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イッカボッグ
イッカボッグ
J.K.ローリング、松岡佑子/静山社
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総合評価

23件)
3.6
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    イッカボッグはいるのか、いないのか? 権力と嘘、優しさと勇気。 さすがはJKローリング。読みやすい。 物語自体はthe児童書。勧善懲悪。子ども大活躍! といった感じ。 ちょっと特殊なのは挿絵を募集したこと。 大人顔負けのイラストや、もうすでに挿絵作家でいけるのでは?というセンスを感じさせるものばかり。これらを選出する作業は、きっと胸躍る機会になったのだろうなぁと想像してしまいました。

    5
    投稿日: 2024.11.05
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    登場人物が多くて、人物紹介の挿絵ページがないこの本は正直、作者が自分の子どもたちに読み聞かせた様なペースで、(少なくとも慣れるまでの一桁代の章は)1日一話で複数人で読むのが正解な気がする。 『繁栄しているものが滅亡し再生する』を描く為に、徹底的に悪人は悪で描かれているので、前半は正直読むのがしんどいかと。 勧善懲悪。若者たちが再生させる。作者はこのスタンスを貫いている様だ。

    0
    投稿日: 2024.09.27
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    面白かった! 児童書の読みやすさでサクサク読んだよ。 街の様子や職業や食べ物の描写はさすがのJKローリングで、世界観にスッと入り込めて、 だからこそ愚かな政治で人々が貧しくなっていくさまが心苦しかったな。たぶんイッカボッグより王様より子供達より、街のようすのほうに感情移入してた。改めていうとなにそれどんな読み方だ? みんな、イッカボッグが存在するかしないかどっちだと思って読み進めてたのか気になったんだけどどっちかな?

    0
    投稿日: 2024.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    希望のある、よいこのはなしです。 最初は救いがなさすぎていやだったけど、最後は予想通りハッピーエンドでよかったです。 イッカボッグが出てきた時、間違って殺されなくて本当に心から安心した…。

    0
    投稿日: 2024.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かなりおもしろかった!児童文学?だと思うが結構辛いシーンも多く、人も死ぬ。 本物のイッカボッグが存在し、子どもたちとイッカボッグの交流のシーンはかなりジーンときてしまった。 挿絵が、イッカボッグを読んだ子どもたちが描いたもので、それはそれでジーンときた。

    1
    投稿日: 2024.01.16
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    ハリー・ポッターの作者JKローリングの書き下ろし童話。子どもに語り聞かせたものを発展させたという事で、5〜6ページの簡易な章が64章まである。これはこれで読み通すのには有効かも。 平和で豊かなコルヌピア王国。"怪物イッカボッグ"は子どもを怖がらせて良い子にする為の伝説…誰もがそう思っていた。だがある事件をきっかけに、王の側近たちはこの伝説を自分たちのついた嘘を覆い隠すために利用し始める。"イッカボッグは本当にいる"と。信じない人、邪魔する人は、彼らの作った法の名のもとに、次々と牢屋に送られ殺されていく。豊かだった王国は荒廃し人々は貧しくなっていく。そんな不条理な思いをさせられた子どもたちが成長し、嘘で固められた巨悪に立ち向かっていく。 久しぶりに再読したのは、ウクライナ侵略戦争はもちろん、あらゆる所で様々な『不条理』がまかり通っている現実を毎日のように見せつけられているからだ。『法による支配の正当性』が声高に叫ばれるけれども、その『法』が、彼らの不都合を糊塗するだけのものだったとしたら、我々はどうすれば良いのか? …という訳で、ファンタジーでありながら現実的で、考えさせる問題を巧い具合に提唱している作者は見事です。ただ、本当に"子ども向け童話"かと言われると…。無茶苦茶いっぱい死ぬし(汗)。なので星4つとしました。ま、ハリーポッターシリーズ知ってる人なら想定内ですよね。なにしろ「生き残った男の子」から第一章が始まったんだから。

