王道的な展開だが魔術の内容など詳しい所まで描写されていて世界観の想像がしやすく展開を彩っていたのが良かった。

10年くらい前に小説投稿サイト、エブリスタで流行った魔法学園モノそのままのストーリーでびっくりしました。なろうの書籍化みたいなんですがなろうでもこういうテンプレあるんですね。 あまりに面白くないので後半はパラ読みしたんですが、そもそも冒頭から主人公はどういう組織と戦ってるか不明ですね。敵国とかですかね？とにかく血をたくさん浴びてるとしかわからなかったです。 人物描写についても、年齢に関する記述がない上に挿絵も相まって全員外見年齢が同じなのが不気味でした。魔術師は長命のため成長が止まるんですか？知らないけど。 ミス、ミスターと言って外国の雰囲気が出た割には「〜さん」という呼び名が突然出てくるので統一して欲しいと思いました。 ハリーポッター絶対好きだろって感じの作品なんですが、魔術の発動方式がよくわからなくてプログラムみたいにコードを走らせるんですね。中世的世界観とミスマッチなのと、説明が不十分で、発動に四行かける必要があることくらいしか理解できませんでした。 総評としては買ったことを後悔するくらい面白くなかったので書籍化モノは今後気を付けようと思いました。