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生贄探し 暴走する脳
生贄探し 暴走する脳
中野信子、ヤマザキマリ/講談社
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総合評価

49件)
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    正義感を振りかざして他人を生贄にしようとする。 文章になると大げさな表現だけど、誰でも思い当たることだと思う。 ヤマザキマリさんの旦那さんの言葉「困ったり苦しんでいる人を、純粋な慈愛をもって助けてあげることができるかどうか、そういう人間がどれだけいるかどうかが人類の文明の尺度になると思う」。これはぶれない正義にも繋がる。 同じ頃、朝ドラあんぱんで、やなせたかし先生も同じように考え、正義の味方アンパンマンが生まれたと知った。 自分と違う人のことを想像して、他人を理解しようとするところから始めないと、現代の魔女狩りの犠牲になるのは自分や家族かもしれない…

    0
    投稿日: 2025.11.07
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    帯背 息苦しさへの処方箋 帯裏 ●幸せそうな人を見ると、モヤッとする ●相手が得をすると損した気持ちになる ●抜け駆けする人が痛い目に遭うのは当然 ●お前だけを特別扱いできない など 日本人の思考の傾向は脳の特徴だった。 豊かで多様性のある生き方のために、中野信子とヤマザキマリがアドバイス 裏表紙 ●人と比べないと幸せを感じない脳 ●日本人がいじわるだと調査で判明 ●協調性という蟻地獄 ●人はたやすく正義中毒にはまる ●「妬み」の構造 ●間違った褒め方がプチネロを作る ●息苦しさが作る表と裏の顔 ●どれほどアートの力が大切か ●“世間体”という日本の戒律 ●自他ともに失敗が許せない時代

    1
    投稿日: 2025.09.28
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    著者のひとり、ヤマザキマリという漫画家を知らなかった。 イタリア人の夫を持ち、海外をあちこち渡り歩いたりしてかなり変わった経歴の持ち主のよう。 ただ、この人の描いた漫画を読んだことがないので、漫画ネタの対談は読み飛ばした。 全体的にあまり面白さを感じなかった。

    0
    投稿日: 2025.07.13
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    なぜ人が生贄を探すのか? コロナ禍に流行った(?)自粛警察。 ルールを守らない人を槍玉にあげ、日常生活でたまった鬱憤を正統的に糾弾する。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ●平和になると戦いの場(ストレスや怒りの矛先)がなくなるため、正義中毒者が増える。 ⇒生贄を探し、炎上。 日本は無宗教、災害が多いため、 ⇒不安定さを排除する(=生贄探し)行為に繋がる ●"世間体"という戒律 群れとして一体化しているから、個人は特定できないだろうという安心感。匿名で人格を変え、ふだん人前では言えないことを言えるTwitter 誰かをやり玉にあげることで、他者が団結し、ルールを守るための見せしめにする。 ●メンタル面の訓練には、想像力が必要。 思い込みや価値観の共有押し付けは、想像力の怠惰。意見の違う人を異物として排除する行為は、多数派に群れ同調することで、想像力の機会を失い、自己の意見を責任回避する。 ⇒ヒトという種族の生き物を客観的に見るには、地球上に住む別種族の生き物を観察する事で、価値観や想像力が広がる。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ●結論 人間以外のもっとシンプルに生きている生き物たちを見てみろ…という事らしい。 確かにうちの猫をみていると人間みたいな余計な感情はなく、その時ごとに生きている。 人間は生き延びるために脳が複雑に多様化したけど、それが原因でヒト同士に諍いがおき、戦い競いあっている…。 他者を下げ落としても得るものはないんだけどな。

    13
    投稿日: 2025.03.29
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    何かと比較しないと幸福を感じられない ちょっと難易度高め。対談になると次々知らない言葉、人名が出てきてついていけなくなる。 一例としてコロナ初期の話が出てたけど、未知の感染症は良い例えではないと思う。 むしろ未知の感染症への恐怖の薄かったお国柄?の人達の事が気になった。自分や家族も死ぬかもとは考えないものなのか? 群衆と権力 エリアス・カネッティ

