著者のSFを初めて読んだ。筒井康隆氏の本で知った著者だが、それも分かるような作風。そして、相当のカーマニアだとお見受けする。私の場合は二輪車だったが、70年代以降に普及したDOHCエンジンへの憧れを懐かしく思い出した。作中の表現は、21世紀には不適切になってしまったものも多かった。そして、カタカナ語の若干の違和感が時代を感じさせる。ワイフ……ってのは著者の好みかな? 「夢の10分間」が書名に合わせた書き下ろしだったなんて意外だった。