リリアの人のことを癒やす能力がものすごい。絶対に否定せずに聞いてくれるという安心感が持てそう。でも、人のことばかりで自分のことをあまり考えないところは、ちょっと心配になった。不眠症の改善のためという理由でリリアと過ごすことになったレイモンド。でも、この能力を持っているのがリリアだから一緒に過ごそうと思ったんだろうな…と感じられるのが嬉しくなった。いつもは格好いいのにリリアの前ではちょっと抜けたところを見せるレイモンド。お互いに一緒にいてリラックスできる相手に出会えたのは良かったと思った。自分を二の次にするリリアのことは、レイモンドが甘やかしまくりそうだし。

見た目はちょっと怖い美貌の騎士→よく泣くし、肝心のところで噛むポンコツ、かなり不器用。 二人して泥酔し、添い寝してからお話は始まります。一芝居うち「やらかし」を無かった事にしようとしたけど、ヒロインを諦めきれなかったヒーローが何とか手に入れようと頑張り、すれ違いの後ハピエンなお話。 「やらかし」から始まりましたが、手を繋ぐぐらいでキスもない健全な関係でした~ 「あらあら」はヒロインの口癖。シスターの口癖がうつったとの事でしたが、本当によく言います。かなりおばさんっぽくてちょっと気になりました... おまけに、本来「スパダリ」ではなく「駄目なところがあるヒーロー」もツボで好きなのですが、今回のヒーローは本当にポンコツで...ヒロインのように広い心が持てずジレジレというようりはイライラしながら読みました。 まち先生の挿絵は文句なしに素敵でした。 お話はヒーローに対するイライラが少々勝ってしまったのでこの評価。 最後に...「ばあ」の事はもうちょっと知りたかったですね。