    0
    投稿日: 2025.01.27
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    日本人は陰湿!? 直接本人には言わずに、周りを固めて陰口を言ったり、匿名性を利用してネットで誹謗中傷したりと、これは日本人に特に見られる特徴なのだと言う。 正義を振りかざし、標的、それこそ生贄にして人を陥れて自分を守る。 世間体を気にし、同調圧力が強い。 分かる分かる、こうゆうところ、本当に苦手。 人とは違う考えを持った人や個性のある人を排除したがるのは生物としての本能らしいけど、人って何も進歩も学びもしないし、変わらないくだらない生物だと本当に思う。 危険クラスで言えばどの生物よりも危険だと私も同感する。 周りの意見になんとなく流されないためには、考える事を辞めない。想像力を働かせる事。自分の言葉で自分の考えを持ち、表現できるようになりたい。 思慮深い2人の友情は素敵ですね!

    1
    投稿日: 2024.12.05
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    相手の得を許さないのをスパイト行動というらしい。足の引っ張りあいとか、出る杭は打たれるとか、同調圧力とか、日本人には多いそう。 そう聞くと、結構思い当たることがある。 そういった傾向のある集団からは離れるのが一番。今をときめくお二人だから、色々と嫌な事があるのだろうなぁと推察します。 本筋とはあまり関係ないけれど、魏志倭人伝に倭人は船旅の時に持衰という役割の人を乗せていて、遭難しそうになるとその人を人身御供にするという記述があるらしい。知らなくて驚いた。

    0
    投稿日: 2024.10.03
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    第一章の中野さんの話は頷けた 対談は同じ話が繰り返されているようで、もう少し短くてもいいかもと思った 発売直後に読んでいたら、また感想も違ったかもしれない

    7
    投稿日: 2024.05.10
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    コロナ禍で顕在化した、正義を振り翳し、正義に反するものを生贄として叩く集団心理についての対談。 誰かが徳をすると自分が損をした気分になるや、強調性という名の蟻地獄、世界でも意地悪行動が突出している日本人、出る杭は打たれる・・・など、なるほどなと感じたが、村八分という歴史的、文化背景も大きく影響していると思う。 生贄にされないためには、その環境を離れるか、打たれないほど突き抜けるかのどちらかしかないのだなと思った。 匿名、集団となると生贄(叩く対象)を見つけると暴走する状況について中野氏は、強い危機感を抱いている印象を受けた。 ヤマザキ氏は、古代ローマ史の知識の広さを感じさせ、海外生活が長いということもあり視野を広げて地球規模で考えると、大したことではないと感じられるというが、集団レベルとなると解決策にならないように感じた。 正義中毒について、皆が感じていることを二人で言語化しているが、その解決策は語られず、ただ生きにくい世の中だと再認識させられ、インパクトのあるタイトルの割に、二人の雑談で終わっているため、読み終わった後に、物足りなさを感じてしまった。

    0
    投稿日: 2023.08.15
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    よっぽど気をつけて生きていない限り、いつの間にか自分と違う考え方の人と出会った時に自分を正当化してしまうと思います。この本を読んでそれは良くも悪くも横並びが好きな日本人ならではなのかなと思いました。 出る杭は打たれるという内容のことわざが他国にはないというのも印象的。いくつになっても他者との違いを面白がって受け入れられるような自分でいたいなと思いました。

    0
    投稿日: 2023.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヤマザキマリさんをテルマエロマエの漫画家ぐらいとしてしかしらなかったので、こんなにも知識深く、語る方とは意外でした。 お二人の話がもりあがってる感じで傍目からみて楽しそう。 中野さんの、とある言葉があって、そんな視点もって考えているんだ、って驚き。面白い。 ヤマザキマリさんの5章から、抜粋。 ‐---------- 本当の孤独というのはそうした生き方のスタイルではなく、他者という鏡に自分が映し出されていないと気づいた瞬間でなければ、実感できないものだと思います。 ------‐---- この文章よ、、、 それは本当の恐怖だよ。恐ろしい。

    1
    投稿日: 2023.05.28
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    正義中毒にについて脳科学者とイタリア在住歴の長い漫画家がそれぞれの視点で分析。対談は、ローマ皇帝ネロから中世、現代までの多様性の受容について興味深い内容でした。どうすれば足の引っ張りあいをせずに多様な価値観を認めあって行けるか、多様性の受容に成功した賢帝ハドリアヌスと真性ローマ皇帝フェデリーコ2世の治世方法をモデルにすると他者理解というキーワードが。それを可能にするのは、厳しい境遇で培われたた教養と心の余裕のなせる技なんでしょうか。

