作『深山の桜』の情報を確認。やっぱりいました、警務隊の植木一等陸尉。そして、シスター東。なるほどね。

    1
    投稿日: 2018.01.19
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    まだ二作目ということも含めて五つ。描写がマニアックすぎて半分くらいしか情景を想像できてなかったかもしれない。自衛隊という特殊な存在に改めて興味が湧いた。他は千里眼シリーズくらいしか読んだことがなかったので

    1
    投稿日: 2017.10.31
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    自衛隊内の犯罪捜査および被疑者の逮捕を行う部署である中央警務隊。甲斐和美三等陸尉は突然の命令により、富士駐屯地で第百二十八地区警務隊の捜査に協力することになった。完全密室である七四式戦車の車内で見つかった遺体。それは単なる自殺と思われた事件だったが、内部からの告発により、殺人の可能性があるという。捜査を進めるうち、やがて甲斐は自衛隊組織の暗部に迫っていく…。 やや展開が回りくどくなってしまったような気がしてならない。前作の方が個人的には好み。

    0
    投稿日: 2017.10.27
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    イヤハヤ、読むのに時間がかかってしまった。 ナナヨンの室内の様子を想像するのがナカナカ難しい。

    0
    投稿日: 2017.10.23
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    著者は自衛隊に勤務していただけあって隊内の制度や慣習に詳しく、人間関係の重要さがよく分かる内容になっている。 また、後半のDVDを巡っての攻防は、北朝鮮の工作員なども登場して、中々読み応えがあった。 ただ、自衛隊内部にこの本に書かれているような北朝鮮に偏った隊員がいないことを願うばかりだ。

    0
    投稿日: 2017.10.01
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    神家正成『七四(ナナヨン)』宝島社文庫。 自衛隊を舞台にしたミステリー。第一作に比べると読み易く、面白い作品になっている。主人公が自衛隊内の犯罪捜査を行う女性自衛官というのも奇抜で面白い。元自衛官という経歴の作家だけに、自衛隊の組織やアセットについての描写は相変わらずしつこいが、そこは大目に見よう。 完全密室の七四式戦車内で発見された自衛官の死体、防衛庁からの仕事を任されながらも倒産の危機に瀕するソフト会社の社長、そして、自衛隊内の犯罪捜査を行う甲斐和美三等陸尉。一見、バラバラな要素が次第に交わり、予想もしない方向へと物語は展開していく。

    0
    投稿日: 2017.09.29