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九重家献立暦
九重家献立暦
白川紺子/講談社
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総合評価

22件)
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    家族の呪い。家出していく人は自分の意志だけど、残された人達の様子は読んでて、つらかった。続編あるのかな?まだ、つらいままで終わっちゃった感じ。

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    投稿日: 2025.03.05
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    「花冷えと菜飯田楽」 帰りたくない実家。 どれだけ状況が悪かろうと、こんな風に言われ育った場所に戻って職につくなんて誰だって嫌だろう。 「茅の輪と梅干し」 意識していないが。 勘違いさせるような言動を無意識にとっているのならば、それを正すのは中々に難しいことだろうな。 「夏雲に盆汁」 かかってきた電話。 自分が間違っていたと認めるのはいいことだが、全てのことを一言の謝罪で終わらすのは違うだろう。 「夜寒の牡蠣味噌汁」 考える事は増えて。 あくまでも他人を住まわせているのだから、安心しきって行動をせず少しは警戒心をを持つべきだろ。 「冬茜とクリームシチュー」 探し求めていた人。 会ってしまったら何か話さなければいけないが、それが本当のことでも言い訳は聞きたくないだろう。

    0
    投稿日: 2025.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙の絵と、裏表紙の粗筋を読んで「わたしの幸せな結婚」みたいな感じかと思ったら全然違った 良い意味で違ったのは、ヒロインのキャラ 家族に問題有って、トラウマは抱えてるけど、わたしの~みたいな、耐えて忍んで度合いはそんなに高くない (まぁ嫌とは言っても、結局は流されるがままになるが) ただ、色々もやっとする所ばかりで、読後感は余り良くない 続編が有って、その辺はおいおい・・・なのかも知れないけど、出ても多分読まないかな

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    投稿日: 2023.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんかいたたまれない痛々しい気持ちで読んでいたけど、ほんの少し上向きで終わったような気がして…。3人のこれからを見たかったなぁ。

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    投稿日: 2023.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何かありそうな雰囲気でお話しは進んでいきます… ページが残り少なくなり、どこに落とし所がーー??と気をもみましたが。 特に驚くこともなく、中途半端に終わってしまった感が残り、残念。 ぜひ続きをお願いします…すっきりしたいーー

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    投稿日: 2023.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目次 ・花冷えと菜飯田楽(なめしでんがく) ・茅(ち)の輪と梅干 ・夏雲に盆汁 ・夜寒の牡蠣味噌汁 ・冬茜とクリームシチュー 生まれた時から父がおらず、地方の旧家である母の実家で、母の養母と母の三人で暮らしていた茜。 小学校の卒業式の日、母は男と駆け落ちをした。 子どもの扱い方を知らない母の養母(千代子さん)と、子どもに愛情を与えない母と暮らしていたせいか、茜は人との付き合い方が苦手だ。 笑顔の少ない、ぶっきらぼうな、言葉足らずの茜。 表面に出てこないからといって感情がないわけではないのに、無自覚に心無い言葉や態度が茜に降りかかる。 そんなわけで就活に失敗し、帰りたくない故郷に帰ってみると、見知らぬ若い男が千代子さんの家に住んでいた。 地方の旧家なので、民俗学的に興味深い風習を数多く残しているこの家で、卒論を書くためだ。 それは、いい。 しかしその男が、母の駆け落ち相手の息子である必要はあったのかな? 確かに千代子さんと茜の二人だけでは、会話さえもままならない。 茜の疑問に答えることなく、話を打ち切ってしまう千代子さん。 しかし仁木くんが加わると、場の空気が少し軟らかくなる。 他人の目があることによって、むき出しの心ではなくなるということなのだろうか。 それぞれに、母や娘や父に捨てられた3人は、年中行事を行うことで少しずつ距離を縮め、互いの傷を癒していく。 結果として、何かが解決するということはない。 ただ、そのまま3人の日々が続いていくだけ。 いつか、許せる日が来るのだろうか。 母に(仁木くんは父に)捨てられたという事実と、それに伴う心の痛み。 親にすら捨てられてしまう自分への、強い自己否定。 彼らの痛みが辛くて、せっかくの趣深い行事や料理がかすんでしまった。残念。

