Reader Store
紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人
紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人
歌田年/宝島社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

88件)
3.6
9
37
31
1
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙の鑑定士と伝説のプラモデル造形師という異色のペア。読んだことない組み合わせにワクワク。 内容もしっかりとしていて読み応え抜群の一冊だった。

    14
    投稿日: 2025.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙専門の紙鑑定士が、「神探偵」と間違えられて、ジオラマに隠されたメッセージを手がかりに、多重人格の犯人を追い詰めるという、なんとも奇抜なストーリー。人柱にされかけた子どもたちは全員助かって、土生井はめでたく晴子さんとくっついたわけだけど、土生井が実は黒幕なんだと思ってたので思いのほかアッサリした結末となりました。施設の下に子どもの遺体が無数に埋まっていたとか‥おぞましすぎるわ‥。

    0
    投稿日: 2025.10.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    “神探偵”と勘違いされた紙鑑定士が事件に巻き込まれるという少し変わった設定のミステリー小説。紙の専門家が推理する意外性にまず引き込まれました。 物語は、プラモデルのディオラマ(ジオラマ)を手掛かりに、伝説のプロモデラーと一緒に謎を解いていくというもの。プロモデラーの知識量と推理力がすごくて、少ない情報からじわじわ真相に迫っていく過程が面白いです。 専門知識の話が多いのに堅苦しくなくて、テンポよく読めました。

    0
    投稿日: 2025.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士とプロモデラーコンビが目新しくて楽しく一気読みできた。犯人がちょっとアレだったり、トントン拍子に行き過ぎな気もしたけど、着眼点が新しいエンタメ小説で面白かった。

    0
    投稿日: 2025.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の飄々とした感じもあって、何か軽快に話が進むような印象だった。 模型の先生方が結構推理力があったような。 他の作品も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このミス大賞作品、読みたいと思いながら長らく積読になっていてやっと読んだ。見た目、文字が多いなぁと感じていたの、読み出すとスラスラと読める。なんといっても紙鑑定士の主人公とプラモデル造形家・土生井(ハブイ)とのやり取りが面白い。土生井の博士級の知識と鋭い洞察力、それでいて偉ぶらず、主人公を先生と呼ぶ謙遜さもいじらしい。 道を極めるって素晴らしい!

    13
    投稿日: 2025.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙と模型。ミステリーとペダントリーは相性がいい。紙についても模型についてもたっぷり語ってくれている。

    0
    投稿日: 2025.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    舞台設定が紙鑑定士という職業とそれと関係ないジオラマから事件を解決するという設定はオリジナリティに溢れる。ただ、全体的なストーリー展開は一般的。

    0
    投稿日: 2025.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ひょんなことから探偵になってしまう主人公がひょんすぎるところからはじまり、おいおい土生井先生妄想が強すぎるからのカーチェイスからトランプ投げ解決まで、加速していく大味エンターテインメント力がよかった こういうの、いいですね

    0
    投稿日: 2025.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士という今まであまりなかったジャンルで新鮮だった もっと紙のマニアックな話があっても良い気がする

    0
    投稿日: 2025.03.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    珍しい紙探偵。キャラクターの役割分担がはっきりしており、わかりやすかった。 また、LINEのコミュニケーションの表現なども新鮮だった。 あまり紙が推理に関わらなかったので、次の作品に期待。

    0
    投稿日: 2025.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士とプラモデル造形家(訳あって干されて冴えないが実はかなりの切れ者)のコンビが謎を追うと言う設定が斬新で面白かったけど終盤が少し雑になってる気がした。 紙鑑定士とプラモデル造形家がLINEを使って謎解きをしていくうちにとても良いコンビになっていくのが読んでいて楽しかった。 犯人の動機と犯行内容が納得出来ず終盤気持ちがついて行かなかった...

    0
    投稿日: 2025.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    紙についてはもちろん、模型などの専門知識がよく出てきたが、とても読みやすかった。土生井さんがあまりにも有能。 展開も予想がつかずおもしろかったが、辿り着くまでが練られていて濃かった分、ついに犯人と対面した下りがあっさりすぎたように感じた。

    0
    投稿日: 2025.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士で模型の家で...となにが主題なのかわかりにくいが割と読みやすくておもしろかった。何となく強引な設定もあるが、紙鑑定士であることも役に立つ場面もあって良かったと思う。

    6
    投稿日: 2025.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    まず装丁に心を鷲掴みにされました。 なんて贅沢な本なのだろうと読む前から感動。 お話は、重くならずにさっぱり読めるミステリーで楽しく読了しました。 紙鑑定士とプラモデルのプロがタッグを組んで、 お互いの知識を最大限に使って謎を解いていく様子が楽しかったです。 マニアックな情報が新鮮で、この作品の味だなと感じました。 凝ったミステリを読むことが多いので、 「この人は実は裏切り者なのではないか」「こう言っているけど犯人じゃないか」 と邪推してしまいましたが、 そのような心配など無用な、心から楽しめる心地よい作品でした。

    0
    投稿日: 2024.12.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士がひょんなことから殺人事件にまきこまれる。 紙の鑑定ってそんな需要あんのか。 っという興味から読んでもらう小説かな。 高齢プラモ専門家と美人さんが結婚しちゃうとかいまいち納得いかない話もあったり、そこまでのめりこめなかった。

