
総合評価
(8件)| 2 | ||
| 3 | ||
| 2 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
──エミが幼いわたくしに誓ってくれた通りに、今度はわたくしがエミを世界で一番幸せな女の子にするのよ。 まさにあとがきの 『悪役令嬢が悪役であるまま幸せになる話』 をまさに全力で表現している作品だと思います。 先にコミカライズを読んでいたのでおおまかな流れは知っていたのですが、圧倒的な世界を構成する文字が作り出す文章にページを捲る指が止まりませんでした。 エミとリィナの成り代わったあとの反応が真逆で、エミの家族への謝罪と本来の体の持ち主であるレミリアを心配するところはエミの優しさがよく表現されていて、彼女の性格がよく分かりました。レミリアに悪役にそこまで肩入れするの?といったように少し……いえかなりエミは好きなものには真っ直ぐで嘘がない女の子だったのだと思います。レミリアに流れ込んでいく感情は常に温かく心地良かったのはそのためでしょう。 けれど、偽物の星の乙女ことリィナがエミの心を壊していきます。 レミリアがエミの幸せを見ているだけで良かったと感じているところから、数々のエミの心を壊していく行為に怒り、見ているだけではダメだ。しかし見ているだけしか出来ないと葛藤し、わたくしがエミを守ると婚約破棄の場面は読んでいて非常に好きなシーンです。 レミリアの『エミならこうする』というエミが創り上げたレミリアを尊重しつつ、愚か者たちを追い詰めていくのは正義か悪かと問われたら悪かもしれませんが、エミを愛しているからこその行為だったとも思います。 被っていた猫がお散歩や、哀れまれることが一番嫌でしょう?という表現や皮肉も好きです。 非常に満足のいく一冊でした。 番外編の2巻も読みます。またアニメも楽しみです!
0投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ本来の悪役令嬢が、絶望した転生者のために復讐するというストーリーは爽快感あって面白い ただ、ストーリーの基本プロットか第一校を読んでいるようで、もう少し肉付けが欲しいのも事実。 よくも悪くもいかにもライトノベルなのは少々残念 コミカライズ版が、原作に忠実でありながら、キャラ設定やストーリーの補完となる膨らませなどにより、より一層面白くしていることを実感する また、キャラ絵もコミカライズ版の方が魅力的
0投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログやだ確かに悪役令嬢の中の人…いや、中の人じゃなくて本来の魂の人か。。流行りの悪役令嬢だけど誤解された優しいご令嬢とかではなく、正しく悪役っぽいモノローグしてくれて逆に素敵だった。
0投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログコミカライズが面白く、キャラの心情が知りたかったので購入。 コミカライズの方は時系列になっているのに対し、こちらはあちこちに話がとぶ。 アンヘルが嘘を見抜く力があるとはいえ、チョロ過ぎないか?wレミリアにベタ惚れだが、魔王様なのにチョロ過ぎて、逆に心配になってくる。
3投稿日: 2024.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
漫画版が面白かったのでこちらも購入。一気読みした。コミカライズにあたって、全体的に可愛くわかりやすくデフォルメされているなと思った。転生もので元居た魂の行方が丁寧に扱われてるとうれしいな。魔族と人間が元は同じという話が良い。 レミリアさん、愛を知って闇落ちしてないとはいえ行動力が"本来の"彼女のそれだよな…と考えていたが、あとがきでもヤンデレと呼ばれていてある意味安心した。レミリアさんとエミさんのお互いに向ける感情が好きだ。 アンヘルさんは実はある程度分かって騙されてくれているのかもと少し疑っていたが、純粋に可愛い魔王様だった。可愛いね。 短編の『悪役令嬢にされた人』の「虫がいいよね……」というセリフ、次に生まれ変わるなら虫が良いというすげえ卑下かと思った。卑下だけど違った。 なろう見たら本出版後に書かれたと思われる短編がいくつかあってうれしかった。読む。
0投稿日: 2022.07.21尊い
レミリアたんが最強過ぎて悶絶しました。 もっとこの世界の物語が読みたいから、レミリアたん冒険話を希望します。
0投稿日: 2021.11.09
powered by ブクログ異世界転生(実は憑依)、悪役令嬢ざまぁモノ。 ウェブで短篇としてランキングに入った時からのファンです。 断罪後にもともとの異世界令嬢の人格が表に出るストーリーだが、何せ善意の悪辣陰謀令嬢! 小気味良く復讐ざまぁを実行してくれます。 書き下ろし『聖女様の宝物』レミリアの娘エミ視点の後日談。
0投稿日: 2021.04.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公は幼少の頃、体調を崩し自分の中に違う人格が入り込むのを感じる。それは異世界の記憶を持つエミ。彼女はこの世界を前世でプレイしたゲームと同じだと認識していて、悪役令嬢である主人公の境遇を憂慮したり攻略対象にも下心なしで救いになる言動をしてしまうようなお人好し。いつしか主人公は彼女の優しさに癒され深い愛着を持つ。その彼女が同じく転生者のゲームのヒロインに嵌められ断罪されたショックで、深層でエミを見守っていた主人公と意識が入れ替わる。 ここまでが前置きで、大事なエミを傷付けた者たちを絶対に許さない主人公が着々と準備して、ザマァするのが本編。 こんなに丁寧にザマァを描いた作品を読んだのは初めてで、のめり込むように原作を読破してしまった。 主人公は正に悪役令嬢、といった辛辣な性格で、復讐にはいっさい手を抜かない。ここまで極めるといっそ清々しくて応援したくなる不思議な魅力がある。 一度は読んでほしい秀作。
0投稿日: 2021.01.14
