
総合評価
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powered by ブクログ全体的にふーんと読み流す本。鎌倉時代に100近くまで欲望のままに生きたり、40過ぎの美魔女になれるクソジジイクソババアの生き様を見て、人生100年まだまだ楽しく生きていけそうと希望が持てる。健康第一!
0投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログ色々な時代の価値観に触れられていて面白かったです。特に平安時代や鎌倉時代の解像度が上がりました。 老人という視点だけではなく性別による違いにも多くの見解が記されているところが個人的には良かったです。 くそじじい、くそばばあのようなパワフルでな生き方を習いたいとまでは思いませんが、昔の人の生き方に学ぶことは多いなと思いました。
0投稿日: 2023.11.24
powered by ブクログ意外と高齢な昔の人たちのお話。クソがついても悪口ではないという事。 年金とかない時代だから貴族とかVIP以外の高齢者は大変だったんだろうなぁとは思う。
0投稿日: 2023.11.08
powered by ブクログ子どもが「くそ!」という度に「なんですかそんな汚い言葉を使って!ちゃんと"うんこ"と言いなさい」と注意しては嫌な顔をされていた。 そのうち「あーはいはい
0投稿日: 2023.11.02
powered by ブクログ平安時代や江戸時代は平均寿命が今よりも随分と短いのは、乳児の死亡率が高かったためで、お年寄りが現代と同じく70歳、80歳過ぎても元気だったと言うのはよく知られた事だ。ただ現代とは医療技術や薬、栄養状態も違うだろうから、その様な中で長生きするご老人は、寧ろ現代のお年寄りよりも元気だったのかもしれない。 私の祖母は100歳まで生きて、晩年も亡くなる間際まで畑を毎日耕していたそうだが、それは例外的で、多くのご老人は入院したり施設などで「ご老人」として穏やかに過ごす。 本書は歴史上や昔話などに登場する元気なご老人の皆さんにフォーカスを当て、クソジジイ・クソババア達の生き方を紹介していく。なお「クソ」と言う言葉を汚い・意地悪といったネガティブな表現ではなく、元気いっぱい・パワフルという意味で使っている。決して貶すような事は書いてない(ある程度は本来の糞婆的な意味で使う箇所もある)。また記載される人物や引用する物語は誰もが一度は歴史の授業や図書室で見かけたこのあるものを対象とするため、わかりやすい。 御伽話が意外にも残酷な事はよく知られるが、やはりそこにも「おじいさんとおばあさんは」で頻繁に登場する。こうして考えてみると、幼い頃からずっとそうした物語の中のご老人にふれてきたのであるが、必ず悪者や反面教師的なお爺さんが登場し、「そうなったらダメだよ」と幼心に刷り込まれてきたようだ。なんだか漠然と、お爺さんはコワイ・ズルい・気難しいイメージがあった。その様に何か教訓的な物語であっても、ご老人は元気に活躍?しているのである。特に高齢者の性事情にも多く触れられているが、古事記の世界からそういった話題には事欠かず皆元気である。私も見習いたい所ではあるが、現代社会で同じ事をすれば社会から抹殺されるリスクもあるので控えておく。 兎に角お年寄りは元気だ。勿論そうした歴史や伝記に名が出てくるご老人は、相応しい身分と食事・安全が確保されていた事が背景にあるが、歌会でキレ出す老人や息子の嫁を愛でる姿、鬼になって身内を食べんとするお婆さんなど、一部狂気じみた世界にも感じるが、元気であることに間違いない。 超高齢社会に突入し、既に町中はお年寄りで溢れている。田舎に行けば尚のこと、腰の曲がってない人とは滅多にすれ違わない。私の両親も幸いにも両名共に80過ぎてもピンピンしてるし、母親は電子書籍などは一切読まず、紙の本だけを何万冊も読んできた本の虫、父親は肉体労働中心で定年後もだだっ広い空き地で農家ばりに畑を耕す肉体派と、元気に過ごしている(東京大空襲も見てる)。 今後も伝説に残る様なご老人はたくさん増えるだろうし、恐らくはあと数十年もすれば70歳台はおじさんおばさんになっているかもしれない。その頃に伝説になる為にも、今から頭も体も衰えを感じる暇を与えさせない生活を送りたい。
0投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログ今も昔も日本のジジババは元気だということか。 昔の寿命は短かったと思い込んでいたけど、乳幼児の死亡率の高さゆえらしい。 意外と長生きしてたんだな。 年をとったら、というよりも年をとったからこそ権力欲が強いというのには納得した。
10投稿日: 2022.09.05
powered by ブクログたった1人の言葉から経血が止められない、と断言する作者に、 この人は、大丈夫?かしら?と。 経血は、止められます。 娘も止められます。(平成生まれ) だから、この本は「狭窄くそじじい」が書いた本と思って読みました。 (笑) 「くそ」パワーって凄い!よね~。 なりふり構わず、生きる❗ なりふり構わず、しがみつく❗ なりふり構わず、爪痕を残す❗ このパワーって政治家さんが踏襲してるの?