    1
    投稿日: 2023.05.06
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    〝自らを「正義」と思い込んでしまうと、人間はどんなに残酷なことでも心の痛みをあまり感じることなくやれるようになってしまう〟〝誰かの不幸を願う...人間は「誰かと一緒になる」ということを、苦手とする不思議な脳を持っている〟2020年のパンデミック。社会が危機感に覆われ、人々が不安に晒された時期に、脳科学者vs漫画家が「あの人だけいい思いをするなんて許せない!」という〝暴走する脳〟を紐解いた知的対談集。〝自分と分かち合えない意見や思想とぶつかったら、まずはそれを興味深く、面白い現象として受け入れてみて〟

    9
    投稿日: 2023.04.28
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    自分の中に湧き上がる正義の“ような”物が正しい事と思わずにいられるだろうか。震える様な使命感に身を任せてしまった事もある。 今、この本に出会えた事を大切にしたい。 “他者が自分達を理解するべきではなく、自分達こそ他者を理解するべき” 日本における“世間体”と言うある意味宗教以上に厳しい戒律。 今生きている現実を真実で捉えて、『柔らかく』生きていきたい。 ヤマザキマリさんの選書 エリアス・カネッティ「群衆と権力」

    3
    投稿日: 2023.04.22
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    博学のお二人が現在の日本、日本人の状況について縦横無尽に語り合われた内容。 対談の部分については正義、生贄、世間体、個性を失う教育といったことに対して容赦ない分析が会話の中で行われていく。その知識のバックグラウンドは半端ではない。 対談の章では「なるほど」と思わされるところが多々あった。ただ、「で、どうしたら良い?」という問いに対する答えのようなものが見えてこなかった。 「自分は自分が大事、相手も自分が大事、それを尊重し認め合うこと」という言葉が最後の方で出てきた。まさしくその通りだと思う。 最後の章のヤマザキマリさんのお考えは、とても納得のいく内容だったと思う。

    3
    投稿日: 2023.03.16
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     以前に読んだ『国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶』にも通ずる内容。日本人は他国民と比べて圧倒的に「出る杭を打つ」、良く言えば群れとの調和を重んじる、悪く言えば正義の御旗を振りかざし執拗に異質と思われる他者を排除する種族とのこと。もうちょっと大らかで大雑把に生きようぜ、と軌道修正を図るのは相当難しいのだろうか。芸能人への誹謗中傷やSNSでの炎上など、大半が重箱の隅をつつくような内容を占めている。真夏マスク来年こそはしなくなってほしいが、まだまだ無理なんだろうな。

    1
    投稿日: 2023.01.16
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    脳はホント〜に面白い‼︎ 知性で抑える⁇ られる⁉︎ ずっと、読んでいられる。 繰り返し、納得しながら。

    0
    投稿日: 2022.10.30
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    対談部分より、お二人がそれぞれ執筆した箇所のほうが読みごたえがありました。 この本から初めて知ったことはトム・ハンクスやミシェル・オバマがそうだという「インポスター症候群」という自分を否定的に見てしまうという病態。 そして、中野先生が解説していた「魔女狩り」の歴史も勉強になりました。 ヤマザキマリさんが書いていましたが、落語の噺のように、人生お互いに失敗したり、迷惑をかけたり、かけられたりすることって当たり前だよね…と見守り、支えあう考え方が行き渡れば、ギスギスした世の中にならないんだろうなぁと思いました。

    1
    投稿日: 2022.08.28
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    人間は団体になると恐ろしい。他人を落としても自分の承認欲求を満たしていく。特に日本人は宗教的背景もあり,その傾向が強いとか。 なぜ人間にこのような団体行動を阻害していく機能があるのか?いずれ人間同士で争い合いこの地球からいなくなるような脳になっているので?と考えてた。

    0
    投稿日: 2022.08.28
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    ここで言う「コロナでの世間体」とは、テレビの影響力だったのではないか?他国に比べてテレビの言うことをそのまま信じる人の割合が日本はズバ抜けて高いらしい。 全体的にあまりしっくりこなかったです。そういう本との出会いも悪くはありません。