    0
    投稿日: 2024.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    紙についての専門的な話も出てきて面白かった。 紙鑑定士と元プラモデル造形家、接点のない2人が四苦八苦しながら事件の真相に近づいていく話が、無理矢理でもなくてスムーズに読み進めていけた。 事件解決より最後に結婚した2人が最も意外だった笑。

    0
    投稿日: 2024.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    このミス大賞なので期待したが、個人的にはそこまでか?という感じ。推理も結構決めつけが強く、納得感が薄かった。紙鑑定士の特性がもっと活かされるとよかった。ただ文体は非常に読みやすく、サクサクと読めたので、この評価。 フレーズ 粗忽 だって紙みたいな地味な物に詳しい人に、悪い人はいそうにないもんねえ 〝電子ペーパー〟を貼ってあるのよ。 (ランボルギーニのアヴェンタドールの塗装色を電子ペーパーで変えるという話が出てきた。) 「やってしまったことの後悔よりも、やらなかったことの後悔の方が長く尾を引くと言うわよ」

    0
    投稿日: 2024.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一種ハードボイルドぽい雰囲気を漂わせながら、主人公というより小汚い伝説の模型士が活躍する話。模型からそこまで分かるか?とかなり強引な推理にも関わらず、どんどん惹き込まれて一気読み。後半は主人公の元カノも大活躍。終わってみればこれぞミステリと爽快な気分にさせてくれた

    0
    投稿日: 2024.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前半おもしろかった。けど、最後はそっち系かー! そっち系ならそっち系、って言っといて欲しい。登場人物は好きな感じなんだけどなー

    0
    投稿日: 2024.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    土生井の深い知見と洞察推理力、穏やかな人柄が魅力的です。 真の主人公は土生井だと思える。 嫌な感想だけど、、折々、さまざまな女性が登場するのですが、描写や主人公の女に対する態度や扱いで、古い価値観女性蔑視が見える時が度々あって不愉快だった。対して土生井は紳士的なイメージなので、気になる描写は主人公の少々傲慢でプライドの高い性格の表現かもしれないけど、率直に主人公が嫌い。

    0
    投稿日: 2024.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    土生井さんの推理が簡単にばっちり当たりすぎでは⋯?と思う気持ちもありましたが、雰囲気の良い小説だと感じました。主人公のキャラクターが良いですね。

    0
    投稿日: 2024.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリをよく読んでいる人をも飽きさせないミステリ。続きが気になって一気に読んでしまった。ずっと積読にしていたのを後悔するくらいには面白かった。

    0
    投稿日: 2024.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    TVで「このミス」大賞の受賞作が特集されていた。その一覧にこの作品の表紙を発見。 本棚から引っ張ってきて再読。 登場人物の得意分野(マニアックな知識)からの推理展開が実にスムーズで面白い。

    0
    投稿日: 2024.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白く読めた。主人公の事件へのアプローチの仕方とかが、なんとなく宮部みゆきの杉村三郎シリーズと似てる。推理の進行が若干、無理矢理感な箇所もあったけど、総じて面白かった。「事件ファイル」というくらいだからシリーズ化されるのかな…。シリーズ化されるなら次のも読んでみたい。

    0
    投稿日: 2024.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもろすぎ 紙というより模型メインだったからタイトルはよくないと思うけど 実際の模型が見たくてたまらなかったので、実写化待ったなしだなぁ

    0
    投稿日: 2023.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    よく考えられた作品だと思いますが、ミステリーとしてはヒネリが足りないように感じました それに誰が探偵役なのか分からないし、終盤の元カノって???

    0
    投稿日: 2023.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めて手に取った作家だったので、面白いかどうかは半信半疑で読み始めたけど、なかなかどうしてすぐに引き込まれた。キャラクターも良いし、文章も分かりやすいし、構成もきれいにまとまってるし、ロジックも美しい。安楽椅子探偵としての土生井の活躍もさることながら、元彼女の真理子の活躍ぶりも素敵。主人公が完璧じゃない分、周りの人との連携や人間関係も魅力的だった!

    0
    投稿日: 2023.10.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    書物や印刷物を作るときに必要な「紙」を扱う個人商店主で、見た目と手触りでその紙のメーカーから種類まで当ててみせる「紙鑑定」を得意とする男が主人公。ところが「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いしたうら若き女性が、「探偵として」の仕事を頼みに来たことから始まるドタバタしたあれやこれや(^ ^ 主人公は、本業もヒマだし、仕方なく依頼を引き受けるが、たまたまうまいこと解決してしまったおかげで、次々と依頼が舞い込むようになり...という連作短編集。依頼されるミッションは、徐々に難度もスケールもアップしていき、終いにはそれまで「匂わせ」でしか登場しなかった元カノまで登場。ピート・ハミルもかくや、というカーチェイスまで繰り広げる。レッド・エンマを駆るのは元カノの方だが(^ ^; 読み始めと最後の盛り上がりとに、ものすごく大きな振り幅があり、これは「一気読み」した方が楽しめると思います(^ ^

    2
    投稿日: 2023.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    プラモやジオラマで事件の依頼が何故か紙鑑定士の所に…。プラモやジオラマを使った事件予告でちゃんとミステリーになっていて面白かったです。

