
もしも、地球からアレがなくなったら?
渡邉克晃、室木おすし/文友舎
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総合評価
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powered by ブクログほぼ、1日で読了。 イラストがたくさんあることもあり、スイスイ読めました。内容もとても面白く、楽しんで読めました。 地球にあって当然のもの7つが、もし無かったら?という答えの無いシチュエーションについて、大人が真面目に考えたというストーリー。 月、オゾン層、重力、二酸化炭素、海の水、太陽の光、自転がそれぞれ無かった場合に考えられる地球の様子を科学的に考えて空想できる本です。 全ての漢字にルビが振ってありますので、子供向け(書店では児童書コーナーにありました)かもしれませんが、大人が読んでも、もれなく楽しく読めました。 対象年齢は10歳以上でしょうか。それ以下だと少し難しいかもしれませんが、興味を持ってはくれそうです。 月が無くなっても潮の満ち引きが完全には無くならないことや、ウナギの成長過程について(すごく移動してた!)、海水の量は意外と少ないこと、土星や金星の自転についてなども印象的でした。 オゾン層がもし無かったら、地球は暑くなるのかと思いきや、温室効果が減って気温が下がるということでした。なるほどでした。 高校では地学を選択するケースは稀で、地球科学・天文学などに特に関心のある方を除けば、あまり普段気に留めない分野かもしれませんが、化学・物理学・気象学などとも密接に関連していて、なかなか奥が深いと思いました。 大人になってからも、十二分に楽しめる部分があるように感じました。
1投稿日: 2021.05.28
