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素晴らしき世界(下)
素晴らしき世界(下)
マイクル・コナリー、古沢嘉通/講談社
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総合評価

18件)
4.4
6
10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025年の38、39冊目は、マイクル・コナリーの「素晴らしき世界」です。レネイ・バラード&ハリー・ボッシュのシリーズ1作目となります。コナリーの産み出した2大ハードボイルド主人公の夢の共演となります。 人気の無いハリウッド分署でファイルキャビネットを漁っていた男(ボッシュ)をバラードが見咎めた事から始まります。ボッシュは、15才の少女デイジー・クレイトンが殺害された未解決の事件を調べており、2人は協力して事件を調べ始めます。 相変わらず、ストーリーテリングが上手いです。一見、関係の無いと思われる冒頭の事件が、そういう風に繋がって行くのかと分かった時には、唸ります。 物語は、このデイジー・クレイトンの事件とボッシュの勤務するサンフェルナンド市警管轄のギャング殺害事件の2つが同時に進行します。そして、ボッシュは、ギャング殺害事件に絡んで絶対絶命のピンチに陥ります。 邦題も素晴らしいです。サッチモのあの有名な曲から採られています。このクソまみれのような世界であっても果たされる正義がある事、バラードとボッシュがいる事に想いを馳せたいと思います。 ☆4.5

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    「汚名」のハリー・ボッシュと、「レイトショー」のレネイ・バラードが合流した作品。 二人で、ハリウッド署管内で起きた未解決事件に挑みます。 15歳の少女が殺された過去の事件。 通常の定年を迎えた後も粘ってきたボッシュは、さすがに年老いてきた様子がありますが、それはあまり書かないでほしいと思ったり(笑) ものすごく元気な老人だって、いるじゃないの~? 作者自身よりもちょっと年上のボッシュのシリーズは、現実とほぼ同じペースでリアルに年を取っているので、その変化を描くのも、ポイントなんでしょうね。 若くてやる気満々のレネイは、体力もある。 が、やはり若気の至りもあり‥孤独がちなのでねえ。単独行動は危険! 怒涛の展開で、誰と共演しても、やはり一番カッコいいボッシュで。 そう来なくちゃ!(笑)

    21
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あーボッシュも年老いてきてしまったな、そりゃマディが大学生なんだもの、などと思いながら読んでいたので、途中で本当にボッシュは死んでしまうのかと思った。バラードが遺志を継ぐ流れかと本気で思ってしまった。 この先は無給で事件を調べるなんて趣味の域みたいになっていきそうだけど、昔より丸くなったボッシュも素敵だからいいか。 でもエリザベスがボッシュの家に居候するのは想定内だったけど、結局亡くなってしまうなんて。けちん坊な私は地震のお金が!って思ってしまうけど、心の傷は簡単には治らないということかな。

    1
    投稿日: 2023.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ようやくデイジー・クレイトンを殺した犯人を見つけた。今後はボッシュ&バラードのシリーズになるのかな?しかし二人とも無茶するよなあ。 作品紹介・あらすじ ロス市警ハリウッド署深夜勤務担当女性刑事レネイ・バラードが、ハリー・ボッシュと共演。深夜勤務からハリウッド署に戻ってきたバラードは、古い事件ファイルを見ず知らずの男が漁っていたのに気づく。男はロス市警を引退したハリー・ボッシュだった。ハリウッド分署管内で発生した古い未解決事件のファイルを調べていたのだった。ボッシュを追いだしたバラードだったが、その事件に興味を示す。十五才の家出少女がハリウッドの路地で殺害された事件だった。バラードはボッシュと協力して、殺人事件の真相解明に向かう。amazon video 人気ドラマBOSH原作小説最新刊。

    16
    投稿日: 2022.03.27
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    コナリーらしくテンポ良く読めた。バラードがボッシュなみに強引に単独プレーに走る感じ、今後二人はうまくいくのかなー。ボッシュを続けるのはこうするしかないか。

    0
    投稿日: 2022.03.15
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    ドラマBOSCHと連動した前作を引き継ぎ、さらに「レイトショー」で初登場した自然派女性夜勤刑事バラードとBOSCHがタッグを組むと言う夢のような作品。 ドラマでもそうだったけどエリザベス・クレイトンはBOSCHにとって特別な存在だったのだな。そしてドラマとは少し異なる結末に持っていくのかと思ってドキドキさせるあたりが本当に心憎い。 還暦を過ぎたからなのか、バラードに優しすぎるBOSCHがちょっと心配だ。 相変わらずの4.2

