Reader Store
もがいて、もがいて、古生物学者!!  みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから
もがいて、もがいて、古生物学者!! みんなが恐竜博士になれるわけじゃないから
木村由莉/ブックマン社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

17件)
3.9
2
8
4
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者の木村さんと私の母は顔見知りらしく、本を持っていたので読んでみました。 ほんとに、奇跡だけど、木村さんの努力がなければ起こり得なかった奇跡が何回もあって、すごく波乱万丈で充実していそうな人生を過ごしていらっしゃるなと思いました。早稲田大学に補欠でも入学できてよかった( ˶'ᵕ'˶)و あつ森の話がちょっと出てきて親近感が湧きました*ˊᵕˋ*博物館、りゆもあつ森やり始めたばっかりの時びっくりしたぐらい、すごいリアル!最近はゲームをやってないから、たぶんりゆのアバターは寝癖がついてるんだろうなꉂ(ˊᗜˋ*)なんて思いながら読みました。 比較的するする読めて、素敵な1冊でした。

    12
    投稿日: 2025.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物心がつくかつかないかの幼い時から“大好きな恐竜“を追い求めて、進学にせよ研究やフィールドワークにせよひたすら努力し、行動を続けられる情熱がとにかくすごい。 著者の木村由莉さん世代の博士の方々に多大な影響を与えたという『ジュラシック・パーク』も今度観てみます。

    18
    投稿日: 2025.08.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2020年出版。恐竜と、その研究をする女性に憧れて道を進み続け、正にその道に達して活動し続けている筆者。何を見て何を感じ、考え、周囲とどのように関わって来たか。各ステップでの様々を書き記している。対象者は、機会を与えたい小学生から上、大人までを含んでいる。…と言うのは最初の部分だけで、グングンと学術的な事やら厳しい現実などもサラッと書かれており。まぁ、読める部分だけ読めば良いのだと思う。読む人の目的次第で。 好きな物を好きなままでいられる才能、行動し始められる才能、動き続ける才能って、あると改めて強く感じた次第。小説を読むような気持ちで読み進めさせて頂きました。

    0
    投稿日: 2025.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中高生向けのキャリア指針本かと思ったが、後半は研究の話もでてきて面白かった。古生物食堂も読んでみたい

    6
    投稿日: 2025.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    たまたま手に取った本だけれど面白かった!!「好き」の原動力のすごさと、それによって動き続ける人たちに憧れを抱きます。研究者かっこいい! 夢を叶える人たちは自分のコントロールがしっかりできている人で、でもいざという時は飛び出していける人たちだと思った。それは自分を客観視できる視野の広さと、コツコツ積み上げてきた知識や経験に裏打ちされているんだろうなあ。

    2
    投稿日: 2024.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子ども向けの体裁をとっているので、子ども向けの内容かと思いきや、著者の仕事に対する熱い思い、生き方についてガチな内容になっていて襟を正す気持ちになった。よくこの本についての書評に、子ども向けだとか、恐竜博士のような古生物学者を目指しているお子さま向け用の本と言った書き方している方が沢山いらっしゃるようだが、内容ちゃんと読んでいるんだろうか。勿論それらのお子さまも対象だけれども、そんなもんじゃないよね。この著書がどのような方かよく分かるガチ本でビックリした。古生物学に興味云々を超えて最高に良かったです。

    1
    投稿日: 2024.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現在国立科学博物館に所属する著者の自伝。 研究者になるために必要なことは何か。 進路の決め方、手段、能力。研究の紹介、進め方など。 研究者になりたいという人には良い本。 同世代の研究者たちとの対談も良い。 つくづく根気がいる職業だと思う。 研究者に必要なのは好奇心や探究心はもちろんのこと、行動力とコミュニケーション能力とプレゼン能力も大切だということがわかる。 しかし高校の卒業旅行で海外に行けるほどのお家というのもすごい。 勉強に集中できる環境と財力はやはり大切。

    1
    投稿日: 2023.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    古生物学者の著者がどのようにしてその仕事についたのかを書いたエッセイ。 理系で研究者を目指している子どもたち・その親がメインのターゲットだと思うが、当てはまらないというか、早々にそういった道を諦めた自分も楽しく読めた。 幼少期〜学生時代のエピソードは、実際に自分が高校生くらいの頃に読んでいたら、羨ましさや嫉妬で素直に読み進められなかったと思う。東京近郊在住で、金銭的にも精神的にもサポートしてくれる親がいて、「両親は世界一の味方☆」みたいなアドバイスを書ける著者の立場と、過去の自分が置かれていた状況があまりにも違っていて、今だからギリギリ苦笑いしながら読めたが、10代の頃だとキツかったと思う。

    0
    投稿日: 2023.04.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    憧れる人は多くても、道が特殊に感じてしまい、いつかは忘れがちな夢である恐竜博士。 この本は、現実的に日本人が目指す道を示しつつ、本当に現実的に接してる別の仕事も紹介していて、とても勉強になりました。 子供が目指すなら、まず読んでもらおう