    0
    投稿日: 2022.08.31
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    参考文献で松阪市史、とあって、驚き。地元やん。 でも登場人物誰一人訛ってないからそんな感じも受けなかったなぁ。ただ、なんか親近感笑 物語は丁寧な食事ってやっぱりいいな、と思える丁寧に紡がれた作品感 2022.2.19 21

    0
    投稿日: 2022.02.19
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    伊勢神宮参拝の話が出てくるので、たぶん、その近く。古い家に住む大叔母のもとに主人公が帰るところから始まる。厳格な大叔母のもとを飛び出して東京の大学に行ったけれど、結局、地元に帰ってきてしまった主人公を迎えたのは、大叔母だけでなく、古い家の風習を調べているという小学校の同級生だった。彼の父親は主人公の母親と駆け落ちをしていて、と、人間関係は複雑。大叔母と主人公の間に、もう一人いるだけで、ぎこちなさが消えていく。家族だからってわかりあえるわけじゃないけれど、少しずつお互いのことがわかってくる。加えて、古い家の風習が詳しく語られて、これも興味深い。最初、文体がぶっきらぼうだと感じたのだけれど、ちょっと拗ねている主人公の気持ちと相まって、効果的だと思う。

    0
    投稿日: 2022.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    母に捨てられた娘と、娘に捨てられた母と、父に捨てられた息子……の話かと思いきや、親子に代々繋がる呪いの話であった。 どんなものであれ、呪いをかけられた子は、また自らの子に呪いをかけていく。 しかしなぜ親は、思春期の娘には散々色気づくなとか、器量が悪いとか言っていたのに、適齢期になると嫁に行かせようとするのか。 一昔前は見合い結婚が当たり前だったから、その前に悪い虫がついたらと心配するのはわかるが、恋愛結婚が主流の世の中では、恋愛も10代のうちから練習しておかないとうまくいかない。 本編とは関係ないけど。

    0
    投稿日: 2021.09.26
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    タイガっぽくない話なので、馴染むまでにちょっと時間がかかった。年中行事とかお料理の手伝いとか、仁木くんのおかげでいい家族のバランスが取れて良かったね、という感想。

    0
    投稿日: 2021.08.27
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    登場人物たち、もっと素直になったらいいのに…と思いつつ、それが出来たらこの人たち苦労してないよな、と切なくなります。3人ともなかなか重い。 描写が丁寧なのとご飯が美味しそうなのでぐいぐい読みました。 伊勢が近いみたいだけどどこが舞台なんだろうと思ってました。参考文献みると、松阪市っぽい。 いただきものですが、こちらもシリーズなるのかな。追いたくなりました。

    0
    投稿日: 2021.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語の始まりに提示された問題は解決されないまま終わってしまったので、読み終わりはスッキリしなかった。 でも何かしら問題を抱えながらも続いていくのが生活だから、これはこれでありなのだと思う。 九重家の奇妙な家族が一年かけて再現した年中行事や献立は、この先もできる限りは繋がれていってほしい(でもきっと、この奇妙な家族関係はそう長くないのだろうなとも同時に思ったり) 

    0
    投稿日: 2021.03.09
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    この人の描く、着物とか料理とかとても私の趣味に合う。 でも、今回は料理にも、登場人物にも焦点があたりきらず残念。 シリーズ化したらまた違う?

    0
    投稿日: 2021.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「捨てられた」という過去の傷を引きずって生きる主人公が、別の居場所に目を向けられるようになるまでの物語だと思った。 やたら手順や決まり事の多い献立は、面倒であると同時に絡まった心を丁寧に整えるきっかけにもなるのだと思う。 母や周囲に関するぐちゃぐちゃな感情の合間に、形の決まった「献立」の描写が入ることで、激情と冷静さの合間をゆらゆら行き来するような心地がした。 主人公たちの引きずる傷の中心となる「母」の謎は明かされないままだし、傷を癒す決定的な出来事があるわけでもない。そういう意味では、人間関係をメインとした明確な起承転結を期待していると少し物足りないかもしれない。 個人的には、何かが明確に解決して「私たちは家族になった」、となるよりも余韻があって好きな終わり方だった。

