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魔女に捧げるトリック(1)
魔女に捧げるトリック(1)
渡辺静/講談社
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総合評価

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    魔女狩りまっただ中の中世ヨーロッパを舞台に、マジシャンの主人公が無実の魔女達をトリックで助けていくお話。なのですが、これ別にタイムスリップ要素なくてもよかったんじゃないかという。キャラも立っているしコンセプトも面白いが、主人公の顔芸だけはなんとかならんものか

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    投稿日: 2022.01.11
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     魔法に憧れマジシャンになった天才手品師が、異界転生して魔法の実在する世界に・・・辿り着いたわけでは無かった話。  魔女裁判にかけられた魔女たちを、種も仕掛けもある手品としてのマジックで救っていく流れ。  この主人公マジシャンも脳天気な善人というわけでも無い辺りも面白い。  マジックとミステリは親和性が高く、ミステリ視点でも読めるのもミステリファン的に満足。  まぁマジックと詐欺師との親和性も高く、どちらかというとそっち方向のカタルシスではあるが。    ファンタジー世界を舞台に、魔法の一言で片付ければ楽な描写も、一つ一つ種明かしをしていかないと作品にならないわけで、ひとつひとつ不思議が納得の形で消化されるのが気持ちいい。  そして「魔女を救う」という事は、女性を救うと言うことであり、自然な形でハーレム状況に持ち込む構図も作家としての才能を感じる。  少年向け作品で、主人公が可愛い女の子に囲まれてちやほやされるのは定番ではあるが、不自然だったり無理矢理感が強いとしらけてしまうのも実際なワケで。  計算されまくった今後の展開に期待。

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    投稿日: 2021.09.23