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日本の公安警察
日本の公安警察
青木理/講談社
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総合評価

23件)
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    某アニメやドラマに影響されて読んだ。 自分に知識がないせいもあってところどころ難しかった(特に最初の方)が、楽しく読み進めることができた。 もちろん外に出せない情報がもっとたくさんあるんだろうけど、公安警察の歴史から実際に起こった事件に対しても書き記されていてよかった。 協力者の部分が個人的に印象に残った。

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    投稿日: 2025.07.04
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    色々な意味で有名な著者なので若干身構えていたが、最終章以外は主観面は抑えて冷静に事実関係を追っており、日本の公安警察の組織、そして公安事件について論じられていた。文章の読みやすさはさすが共同通信の記者。 2000年刊行の本で、オウム新法までの公安事件の流れを一通り学ぶにはとてもよい本だと思う。

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    投稿日: 2024.07.21
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    1999年刊行の本ですが、2023年現在マイナンバーカードに健康保険証機能を無理やりつけようとする施策が行われています。国家が本当に国民の病歴情報にアクセスすることはないのかとても不安です。

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    投稿日: 2023.01.28
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    個人の尊厳をいとも容易く侵害できる公権力の所業は決して他人事ではなく、知らずに監視されている私たちの日常に潜んでいる。身に覚えはなくともデータとして記憶される個人の行動は必需となったスマホや街中の防犯カメラを通して蓄積されている。この見えない足かせに気づくと本当に自由な社会なのかと疑念を抱く。国家とは一体誰を守るものなのか、その時の感情に任せず理性を持って行動することを再認識する。

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    投稿日: 2022.04.04
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    エンターテインメントのように読めてしまう箇所があるが、これは実際に起こったことだと考えなおすと怖くなる。 自分たちの組織の存亡をかけて政治と結びつこうとするあたりは、先の世紀末頃に始まったのか?!などと思いつつ、こんな感想を書いてる自分はどうなんだろうと少し不安になるところが、抑止力ってやつなのか?…

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    投稿日: 2021.07.26
  • 21年前の情報そのまま文庫化→新刊通知は酷すぎる

    著者の別著作を興味深く読んだので、新刊通知が来た文庫を中身をよく確認せずに買ったら、2000年に発刊した内容から全くアップデートない状態で文庫化したものだった。2000年時点の世相を反映して、話の大部分はオウムだし、そもそもその時代はiPhone前でありマイナンバー前である。内容も議論も全く古すぎて意味がない。基本的にReader Storeは楽しく利用していたが、こういう詐欺的行為で新刊を通知してくるというのは看過しがたい。著者なのか出版社なのかReader Storeなのかどこに抗議したものか分からないが、これは返金要求事案にも思える。責任者には真摯な対応を望むし、これから本書を買おうとされる方には上記の通り20年以上前の本だということを念頭に置かれたし。初レビューがこういう公開抗議になってしまって大変残念である。

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    投稿日: 2021.06.06
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    公安警察から公安調査庁、さらに内調まで触れられており、網羅性は高いが、公表情報中心であること、そして何より古い…20年以上経つ今、最新版が出て欲しい。

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    投稿日: 2021.03.29
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    公安警察は膨大な情報を持ち、秘密裏にそれらを活用して取り締まりを行ってきた。 警察の情報量は凄まじいのだろうと想像させられ、様々な情報を収集することが大切だと実感した。

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    投稿日: 2020.10.22
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    読んでない状態で見つかって、この度読了。 20年近く前の様子も含めて逃げた「懐かしい」の方が先行した。 さて、今はどうなっているのやら、「巨像」が「巨像」ではなくなっているのかも。 2000.2.14購入 714円 2000.1.20 第1刷 帯付き

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    投稿日: 2019.01.17
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    映画ゼロの執行人を見たら、公安のことが分からなすぎて、降谷零さんのことをもっとよく知りた~いと思って読みました。戦後、公安組織ができていくまでの過程、公安は複数あるという意味、公安警察の手口(手法ともいう)などちょっとわかって大変ためになりました。降谷さんは警察庁、風間さんは警視庁の公安。お勤め先が違うのね。 オウムの事件に付随した、警察庁長官の狙撃事件から始まる公安の大打撃の顛末、まるで知らなくて、そんなことがあったのか~と興味深かったです。

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    投稿日: 2018.06.23
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    少し古くなりましたが、公安警察の入門書として最適。新書なんで内容は浅い。青木氏も若く、文章がかたい。

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    投稿日: 2017.07.13
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    国内の公安体制、いわゆるカウンターインテリジェンスに対する概観ができる一冊。 公安警察をメインに、その歴史や組織体制、手法、代表的な事件など。 あわせて、公安調査庁や内閣情報調査室についても触れている。 しかし国家権力は、末恐ろしいと感じます。

