このシリーズはサクッと読めてあたたかい話が詰まっていると思う。 とある街の穏やかさ、人のつながりの温かさ、人と動物やあやかしの関わりで非日常的なのにどこかホッとする話。

交番にいる喋る猫こと、おもちさんがなんとも不思議で、愛らしい。穏やかな町を舞台にした話だが、小槇くんがたびたび巻き込まれる不思議な事件がこの本の展開にピリッとしたスパイスを加えている。たまにはこういったのんびりペースな作品を読むのもよいかも……。そう思わせてくれる物語だった。

1話1話がさっくりしていて、とても読みやすい！ 伏線が見えすぎず、でも話の展開が分かりやすいので、途中で読むのを中断してもまた次読んだ時に同じように楽しめるのがいいところだなぁと◎ 進められて読みましたが、続編もぜひ読んでみたいと思いました☺︎︎

おもちさん(猫)とおまわりさん(小槇)とのやりとりが可愛くてほっこりした。 人と人との優しさの関係を感じられる作品。不思議な所も個人的には面白かった。

おもしろーい。 交番にいる人間の言葉をしゃべる猫！！！ この「おもちさん」のキャラが最高なのだ。 どういう猫かっていうと「こういう猫」♪ そして、その「かつおぶし町」のみんながそんなおもちさんと当たり前に接している。 ああ、こういう町に住みたい。 で、毎日、その交番に入り浸りたい。 交番勤務の「おもわりさん」たちも素敵。 １番若い小槇くんの素直でまっすぐなところもいいし、先輩の笹倉さんに柴崎さんもいい。 交番に持ち込まれるちょっとした、でも当事者には重大な事件を解決していく様子もあたたかい。 おもちさんは、力になっているのかいないのかｗ さて、３巻まで出てるのでまだまだ楽しめるぞ。

植原翠『おまわりさんと招き猫　あやかしの町のふしぎな日常』 2021年　ことのは文庫（マイクロマガジン社） おまわりさんと招き猫シリーズ第1弾。 人間の言葉を話す猫のおもちさんと、おまわりさんの小槇くんたちの日々のお話。 ファンタジーでもあるけど、リアルな人々の描写がいきいきと描かれていて楽しい作品でした。 ほっこりするし癒されます。 でも癒しだけではないんですよね。 人だけでなく物にもすべて心がある。人も物もすべてのものへの関わり方や思いやり、優しさなどの大切さを改めて考えさせてくれる、教えてくれる素敵な小説でした。 人と人とのつながりや助け合いなど、教訓ということではなく、日常として描くことで優しく物語ってくれていました。 「憧憬、そして今」の章はそうだったんだ！と胸が熱くなりました。 続けて第2弾も読ませていただきます。楽しみ！ #植原翠 #おまわりさんと招き猫 #あやかしの町のふしぎな日常 #ことのは文庫 #マイクロマガジン社 #読了

不思議な町の不思議な交番が舞台。 この交番にはおしゃべりするねこちゃんがいて、人気者。そして誰もこの猫のことを不思議に思わない。 ねこちゃんだけでなく、この交番に勤務する警官もそれぞれちょっと癖があって面白い。 町の人達も心優しいし、ほっこりする話た。 こんな海辺の町に住んでみたくなった。 続編ではおあげちゃんが活躍するのかな。 小槇くんも頑張れ!

交番のお巡りさんと喋る猫おもちさんと町の人々の話。町の人達や人ならざる者達の交流が心温まる、私もこの町でゆったり暮らしたくなるし、おもちさん餌付けしたい。ほんわかほのぼのしたい時に是非読みたい。

星3.5 かつぶし町交番に赴任した小牧悠介 そこには昔から住みついている言葉を話す猫のおもちさんがいた 町全体がおもちさんをそういう猫だと自然に受け入れていて面白い 小さな悩みや謎などが解されていくほのぼの連作短編集

以前から気になっていた作品だったのですが、今月、第2弾が発売されると知り、それまでに第1弾を読まなくては！！ということで読み始めました。 舞台となる｢かつぶし町｣に住む人たちが、みんなとっても優しくて温かくて、交番に住み着いている人の言葉を話す猫・おもちさんもとっても可愛くて癒されました！(おもちさんを膝の上にのせて撫でたくなります♡) 第2弾も楽しみたいと思います(*´˘`*)

初読み作家さん。温かな気持ちになるお話で良かった。好き。下町商店街のお巡りさんと不思議な猫の毎日が淡々と過ぎてゆく感じがよかった。人間と人ならざる者たちとのちょっとした交流?も面白かった。

ホッとする優しいお話でした。 ひとつひとつのお話の長さも通勤読書に1日1篇読むのにちょうどよくて、仕事の行き帰りの通りすがりに小槇くんに挨拶してるみたいな気持ちになりながら読んでました。

不思議な話せる猫のおもちと交番の３人の警官と地域に住む人とそれ以外の何か。普通の日常をホンワカとつづる。心が温かくなれました。