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100年の木の下で
100年の木の下で
杉本りえ、佐竹美保/ポプラ社
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総合評価

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    ㆍりゆん
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    最初に示された家系図に載っている、女性たちの視点で書かれている。 千尋や、千尋の叔母、叔母の母など。さまざまな時代風景がうかがえて、そんな点でも面白かった。一人一人の苦難や、楽しかったことや、なんでも綴ってあり、日記のようだった。

    19
    投稿日: 2023.11.26
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    えのき
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    富山の女系家族の女たちにまつわる年代記。題材は良いけれど、時代が行ったり来たりでとっちらかった感がある。

    0
    投稿日: 2023.10.09
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    izumi
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    家族の物語が紡がれていく、大きな栗の木とお地蔵さんのある家。時代が変わっても、変わらないものがあることに気づかせてくれるお話でした。

    0
    投稿日: 2022.08.12
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    おかゆ
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    なんだか懐かしさを感じる100年ストーリー。いつの時代も少女は変わらない。家族を思う気持ちはあったかい。立山連峰が変わらず見守っている、安心感。

    6
    投稿日: 2022.07.20
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    motoy0415
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    いつの時代も、女の子は(大人になった女の子も含む)迷いながら生きている。 自分の中を100年遡る、不思議な体験。 わたしの母も祖母も曽祖母も、夢見る少女から 覚悟を決めて道を選び、その中で苦しんで、さらに強く優しくなってきたのかな。 わたしも、大人の葛藤の中に生きている。

    1
    投稿日: 2021.04.15
  • tpochi0717のアイコン
    tpochi0717
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大きな栗の木の下にある祖母の家の歴史。 年末年始に祖母の家に遊びに来た孫の千尋、12歳。 立て続けに亡くなった曽祖母ハルの兄弟のために作られたお地蔵さま。 祖母律が子供の頃に出会った祖父との思い出と栗の木。 家出した律の行方を叔母と探した母さつき。 祖父が入院していることへの不安と肖像画を書いた叔母の桐子。 長い年月を家族の成長と共に過ごしてきた家と栗の木とお地蔵さまに想いを馳せる千尋。 歴史を感じる話。時代が変わるから、読み慣れない子にはちょっと難易度高いのかな。 でも家系図もあるし、女子が読んだら面白いと思うのかな。 高学年向けだね。

    1
    投稿日: 2019.12.01
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    Sirokuma
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    表紙の絵が広々と余白のある素敵な立山の風景で、それでいてよく見ると過去と現在が混ざり合った映し絵になっていて、一磁石みたいに手が本に引き寄せられた。 富山のある農家の100年に渡る変遷。家族の物語である。お地蔵さんと栗の木。この農家にまつわる二つの大切な宝物を縦糸に、それぞれの時代に生きた森家の女性の目線で静かに語られている。

    1
    投稿日: 2019.08.02
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    はまだかよこ
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    第30回読書感想画中央コンクール 中学校・高等学校指定図書 とても静かだけど大きな物語 立山連峰を望む大きな栗の木とお地蔵様 現代へつなぐ家族の歴史 心にしっとりと沁みました ≪ 仰ぎ見て 大地に根差す 木のように ≫

    1
    投稿日: 2018.12.18
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    ティガー
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    立山連峰が見える農家に生ま育った、森家三代に渡る女たち(ハル、ハルの娘の律、律の娘の桐子・さつき)森家から嫁いだ生まれたさつきの娘の千尋の物語。 それぞれの子ども時代が短編として所収されている連作短編集。 12歳の千尋は、家族で年末年始を律ばあちゃん家で過ごすことになる。律ばあちゃん家には樹齢百年ほどの大きな栗も木と、それを背にした小さなお地蔵さんがあった。読み進めいくうちに、お地蔵さんがあるわけ、屋根裏部屋で見つけたうさぎのガラスのブローチ、律ばあちゃんの個性的な服装の謎が、明らかになっていく。そこには、悲しくも力強い物語があった。美しい話です。 文章は易しくその上短編なので読みやすい。

    1
    投稿日: 2018.10.25
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    ちゃいこv
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    大きな物語だと思う 女の子たちのつぶやきのような物語だけど 流れる時間が大きな感じ 会ったことがないような人もいるけど、勇気をもらって頑張って行こうとする主人公がいいね 栗の木の魔法とか、お地蔵さんが現れて…なんていう話じゃない(笑) このごろファンタジーを読んでいたのでつい(笑) ずっと前に仲良くしていた友達の富山弁をリアルに思い出したよ アルトの声だったなぁ

    1
    投稿日: 2018.06.12