    0
    投稿日: 2023.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙、あんま関係ないよね?(笑) 安楽椅子探偵がジオラマから事件を解決する内容。 やや強引でご都合主義な気もするが、些末な事案から大きな事件になっていく過程がスリリング。 犯行動機はイマイチ説得力がないなぁ。 途中から「ああ・・ヒロインとられちゃう・・・」と思ったが、 終盤、颯爽と、本当に颯爽と現れる真のヒロインが実にかっこいい。 彼女が登場するなら、続編も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2023.06.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    04月-14。3.0点。 続編が出たため、再読。製紙メーカーから「紙鑑定士」として独立した主人公。 「紙」よりも「模型」が主役な感じ。

    0
    投稿日: 2023.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書館の今月のおすすめの棚に置かれていて目が合った気がして借りてみた 紙で読むために作られた本で装丁が凝っていてとても良かった 印刷所に勤めてたので紙の話も懐かしかった(本や雑誌は作ってなかったから知らない紙ばかりだったけど) おもしろかった〜!登場人物が個性的だし話もどんどん進んで飽きなかった 二冊目も読みたい

    1
    投稿日: 2023.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    歌田年さんの作品は初めて読みましたが面白かった!紙鑑定士やモデラー等なじみのない職業のキャラクターに惹かれました。そして終盤の疾走感にドキドキしながら読み進めました!真理子さん超カッコいい❗

    2
    投稿日: 2023.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士という変わった職業をしている人が主人公のミステリー。でも、作中では、紙鑑定が威力を発揮する場面が少なく、せっかくの面白そうな設定なのに、そこが少し残念。一つのジオラマから次々と謎を解き明かす主人公。ではなく、主人公の協力者。主人公はどちらかというと、右往左往している感じ。紙鑑定士に探偵業務を依頼したり、ある程度の広さがあるはずなのに、穴を掘ったら死体を発見できた場面など、ところどころ突っ込みたくなる場面もありましたが、後半は意外とスリリングな展開で楽しめて読めました。エピローグも爽やかさを感じる終わりで良かったです。

    0
    投稿日: 2023.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     面白かった。模型の蘊蓄がすごい。紙のサイズの覚え方が語呂合わせなんて?!紙の鑑定より模型の方が比重が高かったが、そこもまた良い。  ただ、これだけの人数を殺してしまえる(実際は未遂だけど)異常性は、唐突だったかも。  二巻目も楽しみ。

    2
    投稿日: 2023.04.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    どんな紙でも見分ける紙鑑定士と、伝説のプラモデル造形家が、殺人計画を追うミステリー。 看板の「紙鑑定士」だって胡散臭そうな感じで、「印刷関係の何でも屋」に近いのかな?とても探偵風ではない。勝手に事件に巻き込まれました感が妙にリアルです。「業務の一環としての探偵」って感じ。 調査方法も、Googleだったり。ストリートビューを使って現地視察って。過去のビューとの比較なんて最先端です。また知らないことは、専門家に外注するなんて、ビジネスパーソンみたいです。 それぞれの専門知識が推理を援護する。「紙」や「ジオラマ」「模型」など、その物から隠された意味や犯人像などの推理はみごとです。オタク知識・パワー炸裂か。同じように見える「紙」が、実は意図や表情を持ったり、「ジオラマのパーツ」からこんな事まで判るの?、と不思議な世界に引き込まれる。それが醍醐味なのかも。 いつしか、なんでもネットで調べる。しかし、餅は餅屋。ネットでは調べられない情報や推理を駆使する姿に、引き込まれる。そういうことだったんですね。

    0
    投稿日: 2023.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    神探偵と紙鑑定を間違えるってどういうこと?!と話題になって、気になっていた作品。図書館で借りることができたので読了。サクサクと軽快に進む話で、面白かったです。

    0
    投稿日: 2023.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    中盤からは読むのがやめられなくなりました。進めるうちに主人公のマイペースにみえて芯があるキャラクターが好きになるはずです。 シリアスな話なのになんか私は笑ってしまうところが何個かありました。読みやすくてあっという間。

    2
    投稿日: 2023.01.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    紙鑑定士が主人公なのだが、神探偵と間違われるところから始まる。Instagramでそのようにレビューしてる人がいて、この段階ですでに面白そうだったので急遽、図書館から借りてきたものだ。 予想通り、面白かった。途中こじつけと思わなくもない箇所はあったが、登場人物のキャラの濃さで面白く読める。ところどころ相棒のような、頭脳と足の掛け合いがスピード感を生んでいた。頭脳が倒れた時はかなりショックだったのだが。 後半は特にアヴェンタドールよろしくスピード感があり、一気に読めた。 だいぶ終盤に噂の真理子が出てきてからは、真理子のキャラの虜だった。

    7
    投稿日: 2023.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士の探偵さん 相棒は伝説のモデラーさん 面白い謎解きでした 後半にいくにしたがって、スピード感もあがり、スケールも大きくなり、引き込まれました 欲を言えば、紙が、もっとキーアイテムになってて欲しかった…かな どんな紙の、どんな謎を暴いていくんだろう…という期待があって、どうしても最後までそれが満たされなかったのが残念

