2020.06.24 子供も大人も楽しめる本 大ちゃんのお母さん（康さんの姉）への手紙は大人向け 農家の大変さ、きびしさ、たのしさ そういうのを伝えてくれる ラストページ、りんご畑にかけだす大ちゃんがいい

おじちゃんから だいちゃんへの 手紙風の 文章も良かったけれど、何といっても 絵が素晴らしい✨特に 遠近感が ステキ✨

長野県の安曇野でりんご農家をしているおじさんから大ちゃんへの手紙。1年の間、どんな仕事をして、おいしいりんごができるのか、わかりやすく教えてくれます。大人でも知らないこともいっぱい。最後には、大ちゃんのお母さんあての手紙がついていて、さらにくわしく教えてくれるのです。 読み終わってりんごが食べたくならない人はいないんじゃないかな。

絵が、とても美しいです。 夕暮れの山々。 春のりんごの花。 夏の草。満天の星空。 そうして、秋。 つやっつやの真っ赤なりんごの実に、思わず手を伸ばしたくなります。 読んだあと、りんごが愛おしくなるかもしれません。 ゆっくり、じっくり読んでほしいな、子どもたちに。

長野県の安曇野で栽培されているりんご畑の１年が描かれている。 剪定から収穫まで、挿し木の仕方などと共に、安曇野のりんご畑の 自然が美しく絵で紹介されている。 話は、りんご畑を経営するおじさんが、遠くにすむ姉の子「だいちゃん」に 手紙でりんご畑の状況を紹介する形で進められている。 前述のように、安曇野の春夏秋冬の絵が美しい。 作者の松本氏、絵を描いた中武氏ともに長野に関係する人物であるから、 こうした安曇野のリンゴ畑の一年は実際に即したものなのだと思う。 絵本としてだけでなく、リンゴ栽培の参考になるかも・・・