1投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログ日本史をくそじじいとくそばばあという視点で捉え直したもので、中々に興味深いものであった。 今は超高齢化社会とはいうものの、昔は若年層での死亡率は高くも、現代の年齢にも負けじと生きる人々は、結構いたということを新たに確認させられた。 飄々として、若い世代にも時代にも、権力者にも負けない人物がいたと教えられると同時に、時代の慣習なのか高齢になっても色を求めるのがよくよく見られ、現代の老人にも学ぶべき(色はいらないであろうが)ことは多々ある。
0投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログ歴史上の いろんな意味でスーパー凄い おじいさんおばあさんが 紹介されていて 時代は違えど 歳を重ねても精一杯命を輝かせて 生きていた人がたくさんいたのだから 恐れず後悔ないように老後を生きてみようと 励まされた。 歳をとることも悪くないと思える1冊。
1投稿日: 2022.08.05
powered by ブクログ表紙とタイトルに何となく惹かれて、って感じかな。神話や物語まで対象としているのは、正直いかがなもんか、と。長寿が前提となる訳だから、取り上げられている面々も、かなりマイナーな存在まで含まれていて、日本史の素養がないと辛いところも。でもまあ、『こんな人、いたんだ~』って、サラッと楽しむ感じの本かも。
0投稿日: 2022.07.04
powered by ブクログタイトルは大したものだけど,中身はさほど興味を引かない~580年生きたヒコホホデミノ命,持統天皇にも対抗する志斐嫗,古語拾遺を編纂した斎部広成,豊臣秀吉・道長の子ら,天台僧天海,一休禅師,源倫子,曲直瀬道三と杉田玄白,柏原益軒,井原西鶴,曾禰好忠,待宵小侍従,乙前,世阿弥,葛飾北斎,小林一茶~1961年生まれで早大一文日本史専攻の古典エッセイストだって,ふーん。エッセイ…かぁ,なるほどネ。生き延びて生き延びて,事をなしたんだから力強い(これをクソと表現)年寄りになるわな
0投稿日: 2022.03.09
powered by ブクログなるほど、なるほど。 昔の人は短命…ばかりではなくて 飢餓や病気を乗り越えた一定数の人間は なかなか老いてもお元気でしたと。 そして長生きさんの考えることや悩みは 意外と(というか当然というか) 現代の私たちと変わらないってことですね。
3投稿日: 2021.11.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昔はみんな短命だと思っていた 乳幼児の死亡が多かったからなんですね まあ 人間 変わらないということかしら 敬われていたとは限らないのですね したたかに生きたくそじじとくそばばあ 歴史って視点を変えるとおもしろい うーむ くそばばあの私 でも、あまり参考にはならないなあ ≪ パワフルに 歴史を生き抜く じじとばば ≫
8投稿日: 2021.11.03
powered by ブクログ昔からすごい老人たちっていたのね。そう言われれば、昔話なんかも含め、あっちにもこっちにも、パワフルな老人がいることに気付かされて、興味深かった。大塚さんの他の著書も読んでみたい。
