▼あらすじ 卒業式の日、高橋を呼び出し告白したのは、寡黙な優等生の石黒。 男同士でって、正気か…？ 疑う高橋だったが、ただ「抱いてもらえるだけでいい」としか望まない石黒に興味を持った。 雑に抱かれても跳ね悦ぶ石黒のカラダは、言葉にせずとも全身で好きだと訴える。 そんな石黒を前に、他人に執着する気持ちを忘れたはずの高橋は…！？ ＊＊＊ ストーリーの完全度：普通 トーン：せつない・シリアス(中) エロ度：高い 萌え度：やや低い 総合評価：★3.0 積み本崩し。初読みの作家さんでした。 絵はめちゃくちゃ上手かったんですし、エロ度も高めなんですけど何でだろう？そこまでエロく感じなかった…。色気が無いのかなあ…。 あと、攻めが元々ノーマルなんですけどバンドやってたりして結構チャラい印象で、最後まで何となく誠実さに欠ける印象でした。受けのどこに惹かれたのかもイマイチ分かりづらいし、最後は両想いになったとはいえ元々の性格が淡白過ぎるせいか本気度もイマイチ伝わって来ないし、ラブラブって訳でもないからこれは果たしてハッピーエンドと言えるのか…？って感じで。 何というか、飽きたら直ぐに受けのことポイしそう(もしくは浮気しそう)な攻めだなあ…って印象でした(^^;) あと、受けの印象が薄過ぎる！自己主張も全然しないし、攻めに対して常に一歩引いてるからイラッてする事も多くてなかなか萌えられなかったです…。せめて攻めとエッチする毎に淫乱になってくとか、もっと分かりやすく変化を描いていただけたら良かったのですが…。 最後も「え？ここで終わり？」って感じの微妙〜な終わり方ですし、もしかして続きものだったのかな…？(-_-;) 続編が出たら多分買いますが、とりあえずこの巻ではあまり萌えられなかったので少し残念でした。