    1
    投稿日: 2023.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書館にて。 息子(小学校1年)が将来、恐竜博士になりたいと言うので読んでみた。 めちゃくちゃ頑張らなあかん事が分かった。 最後の対談で、もう2人の研究者の道のりも知れる。それが結構よかった。

    0
    投稿日: 2022.12.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学校を卒業する年代の児童にお勧めの本を探して借りた1冊。 国立科学博物館で小型哺乳類の化石研究を行っている女性古生物学者の成長ストーリー。 著者は、小学生の時に恐竜の化石を手に乗せて「1億年前に時間を留めた生物の化石と、それを持つ今生きている自分」を感じてから恐竜好きになったのだそうだ。その後の”もがいてもがいて”夢の実現のために選んできた道のりが紹介されている。 将来恐竜の勉強をしてゆくために何をすればよいのかを考え、実際にどのように勉強したり、動いてきたのか。 そもそも本当に古生物の研究をしたいのかの見極め、たくさんある道筋のどれを選んできたのか。 留学のタイミングはいつが良いのだろう。 ”夢”の道筋はたくさんあるということ、自分が努力したということや、支えてくれた人たちが糧になっているということ、自分の意志で軌道を変えるということ、努力すればそんな過去のすべてが現在に繋がるんだ、ということ。 実際に著者がどのような研究機関でどのような研究をしているか、それにより何がわかるかも書かれている。 著者は結局恐竜ではなく小さな哺乳類化石を専門にすることにした。ネズミの骨の進化や分布により、初期哺乳類の進化の研究を行っているのだが、その説明を小中高生や初心者の大人(私のような)にもわかりやすい。 なお各分野の研究者の違いとして、古代大河の洪水で「氾濫により肥沃な土ができて文明の発展に繋がった」と考えるのが考古学者、「その氾濫により蓄積された泥の中には哺乳類の化石があるんだろうなー」と考えるのが古生物学者の思考なんだそうだ。なるほど。 読者である中高生へのアドバイスや呼びかけ、保護者へのメッセージもあり、自分の将来を考えるにあたっての一つの指南としてとても読みやすい本です。

    20
    投稿日: 2022.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画《ジュラシック・パーク》位でしか、恐竜や化石で食っていける職業があることを子ども達が知れなかった、おそらく最後の世代かな(キッザニアってどういう職業があるんだろ?)。恐竜や化石の好きな子ども達を読者に想定しているので、字も大きければ行間も広く、説明もすこぶる易しい。 印象的だったエピソードがひとつ。テキサス州のサザンメソジスト大学(小林快次博士の後輩!)に留学する前に、アリゾナ大学の英語学校(CESL)へ語学留学するくだりがあるのだが、乾燥地域なのでサウジアラビア人の留学生が多いそう。気候条件が留学先を左右するとは!国土の大きい国ならではだなあ。 巻末にスペシャル対談(林明次博士、平沢達矢博士)あり。

    1
    投稿日: 2021.12.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    国立科学博物館で小型哺乳類の化石研究を行っている若手研究者のこれまで。 ヤングアダルトの分類になるが、この本もまた研究者になるための、そして研究者になってからの悪戦苦闘の歴史が興味深い。 化石研究、と言えば恐竜や大型爬虫類の研究のイメージが強い。著者もジュラシックパークに影響を受けて恐竜研究を志すが、興味深いのは自分と周辺の状況を分析した上で、差分を埋めるために努力したり、う回路を当たったり、といったことが中高生のころから詳らかに描かれている点。わかっていても自分の弱点を冷静に見つめることは難しいし、目標との距離を埋めるために情熱を注ぐことも難しい。が、決してそれは不可能なことではない、と読者の背中を押してくれる意味では、大人が読んでも実に力強い。 それにしても、小型哺乳類化石は小さい歯程度しか残らず、ふるいにかけてようやく見つけるようなものなのに、そこから引き出せるだけの情報を引き出そうとする研究者の情熱よ。

    3
    投稿日: 2021.12.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思ったより圧倒的な波乱万丈っぷりだった。表紙絵からしてもっとどんどこ挿絵があるのかとおもったら、思ったより圧倒的文字量。面白かった。巻末インタビューで恐竜並みに分類されてるジーンズ話が興味深い。

    1
    投稿日: 2021.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者がどうやって古生物学者への道のりを歩んできたかを記す自伝。語り口調で読みやすい。 学問としての古生物学の本は数あれど、じゃあ具体的にどうしたら古生物学者になれるの?ということは意外と知られていない。本書は一つのパターンであるとは思うが、古生物学者を目指す者にとっての道標になり得ると思った。

    1
    投稿日: 2021.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    若き女性古生物学者の半生記。タイトルのとおり、必ずしも順風満帆ではなく、もがきながら道を切り拓いていく様子が描かれており、古生物学者(その他の分野の研究者も)を目指す子供や学生の良き羅針盤になると感じた。

    1
    投稿日: 2021.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    その名の通り、科博で研究員をされている木村由莉さんが7歳の時に心に決めた夢を「もがいてもがいて」ひとつひとつ形にし、実現させ、現職に就かれるまでが書かれている。 この本にはこれから研究職を目指す全ての少女にとって夢と希望が詰まっている。 素晴らしい女性。

    2
    投稿日: 2020.10.18