Reader Store
ヨーコさんの“言葉” ふっふっふ
ヨーコさんの“言葉” ふっふっふ
佐野洋子、北村裕花、小宮善彰/講談社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

7件)
4.2
2
3
1
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思いがけず、先日亡くなられた谷川俊太郎さんが登場してびっくりした。絵がそっくりだった。 他のシリーズよりは比較的ライトだった。 子育てについてと、老いることについてが心に響いた。 ◯私は胃を痛めたり、身をよじって泣いたりする必要があったのだろうか。太っ腹に、どーんとおおらかに笑っていても、子供は子供の流儀を見つけていったのではないだろうか。 ◯(暴力をふるっていた教師がいた。水に流して一緒に酒を飲むものもいれば、絶対に許さないと感じ、絶対に部下に暴力を振るわないと誓っている人もいる) 同じ行為が受け手によって全く違う意味を持つのだ。こだわり続けることで、自分を作る人もいれば、流すことで生き続ける人もいる。 私たちは教師によって育てられたのではない。 自分で生きてきたのだ。それぞれの力で。それぞれの魂を持って。

    37
    投稿日: 2024.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    マンガみたいなかんじのエッセイ。いくつも深くうなづくものがあったけど「同じ行為が受け手によって違う意味を持つ。こだわり続けることで自分を創る人もいれば流すことで生き続ける人もいる」が響いたな。

    0
    投稿日: 2024.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    175ページ 1300円 5月24日〜5月24日 息子の話、旦那の話、韓流ドラマの話、猫の話。 『いつ死んでもいい。でも今日でなくてもいい。』最後の言葉になるほど、と共感。日常の積み重ねにより離婚に至ったことや、猫の話が印象的だった。

    15
    投稿日: 2024.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2023年6月16日 すごい才能。 ちょっとブラック、斜めに観察。 絵がすこぶる良い。 人のことに頓着せずに我が道を行く。 掘り下げるこの感覚、ほんとにステキ

    1
    投稿日: 2023.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    歳を取ってたくさんのことに新ためて気づく.まさにふっふっふだ. いつ死んでもいい. でも今日でなくてもいい. とと思って生きるのかなあ.

    0
    投稿日: 2022.12.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     佐野洋子(1938~2010、享年72)文&北村裕花(1983~)絵「ヨーコさんの言葉 ふっふっふ」、2018.1発行。9話収録されています。以前目にしたものもいくつか入っています。「いつ死んでもいい。でも今日でなくていい。」名言だと思います(^-^)  佐野洋子(1938~2010、享年72)・文&北村裕花・絵「ヨーコさんの言葉 ふっふっふ」、2018.1発行、再読。9話が収録されています。「理想の子供なんか一人もいない」「年寄りは年寄りでいい」「今日でなくてもいい」がお気に入りです。ネコ好きだった佐野洋子さん、亡くなってもう10年以上になるのですね。小気味のいい数々の言葉が思い出されます。

    0
    投稿日: 2018.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ついこの間、成人した娘と息子に、絵本でも読み聞かせしたこの佐野洋子氏の本の話をしたばかりでした。 風呂戦争の所を読みながら、私は子供べったりの主婦だったので、お風呂でのこんな苦労はなかったけど、、、流儀というものは、何処の家にもあるし、又、自分の流儀が、正しいと思い込んでいる節も多々あるかも、、、と、思いながら、北村裕花師のイラストを眺めながら、子育ては、大変だったけど、楽しかったと、つくづく思う。 たかがゴミ袋、、、で、作者は、ゴミ袋と一緒に、男をゴミに出してしまったの。と、、、 この最後の「の」が、付くことで、ひどい仕打ちのようなのが、仕方なかったのよ!と、、、訴えている所がいい。(笑) 2005年の夏 作者は韓流ドラマに嵌まったそうである。ヨン様命ではないが、ご近所の私位の年齢の方々が、いそいそと、もうテレビが、始まるからと、、、世間話もせずに家へと、急いでいた。 私は、皆のように、熱く成れずに、今思うと、何をしていたのだろうか?と、、、 人間熱くなれるものがあるというだけでも、人生の中で、輝ける自分の存在があるのだと、、、思う。 今日でなくていい、、、、、90歳のおじいさんの葬式に沢山の弔問者。 自分の葬式の時に、泣いてくれる人は何人いるのだろうと、、、 生まれる時は、予定日が決まっているが、死ぬときは、いつお迎えが来るかわからない。 97歳のおばあさんが、もう充分生きたわ、いつお迎えが、来てもいい。でも今日でなくてもいい。、、、、 若い人だったら、笑える言葉であろうが、年輪を重ねるごとに、この言葉、心に響く。 人は、皆に生かされていると、、、

    0
    投稿日: 2018.02.19