どういう作品を出しているかは全く知らないけど、勝手な想像が独り歩き、ただ名前だけの認知で人となりについて考えたことはなかった。 誕生から死を迎えるまでの一生。 何がどうなったのやら文章が理解が追い付かないほどにスラスラ入ってくる、面白い。 印象操作ほど怖いものは、ない。
神をも恐れぬ性の饗宴に耽溺し、社会と良識に挑戦した十八世紀フランスの貴族、サドの真実を捉えた画期的評伝。〈解説〉出口裕弘〈巻末エッセイ〉三島由紀夫