
総合評価
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powered by ブクログバリバリのキャリアウーマンで生涯独身だった伯母が孤独死して、風呂場で液となって発見された。衝撃を受けた山口鳴海(35歳独身)は婚活より終活にシフトし、誰にも迷惑をかけず、ひとりでよりよく死ぬためにはどうしたらよいか模索を始める。いつかはだれにもやってくる「死」をまっすぐに見つめたマンガだ。
0投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログ【ひとりでしぬとはひとに頼らないことではない】 「孤独死」や「老後への備え」というシビアな題材を扱いながらも、不謹慎な事柄すらも笑いに昇華する物語がすごく面白い!主人公・鳴海のコロコロ変わる表情も危険な妄想も最高!本作にもあるように、結婚しようがしまいが、子供がいようがいなかろうが、「孤独死」は誰にでも起こりうる問題であって決して他人事とは思えないことを実感させられる。また、無知や想像力の欠如が無自覚に他人を傷つける危険性にも触れられていて、自分の普段の行いや言動を見直すきっかけにもなる作品でもある。
5投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ孤独死の話。生々しくて良かった。 リアリティがある世代多いのでは? 子供の頃かっこよかった叔母さんが孤独死するというのは入りとして秀逸。読み手として衝撃を受けてる時に、叔母さんのことがどんどん明らかになっていく。 いや、これ叔母さんの実態としては本当はカッコ良くもなんともなくて、本人的には悲壮感が強かったのではないか。死後にウーマナイザーが見つかるというのもなんかリアルだし、それを知らない人にキモいとか言われるのもアレ。キモいとか言うけどお前らもそうなる可能性あるからな!という点含めてリアル。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログテレビドラマはそろそろ最終回だけど、ずっと品切れだった紙の本の1巻がやっと増刷され手に入るようになったので、いまから追いかけて読むつもりでまずは第1巻。 テーマは「孤独死」「老後」「猫は神」。 10巻まで出ていて今も連載中、の一方でドラマの方は全6回でうまくまとまってた。この第1巻=だいたいドラマ第1話ってところかな⋯でも最終話で印象的だったセリフもちらほらみかけるし、原作は原作でこのあとどう展開していくのか楽しみになった。 「アラフォー近づき結婚はほぼ諦めてマンション買っちゃった学芸員」という主人公の設定は絶妙で、もしかしたら自分が辿っていたかもしれないもうひとつの姿にも思えるし、途中どう選んで分岐してもけっきょく最後は一人、ということは早い段階で描かれているので、みんなが当事者意識を感じながら読める。 ただ、娘たちにも見たり読んだりしてもらいたい気もするけど、すでに未来への夢も希望も疑っている20代入口あたりの娘たちがこれを読んでもかえって絶望しちゃうかなあ、とも思えてあまり積極的に誘えないでいる。
2投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
年齢的にも身につまされる思いになる。自分自身、多忙になるとセルフネグレクトの気が出てくることを自覚しており、危機感や不安感を全く感じていないときはない。そこにズバズバと切り込んでくる気持ちよさのある作品。
2投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ40代でも平気で20代狙いますからね_30代半ばの女とか「需要」無いですよ_来るとしたらもう50近い男か…自分の親の介護とか緊急に「人手」がいる男だけじゃないですかね 4人腐ってたら3人は男って言いますね 好き嫌いでは無く生活能力的な意味で「父親に先に死んで欲しい」と思っている子供は多い 介護認定はすっごい重要なんだけど_調査日に限って親がキリッとし出す
0投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ9巻まで読了。老後問題、親の老後問題などなど重いテーマもあるけど、重くなりすぎず読めて、でも考えるきっかけになる。
6投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログショッキングな冒頭を試し読みした後、本屋行脚をしてようやく買えた一冊。 タイトルに反して中身は前向き。なのだが、ところどころ鋭い球が飛んできて身悶えする。 あと猫は神。
1投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログカレー沢先生愛好家⭐︎ と言える程は読んでない。 美人で独身の叔母が、風呂場で孤独死。発見時はすでにスープ化していた。 遺されたダンボールの小箱1つからはバイブが出土。 こんな衝撃設定から始まるカレー沢版お金の大学。 どこをどうしたら孤独死にゴールできるのか、その道がいかに険しいかが分かる本。 1ページに1ボケ以上が必ずあり、四六時中いつでもふふっとなれる。 貯金、体力、老々介護。テーマは重たいのに、なぜか人生を楽にしてくれる自虐の聖書。 4巻以降はちょっとラブコメ色が強くなるので、ひとまず3巻まで必読。 やっぱりカレー沢先生愛好家を名乗りたい。
