悪役令嬢になるのを防ごうとするアルベルティーナが人見知りで引きこもりだが、天然の極めて優しい子で、それが魅力。転生前の日本の記憶を活かして、お菓子やドレスなどいろいろなものを開発する。まあそれはご愛敬という感じで、アルベルティーナを巡る逆ハーレムぶりと、父親の溺愛の凄まじさがメインの感じ。恐ろしや。

直前に読んでたラノベ作家さんが、とても言葉がキレイだったこともあり、確かに最初サンプル読んだ時は、「なんか言葉が…汚い（汗）」と思ってちょっとどうしようか考えました。 ただ、八美☆わん先生が好きだったことと、主人公の容姿がクリーンヒットだったので意を決して読みました。 主人公の～ござるとか気になりつつ読むと、なんだか違和感なくなり次第に癖に（笑） 笑いつつ読めば後半はいきなりのホラー！（怖っ）いや、確かに怪我させられたけど辱められたけど、あそこまで激おこのお父様怖すぎます（汗） Web版と比べたらブラッディカーニバル部分やヒロインがジブリールに絡む部分は省かれてますが、（主人公視点でまとめる為かな？）ここで、お父様がヒロインに対しての仕返しの設定はまだ生きてるんでしょうか…？ 中々最近のラノベにしてはバイオレンスというか（汗）結構ハードモード。 それを緩和するかのような主人公アルベルの一人語り…。 結果満足です(^^) 確かに人を選びそうです。私も一瞬迷いました。 キャラ気に入ればそのうち慣れるのではと思います。

子供の頃の誘拐事件をきっかけに前世を思い出し、引きこもるようになったアルベルティーナ。でもそれは破滅フラグを回避しようとしているだけだから、家では楽しそうに過ごしているのが嬉しくなる。溺愛してくれる父はもちろん、新しい家族とも仲良くしているし。同年代の人との関りがなかったからなのか、子供っぽいところのあるアルベルティーナが無自覚に周りの人を引き付けるのが楽しい。規格外すぎる父は怖くなることもあるけれど、２人が幸せに暮らすには必要な力なのかも。とも思った。

前世の知識チートは使っているがほぼ人任せ、お父様は娘には過剰なほど甘いが、甘えると度を超しすぎて面倒になるからと、お父様と一緒に過ごしてまったりというシーンは全くなく、話を通じないレベルなので、父娘のまったりというのはない。主人公は周りに庇護されまくりすぎて、賢いようには見えず、悪役令嬢の噂をヒロイン役の子に広められただけで、悪役令嬢ではありません。幼馴染も従兄弟も従者もやけに庇護するだけで恋愛にも発展せず、主人公が自己評価が底辺すぎて恋愛のような甘い話もなく、だらだらと進み、お父様に何かをお願いすると過剰な行動をとるのパターンの連続、こうワクワクするような盛り上がりもなく、最後にちょこっと事件が起きますけど、解決しましたとさらっと終わってしまうので、ポカーンとしてしまいました。つまらなかったです。