    29
    投稿日: 2023.10.07
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    面白かった。イギリスやヨーロッパの王道、きっちりダークな部分が入ったファンタジー(おとぎ話)。能無し王に腹黒い側近ヴィラン。アホな勘違いからイッカボッグという架空の怪物(なまはげ的な扱い)討伐にでかけ、臆病者な側近の誤射で、少佐を殺してしまうが、イッカボッグの所為にして、嘘の上に嘘を重ね、さらに情報統制をし、重税を課し、ヴィランたちは私服をこやしていく。疑いを持った人や、真実を知った者、反抗しようとした者たちは、拘禁、処刑していく。残された孤児は虐待施設に集め、そこで主人公の子供達が、本当のイッカボッグに出会い、革命を起こすという大筋。まあ、筋的には古典的だし、ラップアップがむりくりだが、文章が面白いのと、ゆうても児童文学なので、肩こらずに読めるという感じ。  超個人的だが、挿絵が公募の一般作品で子供が描いた作品なんだが、これがあざといというか、これを「良い」といわんかったら、お前は人でなしだ!と脅迫されているような気がして、嫌な気分になった。 確かに素晴らしいとは思うが、それは別枠で書籍化すればよかろう。 図書館で借りた本に、文句をいう権利はないようにも思えてくるが、、 なんにせよ、実名と年齢がはいっていて、圧がすごい。 挿絵って、内容のヘルプにもなるが ハズすとただのディストラクション。 安定の読みやすい翻訳だが、 1箇所だけ違和感はんぱなかったのが、 P134  イッカボッグが人間を捕らえて、食べる前に人間の言葉を教えさせている、という話を聞いたフレッド王が 「くわばら、くわばら、なんと残酷な!」 と言うんですが、 くわばらくわばら、て 雷以外のものに使うと妙。 原文がなんなのかしらんが、 ノックオンウッズみたいなんやったら、 天災とか自然災害全部に言うやつやったんでは となると、日本語でポピュラーなのて思い浮かばんから、 「プロテゴ・トータラム」 とかだったら妙にウケたんだが(笑) まあ、どうでもええけど

    18
    投稿日: 2022.07.08
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    『お互いに何マイルも離れたところにいる人たちが、行動するときが来たと同時に気づくことがあるようです。 たぶん人の考えは、風に乗った花粉のように広がるのでしょう。』 ひとつの嘘から始まるこの壮大な物語は 醜い欲や弱さや偽りも、素晴らしい愛情や勇気も、 どちらも、それが人間というもの。 そして、変わることもできる。ということを教えてくれる。

    3
    投稿日: 2022.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まず、まえがきで圧倒される。コロナ化での楽しみとして物語を無料公開、挿絵イラストコンテストを実施し、収益は全て寄付。読ませていただきありがとうございます、という気持ちになった。 子供に語り掛けるような語り口ながら、書かれている内容は結構大人向けかもしれない。 王様は、国民皆に尊敬されて好かれる良い王様というセルフイメージが大事。 取り巻きたちは、一つの嘘を取り繕うために嘘を重ねて、イッカボッグを作り上げていく。 3分の2まではひたすら悪い方に転がり落ちていく王国の様子が描かれ、残りで一気に解決していく。先が気になって一日で読み切ってしまった。 人間のさまざまな側面が描かれていて、道徳の授業でも使えるのではと思う。

    2
    投稿日: 2022.02.15
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    図書館で借りたもの。 豊かなコルヌコピア王国の北部にある、暗くて霧深い土地。伝説によると、そこにはイッカボッグという怪物が棲んでいて…。伝説の怪物をめぐる真実、希望、友情の物語。 イッカボッグの「生まれ継ぎ」というシステム(?)が良かった。 子供が生まれる瞬間に親が感じたことが、気性として子供に受け継がれていく。

    1
    投稿日: 2021.12.01
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    JKローリングの新作童話?というには、ダークなファンタジーだけど、童話な“てい”で読みやすく、やはりハリポタ的な感じで、どんどん面白く読み進めさせられてしまう。

    4
    投稿日: 2021.10.25
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    トールキン作の雰囲気やさしい昔話風ファンタジー。 前半はなかなか入れ込めなく辛かったのですが、J.K.ローリングの作品は読み進めるほどにページをめくるスピードが早くなります。 毎晩少しずつ読んであげたい。

    1
    投稿日: 2021.10.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ローリングが子供に読み聞かせした物語を書籍化。児童書として、とても面白いと思った。イッカボッグという化け物は本当にいるのか。愚かな君主とずるい家来のせいで国民が、国が荒んでいく。後半のハリーポッターよりも童話的で良かったし、アニメか映画でも見てみたい。途中はいろんな人が可哀想だったが、最後の展開が良かったので読了感がとてもスッキリ。高学年はよんでほしい。人の名前が多いのが試練かな。