    1
    投稿日: 2022.08.12
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    日本人が他人と比べて劣等感や妬みを持つ理由を、古代ローマと比較して解き明かしていきます。日本と古代ローマ、国民性が似ているという点が以外で面白く読んだ。日本人の真面目さや親切さは、実は他と差を生まないための仮面で、本当は差ができたときの村八分や魔女狩りを恐れているという洞察はなるほどと思った。コロナ禍の中で生まれた自粛警察も、その一例。差を生まなくさせる行き過ぎた正義だという。行き過ぎた正義については、ソ連のヤロビ農法まで例に出されており、幅広い知識に脱帽です。多様性と言われる時代にも提言。ただ多様があっても関心を持たないと意味がない、他は違うのだと認識したうえで、それを受け入れたり、さらには、知りたいと関わっていったりすることの大切さが良く分かった。

    0
    投稿日: 2022.05.15
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    糸井重里さんがかつて書かれた >しかし、思えば「あら探し」だらけの世の中で、あらを探される側になっているということは、ものすごいことだよ、と言えるよ。がんばれ、「あら探されてる」やつら。 ということばが、こころのすみっこで「お守り」になってくれてます。 本書を手にとったのは、それに似た救いを求めていたのかもしれません。 同調圧力が強いコロナ禍、出る杭は打たれる日本社会、 なかなか生きるのがしんどく感じることがあります。 「ヒトは放っておけば生贄を探してしまう生き物なのです。」ということがわかったのが、収穫でした。 最近の論壇でよく見るお2人の対談も含めた、世相分析です。 【本文より】 ・クラマーは、自身のごく個人的な怨恨と、正義とをすり替えたのです。 ・人間は、自信が正義を行っていると信じているときには、どこまでも残虐になれるものです。 ・協調性という名の蟻地獄 ・相手の妬みを憧れに変え、自分を生贄にするよりも、生かして仲良くしたほうが得だと思わせられるようになるまで、自分を磨きぬかねばなりません。 ・確信という名の甲冑でナイーブで弱い自分の身を包んでいたわけですね。 ・歪んでいるのに自分を正義だと信じて、その正義のために周りの人たちを苦しめて。 ・諌められている側のネロは、嫌われているとか、失敗をしているといった自覚はなく、避難があってもそれは周りが正しく理解してくれないだけだと思っています。 ・ヒトの社会は技術的進歩をいくら遂げても、メンタリティの面では遂行がなされていないというしかないでしょう。 ・私たちはまるで「優れていないといけない病」に蝕まれているようです。

    1
    投稿日: 2022.05.08
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    題名にギョッとなりましたが.日本人ね…納得…。ってなる本です。中野信子さんを初めて読む方におすすめ。

    0
    投稿日: 2022.03.01
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    日本人の同調圧力とその戒律を破った者に対する正義の鉄槌について脳科学とイタリアの歴史から考察、テンポの良いやり取りが痛快です。それにしてもヤマザキ氏が17歳で皇帝になったネロがとても人気があったとの話をしたときに、今の日本でいうと小泉進次郎さんですかと問い、それに対してネロはオリンピックにも出場するスポーツマンでもあったと返すと、クレー射撃でオリンピック出場経験もお持ちの麻生太郎副総理のような感じですかねと執拗にボケる中野先生にコーヒーを吹きそうになりましたw

    0
    投稿日: 2022.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ろうの高校生が感想文書かれていたことをきっかけに読んでみました。 たしかに、なぜコロナで10万円もらっている家庭があるのに俺はもらえないんだ

    0
    投稿日: 2022.01.30
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    ヤマザキマリさんの視点って斬新でいつも好き。時々、多文化過ぎたりイタリア人名が沢山出て来て頭がボッーとしてしまうのですが。

    1
    投稿日: 2021.12.02
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    最近の論壇で欠かせない存在のお二人。ネットで暴走する正義中毒などの行動を脳科学とイタリア文化の視点で語る。 最近良い意味で目立つ出る杭のお二人。脳科学の視点から人間の行動を語る。特にネットの進展、Twitterなど匿名で生け贄を探し叩く。ヒトの集団としての行動の特性なと、協調性、妬み、世間体など。 有意義な一冊でした。

