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怪奇疾走
怪奇疾走
ジョー・ヒル、スティーヴン・キング、白石朗他/ハーパーコリンズ・ジャパン
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総合評価

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     2009年から2019年頃の作品を収録。  作者はスティーヴン・キングの息子。あの父の子、と言われるのがイヤで、ペンネームで当初隠していたらしい。が、それなりに現在人気作家であるようだ。  序文からしてスティーヴン・キングの文体そっくりで、笑ってしまった。父と比較されるのがイヤだったら、ジャンルや文体をまるっきり変えてしまったらよかったのに、と思う。  文体までそっくりなのでこちらもスティーヴンと比較せざるを得ないのだが、文章やストーリー・テリングは、似ているようでもやはり大家スティーヴンに比して少し何かが抜けている感じがする。が、比較せずに読めば、これはなかなか面白い、出色のホラー短篇集である。  読者を喜ばすプレゼントとして、スティーヴンとの親子共作が二つ入っている。どちらもやはり面白い。とりわけ「イン・ザ・トール・グラス」は確か映画にもなっていると思うが、後味の悪さといったらない。  スティーヴンとの近似性を抜かせば結構面白い作品集で、私は特に最後の「解放」が気に入った。登場人物達が飛行機に乗っている最中、どうやらアメリカと北朝鮮との間で核戦争が始まったらしく、しかもそれだけではやはり収まらずに中国とロシアが動き始める。そんな暗澹とした破滅への一直線を描き出した作品だ。降雨名詞は出てこないが、米大統領は明らかに「無鉄砲な」トランプ。親子共々、トランプには批判的であるようだ。

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    投稿日: 2025.05.18
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    どれもいい感じなのだがどうしてもキング御大と較べてしまうところがある。あと短編なので尻すぼみな話も多い。

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    投稿日: 2021.08.23
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    ボリュームありすぎて苦手意識を持ちながら読んだせいか、はまらなかった。階段のページも訳者さん大変だなーと思っただけで読まずに終わった。

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    投稿日: 2021.07.27