黒沼村,桜大の不思議な日常｡後半｢ｾﾝｾｲ｣ｾﾝｾｲ(臨死体験者)は頼りになる存在｡神罰が下った少年の変化で,生の根源に触れると人生は変わるのだと思い知る｡ﾋﾀﾞﾙ神/七人ﾐｻｷ※｢黒沼｣

桜大の成長物語。 昔懐かしい田舎で少し怖く感じることもある不思議な体験が黒沼村では起きていて、そんな村で過ごす桜大と村の人達のお話です。 緑や空気、食べ物も美味しい場所って素敵だな～と思いつつ不思議体験を自分もしてみたいなと思いました。以前読んだ黒沼とも繋がりがある作品みたいなのでもう一度読み返してみようかな。

ドキドキわくわくはしないけど、なんだかしっくりくる日本の原風景が味わえる。そんな場所は体験したことないけど、それに違和感抱かない自分は日本人なんだと思った。 昔から謂れがある場所ってなんらかの理由があるんだろうことが想像できる。

星3.5 妖アパとは違った、 もっと素朴なお話。 いま、黒沼村に行きたいかと聞かれたら、 「うーん。ちょっと…」と答えてしまうけど、 子供の頃なら楽しめそう。

じんわーと心に沁みる本でした。初めから終わりまで、ゆっくりと自然の中に身を委ねるような感覚で読めます。当たり前のように自然や不思議と繋がっていた子どもの頃の感覚を思い出しました。読了後は心がほわほわっとして、幸せな気持ちになります。