    1
    投稿日: 2021.11.08
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    #生贄探し #中野信子 #ヤマザキマリ #講談社α文庫 こわ〜いタイトルですが日本社会を客観的に見るのに良い本でした。正義と名の下に攻撃的になるのは心理学的にも歴史的にも事実なのですね。こわいこわい。自分もそうならないようにしないと!!と蛍光ペンでいっぱい線を引きたくなる一冊でした。

    2
    投稿日: 2021.11.08
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    もっと脳科学的な話かとおもったら、ヤマザキマリさんとの対談ということで古代ローマの話は半分以上。面白かったけど。 ネロの話辺りは知らない話としては面白かった。

    1
    投稿日: 2021.10.12
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    前半面白かったが失速?迷走?した感じ。 一冊分語り合うことは出来なかった模様… でも、考察のきっかけになる面白い視点多数。対談形式の割に、ちゃんと論が展開されていて読み応え⭕️

    1
    投稿日: 2021.09.26
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    うーん。 2人の頭の中が悲観的&シビアすぎて未来に希望なんて持てないな…と不快だし気持ちが暗くなった。 脳科学はいずれ精神性の領域と融合していかないと限界があるという印象。 ちょっと、最後まで読むに耐えなかった。久しぶりに。 ペルソナという著者の本と2冊購入しているけれど、あちらもこんな感じ?!と思うと、ちょっとげんなり。 本を書けるような人なのかな?と思った。 限界を感じるし、数値や研究したものしか信じない人なのだろうなー、と行き詰まりを感じる。 あくまで個人的な感想です…。

    0
    投稿日: 2021.09.08
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    本書で書き留めておきたい言葉 「危機的な状況がおこれば、はみ出し者は生贄に捧げられてしまう、ヒトはそういうことをしてしまう生き物だから、知性でそれを押しとどめる必要がある」 「人間にはさまざまな解釈やものごとのとらえ方があるのだということを認めさえすれば、今後生きていくうえで全てを受け入れ、毅然と前に進んでいくことができるはず」 「地球という惑星の、大気圏の中で生きているという意味では、どんな動物たちもみな同じ仲間。群れとして生きるうえでの安心の基準はそれだけで十分」

    3
    投稿日: 2021.09.08
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    集団の中で多様性を許容せず、異質な存在を排除しようと常に生贄を探している、それをせずにはいられない。日本は強烈にその傾向があると思う。正義を振りかざし、他者を攻撃することで喜びを得る。下品である。 日本人は他国の人間よりスパイト行動(自分が損してでも他人を貶める行動)が顕著であるそうだ。それが協調を保つための同調圧力だとしても、息苦しいことだ。皆が意識を変え、妬みを憧れに、生贄にするよりも仲良くするよう変えていけば国の様相も変わるだろうと中野氏はいう。そうなることを願わずにはいられない。 以下メモ ・正義中毒になると痛みを訴える声は、ズルをするための訴えに聞こえる。苦痛に思う想像力が働かない。 ・人間は他者に承認されないと生きていけない脳を持っている。孤独に慣れ、自分自身を評価する脳になっていない。 ・日本における“世間体”は戒律。自分より群れ(社会)を優先せよという感覚。 ・メンタルの訓練として自分に考えを言語化すること。他人の言説に安直に乗っからないこと。 ・孤独とは単純に「群れない」ことではなく他人と価値観を共有できない、存在を認めてもらえないこと。 ・正義とは他者の苦しみに無意識で手を差し伸べてこと意味をなす。

    0
    投稿日: 2021.09.07
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    コロナ禍で発生した正義論、日本人ならではの生贄を作る性質、古代ローマでも同様な関係があったとする斬新な切り口で語るエッセイ ヤマザキ氏の夫からみた、海外からみた日本の姿も描かれていて新鮮だった

    0
    投稿日: 2021.09.04
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    <目次> はじめに 中野信子 第1章なぜ人は他人の目が怖いのか 中野信子 第2章対談あなたのためという毒親 第3章対談日本人の生贄探し 第4章対談生の美意識の力 第5章想像してみてほしい おわりに ヤマザキマリ p161 相手に自分を理解してもらうより、自分が未知の 相手を知って、理解することに真の充足を覚えられる 人