    0
    投稿日: 2023.01.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    多分ブクログのおすすめに出てて借りたもの。2019年に第18回「このミステリーがすごい!」大賞を取ったもの。このミスらしい、ご都合主義と言うか、性的虐待やら多重人格やら大量殺人やらだけど、紙鑑定士の主人公・渡部と伝説のプロモデラー・土生井(はぶい)の蘊蓄、掛け合いは面白かった。紙鑑定士だけあって、本自体に使われている紙の紹介もあるのも面白い。文庫ではどうなったんだろう。被災した石巻市の製紙工場の話は本で読んだのを思い出した。それにしても結末に向かって一気にご都合主義になり過ぎな気がするけど。児童養護施設を運営してて子供を殺すなんて信じられない。あとバスを丸ごと埋めるってどういうこと?どうやったらできるのよ。ずっと引っ張ってきた渡部の元恋人・真理子が一気に活躍するのもご都合主義な感じが。でも一気読みできたから面白かったわ。

    1
    投稿日: 2022.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初めは何かシリーズ物と思いながら読み始めました。どちらかと言うとダメ男がかっこよく活躍すると思われました。紙鑑定物はある様な気がしましたが、お門違いな探偵物です。大変面白く読めました。もし シリーズ物ならよんでみたいです。

    0
    投稿日: 2022.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士が主人公の本、そんな職業あるの!? って驚きからスタート。しかし依頼に持ち込まれるのは彼氏が浮気してるかどうか調べてほしい、手がかりは「ジオラマ」、人が行方不明になった、手がかりは「ジオラマ」と何故かジオラマを解読する依頼ばかり... (これ紙鑑定士にしなくてもよかったんじゃない?) と若干僕の心の中の雲行きは怪しかったのだけど、ちゃんとありました。紙鑑定士として光る場面が!よかったよかった。 ジオラマを手がかりに推理を広げていくという発想、すごく面白かった。言うなれば箱庭療法とかにも通じるのかもしれない、人の意識せざる心理を表す...みたいな。 母に借りた本だったけど良いチョイス。

    8
    投稿日: 2022.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『模型の家、紙の城』を『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』に改題したおかげで手に取った一作 読後は解説でも書いていたけれど「なんだよ、違うじゃん」って思う 改題した結果の宣伝効果が強すぎる

    0
    投稿日: 2022.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ★うちは紙鑑定です(p.8) 【感想】 ・少しずつ解明できたことが増えすぐに次の展開になるので途中で読むのをやめられない。達者やなあと思いました。アメリカのジェットコースター系映画みたい。ミステリとしておもしろかったです。模型のことならなんでもわかるモデラーも楽しかったし、終盤に登場した助っ人も魅力的。そして、まさかあんな大ごとになるのだとは・・・ 【内容】 ・専門外の依頼を受け専門家の意見を聞きつつ謎を解決するミステリ。本人はコーディネート役かな。 ・彼氏が急にプラモデルづくりに目覚めたのはあやしい。ゲイにめざめたのかもと、「紙鑑定」と「神探偵」をニアミスしたらしい女性。 ・行方不明の妹の部屋に残されていた家屋のジオラマが持ち込まれてきた。 ▼簡単なメモ 【一行目】外回りの多い商売をしている私にとって、夏の太陽というやつはこの上なく恨めしい存在だった。 【アヴェンタドール】ランボルギーニ・アヴェンタドール。真理子の車。スーパーカーだけあって本気出すとパトカーではとても追いつけない。赤いボディだが改造してあり車体の色を瞬時に変えられる。 【石橋和男/いしばし・かずお】厚木警察署刑事。パンチパーマ。 【HOゲージ】鉄道模型の規格。87分の1。プラモは好きでたくさん作ったけど鉄道模型は門外漢でそういう規格があることだけは知ってたがどういうサイズかとかは意識したことがなかった。 【Nゲージ】鉄道模型の規格。だいたい150分の1サイズ。 【英令奈/えれな】曲野晴子の妹。 【蒲沢新次/かばさわ・しんじ】葉田一洋の生徒だった。解離性健忘症だったらしい。 【紙屋手帳】渡部の携行している手帳。「日本洋紙板紙卸商業組合」が毎年発行しており業界の者なら全員が持っている。 【木村】メディアティークの生産管理部資材課の課長。 【キムワイプ】性能のいい紙ふきん。土生井が愛用しているようだ。 【ジオラマ】→ディオラマ 【自然堂紙パルプ商会/じねんどう】渡部圭が前にいた会社。 【銃火器】誤用。銃は火器に含まれるので重ねて呼ぶことはないそうだ。銃だけを言いたいときには銃器。重火器という語と混同していると思われる。そちらは大砲など持ち運べないサイズの火器のこと。 【鈴木】メディアティークの雑誌『ホビークラブ』編集者。 【ディオラマ】業界の人はジオラマでなくディオラマというらしい。 【トランプ】渡部の手遊び。手品も得意。カードは紙の製造会社が見本として作ったものらしい。 【中原泰三/なかはら・たいぞう】義理の娘である曲野晴子、実の娘である英令奈に性的虐待をしていた。 【野上】新人プロモデラー。電話嫌い。妙に漢字の多い堅いメールを書く。自称土生井昇(はぶい・のぼる)の弟子。 【葉田一洋/はだ・いちよう】ミニチュアハウス作者として有名。 【土生井昇/はぶい・のぼる】伝説のモデラー。業界からは干された状態。五十代くらいで高尾に住んでいる。 【フルスクラッチ】できあいのものではなく材料から削り出ししてゼロから作る模型。ああ、ウチの父親がよくやってました。昔の人は手作業が得意やなあと思ってました。 【マーメイド】フェルトの風合いを転写した紙。表紙や名刺に使われることが多い。ぼくも何度か表紙用紙にしたことがあります。 【曲野晴子/まがの・はるこ】作中、二人目の依頼人。田中商事秘書課勤務。米良杏璃のいる美容室の常連で紹介された。行方不明になった十九歳で大学一年の妹、英令奈(エレナ)の部屋にあった民家のジオラマを持ち込んできた。 【真理子/まりこ】自然堂の営業。創業者の一人娘。どうやらかつて渡部の恋人だった感じ。登場はあるのか? 【村井】自然堂社員。東京農大で樹木やパルプについて学んでいた。 【メディアティーク】プラモデル専門誌を出版している。 【米良杏璃/めら・あんり】作中、一人目の依頼人。埼玉県在住の美容師。同棲している彼氏が急にプラモデルづくりに目覚めたのはあやしいと「紙鑑定」と「神探偵」を勘違いして調査を依頼してきた。 【渡部圭/わたべ・けい】主人公。渡部紙鑑定事務所を経営している。もちこまれた紙サンプルがどういう素性か解き明かすなどが主要な業務。ほかに紙の販売代理業もしている。