    4
    投稿日: 2021.08.22
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    嘘を嘘で上塗りしていく。弱みをついて人を従わせる。それでも愛情や強い信念がある人には敵わない。子どもの諦めない純粋さには敵わない。優しさを見せれば優しく育つ、憎しみを見せれば憎しみを持って育つイッカボッグ。何を見せて何を語って継いでいくか。子育ても仕事も人生も自分の生き様で何が後世に残されるか。大人の役割。

    3
    投稿日: 2021.08.01
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    ハリーポッターを作った人の最新作?! お話自体は出来上がっていたものらしいのだけれど、原稿をずっとしまい込んでいたらしい。それにしては、壮大な物語。“生まれ継ぐ”といういう意味をここまで掘り下げて表現していることに驚き、子供でも分かりやすいように、ちゃんと捉えて書いている。当然ながら、この本には、ハリーポッターと違い、魔法は一度も出てこない。だから、児童小説であるのに、引き締まった真面目な本になっている。もちろん、英語と日本語のニュアンスの違いはあるんだと思うんだけど、会話数が少ないしおそらく、単語数も少ないだろうということがうかがえる。親子関係を考え直す時にはいい本かもしれない。

    1
    投稿日: 2021.06.06
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    高学年(特に読み応えのある物語を求める子)向けの本として購入を考えて読みました。 最初は登場人物の名前、国(地方や町)の名前の多さに行きつ戻りつしながら苦労して読みましたが、中盤過ぎからは10代の子どもたちや、思慮深い一部の大人(特に二人の女性)の勇気と知恵のある行動と、逆に権力とお金のことしか考えない諸悪の根源の領主たちが追い詰められていく様子に胸のすく思いで読了。 最高のパン職人も失敗することがある、という格言(?)に続く 「どうにもならないことを嘆くのはむだです!」 牢獄でのひどい仕打ちで感情まで失ってしまったような知人が泣くのを聞いて喜んだ場面の 「涙は笑いと同じように心を癒やすのです。」 そして、 「嘘の上塗り。いったん嘘をつき始めたら、つき続けなくてはなりません。」 これらの言葉に強く共感。 内容としては、小学生向けだと思いますが、子どもを持つ親御さんにも一緒に読んでもらえたら、と思います。

    3
    投稿日: 2021.05.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    見逃してくれた守衛さんに、勲章を授与してほしい! 報われるまでが長い物語でした。 自分的にまさかの展開でした。 ハッピーエンドでよかった!

    1
    投稿日: 2021.03.21
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    https://www.lib.kyutech.ac.jp/opac/search?q=9784863895966

    0
    投稿日: 2021.03.17
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    最後は大切な事を守った人が勝つ話なので後半は多少面白くなったが、前半のいまいちさはハリーポッターの威光がなければ読めなかったかも。 人が死にすぎるのが強引な展開以上に引っかかった。地下牢に捉えられてて最後幸せに、ならまだいいんだけど。 あと、食べてるもののいまいち感が、ラノベ転生ものとか、坂木司とか読んでるのの次に読むと半端ない。日本の食事最高です。

    1
    投稿日: 2021.02.07
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    最初正直で人の為に生きた人達の扱いが酷かったので辛かったですが少しずつ魅力が出てきて最終的に満足出来る流れで面白かったです。

    1
    投稿日: 2021.02.06
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    ハリーポッターシリーズが大好きで、発売を楽しみにしてたけど… うーん、物語に入り込めず、途中リタイア。

    1
    投稿日: 2021.01.10
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    子どもたちの手書きの挿絵や表紙が可愛らしい。ハリーポッターシリーズもそうだったが、登場人物のカタカナの長い名前が覚えられない…

    1
    投稿日: 2020.12.18
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    勧善懲悪の童話で、小学中学年の子どもむけ、という印象でしょうか。 おとぎ話調で、心理描写などにややリアリティにかける部分があったのが少し気になりました。ハリーポッターシリーズのイメージで読むと肩透かしを食うかもしれません。 訴えているメッセージは普遍的で道徳的ですし、ハッピーエンドで読後感は悪くありませんが、少し説教くさいかもしれません。

    1
    投稿日: 2020.12.14