    0
    投稿日: 2021.08.22
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    ちょうどこの本を読み終わった今、ツイッターである種のつるし上げが起きていて、まさに「正義の振りかざし」ってこういうことだとリアルタイムで実感してます。 今の時代は誰でも「正義」を振りかざしやすい環境であると知ることができて良かったと思っているところです。 印象に深かったのは日本ではツイッター利用者が多いこと。それは匿名性があるから。外国だとFacebookなど実名が多い。 それは国の風土や歴史からそういう傾向にあるという部分。 もちろん、お国柄なのでそもそも外国との比較はナンセンスですがそこまで陰湿な炎上は他国では起きにくく、日本では起きやすい。 そしてその日本に住んでる私自身も巻き込まれやすいし、炎上に加担してしまうこともある。そう思うとSNSの使い方は気を付けないとな…と思わずにはいられませんでした。

    0
    投稿日: 2021.08.21
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    脳科学的な話や分析は そんなに多くない。 歴史上の出来事と今のコロナ禍の状況を 関連付けた内容。歴史の勉強にもなった。

    0
    投稿日: 2021.08.12
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    話題作だったので読んでみました。 著者ひとりひとりの章である1章と5章は面白く読みましたが、間の2.3.4章の対談部分は、知っている、分かっている、を前提とした読者を意識しない二人だけの会話が続くので分かりづらかったです。話もあちこち飛ぶしね。 古代ローマ史についてある程度の知識がないと楽しさ半減かも。今の世の中にはプチネロがあふれかえっている、と言われてもネロがどんな人か知らなければ前後の文脈で想像しながら理解するしかないし、フェデリーコ2世も頻繁に登場するけど、私には元々のイメージがないから二人が盛り上がっていても置いて行かれてしまったよ・・・ ただ、中世ヨーロッパの魔女狩りを例に、「正義」の名のもとに他者にどこまでも残酷に制裁を下す現代のSNS上の攻撃(→人類進歩ナシ)や、日本特有の「出る杭は打たれる文化」、ある意味宗教よりも厳しく縛られている日本の「世間体感」の話などは面白かったです。 また、努力を誉めるのではなく、頭がいい、といった能力について褒められると自信はかえって失われてしまったり、噓をつくことがわかっているというのも印象的。 最後にヤマザキさんが言っていた、想像力の欠如がいつでも人々を野蛮化させ、人間としての全体的な社会組織そのものの崩壊も招き入れかねない、地球という惑星とうまく折り合いをつけて生きていきたいのなら、そういった危機感をもっと日頃から感じるべき、という言葉はしっかり胸に刻みました。 多様性を認める世の中、ぜんぜんできてないねーと暗い気持ちになってしまいました。

    2
    投稿日: 2021.08.11
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    知性溢れた方同士の会話を覗き見した気分。実に知的で羨ましい、、。こういう対話ができたらなあ。中野さん、ヤマザキさんとお話ししてみたいです。そのために磨きをかけとかないと。