    0
    投稿日: 2022.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    脱サラしたしがない個人事業者が、勘違いして訪れた人の依頼を生活のために受けるところからスタートした探偵紛いの調査が、いつの間にかハードボイルド探偵物語に生まれ変わっていた。 やもすれば流行りの蘊蓄ライトミステリーになりがちなところですが、ストーリー展開が非常に巧みで読み応えがあり、とてもデビュー作とは思えませんでしたが、著者紹介の年齢を見て少し納得できた。 暴力やアクションシーン、主人公の屈託などに頼らない新たなハードボイルド作品として次作も期待したい。

    0
    投稿日: 2022.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なかなか聞き馴染みの薄い、紙鑑定事務所なるもの どんな紙でも見分けられる男、これだけ聞くと、すんごい興味津々(笑) そこへある日、鑑定と探偵を勘違いした女性が依頼に。。。 ダメ元で調査を始め、伝説のプラモデル造形家と出会い、意外な真相にたどり着くwwwなぜか、次々に依頼が舞い込むことに、本業は一体(笑)

    1
    投稿日: 2022.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりの一気読み本! 紙鑑定士×模型探偵というマニアックな推理モノ。登場人物たちのキャラクターも良く、テンポも良い。 小さな事件に大きな事件、プライベートが垣間見えたり、と本編だけでなく色々な物語が顔を覗かせるのも良かった。 真理子さん、素敵だったなぁ…。 続編もあるとのことで、そちらも気になっている。

    9
    投稿日: 2022.03.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    本の表紙とタイトルに惹かれて購入しました。鑑定士が紙関連の小さい事件解決したと思ったら予想外の大きい難事件に物語が展開して面白かったです。 ミステリー小説初心者ですが、ラストはとまらず一気読みでした。

    2
    投稿日: 2022.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    サーーーーっと読めた。おもしろくはあったがサイコとご都合主義で収束させた。 もう1,2作読んで判定したいところだ。安楽椅子探偵の役割がプラモおじさんとかよかった。

    2
    投稿日: 2022.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    書店でふと手にとり、紙鑑定という言葉にひかれて購入しました。紙やプラモデル、ジオラマなど次から次へと専門的な話が続くのですがそれが面白くてどんどん読み進みました。 私は土生井(はぶい)さんが印象に残りました。偉ぶらない伝説のプラモデル造形家さん。キュートです。 事件そのもの以上に登場人物の描かれ方が好きです。 場面が浮かぶようでした。

    2
    投稿日: 2022.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    新しい視点で解決していくミステリー。読者の多くが知らない知識が楽しくて、そこまで読みながら推理しきれずに最期まで進んでしまう感じ。うまくいきすぎているとは思うが、後味悪い系でないならこういうものなのだろうか。続編があるならかなりトリッキーにしないと面白く感じられないかもしれない。

    0
    投稿日: 2022.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「このミス大賞受賞!」のおびに惹かれて手にとりましたが、うーん… 大賞かぁ〜… かなりご都合主義的に感じました。 文章にスピード感、緊張感がありストーリーもそこそこ良いのですが、ここぞってヤマ場にご都合主義が出てきて興醒めってパターンがチョイチョイ… 内容がタイトル負けしているのも気になる。 「紙鑑定士」… 紙の知識は事件には殆ど関係なくない? 事件にほぼ必要ない紙の知識が無駄にダラダラと綴ってあり、事件に関係あるはず!と丁寧に読み込みましたが、読了してから、「紙!ほぼ出ないじゃん!」とガッカリしました。 東京の地名がずらずら出てくるけど、地名頼りで描写が少ないので、地方住みの私には街のイメージとか全然膨らまなかった。 ただこれがデビュー作という事なので、デビュー作ならまぁ上々なのかな?とも思います。

