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ドリトル先生アフリカへ行く
ドリトル先生アフリカへ行く
ヒュー・ロフティング、金原瑞人、藤嶋桂子/竹書房
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総合評価

7件)
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    1920年に始まったドリトル先生シリーズ。100周年を記念してアメリカで刊行された改訂新版を完全新訳で。 児童文学の名作として大変知名度の高い本シリーズ。内容をまったく知らなかったが、図書館で新訳の本を見かけたので手にとってみた。これが予想以上に面白く、大人でも楽しめるものだった。その構造は、王道のゆきて帰りし冒険物語。人徳あるドリトル先生と、個性的かつ有能な動物たち。彼らを鏡に、世の中と人間のおかしさを描きながら、起伏ある冒険を繰り広げていく。あまりにも行き当たりばったりなドリトル先生に何度もツッコミを入れたくなったが、だからこそしっかり者のオウムのポリネシアのキャラも活きてくるわけで。他にもたくさん登場する愛すべき動物たちが魅力的。長く愛されている理由もわかる。一度でも興味を持ったなら、ためらわず読んでみてほしい。すぐ読めます。

    9
    投稿日: 2024.09.02
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    ▼大昔に岩波少年文庫でこのシリーズは楽しんだ記憶が。今回この新版は、作者のお子さんが手を入れて、「現在だと差別的と言われる箇所」をざっくりカットしたそうで。なるほど、「ちびくろサンボ」状態で、今のご時世だと展開がむつかしかったのかもしれませんね。こういうの悪くないと思います。ただ、確かに作者の子供、とかそういう権利者が自分で手を入れないと難しいかもです。 ▼娘(8)に読み聞かせながらで通読。反応は悪くない。やはり面白いですね。個人的には「マエモウシロモ」という動物がなかなか爆笑ものだった。そして、ドリトル先生というキャラがすっとぼけていて、これは良いキャラだなあと思いました。いわゆるイギリス紳士っていう感じでもあります。

    9
    投稿日: 2024.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    絵本をたくさん読んであげてきた息子が10歳になったので、そろそろ自分で名作を1冊読み切ってほしいと思って買いました。ドリトル先生シリーズってたくさん出ているのね~。アマゾンでいろんなバージョンを比較してこの1冊を選んだけど、とても良かったです!読みやすく訳が現代バージョンになっていて、令和の小学生でも大丈夫。動物たちの名前も、しゃべりかたも可愛くて、読んでいてわくわくします。アフリカから脱出するとき、アフリカ出身の動物たちが「ここに残る」と言い出したとき、息子がショックを受けていました(笑)。海賊船を手に入れるくだりや、船の中で少年を発見する場面でもドキドキ。一緒に読んで、楽しみました。 はい、そうです。自分で読んでほしくて買ったけど、結局読んであげてしまったのです。寝る前に1章ずつ読みました。まだまだ甘えん坊な10歳。いつまで「ママ、読んで」というだろうか。

    10
    投稿日: 2023.11.11
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    ドリトル先生物語の人種差別的な箇所を削除した改訂版が、米国で刊行され、日本語訳がでました。世の中の常識が変化し、改訂が必要なのはわかるのですが、一体どの改訂版が原著の正統な改訂版になるのでしょうか? https://www.honzuki.jp/book/294189/review/285159/

    2
    投稿日: 2023.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私が子供の時に好きだった本が、ドリトル先生シリーズです。 図書館に置いていたのは井伏鱒二版で、一冊ごとに箱に入っていたので特別感満載でした。 しかし子供たちの人気はなく、私の前に借りた人は(図書カードで確認したら)年の離れた私の姉でした。 子供が三年生になったらドリトル先生シリーズを読んでもらいたいと思って待ちわびていました。 思っていた通り、動物好きの我が子もドリトル先生の本を気に入ったようです。 今回は100周年記念版を読みましたが、シリーズ全巻が出ているわけではないので、航海記の次からは懐かしの井伏鱒二版になりそうです。 子供時代に謎だった「ネコ肉屋」は「ネコのえさ売り」でした(笑)

    2
    投稿日: 2022.07.29
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    詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1480.html 第1巻 ドリトル先生アフリカへ行く (日本語) 単行本 – 2020/3/30 Hugh Lofting (原著), ヒュー ロフティング (著), 金原 瑞人 (翻訳), & 1 その他 本書は有名なヒュー・ロフティングのドリトル先生シリーズの100周年改訂新版(Centenary Edition) です。

    2
    投稿日: 2020.07.10
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    息子のクリストファー・ロフティングが書き直した版です。ヒュー・ロフティングの挿絵に趣があっていいです。 "じつはこのドリトル先生のシリーズ、アメリカでは何十年もずっと、図書館にも書店にもなかったのです。"訳者あとがき とあります。場所が特定できるのは、カナリア諸島ぐらいだと思われますが、差別的な言葉やエピソードがいくつか出てくるのが理由らしく、読んで、懐かしさはあったものの、子供のころのような感動は湧いてこなかった。年かな。

    2
    投稿日: 2020.05.31