    0
    投稿日: 2021.07.30
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    帯から期待した内容とは少し外れていました。 対談形式が読みにくいという訳ではないのですが、要領を得ない雑談のように思えました。 対談形式で思い出すのは、nendoの佐藤さんと漫画家の松井先生の本。お二方の思考やアイディアについてのお話は興味深く面白かったです。 今回のお二方は大変知識がある方とは思うのですが、それゆえに読者が置いてけぼりになる気がしました。というか私が知識不足ゆえ置いてけぼりになりました。 お二人はプライベートでも連絡のやりとりをすることと知識レベルが高く近いからかスムーズに応酬できていると思いますが、話していることが表層的に見えるというか、ツーカーの会話感がありました。 最後の方にはヤマザキマリさん個人のページ、後書きがあり、私はそちらの方が楽しめました。 特に後書きは、鑑賞したけれど自分の中にはない新しさ故に咀嚼し切れなかった映画『ノマドランド』に触れられていて、そんな見方があるのかと気付きになりました。 ヤマザキマリさんの映画の解釈が正解(というか誰か1人の解釈が正解と思っていないので)とは思いませんが、この本の内容からうまく繋がっていてなるほどなと思う解釈でした。 ちょこちょこ共感できる考えや意見が本著にあり、中でも共感したのは自分の考えを自分で言語化することをサボらないようにということ。 私はSNS廃人でとにかく情報収集を好むのですが、RTよくするしTwitterで見た情報を日常の会話で話すこともあります。 でもある日会社の人との会話で、これは誰と誰の会話だ?と思うことがありました。お互いが「伝聞」した内容を伝え合っていたからです。そこにお互い個人の意見はなく、「ネットで見た〜」「Twitterで見た〜」他人の意見を伝え合っていました。 そのときに違和感と恐怖感を抱き、自分の言葉で語る必要性を感じたのですが、RTと140字どころか数十文字でおさまる短文ツイートに慣れきっていて(こんな長ったらしい感想書く人間がいうこと?)自分の意見を書こうにも難しいなと気付かされることがありました。 購読記録になっていたブクログを、極力感想を書こうと努めるようになりました。下手の横好き。 そして、本著の中で書かれている正義感を振りかざして他人を追い詰める悪習、Twitterでよく見かけます。 善意に見せかけたものはインスタでも見ます。 人の興味を引きつける騒ぎやニュースが起きれば、個人特定されたりお気持ち表明ツイートをみんながし始めて自発的学級会が起きたりフォロワーが多い一般人がご意見版のように語ったりと一連の流れがもうびゃーっと起きます。 ネットという大海に投げ出されたものは全ての人がアクセスできることではありますが、誰彼構わず不躾にリプライしたり噛みついたりするものをたまに見かけると驚きますしショックを受けます。 善意の元に成り立つ理想イメージばかり輝いて先走り、機能が進化してもそれを使う人間は進化しないのかもと思わされます。 またインスタでは、悲しいことが起きた芸能人に対して「大丈夫ですか」「心配です」とコメントが群がるのを見たことがあります。 私もコメントをしないとはいえその事象を見にアクセスしてるわけでやな奴かもしれませんが、気遣いの皮を被ったリアクションを催促する野次馬に思えてしまうのです。 放っておいてほしいと思わないのかなと気になります。 かといって全てのコメントがそうでなく常日頃からコメントしてるようなファンの方のもあって…。 適切な距離感でSNSを通して人と関わる人もいれば、おかしな距離感をおかしいと思わず対面ではしない言葉遣いや態度で当たり散らす人もいて。 ネチケットの意識が普及するよりも早くSNSが一般層に広まった弊害かなと感じています。 最近印象的だったことが、ツールドフランス2021でカードを掲げた観客に選手が追突して玉突き事故を起こした件。 大会主催者側はその観客を訴えるとしてましたが本人が数日後名乗り出たことで訴えることはしないとしたそうで、それについて、「私たちは大げさに広まってしまったこの事態を緩和させたい。何よりも大事なのは、沿道の観客が今後気を付けなければならないというメッセージが一般に広まったことだ」と大会主催者側が語ったそうです。(https://www.designstoriesinc.com/europe/tourdefrance2021/ こちらの記事よりコメント引用) なんと理性的で成熟したコメントと感動しました。 これが日本であれば、それでは気がおさまらない普段その大会をみていないような人が騒ぎ立てて個人特定までしそうで恐ろしいです。 交通事故を起こした会社に似た社名のところに電話が殺到して業務妨害となったことも、なんだかその嫌な日本人の性格をあらわすエピソードだなと思いました。 どこから手をつけていいのか、群衆の流れは大きな潮流となり操作できないとも思えるし、また声をあげようとする人を異分子として抹殺しそうな雰囲気も感じさせる今の日本。 かといって流され続け、思考も停止する訳にはいかないのでせめて自分はあらがおうと想像力を磨くことを諦めず意識していきたいな。 いつもこんなん。 他人に影響を与えられるほどの人物じゃないので、自分頑張らなきゃに帰結します。 P184 後ろから4行目。 「再現なく」となってますが「際限なく」なのかなと気になりました。

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    投稿日: 2021.07.07
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    「異質者を排除する集団バイアス」に自覚的であることの大切さが、ずしりと胸に響きました。 そして「正義」の制裁を加えることに喜びを感じる、人の心のあり方について、魔女狩りを例にとりあげられていましたが、それは今でも当てはまることにはっとしました。 自分が排除する側にもされる側にもならないように、どのように振る舞っていくのがよいのかを考える、よい機会になりました。

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    投稿日: 2021.07.03
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    脳科学者の中野信子さんと、「テルマエロマエ」などの漫画家ヤマザキマリさんの共著(ほとんどが対談)。誰かを生贄にして叩かないと気が済まない?現代のSNS社会が、脳科学と 古代イタリア・ローマの(ネロやフェデリーコ2世)歴史視点で語られた面白い作品。他人と自分を比較したり、個人行動ができない集団気質の日本人の心理について上手に分析されているのも面白かった。