2投稿日: 2023.06.03
powered by ブクログ独身の叔母が風呂場で死んでて追い焚き設定だったからドロドロになってた、というコマがTwitterでよく流れてきて、独身=孤独死=怖い、だから婚活がんばるみたいな安易な話かと思ったら全然真逆だった。タイトルちゃんと読んでなかった…。日本である程度良い状況でひとりで死ぬには色々ハードルがあり過ぎるという話。カレー沢先生の言語化能力の高さ、言いたいことを二重にも三重にも重ねられたセリフにめちゃくちゃうなづく。 重いテーマなはずなのに個性的な画風と急に差し込まれるギャグで全く暗くならない。影ありエリートボーイの那須田に言いくるめられていったん持ち帰りつつ、やたら根に持って謎にヒップホップ的な強めファッションで反撃する鳴海、二人の掛け合いがおもしろいし二人とも応援したくなる。そして猫は偉大。
1投稿日: 2022.09.27
powered by ブクログずっと気になってたの、やっと読めた。 ぞわ感が凄すぎて.... そして筆者のふざけ具合がとても良い。 &主人公のダメさ加減が私に被る.... でも、これからの人生、生き方。 参考にします。
3投稿日: 2022.09.08クソの役にも立たない漫画
なんだかんだと難癖をつけてウダウダ言い訳をしているだけの愚痴漫画。 人のせいにしてるだけでは何も解決しない。
0投稿日: 2022.06.19
powered by ブクログネットで最初と途中何話か飛び飛びで読んだのですが、読んでないところに真の重要なことが隠されていた。ナスダくんの目的?とか、なんかいろいろ。そうか実家が太いと何も考えずにここまで来ちゃうのか。鳴海ちゃんはまだいいほうかも。生き甲斐(アイドル推し)、マンション、猫などいろいろある。そしてまだ補正できそうな年代である。 自分のことで考えると、夫がいても子がいても老後は果たしてどうなるのか。かなり不安になってきた。そして親、兄弟…あーうーがーもうダメだ。
2投稿日: 2022.03.07
powered by ブクログ体調万全じゃない時に読むと普通に具合悪くなるな。孤独。 内容とミスマッチにも思える絵柄の緊張感の無さが良い効果を。 老いを視野に入れて生きなきゃね。
0投稿日: 2021.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実家が太いと人生に危機を感じにくい……けど、自分の代で同じ太さを手に入れるのはほぼ不可能……。 という、負のループ。 那須田もなんだか拗らせているし、みんなおかしいけど、これが現実、感もある。
0投稿日: 2021.05.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
鳴海と一緒に「何も考えてない」を浮き彫りにされている! アプローチの仕方が独特すぎるナスダ君もいいキャラしてる。 考え始めるきっかけや気付きを示してくれるよいお話し。
0投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログこれと風太郎不戦日記を買ったのですが、両方一気に読むと、生きたいのか死にたいのか、とりあえず強く生きていこうと思えます。 汁まっしぐらな人生なんで、主人公と同じ視線で読める。汁だけは回避するために、やれることを…2巻読んでから考えよっと思います。 同じくまっしぐらな父親にも勧めておこう。
0投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ身内の孤独死をきっかけに、35歳独身女性が「終活」を考える話。 タイトルで死にたい言っていますが、「よりよく死ぬためにしっかり生きよう」とする漫画。いたずらに煽るような表現はなく、軽妙なギャグに笑いながら読める。 だけどメッチャ真面目に正面から向き合っているので、胸にブスッと刺さった刃が読み終わってもまったく抜けない。そのバランス感覚がすごい。「孤独死」という題材で、この笑えて考えさせられる真面目で優しい読後感というのは、なかなか稀有なのではという気がします。個人的に期待の一冊。 著者の漫画作品はサブカル属性のイメージでしたが、これは広い層に読まれてほしいなと願ってしまう。 面白かったのは、色々な立場の人の生き方が出てくる所と、その描き方。 独身アラフォー女性を主役に、苦学生・専業主婦・共働き子育て・老後・親の介護…etc。それぞれの立場の価値観ギャップ、世代ギャップが非常にわかりやすい。ひとつの視点の生きづらさだけでなく、自分とは違う立場の人への無神経さ・残酷さがきちんと描かれているのが誠実です。主人公の鳴海は自分のイヤなところをきちんと自覚するので、嫌味なく読めるのが上手いなあと思う。