    0
    投稿日: 2022.03.02
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    ボッシュと夜間勤務のバラードが共に事件に取り組む。それぞれ別の事件を担当していて危機的状況もあって、ちょっぴりハラハラ。

    0
    投稿日: 2021.04.15
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    そういうことか~。ボッシュと「レイトショー」のバラードが一時的に「共演」するのかと思っていたら、どうやら合流してボッシュシリーズは新展開を迎えるようだ。こういう所もこのシリーズの魅力の一つなんだと思う。探偵自身はほとんど変化せず、颯爽と事件を解決していくパターンとは違って、ボッシュは事件によって傷つき、身辺も変わり続け、年相応の弱さを見せるようになってきている。そこが若い頃のタフなカッコ良さとは違った味わいをかもし出していると思った。 とうとう警察組織を離れたボッシュ。ラストでバラードに告げているように、より制約のない形で悪と対峙していくことになるんだろう。それでも、「悪には悪で対抗する」ことは、迷い苦悩しながらでも拒んでいく姿勢は変わらないはずだ。そこがボッシュの真骨頂なんだから。

    5
    投稿日: 2021.03.07
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    面白い。 でも本当に、サンフェルナンデス市警は、頸になってしまうんですかね?ボッシュは。なんかちょっと残念。だとすると、ボッシュは私立探偵にでもなるしかないですからねぇ。ボッシュとバラードの新コンビ結成にななりそうですが、気になります。 ところで、劇中、1969年に19歳でベトナムに居たというボッシュの背景描写があるんですが、そうだとすると、ボッシュは1950年生まれという事なので、もう70歳になりますねぇ。驚いた。

    0
    投稿日: 2021.02.22
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    正義を実現するためには適正な手続きを踏み越えてしまう危うさがバラードにもあり、それがハリーとの共通項。70歳に近づき警察官としての肩書を活かした活動が終わりに近づいて来ているハリーにとってバラードは欠かせないバディになるに違いない。バラードとボッシュで章建てを分ける構成も冴え、ますます次回作が待てない。

    0
    投稿日: 2021.02.03
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     『レイトショー』のレネイ・バラード・シリーズと、『汚名』のハリー・ボッシュ・シリーズが、どちらもそれぞれの前作の続編という形で合流する。これ以上ない読者サービス。しかも素晴らしいリーダビリティをどちらも前作から受け継いだままのリズムで。離れ業。  コナリーは、そもそもシリーズ主人公たちを一つの事件で引き合わせて、話を展開させることが上手い。新主人公をすぐ次のボッシュ・シリーズで合流させ、主流に持ってゆくというサービス精神に富んだ作家なのである。  C・イーストウッド主演監督で映画化された『わが心臓の痛み』のテリー・マッケイレブも、マシュー・マコノヒーを起用した『リンカーン弁護士』のミッキー・ハーランも、『ザ・ポエット』の主人公である新聞記者ジャック・マカボイも、いずれもハリー・ボッシュのシリーズに合流する。初主演作では独立しているものの、作者はより彼らの活かそうと、使い捨てにはせずに、再登場させてシリーズを互いに合流させてきた。  最新デビューを果たした魅力的なナイトシフトの刑事レネイ・バラードは、すぐに直後の作品である本書にてボッシュとのシリーズ合流を果たした。バラードとボッシュが引きずってきた直前のストーリーとシームレスに繋がるいくつもの事件に向かい合う形で。  ボッシュの前作『汚名』では、リンカーン弁護士が契約する探偵シスコの手を借りている。キャラの強い者はサブであれ流用されるのがコナリーの世界なのだ。そしてそれは見事に活きている。  本作では、ボッシュとバラードの世界が交互に描かれて、複数の事件を互いの協力のもとどれも解決に導いてゆくものなので、見た目にはオムニパス・ミステリーのように見える。一時期、流行った映画『パルプ・フィクション』『バベル』『クラッシュ』などの形式みたいに。複雑に関係し合う短編作品集みたいに。それでいて大きな激流の中で、互いに岩にしがみつき合う孤独な二つの魂みたいに。  ストーリーテリングの上手さは、相変わらず。最強のページターナーぶりを誇ったまま。時間を前に押しやる推進力と、そこに野太く息づくヒーロー&ヒロインの個性の強さと、信頼すべき彼らの尊厳と力強さと、そして優しさを読者へと確実に受け渡して見せる。これまた、職人技、ここに極まれり、としか言いようのない一作なのである。

