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アンナ・コムネナ(3)
アンナ・コムネナ(3)
佐藤二葉/講談社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    さらに壮大な世界に踏み出すアンナ。 北アフリカの娘は、貧しく生まれたが、幸運にも医学の道に進み始めた。そのため、善人でいられる恵みを享受していると語る。パンを買うお金に困らず、盗みや殺しや体を売ることをせずに暮らすことができ、学問をすることができる。 裕福で、地位が高いものは、とアンナは考える。自由に本を読み、庶民が一生で学ぶ以上のことを1日で学ぶことができる。それならばあんたは1,000,000人分を考え、恵みをより多くの民が共有できるようにより多くの民が医療を受けられるようにより、多くの女子が学べるようにそのような仕組みを整えることが自分の義務であると。 “境界線や血や言語や自己認識によって私たちは分断されている。だけど、私たちはより強いつながりを知っている。”これこそが本書の著者である。佐藤ニ葉さんが伝えようとしていること。

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    投稿日: 2025.08.03
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    ニケフォロス色々おめでとう~~! 準備万端からの流れはTwitterでしか読めない…!?いつかおまけ本として出してほしいですね…

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    投稿日: 2023.03.30
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    この作品は、連載媒体の影響もあり、当初4コマの性格が強いものだった。 4コマは、表現の短さゆえに、(典型的には)、単純化されたキャラクタ、分かりやすいストーリー/出来事からなり、多くはオチを持つ。4コマ連作により、常連キャラの性格描写や、ストーリーを表現することもある。しかし、基本的には長い話の一部である場合にも、4コマごとの完結性(オチ)が意識されることが多い。 アンナコムネナは、単行本1巻目あたりでは上記の4コマの性格を備えており、それが作品の魅力となっていた。本来大河ドラマであるストーリーを4コマの連続で語ることにより、主人公や周辺人物のキャラクタ、一般日本人には馴染みの薄い東ローマ帝国の地理/文化/周辺国との関連が、程よく単純化され、なじみやすいものとなっている。複雑で硬くなりそうな話も、4コマのオチのつく構成によって、分かりやすいものになっている。以上の、作品全体の大河性と、4コマとしての単純さ/軽さのギャップが面白く、たとえて言うと、大作のスピンオフ4コマのような読み味であった。(シリアス大作の登場人物キャラが、3頭身キャラとして日常ギャグをやる、オマケ漫画のような感じ。) しかし、2巻目あたりから、だんだん4コマ性が薄れ、普通の歴史大河に近くなってきた。それはそれで良いのだが、初期のテーマと表現の落差から生ずる面白味は薄くなってきたといえる。3巻目は、その傾向がさらに進んでいるように思う。テーマからは仕方がない気もするが、今後の、決して楽しいばかりではすまない展開を、是非4コマの軽さで乗り切ってもらいたい。

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    投稿日: 2023.01.28