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    投稿日: 2021.06.27
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    ヤマザキマリさんも中野信子さんも、好きです。 本当にそう。 魔女裁判、皇帝ネロ… その時代から、人間の嫉妬による残虐性、間違った正義、毒親などなど… とても興味深かったです。

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    投稿日: 2021.06.14
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    ちょびっと日本で生きていくのが大変だなってなった。自分が知りたくない自分とは遭遇したくない、グサッときた。目を向けること、想像すること、一歩一歩だな〜

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    投稿日: 2021.06.07
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    途中、対談形式になっていて読みやすかったです。世界に比べて日本でのコロナ感染が抑えられているのは、「世間体を気にする」からでは?という考えに、驚いたけど納得できました。とっても日本人らしいですよね。

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    投稿日: 2021.06.07
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    タイトルに惹かれて読んでみた。内容は悪くないと思うのだけど、対談形式の本はまとまりがないように感じるなあ。中野氏のパートは、波長に合うが、ヤマザキ氏のパートは、内馴染みのない内容だからか、若干読みにくかった。まあ、こんなもんでしょ(何様w)

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    投稿日: 2021.05.18
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    【生贄探し】 TOKYO MXで放送中の番組『DANDY Salon』より、成功者に対して嫉妬する日本、経済の足枷にというテーマで議論されています。 この著書に記載されている内容にも通ずるものがあります。 人は生贄を探したくなる性質を持っているもの。その闇みたいなものを持ち合わせている人どうしが社会を作り上げていることをちゃんと理解しないと生きにくいんだなぁと思いました。 やはり脳科学者の中野信子氏、漫画家のヤマザキマリさんの対談はなかなか興味深い著書でした。 #生贄探し #中野信子 #ヤマザキマリ #本 #読書 #読書好きな人と繋がりたい #読書記録 #book #bookstagram

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    投稿日: 2021.05.17
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    正義を正義と思い込んでいる人ほど厄介である。 というのを他の本でも読んだが、 この本でも同じような事が書いてあって やはりそうなのか、と思った。 人の不幸を嬉しいと思うのは自分が損したと 感じるから。というのは初めて知った。 日本のや村八分の文化が 他の国がそうではないと知り 日本はすごく生きづらい国なんだなと思う。 嫌われないように、ひとりぼっちにならないように。 自分の学生生活を振り返ると 本当にしんどくて、苦しかったなと思った。

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    投稿日: 2021.05.13
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    中野信子さんの書いた部分は、今までの著書と同じく説得力ある記述となっており、参考になった。ただしヤマザキマリ氏の記述部分は、感覚的な意見の羅列であり勉強にならない。対談部分もバラエティー的で、学術性に欠ける。全体的に内容の薄い本。残念。 「(多様性への抵抗)異なる内面、異質な外見を持った者を、(集団が)執拗に排除しようと何年も忘れずに叩き続ける。体内に取り込まれた異物を排泄するがごとく、集団は異質な者をどうにかして排除しようと足掻く。体中の免疫系の細胞を総動員するようにして、この異物を攻撃します」p3 「自らを「正義」と思い込んでしまうと、人間は、どんなに残虐なことでも心の痛みをあまり感じません」p16 「人間の脳は他人に「正義」の制裁を加えることに喜びを感じるようにできています」p28 「協調性の高さと収入のレベルは反比例するといいます。いい人は搾取されてしまうということです」p39 「ドローンやブロックチェーン、自動運転といった新たな技術が出てきても、普及させるうえで些細な問題が起きるたびに、足を引っ張るいい口実ができたとばかりに、責任追求ばかりに終始する。ネガティブな側面ばかりがクローズアップされて、規制のオンパレード。これでは、新しいことにチャレンジするインセンティブがなくなってしまいます」p44 「(正義中毒)新型コロナウィルス以上に、正義中毒のパンデミックが起きた、と言ってもいいかもしれません。人々の脳は、社会のルールを破る相手を見つけて制裁を加え、自分があたかも正義の味方になったかのような全能感を覚えて、満足し快楽を感じているように見えました」p50

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    投稿日: 2021.05.06