    2
    投稿日: 2021.01.07
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    正月は意外と本が読めない。 3日ほど間を開けたら、「お前誰だっけ?」状態。 女性達が活躍するミステリ。 ボッシュの同僚も女性、バラードもだし、バラードをバックアップするヘリのパイロットも女性(カッコいい)。

    0
    投稿日: 2021.01.07
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    引き続き非常に面白かった。ハリーボッシュのシリーズが新しい展開を見せたという印象。最後にうまい具合にレネイバラードが絡んできて、まだまだボッシュが活躍してくれそうな感じで、とても楽しみだ。ひとつだけ問題は日本語タイトル。あとがきに翻訳者の言い訳が出ているが、英語のタイトルと異なる日本語タイトルを付けると、今回のようなしょうもない失敗になる例。映画のタイトルでもよくあるが、翻訳関係者や編集の人は気をつけてもらいたい。もちろん本の中身には全く問題なし。

    0
    投稿日: 2020.12.17
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    深夜勤務からハリウッド署に戻ってきたバラードは、古い事件ファイルを見ず知らずの男が漁っていたのに気づく。男はロス市警を引退したハリー・ボッシュだった。ハリウッド分署管内で発生した古い未解決事件のファイルを調べていたのだった。ボッシュを分署から追いだしたバラードだったが、ある事件に興味を示す。十五歳の家出少女がハリウッドの路地で殺害されたかつての未解決事件だった。彼女はボッシュと協力して、殺人事件の真相解明に取り組むが、日々の捜査にも追われ、ボッシュと別行動を余儀なくされ、思わぬ危機に直面することになる。 ボッシュの活躍は、バラードとのタッグで、まだまだ続く。私にしては珍しく、今回は落ちが読めてしまったが、次回作も楽しみ。期待しています。翻訳が年に三作のペースでなくても構わないので。

    0
    投稿日: 2020.12.13
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    コナリーはこれだけ多くの作品を生み出しているにも関わらずクオリティが大きく落ちることはなく、今作もご多分に洩れず良作と言える。ドラマ版BOSCHで部分的にストーリーが使われているのをすでに観ていたため、結末に驚きはなかったが、ボッシュとレネイ・バラードとの邂逅を含め、シリーズものとして(十分にサーガと言って良い)の重厚感も増している。

    0
    投稿日: 2020.12.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    (上巻より) 途中でボッシュが危険な目に遭った時は、 もしかしてこれはコラボではなくて、 リレーだったのではないかと不安になった。 ボッシュ最後の事件にするつもりなのではないかと。 結果としては、 ボッシュもバラードも無事だったし、 警察を辞めざるえないボッシュが「捜査」を続けられるようで良かった。 残念ながら、 殺された女性の母親を救うことはできなかったが。

    2
    投稿日: 2020.12.09
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    ボッシュとバラードがコンビを組んだ第一作。ボッシュが調べている未解決事件、前作『汚名』から続く捜査にバラードが加わり二人で動き出す。過去の事件、過去の人物を追っていく中で二人の理解も深まっていく。社会の裏、そこを狙う犯罪者とボッシュたちとの対決。そしてラストが良かった。二人の思いがとてもいい。長く続いてるシリーズだけれどまだまだこのシリーズは面白くなっていきそう。

    1
    投稿日: 2020.11.23
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    マイクル・コナリー『素晴らしき世界(下)』講談社文庫。 マイクル・コナリーの32作目の長編にして、ボッシュ・シリーズの21作目。さらには『レイトショー』に登場したロス市警ハリウッド署深夜勤務担当女性刑事レネイ・バラードとハリー・ボッシュの共演作となっており、ボッシュ・シリーズ前作の『汚名』からの続きが描かれる。 下巻では、我等がボッシュが主役の座を奪回。スリリングで結末まで予断を許さぬ展開は、なかなか面白い。さすがは現代最高峰のハードボイルドと賞賛されるシリーズのことだけのことはある。 ボッシュとバラードによる未解決事件の捜査は続き、ボッシュに最大の危機が訪れる。ボッシュの危機を救うバラード。そして、ボッシュは15歳の少女デイジー・クレイトン殺害の未解決事件に自ら決着をつけるが、悲しい事実がボッシュを待ち受ける。 扶桑社ミステリーの『ナイトホークス』以来、読み続けているが、まさかハリー・ボッシュ・シリーズがここまで長く続くとは思わなかった。次作もボッシュとバラードの共演で、さらにはミッキー・ハラーも登場するようだ。 本体価格900円 ★★★★★

    17
    投稿日: 2020.11.19