    3
    投稿日: 2021.12.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    魅力的な主人公と明快な推理で楽しく読み進める事ができました。ただ展開としてあまりにも非現実的なご都合主義に感じてしまう部分はありました。そこも面白いところではあると思うのですが、土生居があまりにも優秀すぎて、こいつが真犯人なんじゃないかと何度も疑ってしまいました。紙やプラモデルのうんちく、雑学が乱発されるのでそこだけ眠くなりました。映画として見たらまた面白そうだなと思いました。

    1
    投稿日: 2021.12.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書館でなんとなく手に取って借りてみた。 紙鑑定士だけど、紙、メインじゃない笑 2021.10.13 140

    0
    投稿日: 2021.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    デビュー作とは思えないテンポの速さ。 持ち込まれたプラモデルから事件解決につながる糸を見つけ踏み込む。一気に読める勢いがある。 次作品にも期待!

    4
    投稿日: 2021.10.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士と伝説のモデラーが探偵役のミステリ タイトルでは紙鑑定士という職業に目が行きがちだけど、内容としては解説でも書いてある通り紙3割、模型7割な感じ 表紙裏のあらすじ -------------------------- どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。ある日そこに「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした女性が、彼氏の浮気調査をしてほしいと訪ねてくる。 手がかりはプラモデルの写真一枚だけ。ダメ元で調査を始めた渡部は、伝説のプラモデル造形家・土生井(はぶい)と出会い、意外な真相にたどり着く。 さらに翌々日、行方不明の妹を捜す女性が、妹の部屋にあったジオラマを持って渡部を訪ねてくる。 土生井とともに調査を始めた渡部は、それが恐ろしい大量殺人計画を示唆していることを知り――。 -------------------------- 「このミス」の大賞受賞作だけあって、ミステリとして王道な展開で安定感がある ジオラマに隠された意図、なぜジオラマを送ってきたのか、なぜジオラマに暗号を隠したのか、最終的な犯人の動機等、終盤の推理の伏線がちゃんと描かれてある 紙や模型の薀蓄がただ単に垂れ流しになっているのではなく、ちゃんと事件に関係しているところがいいと思う あと、現代のツールを活かした調査が物語のタイムリーさの演出になっている twitter、画像検索、ストリートビュー、履歴、乗換案内 あと、、東日本大震災の事も取り扱っていたりと、物語の時代背景が特定されてしまうので古典としては残りにくい物語なんだろうけど、それは仕方がないですね ところどころ、ご都合主義な展開がないでもないけど、まぁフィクションですからねぇ トランプが切り札というのが終盤の伏線になっているんだろうけど 胸ポケットに入れておいた幸運のコインのおかげで銃弾を逸らすことができたくらいの「あるあ……いや、ねーよ」案件 ってか、一番の切り札は真理子かな かっこよすぎだろ そして、こんな感じのハードボイルドにありがちな、何故か美女に好かれるるおっさん その辺もミステリとして王道だなぁと思ってしまった

    0
    投稿日: 2021.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これがデビュー作かー。すごい。 展開は若干強引だが、蘊蓄が面白かったです。 あと装丁が凝りに凝ってて良い。これは紙で読みたいやつ。

    0
    投稿日: 2021.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ネットで見かけて。 小さい手がかりを少しづつ積みあげていく。 または足跡を一つ一つ追いかけていく、ようなミステリーが、 どうも自分は好みのようだ。 面白かった。 触っただけでどんな紙か分かる紙の営業マン、 知識が豊富で推理力豊かなプラモデラ―、 ミニチュアハウス作成を教える講師、 とその道のプロフェッショナルが次々登場するの面白かったし、 後半、散々じらされていた、 社長令嬢にして、ランボルギーニを運転する元恋人が投入され、 ストーリーが加速されていく。 「神探偵」との勘違いからはじまって、 大量殺人計画へのストーリー展開はちょっと強引な気もするが、 そのスピード感でぶっちぎっていく。 プラモデラーがスマホに習熟していくところや、 ストリートヴューが大きな役割を果たしているのも面白かったし、 プラモデラーの恋愛展開も意外で良かった。 元恋人との関係のその後も気になるし、是非、シリーズ化してほしいなー。

    0
    投稿日: 2021.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙にまつわる話は随所に出てくるものの、事件の解決に至るストーリーに、紙鑑定士として関わる部分が思っていたよりも少なかったかなと。。 ディオラマや模型についての知識が事件解決に絡んでいくところはとても興味深くて面白かったです。 登場人物のキャラクターも粒揃いですし、続編を読んでみたいですね。

    0
    投稿日: 2021.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    設定(というか本の装飾)が奇抜内容はペラペラ。いつものこのミス大賞って感じの作品です。 紙の鑑定士って活かし方他に無かったんですかね。現実味が無く、あまりにつまらない作品でした。

    1
    投稿日: 2021.08.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このミステリーがすごい 大賞ということで、期待を込めて読み始めました。 が、子どもたちを犠牲にするような展開(結果的には救われましたが)は好きではないので、最後まで読むのに苦労しました。 ミステリー的には大賞なんでしょうけどね

