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宿敵(下)
宿敵(下)
リー・チャイルド、青木創/講談社
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総合評価

5件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先にドラマを見たので、ドラマとの違いを感じつつ、ペックの屋敷の様子や登場人物がイメージしやすくて良かったです! 以下、ドラマとの違いで感じたこと。 まず、ペック一家の関係性がかなり違う。原作は本人がもともと武器商人で、商売敵のクインに乗っ取られた設定。これはドラマでは視聴者が感情移入しやすいように改変されたのかなと思う。ダフィー捜査官の陣容も違うけど、エリオットが死ぬのと、撃たれた警官役の捜査官が出番多めになるのは同じ。ボディガードが逃げた時に、ドラマでは停電にしてましたが、原作は電波障害でした。これは時代が変わったから合わせたのかな? ドラマではトニーがコールに好意を持ってて、リーチャーがそれを応援するそぶりだったのに、原作はコールはリーチャーに好意があることになってました。リーチャーがモテすぎだからやめたのかしら。1番の違いはやはり、ドラマではニーグリーが出てくること!ニーグリー人気キャラなんだろうなあ。私も大好きです! ほか、ドラマではロシアマフィアが絡んできたり、それから、メイド(ドラマではフランス人でリーチャーとフランス語でやりとりするシーンがある)がATFの捜査官だということがすぐ判明する(原作ではここがキモになってるのに!)ので、クライマックスからラストにかけてはかなりテイストが違っていると思いました。ジャック・リーチャーシリーズの小説はどれも余韻はあまり残さずスパっと終わる感じですが、ドラマは解決後のシーンが描かれて若干ドラマチックに終わります。両方見てどっちもそれぞれ良かったのでお勧めです。

    1
    投稿日: 2025.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    完璧なカナヅチの私には荒れた海の中なんて考えるだけで恐ろしくて、さすがのリーチャーも死んでしまうのかと思った。結局は正義は勝つ!なので安心だけど。 ところで、この感想はVIVANTの一挙放送を観た後に書いるのだけど、VIVANTの作中に今作の冒頭と同じプロットがあってワクワクした。

    1
    投稿日: 2024.01.21
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    事件の解決に向かっている途中、リーチャーがMP時代に取り逃した犯人の姿が見え始めます。今回リーチャーが潜入した事件の背景、事の黒幕は、その嘗ての犯人につながっていたんですね。 最後、リーチャーがピンチに陥るのですが、その後、意外に最後までは短かったのは、仕方ないのか。まぁ、あそこから更に長く話が続くのは、リーチャーのダメージから言っても難しかったしね。

    0
    投稿日: 2023.06.13
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    なぜ部下の死を防げなかったのか―― 暗い過去に苦しみながら、潜入捜査官の救出を試みるリーチャー。 密売組織を率いる黒幕との対決が迫る! 緻密な描写が光る。10年前と現在のエピソードのカットバックが良い。

    2
    投稿日: 2021.08.26
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    リー・チャイルド『宿敵(下)』講談社文庫。 ジャック・リーチャー・シリーズの前期作品にあたる第7作の最新邦訳。既にシリーズは25作刊行されているようだが、邦訳の方は虫食い状態で邦訳順も滅茶苦茶で、本作が10作目。 次々とリーチャーを襲う苦難と危機。リーチャーはそれをどう乗り切り、自身の目的を果たすのかというのが読みどころ。2003年に刊行された作品であるが、古さは感じず、噂に違わず非常に面白い作品である。 ジャック・リーチャーが10年来の宿敵クインの命を狙い、アメリカ司法省麻薬取締局はザカリー・ベックの犯罪の証拠を追い、行方不明となった潜入捜査官のテリーザ・ダニエルの救出に奔走する。10年前、リーチャーとクインの間に何があったのか…… 定価1,100円 ★★★★★

    10
    投稿日: 2021.08.14