真理はズドンと刺しながらも、全方位の表現に配慮があるので、言葉の使い方が巧みだなと唸るばかり。 あとセリフが魅力的です。刺さる表現がたくさんありました。 実家が太い鳴海と、苦学生と思われる那須田くんの価値観の相違、特に奨学金のくだりは耳が痛かった… 鳴海の親世代における専業主婦と働く女の対立など、なんか見たことがあるぞーという、分かり合えない壁がたくさん出てきて、あーいたたたたってなります。 「ひとり」を描くためにこそ、様々な個人の生を描き、自分とは違う他者がたくさんいる世界で、ひとりの人ほど「人」を大切に生きていかないといけない……という気づきの視点が良いなと思いました。潔い。 不安と孤独の処方箋として、推しと言う名の「希望」を提示するのも、カレー沢先生らしくて良いです。 好きなものがある人生、万歳。あと猫は神。 孤独死のリアルを書いている本も、お金の稼ぎ方や人間関係の築き方を書いている本も、山ほどあるのでしょうが。ハウツー以前の意識部分を、こういうアプローチで攻めるのは漫画ならでは。 最近の推し漫画です。現状把握の一巻から、どう展開してどう着地するか。続きが読みたい〜
5投稿日: 2020.05.21
powered by ブクログ著者さんの作品は初読み。 妹が大好きな作家さんで、ちょうど、引っ越しの話をしていた時に「よんでみる?」と、出してきた(笑) 35歳設定の主人公だけど、これ、知らない人多いかも。な、実践的な社会保障制度とかが書かれてる。 この漫画では無いけれど、「大学の学費は全額親に出してもらいました」「家は親の持ち家です」って人、本当に多い。。そのため、以前、将来話をすると、ギャップに戸惑うことがあったりした。 サラッと読めるので、今まで社会保障制度を考えて来なかった人に良いかもしれないなー。。
0投稿日: 2020.05.16
powered by ブクログルックス的にも生き方的にも追い求めてみたいモデルとしての象徴だった伯母さんが"汁"になったことを知らされるところから、死生観をザンギエフのパイルドライバーよりエグい角度で揺さぶられる読む九相図だった。汁て。
0投稿日: 2020.04.19
powered by ブクログカレー沢 かなり正面から衝突(突撃 猛攻)している 四十代以上の人には必読 五十代以上にはもっと必読 叔母の孤独死をきっかけに、自分の老後について考え始めた三十代独身の主人公 社会保障や老後環境についていろいろ知ってゆく 遅蒔きのビルドゥングスロマーン 主人公は実はけっこう恵まれた環境にいる 主人公をみちびくベアトリーチェ的な存在は二十代の同僚であり元苦学生 那須田くん その彼があてはまるロスジェネの世代がしわ寄せをくらっておりいちばんきついのだなあ それ以前の世代 そしてしわ寄せを喰らわなかった者たちが どうふるまうべきなのか むずかしい問題だとおもうが そのことも正面から扱われている すりきれてしまった糸井重里 氏などにはもはやできなくなってしまった立ち位置か 主人公の仕事は学芸員だが カレー沢 氏は東京都写真美術館のフリーペーパーで紹介漫画を長期連載している 知らない向きは面白いのでオンラインでも読むとよいです
1投稿日: 2020.04.10
powered by ブクログ身内の液状化をきっかけに、見落としてきたマウンティングや若者を苦しめる奨学金などの問題に向き合う、というある意味、実用書
1投稿日: 2020.04.04
powered by ブクログエッセイだけじゃなくて漫画も素晴らしいカレー沢薫先生の本です。 おばが亡くなってから終活について考えるアラフォーの漫画…と言ってしまえばそれでなんですけど終活といってもそんなに暗くならずに読めました。独り身アラフォーの自分としてはグッサグサ刺さる所はあるのですが。 まず、しょっぱなから結婚もせず子供も産まないで一人で好き放題していて”罰が当たった”と言われるあたりで一刺し食らいました。結婚してないの、そんなに悪か!!子供産まないのそんなに悪か!!とゴロゴロ転がってしまいました。 この本の救いは法的な知識を得られるという事と、おキャット様。魯山人と山頭火(両方イカした猫の名前)が可愛いのなんのって。この二匹の存在が無かったら本当に重たくて一度読んだらしばらく読み返すことのできない本になっていたかもしれません。 あと、推しは重要という事も分かりました。最近は漫画やドラマ、アニメにプラスして特撮を大いに推している私ですので、推しのために生きる!!と言う気持ちはありますし、推しの活躍を見切るまでは死ねない!という気持ちもあるので、持病の少々である希死念慮も起こっていません。 今できることは断捨離して遺言状書いて、死んだときにこの一人暮らしの部屋をどうしてほしいかを考えて置く事かなぁ。と思います。2巻も楽しみです。
1投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログスープ化叔母さんに始まり、己の身を振り返ると怖くなることばかり…それにしても猫のネーミングに魯山人・山頭火だなんて秀逸過ぎやしませんか。カコイイ。
1投稿日: 2020.03.23