    1
    投稿日: 2021.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙と模型のマニアックな情報が面白かった。 新たな情報、人物が次々出てくるので、ミステリーというよりはサスペンスだった。

    0
    投稿日: 2021.07.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     読書以外の楽しみがあり、珍しい本。【本書で使用している用紙】を参考に触り比べてみたところ、微妙な違いがあることがわかった。本編の方は、冒頭十数ページを乗り越えたところからグングン楽しくなった。LINEiやアプリなどスマホを駆使する様子、グーグルマップのストリートビューは実際に触ってみたくなった。紙屋としての、専門的な知識と、ディオラマからの名推理、さわやかに楽しめた。

    0
    投稿日: 2021.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリー自体はよく練られているが、比較的平凡。紙鑑定士を主人公にしたのは面白いが、あまりこの設定を使いこなしていない気がする。

    0
    投稿日: 2021.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大変面白かった。紙の知識を得ながら、スイスイ読めるミステリー。結末は予想出来るものではなく、最近よくある、は?という突拍子もないものでもない。次作も楽しみな作家さんである。

    0
    投稿日: 2021.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士であることが事件解決とつながっていないのだが,それはそれ,キャラが良く立っていて,スピーディに物語がラストに突き進んでいく筆致は,新人とはとても感じられない.事件ファイル,と銘打っているので,可能なら別のファイルも読ませて頂きたい.

    0
    投稿日: 2021.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士というタイトルから、紙類の鑑定が事件解決のキーになっているのかと思いきや、ジオラマの鑑定から事件が解決する。 しかし、紙の蘊蓄も、ジオラマや模型の蘊蓄も、自分には分からないものなので、珍しく面白い。 協力者に手土産として、「ペコちゃん焼き」を神楽坂の不二家で買う場面があり、気になりました。「ペコちゃん焼き」は不二家飯田橋神楽坂店でしか買えないんですよね。そんなところもマニアック。

    1
    投稿日: 2021.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Twitterのレビューを読んで興味を持った本。 紙以外にも、いろんな蘊蓄があって楽しい。 次々と現れる謎に、ページをめくる手が止まらなかった。意外な犯人像に驚かされた。ヒントはあったのになぁ、悔しい! 著者のデビュー作で、発売されたばかりなのね。早く新作が(できれば続編が)読みたい!

    0
    投稿日: 2021.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ライトなミステリーで、あっという間に読めた。 紙鑑定士ってタイトルにあるから紙のお話かな?と思っていたけど、実際はジオラマ(ディオラマ?)がメインのお話だった。 このジオラマや紙の蘊蓄がすごくて、なかなかに面白い。 登場人物もきちんと描かれていて好感が持てるし、お話のテンポも良くてサクサク読めた。 犯罪トリックの推理ではなく手がかりから謎解きをしていくタイプで、難しく考えずに読み進められる。 主人公が紙鑑定士になった経緯とかも語られてないので、是非シリーズ化して欲しいな。

    9
    投稿日: 2021.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱり「このミス」大賞は面白い。 スピーディーで、意表を突く展開。これでもかっ!って言われてるような気がしつつ、一気読み。

    0
    投稿日: 2021.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士って事で、紙関係で攻めてくるかと思いきや って感じではありましたが、 なかなか世相を反映した設定と、緻密な描写で 場の雰囲気感がありありと楽しめました。 まぁ、なんで探偵ごっこしとんねんとか 唐突にパトロン設定来たなとかありますが 流石「このミス」存分に引き込まれました。 ただ、ラストの大捕物が尻すぼみで… そこだけが残念でした

    0
    投稿日: 2021.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんとなく、葉桜の季節に~って作品を書かれた作者だと思い込んでいた。違った。歌しか合ってなかった。この頃そういう思い込みみたいなのが多いなぁ…  という訳で紙鑑定士とはいかなる存在か、と思ったら問屋さんみたいな感じだった。ムック本に使う特殊紙を見積出して納品するとか面白いなぁ。レザックとマーメイドぐらいはわかるけど、確かにメーカーまではわからないものなぁ。 プラモデルの知識も面白いのだけれども、主人公の交友関係の広さでどんどん話がつながっていくのが面白い。専門屋はとことん、専門的でその知識が事件解決に一役買うのも面白い。でも一番カッコイイのは元カノの女の人だなぁ、ウン。続編が出るかはわかりませんが続きもあるなら読みたいなぁ。

    0
    投稿日: 2021.04.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士?! 面白い職業があるんだなぁって 紙の種類や大きさとか プラモデルの話しなど、知らないことばかりでしたが おもしろかったです。推理が少し出来すぎな感じもしましたがテンポがよくスルスルとよめました。シリーズになるといいなぁ〜。

    0
    投稿日: 2021.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2021/04/01 読了。 図書館から。 紙のマニア…鑑定士だから職業だけど…と、 ジオラマ…モデラーの組み合わせは新しかったですね…。 どちらとも探偵未満な感じですが、話し合いながら 解決に近づいていくのは楽しい。 続いたら読むかなぁ…。

