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妖しいご縁がありまして お狐さまと記憶の欠片
妖しいご縁がありまして お狐さまと記憶の欠片
汐月詩、紅木春/マイクロマガジン社
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総合評価

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     第2巻から先に読んだので,やっぱり気になって購入。ついでに3巻も。  祖母の死をきっかけに,都会から能登に移り住んだ高校生の八重子が主人公。作者が言うように能登が舞台なのだが,読んでいるとどうも奥能登のしかも珠洲市あたりらしい。ただ現在の商店街は残念ながらすでに寂れているのだが,小説の中の商店街はなかなか楽しそう。わたしが子どもの頃の飯田町を思い出す。熱々のコロッケを買って食べたよなあ。あのときはまだ能登牛はいなかったけど。  このお話は,なぜか神様と通じることのできる主人公の八重子が,鈴ノ守神社に住む縁(ゆかり)という神様や白狐や狛犬などと一緒に,八重子が幼い頃に住んだことのあるこの土地(能登)での記憶を取り戻すという設定。他にも妖(あやかし)が出てきて面白い。

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    投稿日: 2023.06.05
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    お祭りの夜の神社の鳥居、夕暮れに輝くラムネの瓶、祖母との記憶探し。主人公が失くしてしまった記憶を取り戻すときに蘇る思い出がとても鮮やかな優しい小説。ふとした瞬間に、よみがえって来る記憶って確かに愛おしいな

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    投稿日: 2021.05.04