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ランジーン×コード
ランジーン×コード
大泉貴、しばの番茶/宝島社
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総合評価

17件)
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    コトモノと呼ばれる、人とは違う『人』が 存在し始めた世界。 人とは違う存在のため、人権がない、らしいですが それが使われているのは最初の頃だけ? 種族に囚われ、人に囚われ。 読みやすく、分かりやすいのですが 何だか長くて疲れてきました。 二重人格のように彼らの中に、別の者がいる、から? 赤の女王の正体にはびっくりですが、信頼の証…は 確かに大事です。

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    投稿日: 2018.05.06
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    導入部から数十ページ読んでみたが、設定が理解できず、個人的には合わないと感じたので読むのを諦めた。コトバをテーマにしていて面白そうだなと手に取ったが、多くの点で予想と違っており読み進めたいという魅力がなかった。

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    投稿日: 2016.08.13
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    その「言葉」は,世界を変える. というわけですね. 特殊な言葉によって脳そして,心が変質してしまう. そんなコトバによって生まれたバケモノ,コトモノ. 全国各地でコトモノが襲われる事件が発生し その犯人が,六年前に別れた幼馴染がであることを知る. それなりに面白かったよ. まぁアレだ. 胡散臭い関西弁の刑事が結局最後まで胡散臭い関西弁のままだったってことか. 関西弁ってどうして文字で読むとあんなにも胡散臭く見えるのだろうか. 文書によって伝えるものではなく 口頭で伝える文化だとでも言うことだろうか. うぅむ. まぁ,著者が何処まで関西弁を使いこなせているのかどうかも 気になる所ではございますが. いや,文字じゃなくて日常会話レベルでって話. 400頁を超えるこの厚さで480円,お買い得ですよ? 1頁あたりの単価が低いとも言いますが.

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    投稿日: 2013.02.07
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    08/03/2012 読了。 図書館で借りました。 発売当初、買おうか迷って流したものでしたが、 借りれたので良かったです。 説明文が多いので、話が一旦止まってしまって、 いまいち、話に乗れなかった感が…。 『コトバ』を題材にしてるので世界観は好きですが想像力が働かず…むむむ。 次借りようか悩みどころ、です。 あ、 しばの番茶さんのイラストがかわいかったです。

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    投稿日: 2012.08.03
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    久々に良い作品を読んだ。 「言葉」と「遺伝子」を合わせるという発想が素晴らしい。 コトモノ達の特性やキャラクターが物語をさらに面白くしてくれる。 さすが「このライトノベルがすごい」で大賞をとっただけはある。

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    投稿日: 2012.04.07
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    設定が難しい>< ひとりの人物に名前が複数あったりするから、 最初読み進めるの大変でしたw コミックとかで、絵があればすぐ理解できたんだろうけどw 後半になるとさくさく読み進める感じで、 世界観とかも面白かった。です。

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    投稿日: 2011.11.23
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    設定の自己破綻が多い。コトモノの認識領域と肉体現状との矛盾、社会・技術の成熟度など、手に負えてない部分は多い。今時の子(笑は、本当に自己の存在理由や他者との関係が命題なんだなぁ。人は独りで、でも独りでは生きていけない・・・これは自前に定理でその上に行くのではなく、このことがテーマのデビュー作が本当に多い。 登録したタイトルを見て気づいたけど、文庫名が冗談? 帯宣伝だと思っていたよ。こんな大賞もらっても嬉しいのかどうかわかんない・・・(応募してるんだからいいのかww)

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    投稿日: 2011.08.01
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    このラノが大賞に選ぶに相応しい作品だったように思う。練りこまれた設定と、幾多の"物語"とその語られ方、解釈が一つのテーマになっているのは、ライトノベルとして象徴的だった。 次巻以降どう展開しているのか、引き続き期待。

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    投稿日: 2011.07.14
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    「コトモノに関わるのは面倒くさい。本当に面倒くさい。だけど、僕にはそんな面倒くさい生き方しかできない。僕に残された唯一の選択肢を、誰かに壊させるわけにはいかない。これ以上、『物語』を壊させるわけにはいかない。だから、僕は動くんだ」 (P.146)

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    投稿日: 2011.03.11
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    設定がユニークで、中身読めなかったけど買いました。面白かったけど、なんだろう…主人公に対する周辺キャラの振る舞いに、ちょっとイライラしました。でも、続きが出てるなら、読もうかな。

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    投稿日: 2011.01.21
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    そこそこ。 どこかで見たことのあるキャラたちだった気がする。 哀川さんとか、バカテスの婆とか、キャラは立ってないな。 設定が言葉を遺伝子として存在する生き物、所詮自分と他人で生きる世界は違うのさ、っていうコンセプトはなかなか良かった。 ストーリーがテンプレをつぎはぎして進んでく感じなので、感情移入しにくかったのが残念。 もっとファンタジーが読みたい。。。