    0
    投稿日: 2021.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙鑑定士の話だけあって、いろんな紙を使っていてテンション爆上がり⤴︎本文だけで8種類の紙を使うって贅沢!別丁扉のトレーシングもステキキラキラ そしてそんなステキな装丁を忘れるほど引き込まれた、読み応えのあるミステリ。3.11絡みを前日に読めた偶然も良かった。

    0
    投稿日: 2021.04.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このミス大賞 新宿、八王子、高尾、八ヶ岳高原大橋、中央線、総武線、馴染みある場所がたくさん出てきて想像できてよかったので高評価

    0
    投稿日: 2021.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2020年このミス大賞作品。 文庫化されたので、やっと読むことに。 ミステリーでは珍しい「紙鑑定士」が主人公。 「紙鑑定士」と言っても、主人公・渡部が名乗っているだけで、元は紙のメーカーに勤めており、独立して、小さな卸が渡部の仕事のメイン。 そんな中、渡部の事務所に「渡辺探偵事務所」と間違えた依頼人がやってくる。 その女性は同棲相手の模型を鑑定して欲しいと依頼する。 仕事が欲しかった渡部は、その依頼を引き受けてしまうが、それが「伝説のモデラー」土生井との出会いになり、その後、大きな事件に巻き込まれることになる。 タイトルは「紙鑑定士」になっているが、どちらかと言うと模型から謎を解いていくという新しいミステリーの形。 土生井の存在は安楽椅子探偵で、渡部が現場に赴く。 そこでは常に警察に疎まれ…何となく、べたな展開が繰り返されるが、どのように物語が展開するのか分からないので、ついついページが進み、一気読み。 作品に漂う倦怠感のようなものが、力み過ぎず、ちょうどいい。 続編が出そうな終わり方だったので、期待したい。

    6
    投稿日: 2021.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紙取扱い業者の主人公が、失踪者の捜索をする事になった。手掛かりは、ディアラマ、家の模型、飛行機の魔界等でその道のオーソリティであるプロモデラーの土生井と一緒に事件解決を目指す。 軽く読めるミステリーで第18回このミス大賞受賞作。 軽快なストーリーで難解さは、ゼロ。悪くは無いが消化が良すぎて何も残らない感じ。

    2
    投稿日: 2021.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一気読みでした。というか一気に読めました。読みやすいということは重要ですね。紙や模型に関するウンチクはウンチクが語られているというだけでも面白い。川瀬七緒「法医昆虫学捜査官」シリーズと同様の面白さを感じました(他には初期の京極夏彦作品とか)。犯人はありがちの設定ではありますが個人的にはややスッキリしない感じでした。登場人物も気持ちよく次作(当然シリーズ化前提ですが)にも期待します。

    0
    投稿日: 2021.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    冒頭の'西新宿'で、あれっ?。近所の'渡辺探偵事務所'のくだりで、やっぱり⁉︎。ハードボイルド構えの文体が心地良い。事件はともかく、周りの色々に著者の人生の熟練を感じ、読むのが楽しかった。

    0
    投稿日: 2021.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    めっちゃ面白かった!! 読み始めたら止まらないが、お話の最初から発動される作品。 単行本でも欲しくなりました。 シリーズ化して欲しいなぁ。

    2
    投稿日: 2021.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ある謎を解いたら次の謎に繋がる…と純粋に謎解きを楽しめるストーリーだったと思います。細かい複線もきちんと回収されていました。 文章も読みやすくサクサク読めるので、軽い気持ちで読み始められる1冊です。

    1
    投稿日: 2021.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すいすい読めて、大変面白かったです。紙のこと、模型のこと、全然詳しくもないし興味もないのだけど、劇中そらについて語られてもくどくなく、めんどくさくなって飛ばしや読みもさせない、ほどよいうんちく度は良かったともう。あと、個人的にこういう感じの推理ものはかなりすきですね。シリアスにならず、血なまぐさくならい語りかた。次回作も読んでみたいです。

    4
    投稿日: 2021.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    解説でも触れられていましたが、紙鑑定士という立場を活かした謎解きはあまりなかったので、そこは残念でした。 ただ、サブタイトルに模型の家とあるように、模型についてはかなり詳しく述べられていて、その蘊蓄も面白かったです。 さらに、その模型を元に謎解きをしていくという推理手法も面白く、主人公が探偵ではないというキャラクターが活かされているような感じもして、全体的にはかなり良かったと思います。

    0
    投稿日: 2021.02.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    それほど期待をしていませんでしたが、おもしろかった。 紙や模型に関する細かい情報が楽しいと思える人と、細か過ぎて読むのが面倒という人で、本書の評価は分かれるかもしれません。 あと、タイトルに「紙鑑定士〜」とありますが、もう一人の模型の人の方が、鋭い推理をするので、それが気になる人はやはり評価が低いかも。

    8
    投稿日: 2021.02.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公は紙鑑定士。紙にまつわる話かと思いきや、このお話はディオラマとその鑑定から浮かび上がる事件がテーマになっています。 主人公は模型は門外漢なので、ディオラマの鑑定と事件の紐解きは外注です。紙の鑑定はすっかり余興扱いになっているところが悲しいですが、作中の主人公は生き生きとしているので、これでいいんでしょう。 紙とか模型の蘊蓄が楽しいですが、その方面に興味がないとピンとこない話かも。

    6
    投稿日: 2021.02.11