「冥龍の裁き」 消えた一人を追い。 これだけ執着している状態だと、ただひたすら願いを叶えるために必死なだけだろうな。 「亡き愛を求める」 どうしても欲しい。 次こそと望まれたのであるのならば、他人を母親にしようとせず素直に逝くべきだろう。 「月沈みの夜」 嫉妬する心は黒く。 こんな子供じみた嫌がらせをしたら、誰が損をするのか考えて動くことも考えれないか。 「翠の少女」 眠ったままの二人。 魂を喰い漁られて戻ることが出来ないのならば、最期の瞬間を選ぶのも選択の一つでは。 「龍舞宴」 全ては妹のせいで。 才能があったまではいいが、それを開花させてしまったからこそ運命が変わったのだろ。

龍の加護をもった、4人目の妃が現れた。 後宮という時点で大変そうですが さらに大変な役割が…という状態。 主人公は最初だけ、外見面で大変そうですが 次からは別方向で大変そうに。 口の中も、ですが…ｗ 連続短編で、一応その都度事件は解決しています。 根本的な解決は、まだまだ先、なのかも知れませんが。

秘密や多くの人の思惑が渦巻く後宮。周りに溶け込んだ方が生きやすそうな世界で、自分の意志を貫く玲華は強い。周りの目なんか気にしてなさそうな感じもして。まだまだ色々な事件が起きそうな状況の中で、玲華と蒼燕がどう変わっていくのか楽しみ。