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    投稿日: 2017.05.07
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    敗戦後一度は牙を抜かれたものが瞬く間に復活して、70年前以上の権力と情報を握っている。監視もされず歯止めもない。この国を支配しているものは「空気」だと思っていたのだが、それらは空気でさえも自在に扱えるようだ。いずれはこのような本を読んでいたということもデータとして蓄積されるのだろう。もしかしたらすでにされているのかもしれない。

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    投稿日: 2016.01.10
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    タイトル通りの本。 執筆時期がだいぶ前なので、書かれている内容は少し古い。 彼ら公安の概略を知るには十分な内容である。 作者後書きにもあるけれど、 本当に巨像の背中を撫でただけにすぎないのだろう。

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    投稿日: 2014.11.16
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    タイトル通り、日本の公安警察について書かれた本。 刊行されてから15年以上経つが、後半部分で言及されている「監視社会」への道はより一層進んでいると感じる。 また公安調査庁が自身の存在意義を見出すために、活動していたが「警視庁公安部「イスラム捜査」流出資料」の事件につながっていったのだなと現代にも通じる問題の端緒を知ることができる。 全体的に情報を端的にまとめたという印象である。 また、思想犯・政治犯を国家の安定維持のために探し出すという公安警察の性質からすると、東西冷戦が崩壊し、それまでのイデオロギーの対立が無くなっていくなかで、政治的思想と国家が必ずしも結び付かなくなった。 同時に、グローバル化が進展してきた現在、旧来の公安警察の活動がどの程度有効なのだろうかと疑問に思う。

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    投稿日: 2014.08.02
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    公安警察について淡々と説明している内容だが、結構驚きの連続。 刑事警察と公安警察の違い、というか二つの組織が全く異なるものであることがよくわかる。

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    投稿日: 2013.05.06
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     社会不安を生じさせる、或いは社会の安全を脅かす団体や活動を事前に防ぐには時には非合法な手段、強引な方法を取らざるを得ない。当然、そのための活動実体を公にすることも出来ない。いわば社会の白血球のごとき存在である。その全貌は明らかではないが、できる限りでその部分を知ることが出来る。

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    投稿日: 2012.04.28
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    digの金曜パーソナリティに青木氏が登場とのことで読んでみた。 しかし、要旨がボヤけてイマイチでした。状況説明?

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    投稿日: 2012.04.07
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     警察には刑事と公安という全く別の分野がある。国民の安全のために犯罪を取り締まるという点では共通するが、その組織、活動の実態はかなり異なる。刑事警察は何か犯罪事件が発覚したときに、捜査にあたって証拠を集め、被疑者を取り調べ、検察に引き渡す役目。報道に多く登場したり小説・ドラマになるなど華やかな分野だ。一方公安警察は、犯罪が発覚する前から常時各種団体について情報収集に努め、陰謀段階で摘発したり、デモ行進を警戒監視したりする。要するに治安警察だ。任務の性質上、あまり表に出てこないので活動の詳細は不明であり、不祥事も隠蔽されるという。警察の暗部といわれる所以である。  体系的に書かれているようだが、文章はやや読みにくく少し消化不良。

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    投稿日: 2011.10.26
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    警視庁記者クラブでの記者経験のある時事通信社社員が、公安警察の活動実態をレポートした本。青木によれば、公安の運営は、警察庁警備局を頂点と司令塔とする完全中央集権型の組織で、道府県警察本部長ですら、その活動実態や予算はアンタッチャブルなのだという。その他、公安調査庁、内閣官房内閣情報調査室に関する記述有。

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    投稿日: 2011.01.23
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    [ 内容 ] オウム・革マル派との“隠された戦い”とは? 監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は? 誰にも書けなかった“治安活動”の真実。 [ 目次 ] 1章 厚いベールの内側 2章 特高から公安へ 3章 監視・尾行から工作まで 4章 公安秘密部隊 5章 戦後の公安事件簿 6章 オウム・革マル派との“戦い” 7章 警察の外にある「公安」 8章 監視社会と公安警察 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2010.06.28
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    オウム殲滅の時に公安が本気になった時の捜査は凄かったようだ。 公安なんて我々には関係ないと思っているがひょっとするとそこらへんにいるのかもしれない。

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    投稿日: 2009.06.14
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    「公安」についてお手軽に概観したいと思って家人に相談したら薦められた本(私が読んだのは古い版)。数年前の情報なので多少古いのは否めないものの、実はいろいろある「公安」と名のつく組織の違いとか、現実の活動の一端など、興味はあったけど初心者という私のような読者にはとってもおすすめ。

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    投稿日: 2005.10.26