「枯草の根」と「炎に絵を」の2編。「枯草の根」は別の本で既読。ほぼ覚えていた。しかしタイトルの由来となった言葉は覚えていなかった。筋を覚えて読むと緻密な筋立てに関心。「炎に絵を」は嫂に仕組まれた戦前の横領事件の謎を追ううちに、他の事件にも巻き込まれる。結局嫂の完全犯罪に巻き込まれていたという。でも主人公の思いが最後までやさしいことに安堵。