令和2年度の埼玉・夏休みすいせん図書、低学年向け。 9月に入ったので借りた。 しょうちゃん、のんちゃん、大ちゃんは、二年二組の なかよし 三人組。 ある日 あさの会で、おなじ 組の たちばな はるかさんの おかあさんが なくなったと きいて、みんなで もくとうを した。 下校するとき、三人は 車に ひかれた ひきがえるを 見つけた。 新しいスニーカーで靴擦れしてできた小さな水ぶくれさえ痛いという流れから、ひきがえるがひかれたり、クラスメイトの家族が亡くなったといういたみに逆に繋げていく感じ。 カバーそでの表現が「モロ」。 三人は、クラスメイトの家族の訃報をきかなければ、足元のひきがえるを埋葬して黙祷することはなかったかも。 私も小学校からの帰り道に、道でぺちゃんこになっている小さな黄緑色のかえるを見たことがある。 その時、私は一人だったかともだちといたか覚えていないけれど、ふしぎな気持ちになったことがあるので、三人の気持ちは少しわかる。 でもちょっと、ひきがえるをひきはがして～というくだりは気持ち悪かったです。 12ページのカラー見開きはどうかなと思いましたが、「みかえりざか」ははじめとおわりにカラーであって良かったです。