    0
    投稿日: 2021.03.02
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    カバー買い。美しい。 旧家の年中行事、細かくて手間がかかって、今となってはあまり意味のないこともあるけど、粛々と紡ぐことに意味があるというか。 効率性とか「意味のあること」を重視してると、それは得るものも大きいけど、 そればかりだと大切なことも見過ごしてしまうような。 皆が皆、同じようにせかせか生きなくても。 資本主義社会の無言の圧をふと感じる今日この頃… 昔読んだ新聞記事に書かれていた、「文系」の存在意義を思い出した。 百年も二百年も先の、未来を見据える力。

    1
    投稿日: 2021.02.04
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    日本の伝統料理や古い伝統行事に関する蘊蓄のセリフが8割なので、そういう描写が好きかどうかで好みが分かれると思います。私は日本の料理や行事にはあまり興味はなかったので、内容は少し退屈でしたが、「後宮の烏」という作品で作者さんを知ったのが理由で手に取りましたので、こういう作品を書かれる作家さんだなあ…という形で楽しみました。同じ作家さんの書いたタイプの違うお話を読むと、どんな作家さんなのか、少しだけ、わかったような気持ちにもなれました。

    0
    投稿日: 2021.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    旧家で、主人公と、主人公の母親と駆け落ちした相手の息子、主人公の母親の養母の生活。 伯父、母親と同級生だった職場の先輩と、クセがありそうな人物も出てきていたのに、何の波乱もなく終わってしまった。 家の造りと、料理についての描写が丁寧だった分、人物の描写がイマイチで残念でした。

    0
    投稿日: 2021.01.02
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     母親が自分と家を捨て、同級生の父親と駆け落ちした。旧家で祖母に厳しく育てられた茜。地元と旧家の重圧から逃れ、大学の時に県外に出たが就職難で実家へ戻る事になり、そこに居たのは母と駆け落ちした同級生の息子だった…  歪な同居生活。皆が皆お互いに依存している所があって、それでも表面上は上手くいっている。何だか切ないけど、そのバランスが心地良かったです。  九重家の食事がとても丁寧で、美味しそうでした。  茜も母親と言う枷から少しずつ離れていけると良いですね。

    0
    投稿日: 2020.12.21
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    とても思わせ振りな台詞が多くて、回収しきれないままに終わってしまいました。でも、この三人なら幸せに暮らせそう。

    2
    投稿日: 2020.11.13
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    家族って何だろうな。と我が身を振り返ってしまう本だった。 思い返すと昔からの習慣やちょっとしたお作法など、自分の家では結構残っているが、確かに生活様式がかわると、維持することは難しくなって、失われていることもきっとたくさんあるんだろうな。

    1
    投稿日: 2020.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「家族になる」というのは存外難しいのかもしれない。 当たり前だと思っていた「普通の家族」が何と幸せなことかと。 表はいいように装ってはいても(主人公はまだ分かりやすい方だが)大叔母も、駆け落ち相手の息子も、内心は色々なものを抱えていた。 しかも綺麗なものではないもの。 闇や醜さなどなど。 それでいて、家族、親が呪いにもなる。 怖や怖や。 実際に何処かの旧家の習わしがモデルなのだろうかと感じるほど、かなり詳細な季節行事に季節折々の料理。 その場面は楽しげであり、少し小言はありつつも、家族団欒な光景。 このまま「家族」になれるのだろう。 そう思っていたのに、平和では終わらないのがこの話。 終盤の展開は怒涛で驚いた。 一気に裏面が出てきた感じで。 それでいて、万事うまくいかない辺り、現実はご都合主義とはいかないのである。 この展開の後なので、ラストの光景もいつもの季節行事に料理のはずが、安心して読めなくなってしまった。 わだかまりや闇は残したまま、ごっこ遊びのような家族は続いていく。 まだまだ本物の家族には遠いかもしれないが、いつか雪解けがあればいいなと思う。 それにしても、主人公は本当に生き辛そう……誤解の多い人生でハードモードだなと感じた。 彼女をちゃんと理解してくれる人が傍にいてくれるといいのだが(某キャラに視線を向けつつ)

    1
    投稿日: 2020.11.07
  • 優しいな〜

    白川さんらしい美しい文章、風景、心情、そして美味しそうな飯テロ。全てが面白かった。 優しくて暖かいが、切ない家族物語。強引な所もなく、スっと心に入ってくる素敵な物語。 ファンタジーだけでなくこういう作品も書かれるんだなーと感激した。

    0
    投稿日: 2020.10.15