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絵本の春
絵本の春
泉鏡花、金井田英津子/朝日出版社
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総合評価

9件)
3.6
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    絵が素敵で、手にとってみたけれど⋯、む、難しい(汗)流れるような文だけど、上手く掴めない、そんな本でした。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    金井田英津子さんの画にひかれて初めて泉鏡花の本を読みました。独特の雰囲気の怪異譚が、明治の金沢の街と最近の文章にはない美文と、そしてその雰囲気にぴったりの版画とに溶け合って、不思議な世界でした。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    どこかで読んだような気もするのだけど、読み直してみて特に記憶が刺激されたわけでもないから、初読だったのかもしれない。美しい絵と、いつの間にか引き込まれている鏡花の文章。絵もあいまり、金沢で鏡花関連の場所を巡った時の記憶が蘇ってくる。 …石のごつごつした狭い小路が、霞みながら一条煙のように、ぼっと黄昏れて行く。 "ぼっと黄昏れる"という表現にすでにぞわなでだし笑。 …巳巳巳巳、巳の年月の揃った若い女の生肝で治る 冒頭近くで「ああああ我が影」など連呼されている表現が、この「みみみみ」に繋げるためだとわかる。巳年、巳月(4月)、巳の日、巳の刻生まれの若い女…蛇を連想するだけでぞわだし、巳と言う漢字が5つもつながっているのを見ると、視覚的にもくるものがある笑。 そして最後の「振返ると、白浜一面、早や乾いた蒸気の裡に、透なく打った細い杭と見るばかり、幾百条とも知れない、おなじような蛇が、おなじような状して、おなじように、揃って一尺ほどずつ、砂の中から鎌首を擡げて、一斉に空を仰いだのであった。その畝る時、歯か、鱗か、コツ、コツ、コツ、カタカタカタと鳴って響いた。」と言う鏡花ぽい終わり方にぞくっとして、絵の迫力に息を呑んで終わる。

    1
    投稿日: 2024.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    怪奇幻想ホラーは古典の方が怖いと改めて実感する。屋敷町の荒れ果てた裏小路、十歳くらいの「私」が土塀の一ヶ所にくっついて庭の中を覗いていた。占い師をしている小母さんがやってきて、恐ろしい伝説を聞かせてくれた。「あの組屋敷の侍が巳巳巳巳、巳の年月の揃った若い女の生肝で治るというので、侍は人買いから若い女を手に入れ、雨戸をまな板代わりに、女の裸を鎹で打ちつけ、真っ白な腹をずぶずぶと割く。そして蛇は美女に化け、洪水を起こしたのだ。」すべては蛇の怨念だった。口語体ゆえに怖さが倍増した。④

    34
    投稿日: 2024.04.13
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    ★新坊や、可恐い処だ、あすこは可恐い処だよ。  絵が凄い。それだけでも持っておきたくなる。  あやしい小路があり逢魔が時なは貸本屋の札が貼られているのが見えたりするのだが占いをやってる小母さんは一度死んで甦ったことがあり身体も大きくなかば魔に近い存在なので平気でそのせいか少年だった頃の「私」もなんとなく親しみを感じていたりしてひっそりと覗いてみたりするのだった。

    2
    投稿日: 2023.04.26
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    なんて美しい画本だろう。 鏡花の名文から立ち現れたような絵が誘う、奇しくも美しい世界。 "…鏡花はまるで物語というものの永続性を言祝ぐかのようなタイトルにふさわしく、作品の舞台を花咲き誇る爛漫の春に置き換えた"…。

    1
    投稿日: 2022.01.23
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    とても、幻想的。絵を描かれた金井田さんは夢幻的といっています。 大正時代の作品で、理解が難しい点も多いのですが、絵で、イメージがわいてきます。蛇の鎌首が壮観なんだけど、なんか場違いにかわいい…。

    0
    投稿日: 2020.10.22
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    一羽の小鳥が鏡花の世界に案内してくれる。 あやかしがそこいらを闊歩している。 占い師の小母さんは、腰の引けたぼくに寄り道の説教がてら、祠の恐ろしい話を聞かせる。 そんなにたくさんの色も線も無いはずなのに、様々な色や陰影、手触りや濃密な空気まで感じる。   大水から逃れた蛇たち、迫力だけど、どことなく愛嬌がある。 鏡花先生に、みてもらいたいな。

    2
    投稿日: 2020.09.04
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    #読了 鏡花の小説は私には難しくて、絵つきのものなら…と思って手に取る。 やはり文章を理解するのは難しかったけれど、幻想的な絵が自分の至らない想像力と理解力を補完してくれた。

    3
    投稿日: 2020.07.26