
総合評価
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powered by ブクログ「対抗文化」すなわちカウンターカルチャー、なんだろう。2010年代台湾に生きる多くの「文青」に出会い、対話してきた著者はそこに日本の1960年代の若者の姿を重ねていたが、はたしてそうなのかな?と首を捻ってしまうところがある。 台湾が注目されるようになったのは震災以降としてもまだ20年も経っていないしても、日本好きな台湾人に多く出会えても台湾が注目される機会は増えてはいないし、美味しい・可愛い・ほっこり、または親日という表面的な見方はまだまだ続いている。この本での台湾への触れ合い方はあくまでも手段の一つであり、私たちの触れ合い方はまた様々であるのだ。 迷える若者には是非台湾に行ってほしい。だから円はもっと上がってほしいし所得も増やしてほしい。そして何より戦争や分断は一番いけない、とついつい広げまくって感想を締めるのであった。
0投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とにかく表紙帯の写真も含め写真のみんなの顔が良すぎる 幸せとはこういうことだと言われているような 〜そんなふうにして、終わらない宴は深夜まで続いた。生涯忘れることのない、本当に特別な夜。あと、何回、そんな夜を体験できるのだろうか。〜 台湾論だけにとどまらない人生論というような飛距離のある本 あとがき凄くいい ぼんくらサブカル野郎に刺さりまくる 就職前や したての感情に共感して懐かしいような ひりつくような 私はこんなふうには生きれなかったが今自分がたどり着いた場所は 未だに身悶えし悲鳴を上げながらも割と気に入っている
0投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログ旅好きのフリーライターが、伝手を頼って台湾に住む人たちや台湾に関わる人たちに出会って話をして考察する。音楽、ZINE、店作り、街、政治意識… 台湾アイデンティティや政治意識の話を興味深く読んだ。
0投稿日: 2024.04.09
powered by ブクログ旅は視野を広げるとよく言われるけど、ただ行くだけでなくそこの人と関わって能動的に知ってのめり込みたい、それをするとしたらどの国が面白いかな、と考えている中でたまたま読んだ。案の定、台湾面白そうだと思った。歴史が浅くて外からの影響も受けやすいから?近隣の文化を取り入れることにも柔軟で、中国との関係が日常生活にもろに影響するから?政治にも当事者意識が強い、日本との関係も近いから台湾を知ることで日本への理解も深まるんだなと思った。 何度か行ったことあるけど、近いうちにまた行って理解を深めたいと思った。
0投稿日: 2023.03.16
powered by ブクログ面白かった。〈台湾の人たち〉という大枠ではなく、著者が出会った〈個々人〉の生き様、考え方が描かれていて、かえってそれが「こんな面白い人たちがいる場所に行ってみたい」と思わせる。
1投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログ本書を読む前はもっとライトな内容かと思っていましたが、中身は従来の台湾本とは異なった視点の台湾論でした。中々面白かったです。
0投稿日: 2022.06.27
powered by ブクログよく言われる「台湾はどこか懐かしい」という言葉。自分もそう感じるところがあった。 何故なのか、それを的確に本書は表現している。 「パラレルワールド、どこか似ているけど違う国」がその通りだと感じた。 旅行記ではなく文化比較、特に若者層のサブカルチャー論的な書。
1投稿日: 2022.03.12
powered by ブクログ文化と政治の連関が希薄な日本とは対照的に、台湾の文化は政治的文脈なくしては語れない。その理由をダイジェスト的に紹介してくれる本作は、台湾カルチャーに何となく興味をもっている人には格好の入門書になるだろう。
0投稿日: 2022.03.06
powered by ブクログ音楽、雑誌、政治、日本。 さまざまな角度から、いま育まれつつある”台湾らしさ”を探る。 音楽面から探る台湾というのは、なかなか珍して新鮮でした。著者が日台の音楽文化にかなり詳しく、最近台湾ポップスを知ったばかりなので非常に面白く感じました。 本書で紹介されていたグループなどは是非探して聞いてみたいとおもいます。 台湾意識に関する台湾人に住む一住民の話を細かに知れたパートも良かったです。 さらに良いのは、大陸の中国人の意見も記述していること。 また、各分野の歴史や用語を全く知らない自分でも、ちゃんと楽しめる配慮(下段の面白いワード解説)があり良かったです。
1投稿日: 2022.01.17
powered by ブクログすっっっごく面白かった。個人的に台湾が好きということもあるし、普通に台湾へ行っただけでは体験できないことや知れないことが書かれていて興味深かった。すぐに現地で友だちを作ってしまう著者を尊敬する。日本でも器用に生きているのだろうと思ったからあとがきを読んで少しビックリした。
4投稿日: 2022.01.13
