
ドゥニ・ヴィルヌーヴの世界 アート・アンド・ソウル・オブ・DUNE/デューン 砂の惑星
タニア・ラポイント、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ブライアン・ハーバート&ケヴィン・J・アンダーソン、阿部清美/DU BOOKS
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総合評価
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powered by ブクログラフスケッチや撮影現場など、制作の裏側を豊富な資料で見せてくれる。 章は、キャラクターや、アラキスなどの舞台、印象的なシーンなどで分けている。 特に見開きでコンセプトアートを大きく見せるところが多くて、映画の壮大さにもマッチしていると感じた。 また、テキストも充実していて、監督はもちろん、演者や、デザイナー、スタイリストなど幅広い人のコメントも読むことができる。 ドゥニさんといえば、知的でクールな映画という印象があるが、この本の装丁は、実は割とエンタメ感もある作りだと思った。背景に画像を敷き詰めて、その上に小さく角を斜めに切った図版や、テキストを載せるといったレイアウトが多い。 このくらいのエンタメ感、クール感の塩梅が、今回のDUNEのバランス感なのか。 もっというと、ド派手でファンタジックでビッグバジェットで、でもクールにまとめあげるというのが、ドゥニさんの特徴の一つということもできるかもしれない。 その性質は、今回のDUNEや、ブレードランナー2049は特に顕著で、他にもメッセージ、複製された男などでも現れていたと思う。 造本に関しては、角背上製本で、箱付き。箱のレリーフの図版部分は、ざらついたテクスチャの処理を加えてあり、全体としては豪華な印象に仕上がっている。
0投稿日: 2023.01.25