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    投稿日: 2010.11.28
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    筆致は悪くなかったと思う。ただこの世界に入り込むのに非常に時間がかかった。100pめを読んでいる段階でもぼんやりと焦点が定まらないままに読み進め170pを迎える頃ようやく迷走を終えた気がする。 こんな風に私個人が合わなかった理由は良く使われる言霊と近いようなイメージがあるのに遺言詞という違う言い方をする言葉。しかも、それを伝わることで詞族という集団を作るとかなんとか・・・。些細な理解不足が重なり続け、いつまでも引きずり、今読んでいる文章がますます頭に残らないという悪循環が起こった。  かなり少数派の意見かもしれないし、たぶんもう一度読み直せば最初からきちんと理解できる気がするので悪評は書かない。ただ合わなかったことは確か。  

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    投稿日: 2010.10.28
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    コトモノ-遺言詞(いげんし)によって脳が変質し、通常と異なる形で世界を認識するようになった者たち。 物語自体はサクサクと気持ちがいいように流れていくのだけど、設定を理解しきってからじゃないと、あれ?これって何だっけ??と躓いてしまう。 どちらかというと1回読みきりというよりも、一度読みきってからもう一度設定を確認して読み直すと面白いかもしれない。

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    投稿日: 2010.09.21
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    宝島のラノベレーベルの大賞ということで読んだ。ライトSF。世界設定自体はわりと好みだった。ただ、視野が狭い書き方のように感じた。世界を見渡す視野がない。主人公周りの環境が語られるばかりで、彼のある世界の広がりがあまり感じられなかったのは残念だった。そのせいか、設定や環境に対する説得力があまりない。見せ方があまり上手くないのかもしれない。幼い頃から抱えていたトラウマ、孤独、そういったものを最初に押し出して、それゆえの依存であったり友愛だったりを書き込んでいったら、違う印象を受けたと思う。伏線の張り方と回収がうまくいっておらず、後出しじゃんけんを常に見せられている気分を味わった。文体は平易でSF設定ではあるものの、読みやすかった。

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    投稿日: 2010.09.20
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    コトモノ―遺言詞によって脳が変質し、通常の人間とは異なる形で世界を認識するようになった者たち。27年前にその存在が公になって以降、社会は人間とコトモノとの共存を模索し続けていた。そして現在―全国各地でコトモノたちが立て続けに襲われるという事件が発生。事件を追う武藤吾朗(ロゴ)は、犯人が6年前に別れた幼なじみ・真木成美であることを知る―。遺言詞の文字が綴る、ヒトとコトモノの幻想詩。第1回『このライトノベルがすごい!』大賞大賞受賞。

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    投稿日: 2010.09.19
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    専門用語と設定が多くて最後までいまいちノリきれず。ロゴくんはちゃんと主人公してるんだけど成実に食われて由沙美ちゃんがヒロインになりきれてなくて消化不良な感じ

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    投稿日: 2010.09.16
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    “人の姿でありながら、人と違う心を持つ者たち。 価値観が違うのではない。見ている世界が違うのだ。 英語圏では、遺言詞のことをLANG(言語)とGENE(遺伝子)を組み合わせてLANGENE<ランジーン>と呼称されるようになった。遺言詞そのものだけでなく、発話者自身もまとめてそう呼ばれることが多い。 しかし、こと日本においては、遺言詞の話者に対して、こんな呼び名が定着していた。 彼らはコトバによって生まれしケモノ。 だから、ちぢめて――コトモノ。 『言葉』二よって人の心に宿りし彼らは、『言葉』によって他者の心に子孫を残し、増殖していく。『言葉』そのものを遺伝子にした生命体。 まさに言葉の獣だ。 コトモノという存在が、認知されて三十年近くが経とうとしている。 好むと好まざるとにかかわらず、人々はコトモノたちと隣同士で生きていかざるをえなくなっていた。” これは、すごい。 そうとしか、言いようがない。 さすが大賞。 今までに見たことのない独創性溢れるしっかりとした設定。アンダカを少し連想させる。 登場人物たちも一癖も二癖もあるし、信用しきれない関係とかうまく表現されていて。 そして、事件の背後とか。きっかけとか。深い。やばい。 続編出るの?どこがどう展開するのか気になる。早く読みたい。 “コトモノート。 ノートが繋げていた絆は、成美だけではない。なによりもノートが繋げていたのは、ロゴとダリの絆だった。 もう、その絆は失われた。 今、自分は独りなのだとはっきり自覚した。 こんな孤独のなかで、コトモノをもたない人間は暮らしていることがロゴには信じられなかった。 なんて自分は無知だったのだろう。なんて自分は馬鹿だったのだろう。 どうして大事なことに気がつけるのは、いつも失ってしまった後なのだろう。 どんどんと激しくなる感情の波に押されて、ロゴは嗚咽をもらしそうになったが、必死に嗚咽を噛み殺す。 これは、罰なのだ。 あまりに長い幼少期を過ごし、大事なことを見落とし続けた自分への当然の罰だ。 成美には、ダリを憎む権利がある。 そして、今のロゴには泣く権利がない。 黄色いタクシーが家の前で停まった。 紺色の傘を差した宇津木律子が、タクシーから降りてくる。 傘から顔を出した魔女は、扉の前にいるロゴと由沙美の姿を見つけて、高い鼻をふーっと鳴らした。 「風邪引くよ、坊や」 眠っている由沙美を抱き締めながら、ロゴは精一杯笑顔を取り繕った。泣き顔と混ざって、こっけいな表情になっているのが自分でもわかった。”

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    投稿日: 2010.09.14