fateを通してでしか知らない偉人について、原典メインで知ることができてとても面白い。アンメアのお話が本当に破天荒で好き。カーミラさんは巻末のやつを読んでみたいと思った。

結構マジメに英霊の解説をしている本。日本ではまともに出版物すらないアーラシュはともかく、言われてみれば確かに細かい部分で知らない事の補完をしてくれるのが良い。関西住みなので安珍清姫伝説は結構詳細に知っていたけども、関西以外だと知らない人多いかも。舞台になる道成寺には今もって鐘がありません。あと、カーミラさんの話は何故か知ってた。このカーミラさん（中身はともかく）素敵な女性だわ。ところで、こういう本を作るとゴールデンさんとアステリオス君は大体いい話になるよね。

ゲームはやったことないんだけど遊んでる人の話をよく聞くせいかキャラクターもわかるし普通に面白く読めてしまった。

世界史を専攻しなかった人間にとっては作中の人間ほど元ネタに驚けないことで有名なfateシリーズ、こういう「まんがでおぼえる」系の作品は意外とニーズがあったのではないか？ 単行本１巻だけ見ても、次第に面白くなってきている感じなので是非とも長く続けてほしい企画。