
クィア・スタディーズをひらく 1
菊地夏野、堀江有里、飯野由里子/晃洋書房
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総合評価
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powered by ブクログレズビアンはスカートを履いてはいけない、化粧はしない、そのような流れがあり、「普通」すなわちフェミニンな格好をしたいレズビアンは、マイノリティの中のマイノリティと位置付けられた。オナべとレズビアンは区別され、「バイ」はレズビアンからも「色情狂の変態」とバッシングを受ける。結果、「クローゼット」と言われる引きこもり的状態と、「同類」からも批判を受ける過剰なカミングアウト。 正直、本書を読むまでqueerという英単語を知らなかった。 性的志向という「わかりやすい」ポジショニング軸ゆえ、殊更に取り上げられることも多いのだろうが、日常的な価値観に関しても、相応の多様性はあるはずで、短絡的に「おまえはあっち!」的なカテゴライズは心せねばならないと思わされた。 章によっては、自分の知見範囲と大きく開きのあるトピックもあり、かなり流し読みをした箇所もあるので、そこは時期を見て勉強したい。 「#クィア・スタディーズをひらく1」晃洋書房、菊地夏野他編著 Day28 https://amzn.to/2tiY1PD
3投稿日: 2019.12.17