1投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログ日本の歴史における高齢者たちの人生を楽しくおもしろく読みやすく書かれている一冊。 80歳を超えてからの政界デビュー。 平安時代の美魔女。 77歳で50歳年下の女性との愛に溺れた一休さん。 身分差を利用して亡き夫の姉の旦那に押しかけ再婚した熟女。 介護者にキレる老人たち。 さまざまな老人たちのエピソードが登場しますが、こうやって見ると現代と大して変わらないような。 昔の平均寿命が短いのは乳幼児死亡率が高かったからで、江戸時代でも100歳を超える人がいたのは驚き。 しかもその年齢で政治に携わっている人まで。 欲深いからこそ長生きする力があるのかもしれませんね。 政治にお金に愛欲に、年をとっても何一つ諦めないその強さというのか厚かましさというのか。 若さという価値がなくなり、それでも自分の居場所を確保するためには、形振り構わずになるのかもしれません。 なんかもうとにかくすごい。 圧倒されっぱなしの一冊でした。
2投稿日: 2021.06.29
powered by ブクログ現代と違い短命と思われていた中世、近代。 10歳まで生きるのが難しい時代ながら、そこを過ぎれば60歳くらいまで生きる年寄りは結構いた。 当時の文書を紐解くと、かなり高齢な有名人もいた。 そんな高齢者について、面白おかしく「くそばばあ」「くそじじい」と語っているのだが、秀逸なのは170ページ付近から。 日本史の中での年寄りの在り方、扱われ方。 特に通い婚が多かった時代は子供のそばにはばばあが存在し、「ばばあ」が昔話にはよく出てくる所以であろう。 そして、男尊女卑の考え方は普通に存在し、姥捨山も多かった。 現代、子、孫らとの同居高齢者の方がダントツで自殺者が多い事実。一人暮らしの老人の方が、自死がすくない。 気苦労、ストレスが多いのだろう。 作者「大塚ひかり」が豪快に言い放つ『くそばばあ、くそじじいのすすめ』は、自分を大事に生き生きと生きる術を提唱してるようだ。
1投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログ歴史上のくそじじい、くそばばあの紹介本。 総括すると、とことん欲深い人間が長生きしてくそがつく老人になるということか。 生にしがみつき足掻くことは、ある意味最も人間的でカッコいいのかもしれない。
26投稿日: 2021.03.14
powered by ブクログタイトルの通り、内容もfunkyな1冊。 良くも悪くも、お年寄りの昔も今も変わらないと教えてくれる1冊です
1投稿日: 2021.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
<目次> 第1章 正史に残る最高齢者は「くそじじい」だった 第2章 「ルポライターばばあ」が歴史を作る 第3章 爺婆は最高の「歴史の証人」だ 第4章 凄まじきは老人の権勢欲 第5章 八十一で政界デビュー!!百歳過ぎても政界に君臨 第6章 一休さんはエロじじいだった 第7章 平安・鎌倉時代のアンチエイジングばばあ 第8章 戦国時代に「老人科」を作った老医師がいた 第9章 昔もいた「迷惑じじい」 第10章 西鶴の見たくそばばあたち 第11章 昔話のおじいさんとおばあさんは意外と「いい人」が少ない 第12章 「鬼婆」の正体 第13章 前近代の8050問題?『浦島太郎』の真実 第14章 昔の人は短命はウソ!ヤバい老人クリエーター <内容> 古典エッセイストを名乗る大塚さんの本。どれも古典を題材に現代的なテーマで書かれていますが、今回「老人」。それもくそじじい、くそばばあを題材にするとは。まあ、いつの時代も「老害」があったわけで。それを笑い飛ばす中に、今を卑下しないココロが浮かべばいいわけだ。
1投稿日: 2020.10.19
